「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
『さぁ!今日もクイズを出すか。』
「いや今日こそ私が・・・」
『まだ昨日の続きがあったんだよ。』
「昨日の続き?」
『まぁ見とけば分かるって。』
では早速クイズです
この3人の名前の共通点は何でしょう?
「ジャンルがバラバラじゃないですか。」
『でも昨日の女子アナの“フリ”が効いてるんだよ。』
ヒント1:それぞれの名前をローマ字にしてみるぜ。
大坂なおみ=OSAKA NAOMI
丸山桂里奈=MARUYAMA KARINA
ヒント2:ローマ字の切れ目(苗字と下の名前の間)に注目してくれ。
「えー皆さんにお知らせがあります。今回はいつもより早く終了すると思われます。予めご了承下さい。」
『何言ってんだよ、そんな事やってみなきゃ分かんねぇだろ!』
「だってもう答え見えてるじゃないですか、“なめらかネーム”でしょ?」
さぁもうみんな分かったよな。
では正解を発表するぜ。
正解は苗字(姓)の最後の文字と、下の名前(名)の最初の文字の母音が同じになっている点だ。
その為本来は一瞬途切れがちな、姓と名の繋がりの部分で同じ母音が続くので、フルネームで呼ぶ時に「言いやすい」んだな。
この様な名前を「名前の法則」の世界では“なめらかネーム”と呼ぶんだぜ。
「やっぱりそうだったんだ。」
『こっから、こっからの解説が大事なんだよ。』
「じゃあ言ってみて下さいよ。」
『いいか?昨日の女子アナはアナウンサーとしてニュースの原稿を読んだり、番組に出て台本を読んだり、決まった文章を読む事が多い。それは女優が決められたセリフを読むのと同じだな。だからなめらかネームが多かったんだ。』
「まぁアナウンサーと女優、全く違う仕事に見えてもその点は共通してますかね。」
『逆に言うとアドリブやフリートークには弱い。喋る事を本業にしているアナウンサーはともかく、他のジャンルでなめらかネームの女子がいた場合は喋りが下手なんじゃないか?そう思って探してみたらこの3人の名前が出てきたって訳だ。』
つまりこの3人の共通点は、喋りが下手過ぎて面白いってとこだ。
「いや他の2人はまだしも、大坂なおみさんはアメリカに住んでた期間が長かったから日本語に慣れてないだけで・・・。」
『なんか、チョット・・・疲れた。』
「いや大坂なおみさん風に言わなくていいです!」
『カツカレー、食べたーい。』
「そのセリフ、チョイスします?」
『あんな普通の事言ってるのに面白いのは、喋りが下手だからだろ?』
「下手っていうのとまた違うんですけどねぇ。ところで滝沢カレンさんて本名なんですか?」
『そういうの調べるの、お前の仕事だろ?』
「なんで私が調べなきゃいけないんですか?」
『いいから調べて来いって。その間俺が繋いどいてやるから。』
「わかりましたよ、調べりゃいいんでしょ?」
それではその間を歌で繋ぎたいと思います。
滝沢カレン作詞・作曲で「形の概念」
『🎵おにぎりって〜何で三角じゃなきゃ〜ダメなの?』
(メロディーは適当に唄ってください)
「分かりましたよ!どうやら芸名らしいですね。本名は公表していませんが、お母さんの姓が宮沢なので宮沢カレンか、宮沢まりなっていう説もあるらしいです。」
『ほら!いずれにせよなめらかネームじゃないか。』
「まぁ偶然でしょうけどねぇ。」
『だから料理のレポートで、下ごしらえの事を「前日からの用意が果てしない」とか、フライパンで炒められてる食材を見て「踏んだり蹴ったりです」とか言うんだよ。』
「元々モデルなんでトークが下手でも差し支えないはずなんですけど、面白さを引き出されちゃいましたからね。でも丸山桂里奈さんは話し上手のリターンネームでもあるじゃないですか?」
『それはあれだよ、ツーペアやフォーカードはどっちかの特性に寄る場合もあるっていう・・・ほら、中田ヤスタカがリターンネーム寄りでほぼ裏方(プロデューサー)にまわってるのとおんなじで・・・。』
「あぁ、そんな話しましたねぇ。」
『だから丸山桂里奈もサッカーやってる内になめらかネーム寄りになったって事だよ。』
「否定しようかと思いましたけどあの人の場合は納得です。」
『うどんは噛んじゃいけないって言うんだぜ。』
「何でですか?」
『噛むとうどんが二度死ぬから、だって。訳分かんねぇよな?』
「まぁ理由にならないかも知れないですけど、ずっとサッカーやってたからって事にしときましょう。」
・・・という訳で、アナウンサー以外のなめらかネームの女子は、喋りが下手でも仕方ないので許してあげましょうって話でした。
「えっ!?長々とトークで誤魔化しましたけど、結局3人しか名前出てないじゃないですか!?」
『あとはお前が先週みたいにもうひとネタやってくれれば良いし。』
「そんな都合良く用意してないですよ!」
『じゃあもう今週はこれで終わりにしよう。なんか、チョット・・・疲れた。』
「もうあなたには任せません。」
この様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
『とんかつ、食べたーい。』
「来週こそちゃんとした記事にします。」
ではまた次回をお楽しみにー。