勝手にお名前診断 (第31回)※2020.12.1改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第31回目の今日は竹中直人さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとTAKENAKA NAOTOとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”の特徴は、まず男女を問わず俳優業に強いという事です。
竹中直人さんは俳優として日本映画界に欠かせない存在になりました。
主演作品こそ少ないですが、重要な役所(敵のラスボス的な)を担う事が多く、どの作品でも圧倒的な存在感を放っています。
また演じる側だけでなく監督としてメガホンを取る事もあり、映像作品に対する情熱も人一倍強い事が伺い知れます。
文字で見ると「たけなかなおと」と、「な」という文字が2つ入っています。
この様なお名前を“ワンモアネーム”と呼びます。
(斜体文字が加筆した部分です)
この“ワンモアネーム”は、俳優の場合は劇団出身の方、お笑いタレントの場合はコンビを組んでいた方など、グループに所属していた経歴をお持ちの方が多いのです。
竹中直人さんは俳優としては大学卒業後の1980年から約10年間、劇団青年座に所属していましたし、お笑いタレントとしては1985年にシティーボーイズやいとうせいこうさんらと共にコント集団ラジカル・ガジベリビンバ・システムを結成し、約4年間活動していました。
俳優でもお笑いでもグループに所属していたんですねぇ。
そう、過去にはお笑いタレントとしての才能も発揮していました。
「笑いながら怒る人」や、松田優作(まつだゆうさく)さんのモノマネなど、一瞬で人の心を掴むインパクトの強い芸が多かった為、実際テレビで披露していた期間は短いにも関わらず、竹中直人さんと言えば“元お笑いタレント”と認識している方も多いでしょう。
◉実はシャイ?な俳優気質
竹中直人さんが映画の告知などでたまにバラエティー番組にゲスト出演した際、素の状態の時は自分を出すのが恥ずかしいのか、「いや、あの〜、そうですね・・・。」などと小声でボソボソとしか喋りませんが、酔っ払い(特定の人物ではない)などのキャラクターになりきっている時は「何だコノヤロー!俺を馬鹿にしてんのかお前!」などと饒舌に言葉がポンポン出てくるのです。
実はこれがなめらかネームの俳優さんに多く見られる特徴なのですが、決められたセリフがないと上手く喋れない、何か役を演じていないと落ち着かないという弱点なのです。
特にベテランの俳優さんほどその傾向が強いようで、
渡辺謙(わたなべけん)さんや役所広司(やくしょこうじ)さんなどは滅多にバラエティーに出演なさいませんし、
田村正和(たむらまさかず)さんはその典型と言えるでしょう。
「古畑任三郎」を演じていた時は饒舌にトリックを暴き事件を解決していましたが、それも役に入っているからこそであって、田村正和さん自身は普段非常に無口な方だと言われています。おそらくシャイな方なのだと、お察しします。
そう考えると、竹中直人さんもシャイな俳優気質なのでしょう。
バラエティーによく出る“リターンネーム”の俳優さんとは大きく違う所です。
なめらかネームとワンモアネーム以外にも竹中直人さんのお名前には
「たけ」が入る“たけ入りネーム”なので重宝され(「元お笑いタレントだから」とぞんざいな扱いを受けず、むしろ「出演してくれた」と感謝される)ますし、
「なか」が入る“なかなかネーム”なので役者向きだと思われ、演技の仕事がどんどん舞い込みますし、
「か」と「お」が入る“お・か・きネーム”でもあるので自分に厳しくなり、プロとして来た仕事はほとんど断りません。
・・・などと、とにかく良いとこずくめの名前なのです。
おそらく御本人はそんな自覚はないでしょうが、私に言わせれば「下手に芸名を付けなかったのが大正解だった」という事になります。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。