勝手にお名前診断 (第192回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第192回目の今日は中村雅俊さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとNAKAMURA MASATOSHIとなり、
苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。
また男性の場合は歌手業にも強く、「男らしい」歌を唄うのに適しています。
1973年、大学卒業と同時に入団した文学座の先輩であった松田優作(まつだゆうさく)さんからテレビ局のプロデューサーに紹介され、翌年には学園青春ドラマ「われら青春!」の主役に抜擢されました。と同時に同番組の挿入歌「ふれあい」も100万枚越えのヒットを記録するというロケットスタートをきった方なのです。
「われら青春!」の主役には松田優作さんがなる予定でしたが、「太陽にほえろ!」で萩原健一(はぎわらけんいち)さんが降板(マカロニ刑事が殉職)した事で後継者(ジーパン刑事)として出演する事が決まった為、後輩の中村雅俊さんを紹介したのだそうです。そういった運も味方したのでしょう。
(松田優作さんの熱血教師役も見てみたかった気はしますが、そうなるとあの名ゼリフ「なんじゃこりゃあぁっ!」も生まれなかったかも知れませんし、中村雅俊さんのブレイクももっと遅かったかも知れません。)
更にその翌年には「俺たちの勲章」で松田優作さんとW主演し、ゲスト出演した五十嵐淳子(いがらしじゅんこ)さんと結婚しました。
「われら青春!」の熱血教師役のイメージが強かったせいか「ゆうひが丘の総理大臣」でも教師役を演じ、その主題歌「時代遅れの恋人たち」も担当しました。
ドラマに主演してその主題歌や挿入歌も唄うという、俳優業と歌手業の両立を当たり前の様にやっていた方でもあるのです。
中でもドラマ「われら動物家族」の挿入歌「心の色」は、「ザ・ベストテン」などでもサザンオールスターズの「チャコの海岸物語」と1位を争うほどの大ヒットとなりました。
そしてそれが縁で桑田佳祐(くわたけいすけ)さんが中村雅俊さんの為に「恋人も濡れる街角」を書き下ろし、こちらも大ヒットしました。
この歌は映画「蒲田行進曲」の主題歌でしたが、映画に中村雅俊さんは出演していません。
自分が出演していない映画の主題歌を唄うというケースは俳優兼歌手では稀な事であり、歌手としての存在も認められていたという事でしょう。
(厳密には主演ドラマ「おまかせください」挿入歌とのダブルタイアップ)
その後も俳優業と歌手業の両立を続け、数多くのドラマ・映画に出演する一方でコンサートなど音楽活動も行ってきました。
また五十嵐淳子さんとももう40年以上連れ添い、理想の夫婦・理想の父親とも言われています。
“リターンネーム”ではないのでバラエティーには滅多に出ませんし、たまに出てもガッついた感じはありません。
いつもに比べて記事が短めなのも、順風満帆に行き過ぎているからなのです。
宮城県出身の中村雅俊さんは東日本大震災以降、故郷の復興支援の為に今も被災地を訪れチャリティーコンサートなどを行なっています。
被災地の方々を勇気づける為に「俳優一本ではこうはいかなかった」と歌の力を実感しているそうです。今も「ふれあい」は続いているのですね。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。