矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

早見優さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第222回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第222回目の今日は早見優さんです。

このお名前は芸名です。

 

「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、

分かりやすくする為にローマ字にしてみましょう。

 

ローマ字で書くとHAYAMI  YUとなります。

 

苗字の最後の文字「み」と、下の名前の「ゆう」、

フルネームの最初の文字「は」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちです。

 

静岡県熱海市で生まれ、3歳からグアムに移住し、7歳からはハワイに住むという、観光地を転々とするような生活をしていた早見優さんは、14歳の時に母親と2人で買い物に行ったハワイ三越のエレベーター内でスカウトされ、日本に単身帰国しました。

アメリカンスクールに通いながらタレントとしてのレッスンを受け、1982年4月に「急いで!初恋」という歌でデビューします。

1年目はなかなかヒットに恵まれませんでしたが、2年目に発売した5枚目のシングル夏色のナンシーコカ・コーラのCMソングに起用されてヒットしました。

 

ここで早見優さんの本名を紹介しておきましょう。

本名は舘野一美(たてのかずみ)といいます。

ハワイに住んでいた頃は“かずみ”が英語圏にはない難しい発音だった為“キャッシー”という愛称で呼ばれていました。なので最初は“夏色のキャッシー”になる予定でしたが、夏=ナンシーという韻を踏ませる為に“ナンシー”になったのです。

 

ローマ字で書くとTATENO  KAZUMIとなります。

 

苗字の最後の文字「の」と、下の名前の最初の文字「か」、

フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「み」の母音が違います。

こちらも“ノーペアネーム”ですが全体を見ると、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームは「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、強運に恵まれる方が多いのです。

 

夏色のナンシー」のヒットで2年目にして「紅白歌合戦」に出場します。これは“花の82年組”の中では中森明菜(なかもりあきな)さんに並ぶ最速記録でした。

ハワイに住んでいた女の子がたった3年で紅白に出場したのですから大変な強運ですよね。

 

また、芸名に「ゆう」という音が入る“ゆうゆうネーム”でもあります。

このタイプは俳優業で大成功する可能性を秘めています。

早見優さんは映画の主要キャストでの出演も“花の82年組”の中で一番早く、既にアイドルとして成功していたので大成功という程ではなかったかも知れませんが、「私鉄沿線97分署」など数多くのドラマに出演していました。

 

余談ですが、アイドルとしては今ひとつ成功に至らなかった浅野(あさの)ゆう子さんは女優業で運が開花し、小泉今日子(こいずみきょうこ)さんの様に「こ」という文字が2つ入る“ワンモアネーム”の方は、アイドルで成功して女優業でも成功と、名前の通りの芸能活動を歩んでいるんですね。

(あまり言うと、該当しない人を紹介する時に困るのでこの辺でやめておきます。)

 

しかし何と言っても早見優さんの他のアイドルと違うセールスポイントは、海外での生活を活かした英語力でした。

ラジオ番組「百万人の英語」のDJに始まり、86年開始当初の「ミュージックステーション」で洋楽を紹介するコーナーを担当したり、学童を対象とした15分の帯番組「早見優アメリカンキッズ」という冠番組を持つなど、バイリンガルならではの仕事も多く受け持ったのです。

ただ、アイドル・女優・バイリンガルと肩書きが増えて守備範囲が広くなり過ぎたせいか、歌番組、バラエティー、ドラマ、教育番組・・・と、出演する番組が不安定になってしまいました。

その点にノーペアネームの不安定さが出てしまったのかも知れません。

 

96年に結婚して姓が“福田”になり、本名は福田一美と“なめらかネーム”になりました。

今でも元“花の82年組”のスピーカー的役割で、バラエティー番組などに出演しています。(松本伊代(まつもといよ)さんがあまりちゃんと喋れる人ではないので。)

ハーフタレントが次から次へと現れても、海外での生活のほうが長かったのか日本語はあまり上手でなかったり、日本の文化に馴染めていない感じを出す方も多いですよね。

そこへいくと日本生まれの帰国子女バイリンガルである早見優さんは日本の文化にも抵抗がなく、しっかりと聞き取れる日本語を話せるので、デビューから40年近く経った今でも健在なのです。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。