「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名グループの名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
早速ですがクイズです。
この３組の名前の共通点は何でしょう？
今回は個人名ではなくグループ名です。３組とも「超」が付くほど有名な男性デュオですが、実は名前に共通点があるんです。
ヒント１：“チャゲアス”は略称ですので、一旦正式名称にしてお考え下さい。
チャゲ＆飛鳥（最終表記はCHAGEandASKA）ですね。
ヒント２：では改めて、それぞれのお名前をローマ字にしてみましょう。
ゆず ＝YUZU
コブクロ ＝KOBUKURO
チャゲ＆飛鳥 ＝CHAGEandASUKA
ヒント３：両端に目を向けてみましょう。答えが見えてくる筈です。
もうわかりましたね。では正解を発表しましょう。
正解は最初の文字と、最後の文字の母音が同じという点です。
言い換えると、最初の母音に戻るという事ですので、
この様なお名前を「名前の法則」の世界では“リターンネーム”と呼びます。
“ゆず”の場合２文字だけなのでリターンネームというより“ストレートネーム”なのですが、今回は同じリターンネームの仲間としてお考え下さい。
今迄もリターンネームは歌手向きの名前だという事はお伝えしてきましたが、どうやら個人名だけじゃなく２人組のユニット名としても良さそうなんです。
ではどんなユニットがいるか紹介しようと思ったのですが、単に名前だけの紹介だとすぐに終わってしまいますし、世代によっては名前だけ聞いてもわからない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回はそれぞれの代表曲と一緒にご紹介したいと思います。
ではまず男性２人のユニットからです。どうぞ！
１９(ジューク) 「あの紙ヒコーキ くもり空わって」
D–５１(ディー・ゴー・イチ) 「NO MORE CRY」
ぴんから兄弟(きょうだい) 「女のみち」
続いては女性２人のユニットです。どうぞ！
ピンクレディー 「UFO」
Ｗｉｎｋ(ウインク) 「淋しい熱帯魚」
花＊花(はなはな) 「あ〜よかった」
続いては男女２人組で女性がボーカルを務めるスタイルなんですが、これまたリターンネームの確率が非常に高いんです。どうぞ！
Le Couple(ルクプル) 「ひだまりの詩」
mihimaru GT(ミヒマルジーティー)
「気分上々↑↑」
moumoon(ムームーン) 「Sunshine Girl」
（“ン”で終わる名前は一つ前の文字で判断します。）
あとスペシャルユニットの場合でも、
「そばにいるね」
加藤(かとう)ミリヤ×清水翔太(しみずしょうた)
「Love Forever」
と、大ヒットした曲は２人のアーティストの名前を繋げたユニット名もリターンネームになっていたんです。これまた不思議ですねぇ。
この様に組み合わせは様々でも、ヒット曲がある２人組ユニットはほとんどがリターンネームなんです。
例外はB’z(ビーズ)ぐらいじゃないですかね。
『ザ・ピーナッツも例外だろ！？』
「ま、まあそうなんですけどね。」
『ドリカムも例外だろ？』
「いやドリカムは最初３人だったでしょう？」
「だからその２組も最初は３人だったじゃないですか。」
『それを言うなら、ぴんから兄弟も最初はぴんからトリオだっただろ！』
「た、確かに・・・。」
『大体「お名前だけお借りします。」なのに曲名まで借りてるじゃないか！』
「いいじゃないですか曲名くらい、YouTube貼っ付けてる人だっているのに。」
『Kiroro(キロロ)は？』『あみんは？』
『狩人(かりゅうど)は？』・・・
えーややこしくなってきたので、今回はここまでにしたいと思います。
この様に画数ではなく母音に着目して有名グループの名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つグループがこれだけ見つかるのです。すなわち名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか？というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
『ヘドバとダビデはリターンネームなのに何で入ってないんだ！？』
「へ、ヘドバとダビデ・・・？」
ではまた次回をお楽しみにー。
