勝手にお名前診断 (第213回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第213回目の今日は小林明子さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとKOBAYASHI AKIKO となり、苗字(姓)の最初と下の名前(名)の最後の文字の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
“リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合まず歌手業に強いという事です。
「ヒット曲に恵まれる」運の強い方が多く、違うジャンルに進出しなくても、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。
また「こ」という字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
この“ワンモアネーム”はグループでも成功してソロ歌手としても成功する方が多いので、始めからソロの場合も“ワンモア”な活躍をされる可能性が高いのです。
東京出身の小林明子さんは、学習院大学時代に軽音楽同好会に所属していました。主にキーボードを担当してハードロックを演奏していたそうです。
大学卒業後は音楽制作会社に勤め、作曲家としての活動をしていましたが、ある曲を提供した歌手が引退してしまうというハプニングが起こります。
それを偶然聞きつけたドラマ関係者が作詞家の湯川(ゆかわ)れい子さんに詞を依頼し、さぁ誰に唄わせようかとなった時、デモテープの声が良いという話になって、作曲者の小林明子さんに白羽の矢が立ちました。26歳で思わぬ形での歌手デビューとなります。
その曲がドラマ「金曜日の妻たちへⅢ 恋におちて」の主題歌、「恋におちて−Fall in love−」だったのです。
不倫をテーマにしたドラマの主題歌という事で歌詞にも「ダイヤル回して手をとめた」(1985年のドラマなので、まだダイヤル式の電話があった)などと、許されぬ関係ならではのシチュエーションが描かれ、ドラマとの相乗効果で歌も大ヒットしました。
歌手を目指していた訳でもなく、引退した歌手の代わりに唄ったらいきなりの大ヒット。正にリターンネームのヒット曲運が作用した瞬間です。
プロも認める程の美声を持ちながら作曲家として活動していた所にも、リターンネームの女性の奥ゆかしさが感じられるじゃありませんか。
この歌のヒットで本格的に歌手活動を続けると共に、作曲家としても多くの女性歌手からのオファーが殺到しました。
また、他のアーティストの為に来日していたオランダの音楽出版社社長に気に入られて、ヨーロッパでも再編集したシングルが発売されたり、この歌を収録したアルバムが香港でも発売されて5万枚のヒットを記録するなど、海外でも知られる1曲となったのです。
リターンネームの特性を活かしきっていると言えますがそれだけではありません。
1992年からはイギリスに拠点を移し、“holi”というアーティスト名で海外デビューも果たしているのです。
リターンネームは海外進出運もある名前です。
よく昭和のヒット曲を振り返る歌番組などで、小林明子さんが海外からの衛星中継で出演していたのを見た覚えがないですか?そう、それはイギリスでも歌手として活動していたからなのです。
日本で大ヒット曲を残し海外でもデビューする、これは正にワンモアな活躍ではありませんか。
まぁ日本人アーティストが海外に進出して大成功したという例は少なく、小林明子さんも日本に届く程の反響は無かった事からも、決して大成功ではなかったかも知れませんが、海外でもデビュー出来たのは音楽性を認められたという事ですから、それだけでも立派な事だと思います。
なお“holi”というアーティスト名の由来についての詳細は分かっていません。Akiko Kobayashiでもよかったんじゃないかと思います。私に言わせれば、ですけど。
しばらくイギリスと日本を往復しながらの活動を続けていた様ですが、ここ数年は目立った活躍が見られません。それでも「恋におちて」という大ヒット曲があるので日本の歌謡史に名を残しているのですね。
懐かしのドラマを回顧する番組だけでなく、電話がダイヤル式だった時代を象徴する歌としても度々取り上げられ、その都度思い出されるという幸運な歌です。
そんな歌にめぐり会えたのも、リターンネームの歌手運の強さと言えるでしょう。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。