今週はお盆休みの方も多いでしょうし、いつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りします。
一応名前にまつわる話とか、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。
6回目のテーマは
“スゴい”だけでは何も伝わらない!です。
実は最近テレビを見ていて思った事なんですけど、“スゴい”の使い方を間違っている人が多いんですよ。
『なぁなぁ、俺いまスゴい欲しい物があるんだけど、聞いてくれよ。』
「それー!!」
『あーびっくりしたー!何だよいきなり・・・』
「今、“スゴい欲しい”って言いましたよね?」
『言ったけど、何か?』
「“スゴい”は形容詞なので、“スゴい欲しい”って言うと形容詞を2つ続けて言ってる事になるんです。」
『じゃあ何て言えばいいんだよ?』
「その場合は“スゴく欲しい”が正しい言い方です。」
『“スゲー欲しい”でも良いんじゃねぇの?』
「もっと良くないです。」
『松浦亜弥(まつうらあや)も昔唄ってたじゃん。🎵すんげー、すんげー、すんげー、すんげー、水着〜って。』
「あれはつんくさんが若者言葉に合わせてわざとそうしてたんです。」
『AAA(トリプルエー)も言ってたぞ。🎵いいじゃん、いいじゃん、すげーじゃん!って。』
(「仮面ライダー電王」の主題歌「Climax jump」の事を言っています。)
「だからあれも若者言葉に合わせて・・・いや私が言いたいのはそんな事じゃなくて、」
“スゴい”だけでは何も伝わらない!という事ですよ。
例えば私が綺麗な夕焼けを見たとします。それを有作さんに伝えたくて電話したとしましょう。
『俺、メールのほうがいいんだけど。』
「この際そこはどうでもいいんです!電話したっていう“てい”ですから。いいですか?」
トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル、・・・
トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル、・・・
「早く出てくださいよ!」
『言ってなかったけど、俺の着メロ「男はつらいよ」だから。』
「もっとどうでもいいです!」
『いやそこはリアルにやってくれないと・・・。』
「分かりましたよ、「男はつらいよ」でしょ?」
パ〜パララララララ〜、パララ〜パララララ〜、ピ~パラリラリラ・・・
『なに?どした?』
「有作さん、聞いてください!夕日が、夕日がスゴいんです!」
『マジ?・・・てか、どうスゴいんだよ?』
・・・て、なるでしょ?
『ホントだ。これでよく分かったよ。』
「まったく、何でこんなに時間掛かるんですか?」
この様に“スゴい”だけではその場にいない人には何も伝わらず、結局何がどうスゴいかを説明しないといけないので二度手間になるだけなんですよ。
そもそも“スゴい”は単独で使う言葉じゃなく、形容詞の前に付けて強調する為の言葉なんです。
スゴく大きいとかスゴく小さいとか、
スゴくキレイとかスゴく可愛いとか、
スゴく楽しいとかスゴく面白いとか、
後に形容詞が付いて初めて成立するんですよ。
なのに最近、テレビのバラエティーでもタレントがVTRを見ながら「スゴ〜い!」としか言わない人が多い!
そりゃ映像を見てたら何がスゴいって言ってるのか分かりますけど、テレビ画面見ずに音声だけ聞いてたら何がスゴいのか分かりませんし、どうスゴいのかも分かりません。
主婦の方なんて夕飯の準備とか後片付けしながら音だけ聞いてる時もあるんだから、そういう人にも分かる様に伝えないと。
まだ若くて表現力の乏しい子が「スゴ〜い!」としか言えないのは仕方ないとしても、番組のMCやってる様なベテランのタレントが「スゴ〜い!」「スゴ〜い!」ばっかり言ってるのを見ると、その人のボキャブラリーを疑いたくなりますよ。
『誰の事を言ってるんだ?』
「この際だから名前言っちゃいますけど、まずは東野幸治(ひがしのこうじ)さんです。」
「行列のできる法律相談所」は毎回何かの達人とか、アート作品とか、高級グルメとかが出てくるんですけど、あの人は何が出てきても「スゴ〜い!」の一点張りです。
ゲストの紹介VTRが流れてる間も、例えば
「アカデミー賞の最優秀主演男優賞に輝いた。」・・・「スゴ〜い!」
「オリコンの連続1位記録を塗り替えた。」・・・「スゴ〜い!」
「5大ドーム公演を成功させた。」・・・「スゴ〜い!」
何を見ても「スゴ〜い!」しか言わない!
交代制だから毎週じゃないとは言え、あれでよくMCが務まるもんだなと思いますよ!
『この前の“ちょっと”が多すぎるって言ってた時にも名前出てたけど、なんかお前東野幸治に当たり強くないか?』
「私は多くの芸能人を扱うブログを管理する立場として、個人的感情は一切抜きにしてやっております。」
『いや絶対東野幸治の事嫌いだろ?』
「私の趣旨は名前による診断ですので占いとは違いますが、精神的には占い師の方々と同じ様に万人に平等であるべきだと考えております。よって私はこのブログに“好き嫌い”などの偏見を持ち込んだ事は一切ありません。」
『なんか「行列」に今出られない人みたいになってるけど。』
「嘘だと思うんなら今までの記事を読み返してみて下さい。私は“この女優さんが好き”とか、“このバンドが好き”とか今まで1度も言った事ないですから。」
『わかったわかった、もういいから次行けよ。・・・いや待てよ、まずは東野幸治って言ってたな?って事は他にもいるって言うのか?』
「その通り!もう1人はもっとベテランの笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)さんです。」
「A Studio+」でゲストとのトークが終わった後、感想などのまとめコメントを言うんですけど「スゴいと思います。」とか「本当にスゴいなと思いました。」で締める事が多いんですよね。
『よく見てるなぁお前は。』
「きらきらアフロTM」でも観覧に来ているお客さんに「なぁ?これスゴいやろ?」とよく語りかけています。あの番組は松嶋尚美(まつしまなおみ)さんだけでも言ってる事を理解するのが大変なんだから、鶴瓶さんはもっと的確に表現して貰わないと困るんですけどねぇ。
昔、上岡龍太郎(かみおかりゅうたろう)さんとトーク番組やってた時にも上岡さんから「“スゴい”だけでは何がどうスゴいんか分からん。」て散々言われてたのにまだ直ってない。
元々落語家なんだから表現力はあるはずだし、MC任される様になってからも長いんだから、もっとボキャブラリーを増やさないと。
だから「世界仰天ニュース」でも喋りの達者な後輩の中居正広(なかいまさひろ)さんにバカにされて“つるべ”って呼び捨てにされるんですよ。
『お前、鶴瓶も嫌いなのか?』
「嫌いではないです。向上して欲しいだけです。」
『でもよぉ、スゴいってオールマイティーに使える便利な言葉って事で良いんじゃねぇの?』
スゴい=凄いの意味を辞書で調べると、まずぞっとするほど恐ろしい。と出てきます。
単に「スゴ〜い!」だけだと「ぞっとするほど恐ろしい!」って言ってるのと同じなんですよ!
だからジャニーズのアイドルがバク転して「スゴ〜い!」って言ってる女の子たちも「ぞっとするほど恐ろしい!」って言ってる事になるんです!
『いやそこは状況で分かるだろ?』
形容し難いほど素晴らしいとか、程度が並々でないという意味ももちろんありますが、「スゴい選手だ」とか「スゴいスピードだ」という風に、名詞などの他の言葉と一緒でないと意味を成さないんです。
だから“スゴい”だけでは何も伝わらないんですよ。
「・・・で、有作さんの欲しい物って何なんですか?」
『あっ!お前がややこしい話するからすっかり忘れてたわ。俺が今欲しいのはドローンだよ。』
「ドローンですか?」
『今のドローンってスゲ〜んだぜ!』
「(全然直ってないなぁ。)ドローン使って何するんですか?」
『バカやろー、盗撮に決まってるだろ?あんなもん盗撮する為に作られた様なもんだよ。(個人の見解です)』
「科学技術の進歩に、男の欲望は不可欠かも知れない。」
皆さんもドローンと“スゴい”の使い方には注意してくださいね。
何でもかんでも「スゴい」って言ってると、あなたもボキャブラリーの乏しい人だと思われて、周りからバカにされますよ。
「いやぁー、言いたい事が言えてスゴくスッキリしました。ブログっていいもんですね。」
『もう雑記も6回目だし、言いたい事言い尽くしただろ?』
「いやまだまだ言いたい事あるんです!」
今回は雑記なので本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、お盆休みにどこも行く所がないと言うあなた、おうち時間の退屈しのぎに、こちらの本はいかがでしょうか?

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これからもいろんな事をボヤいていくつもりです。
『🎵う〜ぅ、さっちゃんはねぃ〜、』
「クセがスゴい!」
ではまた次回をお楽しみにー。