勝手にお名前診断 (第43回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第43回目の今日は千原兄弟のお二人です。
それぞれのお名前は千原せいじ(本名は漢字で靖史)さんと、
ローマ字で書くとCHIHARA SEIJI、CHIHARA KOJIとなり、お二人とも
フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
兄弟でよくある同じタイプのネーミングですが、性格は陽と陰、社交的な兄と内向的な弟という正反対の兄弟です。
まず兄のせいじさんですが、非常に社交的で内容はともかくよく喋る方です。
時には他人を傷つけ兼ねないキツい言葉でツッコミを入れるので、「がさつ」と表現される事もありますが、良く言えばコミュニケーション能力が高いと言えます。
そんな個性を買われたのか「世界の村で発見!こんな所に日本人」という、弟のジュニアさんがMCを担当する番組の海外レポーターに選ばれました。
実はリターンネームは海外進出運の強い名前でして、
お笑いタレントでは、監督した映画が海外で高い評価を受けた
ハリウッド映画「メジャーリーグ」に出演した
石橋貴明(いしばしたかあき)さん、
お笑いでは難しい言葉の壁を越えてラスベガス公演を成功させた
陣内智則(じんないとものり)さんなど、
お笑いの方だけに絞ってもこれだけの成功例があるのです。
だからせいじさんも向いていたのでしょう。言葉の通じない筈のアフリカの国々で次々とロケを成功させます。やはりコミュニケーション能力の高さが役に立ち、人(原住民)はおろか動物たちとも仲良く(?)なった為、警戒心の強い筈のゴリラが赤ちゃんを見せに来たり、サイの親子連れが向こうから近づいてきたりと、現地の人も驚くほどの行動をとってみせたのです。
もう“リターンネーム”だからどうとかいう次元を越えてしまっている気がしますが、とにかく海外で成功する名前なんですよ。
そんなせいじさんは1人の引きこもりを芸人の世界に誘い出しました。
それが弟の浩史さん、後の千原ジュニアさんでした。
引きこもりとお笑い芸人、無縁どころか真逆の世界ですが、本名がリターンネームのお陰か優れた話術を隠し持っていました。そう、まるでジャックナイフの様に。
兄に誘われ吉本へ入ったのも、劇場に出ている他の芸人たちのネタを見て「これやったら俺らの方が面白い。」と思ったからだそうで、せいじさんはそんな弟の隠れた才能を見抜いていたのかも知れません。
吉本の大阪の劇場ではポストダウンタウンとの呼び声も高かった千原兄弟が東京へ進出を始めた頃、ジュニアさんがバイクで大事故を起こして入院してしまいます。
退院後それまでのレギュラー番組を全て失い、もう芸人を辞めようかと覚悟していたジュニアさんでしたが、偶然出会った
明石家さんまさんに「退院祝い何が欲しい?」と聞かれ、冗談半分で「レギュラー番組ください。」と言ったところ、後日あるテレビ局の人が来て
「ジュニアさん、ありがとうございます。」と礼を言われたそうです。
何の事か分からず聞き返すと、さんまさんに新番組をやって貰うようにお願いしていたものの何度も断られ、もうこれで最後にしようと思ってお願いに行った時、さんまさんから「新番組やろう、でも1つ条件がある。千原兄弟レギュラーにしてやってくれ。」と言われたので、ジュニアさんに礼を言いに来たという事だったのです。
さんまさんの粋な計らいに感謝し、芸人として再スタートを切ったジュニアさんは持ち前のトーク力でどんどんのしあがっていきました。1度は地獄を見た芸人がここでもまた救われたのです。
テレビでは単独の活動が多い千原兄弟ですが、2人で月に1度のトークライブも続けています。コンビ名は「千原」という苗字に、兄弟だから「兄弟」と付けただけでしたが偶然にもリターンネームなので、コンビの仕事も続いているのでしょう。
ジュニアさんは特に仲が悪そうなふりをしていますが、ホントはお笑いの世界に導いてくれたせいじさんを慕っているのかも知れませんね。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。