矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

出川哲朗さん【お名前診断】

勝手にお名前診断  (第29回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第29回目の今日は出川哲朗さんです。(本名も同じ)

 

ローマ字で書くと DEGAWA  TETSURO となります。

 

実はこのお名前、「名前の法則」の世界ではお笑いタレントに向いているとされる“なめらかネーム”でもなければ、“リターンネーム”でもありません。

 

今回初めてご覧頂いた方は何の事かわからないと思いますので、どういう事か例を挙げて「良い名前」のタイプをおさらいしましょう。

 

⒈なめらかネームとは

苗字(姓)の最後の文字と、下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ名前です。

お笑いタレントでは有吉弘行さんなどが該当します。

有吉弘行 =ARIYOSHI     HIROIKI

           “し”と“ひ”の母音が同じ「イ」

姓と名の繋がりの部分で同じ母音が続くので、なめらかに「呼びやすい」のです。

◎司会者向きの名前でもあります。

 

リターンネームとは

フルネームの最初の文字と、最後の文字の母音が同じ名前です。

お笑いタレントでは陣内智則さんなどが該当します。

陣内智則 =JINNAI   TOMONORI

       “じ”         と      “り”の母音が同じ「イ」

最初の母音に戻る、という意味でリターンネームです。

◎バラエティー向きですがなめらかネームほど司会者向きではないので、他のタレントとの共同司会が多くなります。

 

出川哲朗さんはこの2つのポイント

①苗字の最後の文字「わ」と、下の名前の最初の文字「て」

②フルネームの最初の文字「で」と、最後の文字「ろ(う)」   

 の母音が違うので、どちらのタイプにも当てはまりません。

※てつろうの(う)は“ろ”を伸ばした音ですので、この場合“ろ”の母音「オ」で判断します。

 

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

「名前の法則」的にはお笑いタレント向きではないという事になってしまいますが、昨日のクイズでもお伝えした通り、ノーペアネームはCMに強いという特性があります。

出川さんは最近CMで大活躍されていますね。

「抱かれたくない男ランキング」では常に上位に名前が上がる一方で、CM出演本数ランキングでも上位にくい込むというのは異常、いや偉業と言っていいでしょう。

 

以前の記事でリターンネームじゃない方がバラエティーで活躍するには、

相当な“努力”をしないといけないという話をしましたが、

(注:ここで言う努力とは、鈴木奈々(すずきなな)さんのようにローション相撲を取ったり、朝日奈央(あさひなお)さんのように10円玉を鼻に詰めるなどといった、イメージをかなぐり捨てた行為の事を指します。)

出川さんもここまで来るにはザリガニに鼻を挟まれたり、男同士でキスをするなど相当な“努力”をしてきましたね。

その積み重ねてきた努力が身を結んだ結果だと思います。

 

ただここまで来たとは言え、なめらかネームではないので司会には向いていませんし、まずそういうオファーが来ないでしょう。たまにMC的な事をやろうとしますが、見事にポンコツ振りが露呈されて終わるだけです。

 

またノーペアネームの男性タレントはレギュラー運が弱い事もあり、「イッテQ !」に代表される出演番組はほとんどが“準”レギュラー。冠番組も「充電させてもらえませんか?」以外は不定期放送と、実は非常に「不安定」なのです。

 

◉ノーペアネームのもう一つの特性

 

そんないつ出るかもわからない不安定な出演状況にありながら、出川さんは

“リアクション芸人”という新しいジャンルを確立しました。

「名前の法則」的に見て、

主に俳優や司会業に強いのがなめらかネーム、

主に歌手やバラエティーに強いのがリターンネームとすると、

それらのジャンルでは他の名前タイプは苦戦する事になります。当然、先駆者たちが幅を利かせている訳ですからね。

しかし新しいジャンルを確立すれば、そこにライバルはいません。もう独壇場と言っていいでしょう。

リアクション芸人における出川さんの唯一のライバルと言えるのが

ダチョウ倶楽部ですが、そのメンバーの名前をご覧下さい。

肥後克広(ひごかつひろ)さん、

寺門(てらかど)ジモンさん、

上島竜兵(うえしまりゅうへい)さん。

どうですか、見事に3人ともノーペアネームでしょう?

司会はおろか、俳優業で一人立ちしている方がいないのも納得です。

 

この際ダチョウ倶楽部の話は置いといて、考えてもみて下さい。

俳優や歌手などといったジャンルは戦前から何十年と続く長い歴史がありますが、“CMアイドル”なんて言葉が使われだしたのは80年代の終わり頃、たかだか30年ほど前ですよ。

“リアクション芸人”や“ひな壇芸人”がジャンルとして確立されたのも、まだここ数年の話じゃないですか。

そんな新ジャンルを切り開いて力を発揮し、芸能界でのポジションを掴み取る。

それがノーペアネームのもう一つの特性なのです。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

 

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。