矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

雨上がり決死隊(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第231回)※2020年10月18日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第231回目の今日は雨上がり決死隊のお二人です。

 

それぞれのお名前は宮迫博之さんと蛍原徹さん、お二人とも本名です。

 

まず宮迫博之さんですが、

ローマ字で書くとMIYASAKO HIROYUKI となり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

“リターンネーム”はバラエティーに強い名前です。

 

一方の蛍原徹さんは、HOTOHARA TORUとなります。

苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「と」、

フルネームの最初の文字「ほ」と、最後の文字「る」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちです。

 

この雨上がり決死隊というコンビ名、“死”という文字が入る事からも分かる通り、決して良い名前ではありません。

母音で見ても「ア」で始まり、「イ」で終わっているので“ノーリターンネーム”です。

漫才コンビで、「やすし・きよし」や「ダウンタウン」などの同じ音が繰り返される“反復型”にも属さない“ノーリターンネーム”は下積みの期間が長くなりがちで、売れたとしてもコンビの継続期間も短くなる恐れがあります。 

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実際のところ、雨上がり決死隊は“吉本印天然素材”の中の1組として関西では早くから知られていましたが、全国的な知名度を獲得するまでにはかなり時間が掛かりました。

同じ天然素材のナインティナインに先を越され、一時期は仕事もほとんど無くなり、2人とも“自殺”までよぎった事もある程でしたから。

“雨上がり”の部分はRCサクセションの「雨上がりの夜空に」を2人とも好きだった事から名付けたそうですが、どう考えても“決死隊”は良くないですね。

1999年「ガキの使いやあらへんで!」に出演した時、一か八か先輩のダウンタウンに“お前呼ばわり”して暴れまくると、それが「面白い」となって注目され始めました。

同時期にジミー大西(おおにし)さんが画家に転身する為芸能界を引退、関西圏の人気番組「痛快!明石家電視台」の枠が空いた所へ後任のレギュラーとして選ばれた辺りから仕事が増え始めたのです。

 

では宮迫博之さんから見ていきましょう。

“リターンネーム”はバラエティーに強い名前と先程申しましたが、司会者運はやや弱い名前です。今田耕司(いまだこうじ)さんや後藤輝基(ごとうてるもと)さんなどの様に、隣にアシスタント役の局アナではなく、タレントやフリーアナウンサーがいる共同司会の形が多くなるのが、リターンネームのお笑いタレントが司会を担当する時の特徴です。

宮迫さんの場合、当然と言えば当然ですが、隣にいつも蛍原さんがいました。

行列のできる法律相談所」の司会は隣に日本テレビ女子アナウンサーがアシスタント役でいる形でしたが、東野幸治(ひがしのこうじ)さんと後藤輝基さんの3人で、毎週交代制のローテーションで回していましたね。

単独でも司会をする技術はあったと思いますが、何故かそのオファーは少なかった様です。

まぁ元々キチッとした司会進行よりも、自由に喋ったりボケたりするほうが好きなタイプでしたからね。だからアメトーーク!」の進行役も蛍原さんに任せていたのでしょう。

(斜体文字が加筆した部分です)

リターンネームの“歌が上手くなる”という特性も発揮されたのか、芸人の中でも抜群に歌が上手い事でも知られていましたが、ヒット曲の「ムーンライト」「全てが僕の力になる!」山口智充(やまぐちともみつ)さんとのユニット、くずとして発表したものでした。

 

母音ではなく文字で見ると(みやさこひろき)と、下の名前に「ゆ」が入る“ゆうゆうネーム”でもあります。

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このタイプは俳優業で大成功する可能性を秘めています。

宮迫博之さんは一時期(特に2000年代)は、たくさんの映画やドラマに出演していました。「アメトーク!」が30分番組としてスタートしたのが2003年、1時間番組になって「アメトーーク!」となったのが2006年ですから、宮迫さんの俳優業での成功がなければ、雨上がり決死隊もどうなっていたか分からなかったでしょう。

 

さてその宮迫さんに引っ張ってもらってここまで来た(失礼に聞こえますが本人が仰っていた事です)もう一人の蛍原徹さんですが、ノーペアネームの為司会者運も俳優運もありません。(映画出演は宮迫さんの“バーター”で出た「妖怪大戦争」の“豆腐小僧”役のみ)

それでも相方に負けじと頑張る訳ではなく、本業に対して真摯に取り組もうとしないノーペアネームの悪い面が出て趣味であるゴルフに興じるようになります。

宮迫さんも俳優業より本来のバラエティーに力を入れる様になり、コンビでの仕事も順調で安定して来たかに見えた頃、一昨年の“闇営業”問題で直接関わってはいなかったものの、相方が出演できなくなって事実上1人となる大ピンチに陥りました。

しかし、蛍原さんのお名前をもう1度よく見てください。

母音ではなく文字で見ると(ほはらおる)と、「と」が2つ入る“ワンモアネーム”でもあったのです。

この“ワンモアネーム”はグループでも成功してソロ(ピン)としても成功する“ワンモア”な活躍をされる方が多いのです。 

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“闇営業”問題で宮迫さんが出演出来なくなったのが2019年の6月頃でしたから、もう2年以上コンビでやっていた仕事を1人でこなしています。(「アメトーーク!」などゲストMCに助けてもらったりはしていますが)

ロンドンブーツの場合はほぼ淳さんが仕切っていたので亮さんが抜けても心配ありませんでしたが、蛍原さんがここまでやるとは正直思いませんでした。ノーペアネームの、いや蛍原さんの底力を見た様な気がします。

 

“闇営業”の件に関しては宮迫さん以外の芸人とも関わる話なので一概に名前のせいとは言えませんが、それにしても半年以上表舞台に出られないという、重いペナルティをくらったものです。

私個人の意見としては、人前で芸を見せて笑わせてお金を貰うという、芸人としての本質の仕事をしただけなのでそんなに悪い事とは思わないんですがね。

 

宮迫さんは2019年の1月からYou Tubeでの活動を始めました。もともとリターンネームは喋るのが好きな人が多いので、結構なベテランのお笑いタレントでもYou Tubeを始める方が多いのです。 

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今やすっかり軌道に乗っている感がありますが、もうテレビに戻ってくる可能性は低いんでしょうか。コンビ名がノーリターンネームだから、継続期間も短かかったという事でしょうか。

相方・蛍原さんは雨上がり決死隊という名前を残して、あなたが帰ってくるのを待っていますよ。

 

この様に有名人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。