「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
『今日のクイズはどんなんかなあ〜?』
「えー今回は先日亡くなられた笑福亭仁鶴さんを偲んでこんなクイズをご用意しました。」
題して、笑福亭仁鶴さん追悼企画「クイズ・どんなんかなあ〜?」です。
『えっ?そのタイトルでいくの?先に言っちゃったの恥ずかしくなるじゃないか!』
早速ですがクイズです。
この3人の名前の共通点は何でしょう?
今回は人気落語家編です。この3人の名前に共通点があるんです。
ヒント1:それぞれのお名前をローマ字にしてみましょう。
笑福亭仁鶴=SYOFUKUTEI NIKAKU
桂三枝 =KATSURA SANSHI
立川談志 =TATEKAWA DANSHI
『共通点は、なんやかんやちゃんや、わぁ〜!』
ヒント2:ローマ字の切れ目(苗字と下の名前の間)に注目してください。
『答えが出るまで、3分間待つのだぞ。』
世間では8月19日に千葉真一さんが亡くなられた事でそちらに注目が集まってしまった様ですが、その2日前にあの有名な落語家笑福亭仁鶴さんも亡くなられていたんですねぇ。
そこでこのブログでは笑福亭仁鶴さんにスポットを当て、特別企画をお送りします。
『これで仁鶴師匠も、うれしかるかる。』
えー皆さんもうお分かりですよね。では正解を発表しましょう。
正解は苗字の最後の文字と、下の名前の最初の文字の母音が同じという点です。
その為本来は一瞬途切れがちな、姓と名の繋がりの部分で同じ母音が続くので、フルネームで呼ぶ時に「言いやすい」のです。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は司会者運の強い名前です。
クイズで紹介した3人の落語家は、テレビ番組の司会者としても活躍されました。
笑福亭仁鶴さんは「ヤングおー!おー!」の初代司会者に始まり、
「バラエティー生活笑百科」や、
『四角い仁鶴が、まぁ〜るくおさめまっせ。』
関西のバラエティー番組「大阪ほんわかテレビ」でもメインを務めていました。
『耳よりでっせ〜!』
テレビタレントとしても活躍する落語家の第一人者とされ、吉本興業が現在の様な大きなグループになる基礎を築き上げたとも言われています。
桂三枝さんは「新婚さんいらっしゃい!」や、
『いらっしゃ〜い!』
「パンチDEデート」、
『オヨヨ!』
「クイズ!年の差なんて」など多くのヒット番組を生み出しました。
「ヤングおー!おー!」の司会も10年以上務め上げ、あの有名なゲーム「たたいてかぶってジャンケンポン」の発案者でもあるのです。
また「新婚さんいらっしゃい!」は“同一司会者によるトーク番組の最長放送世界記録”としてギネス記録に認定され現在も更新中です。
立川談志さんは・・・
『司会なんてやってたっけ?』
「何を言ってるんですか!「笑点」の初代司会者ですよ!」
『えっ!?そうなの?』
「あの番組のスタイルも談志さんが「寄席でやっている大喜利をテレビで出来ないか?」と企画して実現したもので、言わば生みの親でもあるのです。」
『へえ〜、そら知らなんだ。』
毒の効いたコメンテーターとしても活躍し、爆笑問題の太田光(おおたひかり)さんやツービート時代のビートたけしさんの才能をいち早く見出すなど先見の明もあったのです。
お三方ともなめらかネームの人気運が作用してタレントとして大人気になりましたが、本業の落語もおろそかにする事なく取り組み、寄席にも上がり続けました。
屋号が入った完全な芸名であっても、なめらかネームの本業に対して前向きに取り組む実直さが出ていたと思われます。
『👌グー!』(これも桂三枝さんのギャグです)
他にタレントとして成功した落語家と言えば、
明石家(あかしや)さんまさんも笑福亭松之助(しょうふくていまつのすけ)さんに弟子入りしていたので最初は落語家(笑福亭さんま)としてスタートしていますし、
伊集院光(いじゅういんひかる)さんもラジオのDJから人気に火がつきましたが、元は三遊亭楽太郎(さんゆうていらくたろう)(現:円楽(えんらく))さんに弟子入りし、三遊亭楽大(さんゆうていらくだい)という名前まで貰っていた、れっきとした落語家です。
あと落語家ではありませんが講談師の神田松之丞(かんだまつのじょう) (現:神田伯山(かんだはくざん))さんもテレビ出演で人気に拍車が掛かり、滝沢(たきざわ)カレンさんと一緒に冠番組を持つなど司会者としても活躍しました。
改めてなめらかネームはテレビ向き、タレント向きの名前だと言えると思います。
『おぼえてるよぉ。』
「うわっ!ビックリしたぁ〜。誰ですかそれ?」
『つるべはなめらかネームじゃないだろ!』
笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)さんは本名が駿河学(するがまなぶ)という“ツーペアネーム”の非常に良い名前なんですね。
『本名出すのあり?』
「失礼ながら関西では若い頃から人気だったものの、全国区のタレントになるまでには時間かかってますからね。「笑っていいとも!」に出演したのも30代後半でしたから。」
『「いいとも!」に初めて出た時の事、おぼえてるよぉ。』
「鶴瓶さんの、他にないんですか?」
この様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。
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「改めて笑福亭仁鶴さんのご冥福をお祈りします。」
『天国の景色は、どんなんかなあ〜?』
ではまた次回をお楽しみにー。