「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
『え〜早速ですが、この歌を聴いてください。内山田洋(うちやまだひろし)とクールファイブで「そして神戸」。』
「えっ?なんでその歌?」
『🎵こお〜お〜お〜べ〜え〜え〜え〜、』
「前川清(まえかわきよし)さんだからって、ビブラート効かせ過ぎでしょ。」
『🎵泣いて胴上げした〜あ〜、』
「いや確かに神戸でヤクルトの選手がみんな泣きながら胴上げしてましたけど、歓喜の涙だから曲調が合わないでしょ!」
『そんな事より、日本シリーズ盛り上がったなぁ。』
「そうですねぇ。私もついブログ書く手が止まっちゃうくらいでしたよ。」
※今回は野球ファン以外の方、日本シリーズを観ていなかった方は置いてきぼりの企画ですので予めご了承ください。
『6試合中5試合が1点差の攻防だよ。白熱したいい試合ばっかりだったな。』
「ええ、いい名前ばっかりでしたねぇ。」
『いい名前ばっかり?』
「私は名前研究家である以上、つい選手の名前(フルネーム)に注目して観てしまっていたのですが、特に両チームの先発ピッチャーにいい名前の選手が多い事に気づいたのです。」
まずはこちらをご覧下さい。
ヤクルト オリックス
第1戦 奥川恭伸(おくがわやすのぶ) 山本由伸(やまもとよしのぶ)
第2戦 高橋奎二(たかはしけいじ) 宮城大弥(みやぎひろや)
第3戦 小川泰弘(おがわやすひろ) 田嶋大樹(たじまだいき)
第4戦 石川雅規(いしかわまさのり) 山﨑颯一郎(やまざきそういちろう)
第5戦 原 樹理(はら じゅり) 山﨑福也(やまさきさちや)
第6戦 高梨裕稔(たかなしひろとし) 山本由伸(2回目)
「さて、これら選手の名前を見て何か気づきませんか?」
『うーん、ヤクルトは“川”が多くて、オリックスは“山”が多い。』
「はい?・・・あー確かに言われてみればそうですねぇ。いやそんなところじゃなくて、もっと他にあるでしょう、ほら!」
『うーん、オリックスは“山﨑”が2人いて、同じ漢字でも“やまざき”と“やまさき”に別れる。これ難しいんだよな、“やまさき”さんに“やまざき”さんって言うと若干ムッとされたりして・・・』
「もういいです!」
皆さんはもうお分かりですよね。
ヤクルトは6人中4人、オリックスは5人中3人が“なめらかネーム”なのです。
こちらの記事をご覧頂くと分かる通り、今年引退した松坂大輔(まつざかだいすけ)さんをはじめ、球界でもレジェンドと呼ばれる様なピッチャーはなめらかネームが多いのです。
そしてシリーズ史上でも類を見ないほど連夜の接戦の末、4勝2敗でヤクルトが日本一に輝きました。
そうです!なめらかネームのピッチャーが多かったヤクルトが勝ったのです!
『ホントかよ?』
中でもヤクルトの小川泰弘投手と石川雅規投手は最初と最後の母音も同じになる“ツーペアネーム”です。
3戦目以降リリーフで好投した石山泰稚(いしやまたいち)投手もツーペアネームですね。
『おい!』
小川泰弘投手はメジャーリーグのノーラン・ライアンを彷彿させるダイナミックな投球フォームから“ライアン小川”とも呼ばれています。
『待てまて。』
石川雅規投手は41歳のベテランでスピードは無いながらも、安定したコントロールと投球術でオリックス打線を封じ込み、日本シリーズでは71年振りとなる40代での勝ち星を上げました。
“リターンネーム”のピッチャーは今季限りでソフトバンクの監督を退任した工藤公康(くどうきみやす)さんの様に選手生命が長くなる傾向があるので、石川雅規投手もリターンネームを兼ね備えていると考えれば納得ですね。
『いや、だから・・・』
一方のオリックスで第1戦と第6戦に2度先発した山本由伸投手は、今年の東京オリンピックでも2試合で先発し、今や日本のエースと呼ばれ・・・
『止まんねぇなおい!(バイきんぐ小峠風に)野球の話となったらここぞとばかりにまくしたてやがって。野球ファン以外どころか、俺まで置いてきぼりじゃねぇか!』
「どうもスイマセンでした。(響(ひびき)風に)」(←分かるかなぁ?)
『そもそもお前巨人ファンじゃなかったのかよ?なんでそこまでヤクルトVSオリックスの日本シリーズ観て、しかもヤクルトのピッチャーに詳しいんだよ?』
「(そうですよ、3・4・5戦は東京ドームだから巨人がやる筈だったのに・・・)いやチームを問わずいい名前のピッチャーは、つい経歴とかまで研究したくなっちゃうんですよ。」
奥川恭伸投手は(星稜)高校時代、甲子園で延長14回を1人で投げ抜いたあと準優勝までして、並の選手なら肘をこわしてもおかしくないのに、プロへ入ってから2年目でクライマックスシリーズや日本シリーズの第1戦の先発を任されるくらい、今やエースと言っていい程の存在になっています。これはもう松坂大輔さんや田中将大(たなかまさひろ)選手に匹敵する程の強靭な肘を持っていると言っても・・・
「あ、スイマセン。また読者の皆さんを置いてきぼりにしてマニアックな話しちゃいましたね。そろそろ終わりにしましょうか・・・」
『バッターは?』
「はい?」
『バッターはどうなんだ?って聞いてるんだよ!』
「え?まだ話続けていいんですか?」
『お前のその、アンジャッシュ渡部建(わたべけん)ばりの知識を活かした流暢な喋りを聞いてるうちに、ピッチャーだけじゃなくバッターの話も聞きたくなっちまったんだよ!』
「いや嬉しいなぁ。そうか、有作さんも野球ファンでしたもんね。」
『あぁ、今や野球ファンと言うよりお前のファンだよ!もっと続きを聞かせてくれよ!』
(バイきんぐのコント風にお送りしています。)
「じゃあバッターの話、いきますよ。」
『待ってました!』
東京オリンピックでも活躍したオリックスの吉田正尚(よしだまさたか)選手は、ウェイトリフティングで鍛え上げた強靭な肉体を武器に、常にフルスイングで長打(ホームラン)を狙っています。
『フォーッ!!』
単に大振りするだけではなく、ミート(バットに当てる)技術も極めて高いので、オリックスではイチローさん以来となる2年連続の首位打者を獲得しました。
『フーッ!たまんないねぇ。他には?』
「実は隠れなめらかネームの選手がいたんです。」
『🎵じれったい〜、』
「あ、私の話じれったいですか?」
『🎵お前の愛が〜、うざったいほど〜痛いよ〜、』
「あ、それはT−BOLANです。」
「もう最近チョコプラもそれやってないですよ。」
普段あまりプロ野球を観ない方で、今回の日本シリーズだけは観たという方はこの名前が気になったんじゃないかと思います。
T−岡田選手の本当の名前は岡田貴弘(おかだたかひろ)といって、なめらかネーム+リターンネームのツーペアで非常にいいお名前なんですねぇ。
登録名をT−岡田としたのは2010年に元阪神タイガースの岡田彰布(おかだあきのぶ)さんが監督に就任した際、「同姓でややこしいから」との理由で下の名前のイニシャル“T”を頭につけたんです。
(豪快なバッティングと身長187cmの大きな身体が恐竜のティラノサウルスを連想させる事から、ティラノサウルスの学名T−Rexの「T−」という意味合いもあります。)
長年優勝から遠ざかっていたオリックス一筋16年、ホームラン王に輝いた実績もある和製大砲として打線を牽引し続け、今年ついに念願の日本シリーズ初出場を果たしました。
『だからタイムリー打ったあと、はしゃいでオーバーランしてタッチアウトになったのか。』
「あれははしゃいでた訳じゃなく、ランナーのホームインを助ける為にわざと自分が挟まれるっていう技術の一つですよ。(それをやる程きわどいタイミングでもなかったって解説者は言ってましたけど)」
『おーっ!いいねぇ。じゃあヤクルトのバッターは?』
「ヤクルトの若き4番、村上宗隆(むらかみむねたか)選手は母音で見るとなめらかネームではありませんが、また別のいい名前タイプに該当する事がわかっています。」
『おっ!どんな名前タイプなんだ?』
「村上選手だけじゃなく、最近のホームランバッター数人にも当てはまるタイプなので、それらをまとめてまた別の機会に紹介するという事で、今回の日本シリーズ特集はこの辺で終わりにしたいと思います。」
『えっ!終わり?なんだよ、もっと続けT(ティー)くれよ!』
「だからチョコプラももうやってないですって。」
・・・という訳で、次回もまた野球ファン以外の方を置いてきぼりの内容になるかもしれません。あしからずご了承ください。
この様に画数ではなく母音や文字に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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『それでは今日はこの辺で、🎵オー!バイフォーナウ〜!』
「いやまたT−BOLANになってる!」
ではまた次回をお楽しみにー。