矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

TKO (2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第234回)※2020年10月21日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第234回目の今日はTKOのお二人です。

 

それぞれのお名前は木下隆行さんと木本武宏さん、お二人とも本名です。

 

まず木下隆行さんのお名前をローマ字で書くとKINOSHITA TAKAYUKIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事からなめらかネームと呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味でリターンネームと呼びます。

つまり木下隆行さんは、“なめらかネーム”と“リターンネーム”の両方に該当します。

このタイプのお名前を、同じ母音のペアが2つ出来る事からツーペアネームと呼びます。 

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一方の木本武宏さんは、KIMOTO TAKEHIROとなります。

苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「た」、

フルネームの最初の文字「き」と、最後の文字「ろ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちです。 

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TKOというコンビ名は、2人ともイニシャルがT.Kになる事から“O”を加えてTKOとしました。

ボクシングや格闘技に詳しくない方の為に一応説明しておきますと、選手の力の差が大きすぎる場合や、負傷の為試合続行が不可能とレフェリーが判断した時に適用されるテクニカルノックアウト(Technical Knock Out)というルールの略です。

横文字でカッコいい名前に見えますが、お笑いコンビとしては決して良い名前ではありません。

母音で見ても(ティーケイオー)と「イ」で始まり、「オ」で終わっているので“ノーリターンネーム”です。

“ノーリターンネーム”は下積みの期間が長くなりがちで、売れたとしてもコンビの継続期間も短くなる恐れがあります。

2人は1971年と72年生まれでビートたけしさんや明石家さんまさん、とんねるずダウンタウンなど、お笑いタレントがカッコいいとされる様になった時代を見てきた世代なので、モテたい一心でそんなカッコいい名前を付けてしまったのでしょう。

松竹芸能でほぼ同期のよゐこや後輩のますだおかだオセロなどリターンネームのコンビがどんどん売れていく中、大阪に取り残されて苦渋を味わう事となってしまいます。

 

京進出のチャンスを何度もふいにして、もう駄目かと諦めかけた頃のある日、木下さんが眼鏡を掛けて鏡を見た所、笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)さんに似ている事に気づいて木本さんに連絡し、「これで行ける」とモノマネのネタにして引っ下げ、2006年に最後のチャンスと称して東京進出。他にも“せんとくん”のマネなどで人気を集め、2009年頃からようやく全国的な知名度を獲得する事が出来ました。

ただコンビでは「キングオブコント」に何度も出場するも高評価は得られず、実力の割には人気が伴わない状態が続き、全国ネットのレギュラー番組などにはほとんど恵まれなかったのです。

 

では木下隆行さんから見ていきましょう。

俳優業に強いなめらかネームに加え、下の名前に「ゆ」という音が入る“ゆうゆうネーム”でもあります。このタイプは俳優業で大成功する可能性を秘めています。 

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木下さんはここ数年、たくさんの映画やドラマに出演していました。もうバラエティーよりドラマのほうが多いのではないかと思う程でした。

木下さんの名前をひらがなで書くと(のしたたかゆ)と「き」と「た」が2文字ずつ入る(ダブル)“ワンモアネーム”でもあるので、コンビを離れた所で個人としても成功したのでしょう。いやある意味TKOとしての成功よりも“俳優”木下隆行としての成功のほうが大きかったかも知れません。(斜体文字が加筆した部分です) 

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そうして俳優業に比重が傾いていた為にお笑いの勘が鈍っていたのか、「さんまのお笑い向上委員会」のスペシャルに出演した時もほとんど発言出来ず、あるタレントから指摘されてしまいます。

後日その事を同じ事務所の後輩からイジられ、カッとなった木下さんはペットボトルを投げつけ、暴行及びパワハラ問題となってしまいました。

下の名前が(たかゆき)と「たか」が入る“たかたかネーム”でもあるのでプライドが高く、後輩から馬鹿にされる事が許せなかったんでしょうね。

松竹芸能のアットホームな雰囲気を損ない、居づらくなってしまったからと昨年3月で事務所を退所しました。

俳優としての地位まで一瞬で失ってしまった様で、勿体ない事をしたと思います。

 

さてもう一人の木本武宏さんですが、ノーペアネームの為司会者運も俳優運もありません。

リターンネームの様な話術もないときています。

最近は相方に負けじと俳優業にも取り組んでいますが、ドラマなどでも1話だけのゲスト出演が多く、これと言って話題になる事もありません。

雨上がり決死隊の様にコンビでやっていたレギュラー番組もなく、ネタを作っていたのも木下さんだったので1人になるとほぼ何もない状態です。これからが正念場ですね。

 

木下さんはフリーとなってYou Tubeでの活動を始めました。俳優として活動していた間も、どこかにリターンネームの喋り好きの部分が残っていたのかも知れません。今のところチャンネル登録者数は伸び悩んでいる様ですが、よく考えてみると不祥事ではないのでテレビ復帰も早いかもしれませんね。

木本さんは事務所に残っているのでバラバラになりましたが、TKOは解散していない様です。

とは言えもともと木下さんのモノマネで何とか東京進出を果たした様なコンビですから、次々と若手が台頭してくるお笑い界で、2人並んで座れる様な席があるとは思い難いです。

そこは2人とも名前に「き」が入る、自分に厳しくなる“お・か・きネーム”でもあるので、この厳しい現状を打破して欲しいと思います。 

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この様に有名人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。