勝手にお名前診断 (第29回)※2020.11.29改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第29回目の今日は出川哲朗さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くと DEGAWA TETSURO となり、
苗字の最後の文字「わ」と、下の名前の最初の文字「て」
フルネームの最初の文字「で」と、最後の文字「ろ(う)」の母音が違います。
※てつろうの(う)は“ろ”を伸ばした音ですので、この場合“ろ”の母音「オ」で判断します。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
「名前の法則」の世界ではお笑いタレントに向いているとされる“なめらかネーム”でもなければ、“リターンネーム”でもありません。
“なめらかネーム”とは
苗字(姓)の最後の文字と、下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ名前です。
◎司会者向きの名前でもあります。
“リターンネーム”とは
フルネームの最初の文字と、最後の文字の母音が同じ名前です。
◎バラエティー向きですがなめらかネームほど司会者向きではないので、他のタレントとの共同司会が多くなります。
「名前の法則」的にはお笑いタレント向きではないという事になってしまいますが、ノーペアネームはCMに強いという特性があります。
出川さんは最近CMで大活躍されていますね。
「抱かれたくない男ランキング」では常に上位に名前が上がる一方で、CM出演本数ランキングでも上位にくい込むというのは異常、いや偉業と言っていいでしょう。
以前リターンネームじゃない方がバラエティーで活躍するには、相当な“努力”が必要(ここで言う努力とは、鈴木奈々(すずきなな)さんのようにローション相撲をするとか、朝日奈央(あさひなお)さんのように10円玉を鼻に詰めるなどといった、イメージをかなぐり捨てた行為の事を指します。)だという話をしましたが、出川さんもここまで来るにはザリガニに鼻を挟まれたり、男同士でキスをするなど相当な“努力”をしてきましたね。その積み重ねてきた努力が身を結んだ結果だと思います。
ただここまで来たとは言え、なめらかネームではないので司会には向いていませんし、まずそういうオファーが来ないでしょう。たまにMC的な事をやろうとしますが、見事にポンコツ振りが露呈されて終わるだけです。
またノーペアネームの男性タレントはレギュラー運が弱い事もあり、「イッテQ !」に代表される出演番組はほとんどが“準”レギュラーなので全く登場しない回もあります。
最近では冠番組もいくつかありますが「充電させてもらえませんか?」以外は不定期放送と、実は非常に「不安定」なのです。
◉ノーペアネームは新ジャンルに強い?
そんないつ出るかもわからない不安定な出演状況にありながら、出川さんは
リアクション芸人という新しいジャンルを確立しました。
主に俳優や司会業に強いのがなめらかネーム、主に歌手やバラエティーに強いのがリターンネームとすると、それらのジャンルでは他の名前タイプは苦戦する事になる訳です。当然、先駆者たちが幅を利かせている訳ですからね。
しかし新しいジャンルを確立すれば、そこにライバルはいません。もう独壇場と言っていいでしょう。
リアクション芸人における出川さんのライバルと言えるのがダチョウ倶楽部ですが、そのメンバーの名前をご覧下さい。
肥後克広(ひごかつひろ)、寺門(てらかど)ジモン、上島竜兵(うえしまりゅうへい)。
どうですか、見事に3人ともノーペアネームでしょう?
司会はおろか、俳優業で一人立ちしている方がいないのも納得です。
この際ダチョウ倶楽部の話は置いといて、考えてもみて下さい。
俳優や歌手などといったジャンルは戦前から何十年と続く長い歴史がありますが、リアクション芸人やひな壇芸人がジャンルとして確立されたのは、まだここ数年の話じゃないですか。
そんな新しいジャンルを切り開いて力を発揮し、芸能界でのポジションを掴み取る。
それがノーペアネームのもう1つの特性なのです。
あと、今回改訂するにあたって気付いた事なのですが、出川哲朗(でがわてつろう)というお名前には1文字目に濁点は付くものの、「て」という文字が2つ入っています。
この様なお名前を“ワンモアネーム”と呼びます。
(斜体文字が加筆した部分です)
この“ワンモアネーム”は、お笑いタレントの場合はダウンタウンのお二人の様に、コンビでも成功してピンでも成功するという運がある様なのです。
でも出川さんはコンビを組んでいた経歴は無く、最初から1人で活動していたので該当しません。
なので例外かと思いつつよくよく調べてみると、実はタレントとしてテレビに出始める前に、専門学校(現:日本映画大学)時代の同級生だったウッチャンナンチャンらと共に「SHA・LA・LA」という劇団を創設し、そこで座長を務めていたんですねぇ。
「SHA・LA・LA」が劇団として成功していたかは定かではありませんが、座長を務めていたというのは立派ですよね。
劇団出身で1人でも成功するという経歴は、市村正親(いちむらまさちか)さんや上川隆也(かみかわたかや)さんなど、ワンモアネームかつなめらかネームの俳優さんと似ています。
つまり出川さんはお笑いタレントよりも俳優に近い方なのです。
(なめらかネームではないので俳優業での成功は成し得なかったのでしょう。)
お笑いタレントだと思って見ると、トークは下手だし他動的な笑い(ツッコまれたりドッキリ掛けられたり)ばかりだしと頼りなく見えてしまいますが、俳優さんだと思って見ると、それら欠点が許せるようになると思います。
なのでこれからテレビで出川さんを見る時は“面白い俳優さん”だと思って温かい目で見てあげましょう。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。