矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

カズレーザーさん【お名前診断】

勝手にお名前診断  (第80回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第80回目の今日はカズレーザーさんです。

本名は金子和令といいます。

 

「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、

分かりやすくする為にローマ字にしてみます。

 

まず芸名のカズレーザーですが、苗字か下の名前のどちらかだけを芸名にされているか、そういった概念も無い言葉の場合は“ショートネーム”と呼びます。

ローマ字で書くと、KAZUREZAとなります。

(レーザーは英語表記では“LASER”ですが、これだと母音が分かりにくいので敢えてローマ字にしています。)

ショートネームでもヒロミさんや千秋さんの様に最初の母音に戻る“リターンネーム”の方が芸能界で活躍されているケースが多く、カズレーザーさんも

最初の文字「カ」と、最後の文字「ザ」の母音が同じなのでリターンネームという事になります。

 

本名の金子和令というお名前をローマ字で書くと、

 

KANEKO  KAZUNORIとなります。

 

全体を見ると、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームの有名人の方は強運に恵まれ、それぞれの世界で成功するだけでなく、他のジャンルに挑戦すればそこでも成功を収め「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、最強の名に相応しい活躍をされている方が非常に多いのです。

ただ、それは芸名がロイヤルネームだった場合の話で、表に出ない本名がロイヤルネームではなかなか効力が発揮されません。

 

ピン芸人だったカズレーザーさんはお笑いのライブでネタを披露するも全くウケず、およそ6年間ほどスベり続けていた時代があったそうです。

リターンネームなのに何故売れなかったか?それはもちろん世間に名前が知られていなかったからですね。いくら良い名前でも、ある程度の知名度が無いと売れる筈はありません。

やがて先輩芸人から「このままスベり続けて死ぬ」か「コンビを組む」かどっちかにしろと言われ、死ぬよりはコンビを組むほうがマシと思って相方探しを始めたそうです。

その時丁度コンビ別れしたばかりの安藤(あんどう)なつさんに声を掛け、メイプル超合金が誕生しました。

ちなみに安藤なつさんは本名が安藤和代(かずよ)といい、芸名・本名とも“ノーペアネーム”です。

そのせいかカズレーザーさんと組む前にも2度コンビを解散していました。ピン芸人だった時代もあったそうで、やはりノーペアネームは安定しないのですね。 

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◉時代も味方する?大躍進

 

コンビ結成から約3年、「M−1グランプリ2015」で頭角を現したメイプル超合金は注目度が上がり、特にカズレーザーさんはバラエティーに引っ張りだこになりました。コンビ名のメイプル超合金がリターンネームではない為、早くもコンビ格差が生まれたのです。

また本名がロイヤルネームで特異な芸名という意味では昨日紹介したバカリズムさんと同じですが、芸名のカズレーザーがリターンネームだった分、知名度が上がると売れるまでが早かったのです。

トレードマークの真っ赤な衣装と金髪は漫画(アニメ)の「コブラ」の影響で、カズレーザーという芸名も本名の和令が“かずれい”とも読める事から、「仮面ライダーV3」に登場した怪人カニレーザーをもじって付けたのだそうです。

更にバイセクシャルである事も公表していて、一歩間違えると「オタクだ」「気持ち悪い」などと罵詈雑言を浴びせられてもおかしくないキャラクターですが、あまりにも堂々と公言しているのでかえって誹謗中傷が少ないのでしょう。

何より同志社大学出身のインテリである事が発言に説得力を増しているようで、クイズ番組では毎回好成績を残しています。

これまでにも高学歴を売りにする芸人はいましたが、やはり勉強に時間を費やしてきた分お笑いのセンスはやや劣る方が多く、ロザン宇治原史規(うじはらふみのり)さんの様にクイズ番組専門のタレントになるケースが多かったのです。(失礼?いや事実だからいいでしょう。)

しかしカズレーザーさんはお笑いのセンスも卓越していて、バラエティーでもクイズ番組でも大活躍しています。そこで本名の違いが出る訳ですよ。やはりロイヤルネームは「何をやっても上手くいく」んですねぇ。

 

そして平成の終わりに新元号が発表された時、カズレーザーさんが一際注目を浴びました。

本名の和令が“令和”と並び違いのニアピンだったのです。そのお陰で“時代をひっくり返した男”などという新しいキャッチフレーズも生まれました。

まぁ偶然と言えばそれまでですが“運”が向いているとも言えるでしょう。

 

今お笑い芸人が番組MCの座につくのは40代になってからの方が多い中、32歳だった2017年頃からMCを担当する番組も多くなっています。

昨日のバカリズムさんもそうですが、表に出ない本名でも発揮されるロイヤルネームのMC運、侮るなかれです。 

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単に頭が良いだけではなく切り返しの早さやワードセンスも抜群で、「不幸から目を逸らす努力が必要」、「無駄を省ける人のほうが充実している」などの名言が派手な見た目とのギャップの効果も相まって、2020年度の理想の上司ランキングでは内村光良(うちむらてるよし)さんに次いで2位に選ばれています。

見た目といい、言動といい、正に新時代の芸人という感じですが、これからも世間の評価は伸びていきそうな気がします。あ、現場からは以上です。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。