「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
『え〜早速ですが、この歌を聴いてください。小柳(こやなぎ)ルミ子で「お久しぶりね」』
「あっ!その声は!?」
『🎵お久しブリ〜フ〜、』
「いやダンディになってる!」
『ホントに久しぶり、約4ヶ月ぶりに帰って参りました。あなたの、あなたの不満有作(ふまんゆうさく)です。どぞよろしく。』
「今日はまたどうしたんですか有作さん。」
『どうしたんですかじゃねぇよ!週末はもともと俺の出番だろがよ!なのにお名前診断の2回目ばっかりやりやがって!』
「まぁそうですねぇ。」
『2回目ばっかりやり過ぎて、もう240回目まで来てんだぞ!1回目は260回の藤原竜也(ふじわらたつや)までだから、あと20回で追いつくぞ!』
「ふぁ〜ほうれふねぇ〜。(鼻をほじりながら聞いている)」
『特に最近は1回目から1年も経ってないうちに2回目いってるから書く事なくなって、
(斜体文字の加筆した部分)が、北川景子(きたがわけいこ)の時は「もうすぐ誕生日です」とか、吉高由里子(よしたかゆりこ)の時は「10月からのドラマに期待しましょう」とか、どんどん薄っぺらくなってるじゃないか!』
「だってしょうがないじゃないですか。」
『えなりかずきか!』
「4月2日の近況報告でもお知らせした通り、私の著書「有名人 名前の法則」の第2弾が大詰めに差し掛かって、初稿ゲラから再校ゲラへと確認作業が続いたんですから。」
『ゲラ、ゲラって中森明菜(なかもりあきな)か!』
「増してやそんな折、齢(よわい)八十八になる私のおふくろが転んで手首を骨折してしまいまして・・・」
『🎵おふくろさんよ〜って、森進一(もりしんいち)か!・・・いや骨折って大変じゃねぇか!おめぇのおふくろさんて言やぁ、テレショップでろくに掃除機も買えないくらい高齢だろ?』
「そうですよ、だから車椅子で病院連れて行ったり、食事や入浴の補助とか身の回りの世話もしなきゃいけなくて大変だったんです。私このブログでなるべく個人的な事は書かないようにしてるんですけど、お名前診断の2回目がこんなに長く続いたのはそういう事情もあった事だけは分かってほしくて・・・」
『そうか、そんな事とはタレ知らず・・・いやつゆ知らず、パーマなっちまった・・・いやカットなっちまった俺が悪かったよ。』
「本当に悪いと思ってます?」
『よし!気を取り直してクイズ行こうか!』
えーそれでは久しぶりのクイズです。
この3人の名前の共通点は何でしょう?
今回はアスリート(柔道)編です。この3人の名前に共通点があるんです。
ヒント1:それぞれのお名前をローマ字にしてみましょう。
山下泰裕 =YAMASHITA YASUHIRO
野村忠宏 =NOMURA TADAHIRO
大野将平 =ONO SHOHEI
ヒント2:ローマ字の切れ目(苗字と下の名前の間)に注目してください。
『いや〜オリンピックも無事終わったな。』
「無事じゃないです、問題だらけでしたよ。」
『“終わっちまえば万事休す”だろ?』
「ん?もしかして“終わり良ければすべてよし”って言いたいんですか?」
『そうそうそれそれ!いやそれにしても開催期間中“あの歌”よく流れてたな。』
「あ〜桑田佳祐(くわたけいすけ)さんの歌ですね。」
『🎵オリンピックの顔と顔〜、ってな。』
「それは三波春夫(みなみはるお)さんの「東京五輪音頭」でしょ!前回の東京オリンピック(1964年)の時のテーマソングじゃないですか!」
『あっ違った!こっちだったな。』
「57年前とどう間違えるんですか。」
『🎵すぇいくぉうにぃすぃつぃずん、むぉしくわぁかぁしぃうおぉぉ〜、のほうだったな。』
「???・・・その中途半端な桑田さんのモノマネのせいでほぼ聞き取れないんですよ。普通に唄ってもらえますか?」
「いや日本の三大時計メーカー!なんですかその、どこの時計買うか迷ってるみたいな歌は!正しい歌詞は“栄光に満ちた孤独なヒーロー”です。皆さんも開催期間中よく耳にしましたよね。」
はい、シンキングタイム終わりですよ〜。
えー皆さんもうお分かりですよね。では正解を発表しましょう。
正解は苗字の最後の文字と、下の名前の最初の文字の母音が同じという点です。
その為本来は一瞬途切れがちな、姓と名の繋がりの部分で同じ母音が続くので、フルネームで呼ぶ時に「言いやすい」のです。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では“なめらかネーム”と呼びます。
『もうみんな知ってるよ!今までも散々出てたじゃないか!』
「いや久しぶりのクイズなんで、あらためて“なめらかネーム”が強い身体をつくる名前だという事をお伝えしたかったんです。」
『なにっ!?』
山下泰裕さんは1984年のロサンゼルスで金メダルを獲得し、国民栄誉賞も受賞。その後も柔道界に大きく貢献し、現在は日本オリンピック協会(JOC)の会長も務められています。
野村忠宏さんは1996年のアトランタ、2000年のシドニー、2004年のアテネと3大会連続で金メダルを獲得しました。
そして大野将平選手も2016年のリオデジャネイロに続き、今回の東京2020でも金メダルに輝きましたね。
この3人がいずれもなめらかネームである事は、強い身体をつくる名前だという事の証明には充分じゃないでしょうか?
『そうかしらねぇ?』
しかもこの3人の名前を母音ではなく文字で見ると、
山下泰裕(やましたやすひろ)さんは「や」が2つ、
野村忠宏(のむらただひろ)さんは2文字目に濁点がつくものの「た」が2つ、
大野将平(おおのしょうへい)選手は・・・
『「お」が2つって言いたいのか?「おお」の2つ目の「お」は1つ目の「お」を伸ばしてる「お」だから「お」じゃなくて・・・ややこしいな!』
・・・カタカナにしてみましょう。
『ナニッ!?』
カタカナにすると(オーノショーヘイ)となり、「ー(伸ばし棒)」が2つになりますね。
つまり3人とも同じ文字が2つ入る“ワンモアネーム”という事になります。
大野将平選手は金メダルをワンモア、野村忠宏さんはワンモアどころかツーモア(この表現が正しいかどうかは分かりませんが)、山下泰裕さんはJOCの会長に就任と、どなたも“ワンモア”な活躍をされていますね。
『“ひふみん”は?』
「加藤一二三(かとうひふみ)さんですか?一時たくさんテレビ出てましたけど、最近あんまり見ないですね。」
『その“ひふみん”じゃなくて、柔道界の“ひふみん”こと阿部一二三(あべひふみ)だよ!なめらかネームでもワンモアネームでもないだろ!』
「あぁ、そっちの“ひふみん”ですか。そりゃ中には当てはまらない人もいますよ。」
という訳でこの3人はなめらかネームの「身体が強くなる」特性を活かし、ワンモアネームの更なる活躍で柔道界の頂点に立った方々と言えますね。
『篠原信一(しのはらしんいち)もワンモアネームだろ?』
「うーん、でも母音で見ると(SHINOHARA SHINICHI)と、最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”なので金メダルにはあと一歩及ばず、結局リターンネームの特性を活かしてバラエティータレントになってしまったんですね。」
『正に「ざんねーん!」だな。』
「いやぁー再校ゲラの確認も終わったし、母親の手もほぼ回復したお陰で、久しぶりに以前の記事に書き足した内容じゃなく、ほぼ書き下ろしの記事を上げられましたよ。」
『って事はもう、🎵ヒマなんじゃな〜い?(緑黄色社会「Mela!」)』
「いや出版社が盆休み前ギリギリで最終段階の原稿(念校ゲラ)を送ってきたんで、その確認をしないといけないんでヒマじゃないです。」
『なにっ!?って事は明日の俺の出番は?』
「明日になってみないと分かりません。」
『ガァッデム!』
「なんで蝶野(ちょうの)さん風なんですか。」
この様に画数ではなく母音や文字に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。
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『🎵もうすぐ蝶が終わる〜、やり残した事はないか〜い?(かりゆし58「オワリはじまり」)』
「いや今日と蝶がごっちゃになってる!」
ではまた次回をお楽しみにー。