矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

加藤登紀子さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第138回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第138回目の今日は加藤登紀子さんです。

 

この加藤登紀子というお名前は本名でしたが、結婚して苗字が“藤本”に変わりました。
ご主人が他界された後も旧姓には戻していない為、現在の本名は藤本登紀子になります。

ローマ字で書くとKATO TOKIKOとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。
(平仮名で書くと“かとう”となるので、苗字の最後の母音が「ウ」だと思われがちですが、「と」を伸ばしている音ですので、カタカナで書くと“カトー”となり、最後の母音は「オ」という事になります。)

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

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この記事でも紹介している様に“なめらかネーム”の女性歌手は、男性顔負けの男らしい歌や、恋愛なんてそっちのけのスケールの大きな歌を唄ったほうが成功する傾向があります。

 

1966年に歌手デビューした加藤登紀子さんは、自身で作詞・作曲した歌も唄うシンガーソングライター(当時はまだその言葉が浸透していなかった)でしたが、

森繁久彌(もりしげひさや)さんの唄った知床旅情をカヴァーして大ヒットし、紅白歌合戦にも出場しました。
作詞・作曲も森繁久彌さんによるこの歌は、歌詞に「俺たち」とある様に男性目線の歌であり、「はるか国後(クナシリ)に白夜はあける」というスケールの大きさを感じさせる内容でした。
女性にしては低音だった為に“男唄”の印象がついたせいか、清酒大関」のCMソングのオファーが来ます。
こちらも歌詞に「男だて」や「男なら」という言葉が入る男性目線の歌でした。
やはりなめらかネームの女性歌手は男らしい歌やスケールの大きな歌が合うんですね。

 

それにしても今週なめらかネームの女性歌手を紹介していて気付いた事ですが、
天童よしみさんの『VC3000のど飴』
水前寺清子さんの『C.C.レモン
加藤登紀子さんの『酒は大関こころいき』などと、
印象的なCMソング(「CMに使われた」のではなく、社名や商品名が入る「CMの為に作られた」オリジナルソング)を唄われた方が多いですね。
ちなみに「🎵やっぱり〜俺は〜、菊正宗〜」という
菊正宗のCMソング、『初めての街で』を唄っていたのも
西田佐知子(にしださちこ)さんというなめらかネームの歌手でした。
これはもう新しい「法則」と認知していいでしょう。
新しい法則と言っても私が最近発見しただけで、これらのCMソングはみな何年も前からテレビで流れていたんですけどね。

あ、あと和田アキ子さんの『永谷園の麻婆春雨』(そんな曲名かはわかりませんが)も忘れてはいけません。

 

◉“超”ショートヘア

 

加藤登紀子さんのトレードマークと言えば、一つはそのヘアスタイルでしょう。
デビュー当時はロングヘアだった髪がどんどん短くなり、一時期はサイドを刈り上げ、男性でもなかなか居ない“スポーツ刈り”とか“角刈り”のレベルまで達していました。
ちょうど「百万本のバラ」がヒットしていた頃だったと思いますが、歌詞の内容と容姿のミスマッチに戸惑った人も多かったでしょう。

 

シンガーソングライターとしては

中森明菜(なかもりあきな)さんが唄った「難破船」(厳密には楽曲提供ではなく中森明菜さんがカヴァーした)や、

和田アキ子さんの「今あなたにうたいたい」(何年か前の紅白で和田アキ子さんがマイクなしで唄った)が有名です。
お名前をひらがなにすると“かきこ”となり、「と」が2つ入る“ワンモアネーム”ですので、自分で唄っても良し、他の人が唄っても良しなんですね。

また女優としても映画「居酒屋兆治」では

高倉健(たかくらけん)さんの妻役を演じ、6年も前に発表していた「時代おくれの酒場」が主題歌に起用されリバイバルヒットとなりました。なめらかネームは女優運もある名前なのです。

 

謡曲からシャンソン、フォーク、ポップス、ロックと、実に様々なジャンルに取り組み、76歳になった今も現役で歌手活動を続けられています。
実は今回どのジャンルの歌手として紹介しようか悩んだのですが、そんな定義づけすら無意味に思わせる、広い視野を持った方だと感じました。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

ではまた次回をお楽しみに。