矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

中山美穂さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第171回)※2020年7月5日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第171回目の今日は中山美穂さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとNAKAYAMA  MIHO となり、

苗字の最後の文字「ま」と、下の名前の最初の文字「み」

フルネームの最初の文字「な」と、最後の文字「ほ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事からノーペアネームと呼びます。 

blog.housoku.work

母音ではなく文字で見ると(なかやま みほ)と、苗字と下の名前の繋がりの部分が50音表のタテ列、ま行「まみむめも」の「ま み」になっているので、母音は違えど誰もが言い慣れている字並びである為、なめらかに言いやすいと感じられます。

この様なお名前を“タテなめネーム”と呼びます。 

blog.housoku.work

全く同じ部位(苗字と下の名前の繋がりの部分)が「ま み」になる方は

中島(なかじま)みゆきさんと中島美嘉(なかしまみか)さん、

た行「たちつてと」の「ち つ」になる方は

長渕剛(ながぶち つよし)さんがいらっしゃいます。

特殊な名前タイプゆえデータは少ないながらも、歌手業(アーティスト)に強いタイプと思われます。

 

幼稚園の頃から芸能界に憧れ、劇団のオーディションなどを受けていた中山美穂さんは、オーディションには受からなかったものの中学1年の時に原宿でスカウトされて芸能界入りを果たします。

デビューは「毎度おさわがせします」という、思春期の性に対する好奇心や悩みを描いたコメディタッチのドラマでした。そこで物語のカギとなるツッパリ少女役を演じて強烈なインパクトを与えます。

時代は違いますがこの感じは同じ“ノーペアネーム”かつ“タテなめネーム”(「あいうえお」の「う え」)の上戸彩(うえとあや)さんが「3年B組金八先生」で性同一障害の生徒役を演じてインパクトを与えたのと似ていますね。

 

歌手デビューはその後、「C」というタイトルの曲でした。決して歌は上手いという訳ではなく、若い女性タレントによくある「歌も売れたら儲けもの」的な感覚だったと思われます。

ただ「毎度おさわがせします」のツッパリイメージがあったお陰か、映画「ビーバップ・ハイスクール」のヒロイン役に抜擢され、その主題歌「BE–BOP–HIGHSCHOOL」がヒットして歌手活動も軌道に乗りだします。常に女優業が先行していたのですね。

 

そういった影響からアイドルとしてヒット曲を連発するようになるのですが、曲の良し悪しに関わらず中山美穂が唄えばヒットする、どの歌もまんべん無く売れる状況になってしまいます。

その為に代表曲を挙げるのが少々難しいんですねぇ。

例えば同時期に活躍した“リターンネーム”荻野目洋子(おぎのめようこ)さんならダンシング・ヒーローという、誰もがいの一番に浮かぶ代表曲がありますが、中山美穂さんの1番売れたシングルは世界中の誰よりきっとで、中山美穂WANDS名義の曲になるんです。

もう1曲のミリオンセラーただ泣きたくなるのは、90年代前半のCDが飛ぶ様に売れた時代と、ドラマ主題歌が相次いでヒットしていた時代という好条件が重なっていたからと考えられ、真っ先にこの歌を挙げる方は少ないのではないでしょうか。

「You're My Only Shinin' Star」を挙げる方もいらっしゃるかと思いますが、これは元々シングルのB面だった曲がたまたま売れたラッキーヒットなので、代表曲と呼ぶのは憚られます。

まぁこのブログ特有のレベルの高い話で、どれも代表曲と言ってしまえばそれまでなのですが、この1曲と絞ろうとすると、ユニット名義だったりB面だったりする所に女性歌手向きの

“リターンネーム”との違いが出ていると言えます。

 

またドラマにおいてもまんべんなく視聴率を稼いでいたので、これまた同時期に活躍していた“なめらかネーム”南野陽子(みなみのようこ)さんの「スケバン刑事」の様な、誰もがいの一番に浮かぶ代表作が無いというか、人によって意見が別れてしまうんです。

これも同じノーペアネームの藤原紀香(ふじわらのりか)さんに近いものがあって、ドラマよりも藤原紀香というブランドが先に立ってしまい、気がつくと代表作が見当たらないという現象が起きるんですね。

ただ上戸彩さんや藤原紀香さん、そして中山美穂さんに共通して言える事は、もちろん本人に魅力があったからです。女優運や歌手運の弱いノーペアネームの売れ方としては、名前先行(中山美穂が出てるドラマだから見る、中山美穂の歌だから聴くといった具合)に、ブランド品の様になってしまうんですね。運ではなく魅力で売れる方々、と言えると思います。

そしてその中でも、女優業と歌手業を両立させたと言えるのは、苗字と下の名前の繋がりの部分が「ま み」とタテなめネームになっている中山美穂さんだけ、という訳です。

上戸彩さんは「う え」が苗字の頭2文字なので歌では成功したとは言えませんし、妹の中山忍(なかやましのぶ)さんもアイドルとしては泣かず飛ばずでしたからね。

 

2002年に辻仁成(つじひとなり)さんと結婚してしばらくフランス・パリでの生活を送っていましたが、14年に離婚が成立して以降、日本での芸能活動を再開しています。

以前の様な「派手!!!」さはないにせよ19年からは歌手活動も再開、アラフィフになっても女優業と歌手業の両立が出来る、数少ないアイドルなのです。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。