矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

《新企画》お名前じゃんけん(第1回)あややvsミキティ

《新企画》お名前じゃんけん

(第1回)あややvsミキティ

 

『何だこれ?お名前ジャンケン?』

「はい、前からどこかでやりたいなと思ってた企画なんですけど、平日はお名前診断があるからなかなか出来なくて・・・。」

『それで俺の登場する週末にやろうってのか?』

「最近クイズがネタ切れ気味だし、丁度いいかなって。」

『クイズより面白いんだろうな?』

「それはまだやってみないと分からないですけどね。」

『まぁいいや、とにかく説明してみろよ。』

 

この「お名前じゃんけん」は、ほぼ同時期に活躍した有名人をお二人(二組)ずつ紹介すると共に、「名前の法則」で見るとどちらが良い名前だったのかを検証し、勝手ながら勝敗を着けようという企画です。

『待てよ、勝敗着けるからじゃんけんて言うのは分かるんだけど、ツーペアネームとかロイヤルネームとか、トランプのポーカーから取った名前が多いんだから、「お名前ポーカー」にするべきじゃねぇのか?』

「お名前ポーカーだと、なんかしっくり来ないんですよね。やっぱりじゃんけんのほうが分かりやすいですし。まぁ細かい話は抜きにして、取り敢えず始めましょう!」

 

第1回目は松浦亜弥さんvs藤本美貴さんです。

『オォ!あややvsミキティか。』

「有作さんはどちらを選びますか?」

『そりゃもちろん、ミキティー!!だろ?』

「じゃあ私はあややでいきます。いいですね?」

『悪くないだろう!』

 

それでは対戦スタートです!

 

1回戦:芸名対決(お名前ポーカー)

 

『あっ、ここでポーカーっていうワードを使うのか?』

「そうなんですよ。まぁこれも仮名ですけどね。」

 

ここでは「名前の法則」で重要となる部位(苗字と下の名前の間の部分、フルネームの最初と最後)で同じ母音のペアが出来るか、またロイヤルネームなどの“役”がいくつ出来るかで勝負を着けたいと思います。

 『よーし!負ける気がしねぇ!』

 

では松浦亜弥さんのお名前を見てみましょう。

ローマ字で書くとMATSUURA  AYAとなります。

まず〔部位1〕苗字と下の名前の間の部分、「RA」と「A」の母音が同じなので “なめらかネーム”ですね。

また〔部位2〕フルネームの最初「MA」と最後「YA」の母音も同じなので“リターンネーム”でもあります。

更に〔部位1〕と〔部位2〕の4つのポイントが全て同じ母音ですので、“フォーカードネーム”になります。

「いきなりフォーカード出ちゃいましたよ。」

『なぁに、こっちだって負けてないさ。いくぜ!』

「おっとその前に!」

 

松浦亜弥さんは既に「お名前診断」で紹介済みなので略歴についてはこちらをご覧ください。 

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藤本美貴さんはまだですので簡単に略歴を紹介しておきましょう。

2000年にモーニング娘。のオーディションを受けるも落選、しかし松浦亜弥さんが先にソロ歌手として成功していた事を受け、2002年にソロデビューを果たしました。

紅白歌合戦にも出場するなど、およそ1年間で5枚のシングルをヒットさせた実績を買われモーニング娘。に加入、やがてリーダーに就任したものの庄司智久さんとの交際が発覚して自主的にモーニング娘。を脱退しました。

その後庄司さんと結婚して現在はママさんタレントとして活動しています。

 

ローマ字で書くとFUJIMOTO  MIKIとなります。

まず〔部位1〕苗字と下の名前の間の部分、「TO」と「MI」の母音が違います。

また〔部位2〕フルネームの最初「FU」と最後「KI」の母音も違います。

〔部位1〕と〔部位2〕で同じ母音のペアが出来ないので“ノーペアネーム”ですね。

『あれ?ノーペアネームなの?』

 

“ノーペアネーム”は歌手運が弱く、芸能活動も不安定になりがちです。先程紹介した略歴を見てもかなり不安定ですね。リーダー向きのロイヤルネームでもないのでリーダーに就任した途端に脱退、就任期間も歴代リーダーの中で最短です。

 

よって1回戦はフォーカードvsノーペアという事で、松浦亜弥さんの圧勝です!

 

『まだまだ勝負はこれからだろ。』

「では続いて2回戦にいきましょう。」

 

2回戦:愛称対決

 

ここはファンの間で浸透していた愛称があった場合に限りますが、母音で見て呼びやすい愛称だったかどうかで判断をしたいと思います。

先ほどから何度も出ている通り

松浦亜弥さんの愛称は“あやや”で、

藤本美貴さんの愛称は“ミキティ”でしたね。

 

あやや”は「ア」、“ミキティ”は「イ」とどちらも同じ母音が続くので言いやすく、これは互角と言えるでしょう。

ミキティー!!のほうが言いやすいだろ?』

「それはあの人がよく言ってるんでそう感じるだけです。」

 

よって2回戦:愛称対決は引き分けとします。

 

『よーし、じゃあ3回戦だ!』

「3回戦は・・・。」

 

3回戦:配偶者(夫婦)対決

 

『配偶者対決?』

「要は結婚相手の名前も見てどちらが良い名前か、また女性の場合結婚して苗字が変わった事によってどう変わったかも比較していきます。」

 

まず松浦亜弥さんは2013年にw-inds橘慶太(たちばなけいた)さんと結婚しました。

橘慶太(たちばなけいた)さんは〔部位2〕が同じ母音なのでリターンネームですね。男性でもアイドル性が高くなるリターンネームらしく、アイドル的なルックスで人気を呼びました。

松浦亜弥さんは結婚して苗字が橘(たちばな)になりましたが、フォーカードネームは変わらずですね。なお結婚後は芸能活動を休止しています。

 

藤本美貴さんはお笑いコンビ品川庄司庄司智久さんと2009年に結婚しました。

庄司智久(しょうじともひさ)さんはやはりノーペアネームです。

『その“やはり”ってどういう意味?』

「いや深い意味は無いです・・・。」

 

藤本美貴さんは結婚して苗字が庄司になった事で庄司美貴となめらかネームになりました。

結婚後にタレントとして活動を再開してからのほうが活躍されている様に思えるのは名前の格が上がったからでしょうか。

『で、どっちの勝ちなんだ?』

「リターンネームの橘慶太さんとノーペアネームの庄司智久さんで、橘慶太さんの勝ちです。」

『えーっ!?』

「・・・と言いたいところですが、知名度と露出の多さ(2つの意味で)、さらに藤本美貴さんのママタレとしての活動を考慮すると、庄司さん夫妻の勝ちですかね。」

『やったーっ!これで1勝1敗1分けの五分だな。』

「それでは最後の対決と参りましょう。最後は・・・」

 

4回戦:オプション対決

 

『オプション対決って何だ?』

「部位1と2以外に良いポイントがあるか、更に実際の芸能活動の内容なども加味しながら決着を着けたいと思います。」

 

まず松浦亜弥さんですが、

なめらかネームはフルネームで呼ぶ時に言いやすいので、人気が出やすい名前です。

また下の名前が“あや”ですので、苗字の“まつうら”を伸ばすとそのまま続けて言えるので特に言いやすく、語感的には“まつうらーや”と言ってる様な感じになります。これはもうなめらかネームの中でも特上のなめらかさです。

更に名前に「まつ」が付くのですが、日本では古来、物の価値を松・竹・梅の3段階で評価していました。これは英語で言うGood・Better・Bestと同じで、その中で松はBest、最上級の物を表す言葉だったのです。

その影響か日本人は「松」という文字を見たり、「まつ」という音を聞いたりすると潜在的に高級感を感じてしまうようで、名前に松が付く有名人を集めてみると、単なる人気とか憧れという次元を超え「崇拝」されているといった感すらある、いわばカリスマ的存在の方々が多いのです。

特上のなめらかネームにリターンネームがプラスされ、その上“松”のトッピングも載っているゴージャスな名前だからこそ、ソロでもモーニング娘。と渡り合えるアイドルになれたのでしょう。

『めっちゃ言うじゃん・・・。』

「さぁ、あなたの番です。どうぞ!」

 

藤本美貴は名前に「ふじ」という音が入っているので、昔から初夢に見ると演技が良いとされている「一鷹二富士三茄子」の一つでもある事から芸能人でも「ふじ」が付く名前は多い。

『えーと、あとは・・・』

「出ないならこっちからもう一手、行きますよ。」

 

松浦亜弥さんは“リターンネーム”の「ヒット曲に恵まれる」という特性を活かしています。

「LOVE涙色」「♡桃色片想い♡」「Yeah!めっちゃホリディ」「ね〜え?」など、有名なヒット曲がいくつもあるんです。

『🎵迷うな〜、タクシーなの?急行なの?どっちが先なの〜?』

「そりゃ急行のほうが速いでしょ?」

『近場ならタクシーのほうが早いだろ!」

「そんな事より、藤本美貴さんは有名なヒット曲、ありますか?」

『あれだよ、あれ!・・・アレ?出てこない・・・。』

 

そうなんです、松浦亜弥さんと藤本美貴さんはどちらもグループアイドル主流の時代になってからソロで活躍した稀少なアイドルですが、最大の違いは誰もが知っている様なヒット曲があるかないかという所なんです。

そこにリターンネームとノーペアネームの違い、つまり名前の違いが出たという事なんですよ!

よってあややvsミキティハロプロソロアイドル対決は、あややこと松浦亜弥さんの勝利となりました!

『お前、ひょっとして俺がミキティ選ぶ事、最初から分かってたんじゃねぇか?』

「はい、多分有作さんの事だからミキティー!って言いたいあまりミキティ選ぶんじゃないかって思ってました。」

『チクショー、まんまとハメられたって訳か?』

「いや嵌めたつもりは無いですけどね。」

悔しいです!

「あ、それも言うと思ってました。」

『くっそ〜、マッ!マッ!マンモスにとどめ刺す奴〜。』

「いやそれは文字だけじゃ伝わらないです・・・。」

 

とまぁこんな感じで「お名前じゃんけん」今後も思い立った時にやっていきたいと思います。あとクイズのネタに困った時にも・・・。

『ハイこんにちは!』

「それは“物凄い早口だけど確実に聞き取れるオール巨人師匠のこんにちは”でしょ?それも文字だけじゃ伝わらないし、読み手にテクニックが要る様なネタは止めて下さい!」

『だからプラスマイナスはイマイチメジャーになれないのか?』

「何の話ですか!?」

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

 

『🎵イエ〜ッ!めっちゃホリデイ〜!』

「それははるな愛さんの“エアあやや”でしょ!それも文字だけじゃ伝わらない!」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

 

浅香唯さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第175回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第175回目の今日は浅香唯さんです。

 

本名は川崎亜紀という名前で、現在は結婚して苗字が西川(にしかわ)になっています。

 

ローマ字で書くとASAKA  YUIとなり、

 

苗字の最後の文字「か」と、下の名前の最初の文字「ゆ」

フルネームの最初の文字「あ」と、最後の文字「い」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は歌手運が弱く、芸能活動も不安定になりがちです。

 

しかし、下の名前に「ゆ」という音が入っています。

これまでにこのブログでも何度か説明してきた通り、名前に「ゆう」または「ゆ」が入る方は元々他のジャンルでも俳優業で成功する事があります。

 

中学生の頃、「少女コミック」主催のオーディションに副賞の“赤いステレオ”欲しさで応募し、同誌に連載されていた漫画『シューティングスター』のヒロインの名を冠した“浅香唯賞”を受賞した事により、芸名が“浅香唯”となりました。

本人は芸能界には全く興味がなく、商品を手にして終わるはずでしたが、数々の芸能プロダクションからスカウトの電話が入り芸能界入りを決意します。

中学卒業と同時に上京し“フェニックスから来た少女”というキャッチフレーズで(実際は宮崎県出身)歌手デビューを果たしましたが、当時は既にアイドル飽和状態だった為に注目度も低く、1年間に発売したシングル4枚はいずれもオリコン100位以内にも入りませんでした。

それもその筈3枚目のシングルのタイトルは「ヤッパシ・・・H!」で、「愛の手前はヤッパシH!(アルファベットの“I”の前が“H”である事に掛けて)」という下品な歌詞を、スカート丈の短い衣装で唄うというかなりB級感満載のアイドルだったのです。

 

しかしそんな浅香唯さんに大きな転機が訪れます。

昨日紹介した南野陽子さんの「スケバン刑事Ⅱ」が大好評の内に終了してパート3が制作され、その主役に抜擢されたのです。

1年間ほぼ売れる見込みが無く正念場に立たされていた浅香唯さんにとってはまたと無い大チャンスでした。パート2の南野陽子さんがほぼ無名の状態からブレイクした事もあり、パート3の主役として抜擢されるだけでもブレイク間違いなしと言われていたのです。

 

これだけでも“運がいい”と言える話ですが、更に名前の持つ“運”を感じさせる話があります。

スケバン刑事Ⅲ」では「Ⅱ」に続いて2人の仲間と一緒に戦う3人体制が採用され、しかも3人が“姉妹”という設定が盛り込まれました。

そこで三姉妹という設定に相応しい、下の名前に同じ“音”を持つ3人のアイドルが選ばれたのです。

長女役には大西結花(おおにしゆか)さん(こちらも1年ほど燻っていた)

次女役には中村由真(なかむらゆま)さん(こちらは歌手デビュー前のほぼ新人)

そして物語の主役となる三女役に浅香唯さん

 

ほぼ新人の中村由真さんが選ばれた事からも分かる通り「ゆか」「ゆま」「ゆい」と、名前に「ゆ」が付く条件が優先されたキャスティングでした。

これは偶然では無くスタッフが意図的に選んだに違いありませんが、ほぼ同時期にデビューしたアイドル3人の名前に「ゆ」が付いていた事は偶然がもたらした運命と言えますね。もし浅香唯さんが本名でデビューしていたら、パート3のオファーをも無かったのかもしれません。

 

これで「スケバン刑事」シリーズは

パート1が斉藤由貴さんで「ゆ」が付く名前、

パート2が南野陽子さん、吉沢秋絵さん、相楽晴子さんで3人ともなめらかネーム、

パート3が浅香唯さん、大西結花さん、中村由真さんで3人とも「ゆ」が付く名前、

2006年にリメイクされた劇場版が松浦亜弥さんでなめらかネームと、

女優運の強い「ゆ」が付く名前かなめらかネームのアイドルばかりだったという訳です。

(ちなみに主人公の名前=麻宮サキもなめらかネームです。)

 

浅香唯さんは「スケバン刑事Ⅲ」の主題歌に起用された「STAR」で、初めてオリコン10位以内にランクインし「ザ・ベストテン」などの歌番組にも出演するようになります。同じく主題歌となった「虹のDreamer」では、初のオリコンチャート1位を獲得して人気アイドルの仲間入りを果たしました。

ドラマも好評で半年間だった放映予定が1年に延期され、劇場版まで制作されました。

スケバン刑事』関連の仕事が終了した後も化粧品のCMソングに使用されたシングル「C–Girl」が大ヒットします。続く「セシル」はノー・タイアップながらオリコン1位に輝くなど隆盛を極め、中山美穂さん、工藤静香さん、南野陽子さんらと共に「アイドル四天王」とまで呼ばれ、B 級アイドルからトップアイドルへと駆け上がったのです。

 

アイドルとして順風満帆に見えた浅香唯さんでしたが、ある時期からアーティスト志向が芽生えたのか、もっと大人の歌(メッセージ性のある歌)が唄いたいと言い出します。

コンサートはヒット曲よりもアルバムの曲を中心に構成し、衣装替えもほとんどしないというスタイルに切り替えていきました。

しかしそれが結果的には裏目に出て、アイドル期のファンは離れていってしまいました。

 

ここで本名の川崎亜紀というお名前も診断してみましょう。

ローマ字で書くとKAWASAKI  AKIとなり、

 

苗字の最後の文字「き」と、下の名前の最初の文字「あ」

フルネームの最初の文字「か」と、最後の文字「き」の母音が違います。

本名も“ノーペアネーム”なんですね。

また「き」という文字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。

アイドルとしての成功だけでは満足出来ず、アーティストとしての成功(ワンモア)も欲しかったのでしょうか。

名前に「き」が入る方は自分に厳しくなるという傾向もあり、運だけで勝ち取ったような成功では自分が許せなくなったのかも知れません。

 

事務所との契約が切れた後に一時休業し、復帰した時にはYUIという名義で活動していたそうですが、これはあまり知られていないでしょう。

“ワンモアネーム”も必ず成功する訳では無いようです。

 

それでも「スケバン刑事」の主役に選ばれたお陰で、一時的にでもトップアイドルの座に立てたのですから幸せでしょう。元々商品目当てで応募したオーデイションだったのですから、芸能界で成功した時点で“ワンモア”だったのかも知れませんね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

南野陽子さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第174回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第174回目の今日は南野陽子さんです。

このお名前は本名です。

(配偶者は一般の方につき、結婚後の本名は非公表です。)

 

ローマ字で書くと=MINAMINO YOKOとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また「み」という文字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。

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まず“なめらかネーム”の特徴ですが、男女を問わず俳優業に強く、当たり役やヒット作に恵まれやすいという特性があります。

 

高校2年生の時に兵庫県から上京して堀越学園(芸能コース)に編入、最初は学園ドラマの生徒役でデビューしました。雑誌のグラビアでは水着姿を披露し、歌手としてもデビューするものの、当時は既にアイドル飽和状態だった為に注目度も低く、デビュー曲はオリコン最高位57位と奮いませんでした。

 

しかしそんな南野陽子さんに大きな転機が訪れます。

昨日紹介した斉藤由貴(さいとうゆき)さんの「スケバン刑事」が好評だった為にパート2が制作され、その主役に抜擢されたのです。斉藤由貴さんは既にCMや歌で人気が出てからの出演でしたが、南野陽子さんはまだまだ無名の存在でした。

なのでせっかく好評だったドラマを終わらせてしまうのではないかという不安の声もありましたが、そんな不安を吹き飛ばすどころかパート1を凌ぐ程のヒットとなるのです。

人気ドラマの続編に主役として抜擢されるだけでも“運がいい”と言える話ですが、それを更に膨らませるところになめらかネームの真髄を感じさせます。

そうです、なめらかネームの南野陽子さんはアイドル“歌手”としてデビューしながら、先に“女優”としてブレイクした方なのです。

(同じタイプのアイドルに「スチュワーデス物語」で一躍人気に火が付いた(ほり)ちえみさんがいますね。)

 

また、パート1では斉藤由貴さんの単独主演であった(ほぼ1人で事件を解決していた)のに対し、「スケバン刑事Ⅱ」では2人の仲間と一緒に戦う3人体制になった事により、当時おニャン子クラブに在籍していた

吉沢秋絵(よしざわあきえ)さんと、

相楽晴子(さがらはるこ)さん(こちらも当時まだ無名)も準主役としてキャスティングされました。

お気付きでしょうか?吉沢秋絵さんと相楽晴子さんも、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じですね。何と偶然にも、主要キャスト3人ともなめらかネームだったんです。

だからパート1を凌ぐ程のヒットになったのですねぇ。ええ、誰が何と言おうとそうに違いありません。

 

南野陽子さんはエンディングに使用された3曲が続けてオリコン10位以内に入るなど人気アイドルの仲間入りを果たし、上げ潮に乗って制作された劇場版の主題歌「楽園のDoor」で遂に1位を獲得しました。

その後も「話しかけたかった」や、同名映画主題歌のはいからさんが通る「吐息でネット。」など8曲連続で1位に輝き、トップアイドルの名を欲しいままにします。

(ちなみに映画「はいからさんが通る」は阿部寛(あべひろし)さんの俳優デビュー作で、オファーを受けた理由も『南野陽子さんと共演出来るから』だったそうです。)

 

しかし当の本人は忙しくなりすぎたせいか、事務所に内緒でアルバイト(喫茶店のウエイトレス)をするなど奇行に走り出し、ミュージックビデオでは髭面の工事現場のおじさんに変身するなど、それまで積み上げてきたものをぶち壊す様な行動に出始めます。

案の定セールスは下降線を辿り、歌手活動は途絶えてしまいました。

 

すると今度は映画「寒椿」で体当たりのラブシーンを演じ、ヌードまで披露したのです。

売れなかったアイドルが最終手段で脱ぐ事はよくありますが、一時代のトップにまで登り詰めたアイドルが脱ぐ(しかもまだ若いうちに)なんて事は滅多にありません。

歌手向きの“リターンネーム”ではないので決して歌は上手くなく、自分でも1位を獲り続けていた事に納得がいかなかったにせよ、女優向きのなめらかネームの本質として“ヌードも辞さない”覚悟を決める事が出来たのです。 

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結果、女優として演技の幅が拡がり映画やドラマの出演も増えていきました。

またアイドル時代は忙し過ぎてほとんど出演のなかったバラエティーにも「笑っていいとも!」のレギュラーに選ばれて進出しました。

一度失いかけた人気を取り戻す、“ワンモアネーム”の力がそこで働いたのでしょう。

 

最近になってもバラエティーにゲスト出演すると必ず「スケバン刑事」の話題を振られ、ヨーヨーを構えて決め台詞「おまんら、許さんぜよ!」を言わされる南野陽子さん。

まぁそれだけインパクトの強い“当たり役”だっただけに仕方ないところですね。

 

斉藤由貴さん、南野陽子さんと来てこの流れでいくと明日はあの方?・・・それは頬に当たる風にでも訊いてください。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

斉藤由貴さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第173回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第173回目の今日は斉藤由貴さんです。

 

このお名前は本名ですが、現在は再婚して苗字が小井(いさらい)になっています。

 

ローマ字で書くとSAITO  YUKIとなり、

 

苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「ゆ」

フルネームの最初の文字「さ」と、最後の文字「き」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

(平仮名で書くと“さいとう”となるので苗字の最後の文字が「う」だと思われがちですが「と」を伸ばしている音ですので、苗字の最後の文字は「と」、最後の母音は「オ」という事になります。)

 

芸能界に入る前は非常に内向的だった斉藤由貴さんを、何か変わるきっかけになればと家族が応募した「ミスマガジンコンテスト」でグランプリを受賞したのがきっかけでした。

最初はカップラーメンのCMに出演して注目されます。

ノーペアネームはCMに強い名前なのです。 

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特に若い女性タレントはCM出演をきっかけにブレイクする方が多く、あの宮沢りえさんや広末涼子さんもそうでした。

その後発売された「卒業」も同じカップラーメンのCMソングだった事もあり、新人アイドルのデビュー曲としては異例の30万枚を越えるヒットとなったのです。

ただし生放送の歌番組などに出演して歌唱する際、内向的だった斉藤由貴さんがド緊張していた事は言うまでもありません。

 

また、下の名前に「ゆ」という音が入っています。

これまでにこのブログでも何度か説明してきた通り、名前に「ゆう」または「ゆ」が入る方は元々他のジャンルでも俳優業で成功する事があります。

 

CM、歌の次はドラマ「スケバン刑事」の主役に抜擢されました。女優に憧れていた訳ではなかったので演技する事自体ほぼ初めてでしたが、刑事で元スケバンという特異な役と、大映ドラマの異次元的世界観が演技力云々を忘れさせる力があり、パート2(南野陽子さん主演)も制作される程のヒットとなったのです。

翌年にはNHK連続テレビ小説「はね駒(こんま)」に主演、こちらも平均視聴率40%を越えるヒットとなり、全国的な知名度を獲得しました。

 

歌手としても「初戀」「情熱」「悲しみよこんにちはなどが相次いでヒットし、紅白歌合戦にも出場します。ただ歌手向きの“リターンネーム”ではなく「ゆ」が入る名前なので女優業中心(紅白出場も一度きり)となった為か、曲のセールスが下降し始めました。

そんな時、井上陽水(いのうえようすい)さんの「夢の中へ」をカヴァーして、デビュー曲の「卒業」を越える40万枚と、自身最大のヒットとなります。

これは井上陽水さんの曲の力も大きかったでしょう。「夢の中へ」は陽水さん自身も唄ってヒットした曲ですが、売り上げは約20万枚でした。“リターンネーム”は1歩下がると成功する名前なので、自身で唄うより他の人が唄ったほうがヒットするという事がある訳です。世代によっては、井上陽水さんの歌だろうと言う方もいらっしゃるでしょうけどね。 

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「夢の中へ」のヒットの後はまたセールスが落ち着き、女優業に専念する様になります。リターンネームではない為か、中山美穂さんや菊池桃子さん同様バラエティーにはほとんど出演がありません。まぁ女優としてあれだけ成功していればバラエティーで喋り倒す必要もないでしょう(井森美幸さんみたいに)。

 

余談ですが弟の斉藤隆治(さいとうりゅうじ)さんも芸能界デビューしていた事はご存知でしょうか?

お姉さんの活躍を見て自分もとばかりに芸能界入りし、俳優・歌手としても活動しましたが思いのほか人気は得られず、実質5年程で引退した様です。

ちなみに歌手デビュー曲のタイトルは「ノーブレイク」でした。言い得て妙な気がします。

 

おっとりとした見た目とは裏腹に“恋多き女”として度々スキャンダルでも話題になる斉藤由貴さん。それでも時が経てば忘れられ、許されてしまう感があります。女優としての独特の存在感が必要とされ続けているからでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。

 

菊池桃子さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第172回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第172回目の今日は菊池桃子さんです。

 

このお名前は本名ですが、現在は再婚して苗字が新原(にいはら)になっています。

 

ローマ字で書くとKIKUCHI  MOMOKO となり、

苗字の最後の文字「ち」と、下の名前の最初の文字「も」

フルネームの最初の文字「き」と、最後の文字「こ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

ベースはノーペアネームですが、この方の名前には色々なトッピングが乗っています。

 

苗字の最初の2文字が50音表のタテ列、か行「かきくけこ」の「き く」になっているので、母音は違えど言い慣れている字並びである為、なめらかに言いやすいと感じられます。

この様なお名前を“タテなめネーム”と呼びます。

しかし昨日紹介した中山美穂(なかやまみほ)さんの様に、苗字と下の名前の繋がりの部分(フルネームで呼ぶ時に一瞬途切れがちな部分)ではないので、特に効果は感じられないと思われます。“菊池”という苗字もよくありますからね。

 

下の名前は“もも”と同じ文字が続く“連チャンネーム”です。

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こちらも言いやすいと同時に覚えてもらいやすい効果があると思われ、芸能人にとっては有利な名前と言えるでしょう。

 

そしてもう1つ、苗字と下の名前で分けて考えると、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。

この特別な条件に当てはまる“スライドネーム”でもあります。

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このタイプは大きな転向や路線変更をする方が多いのですが、その点については後ほど触れる事にしましょう。

 

叔母さんが経営していた飲食店のレジ横に飾られていた写真を、たまたま音楽関係者が見掛けてスカウトされ芸能界に入った菊池桃子さん。

女優や歌手に憧れていた訳ではなく「見てみたい」という好奇心だけのほぼ無欲な状態でした。

それでも80年代のアイドル史に名を残したのですから、本人に魅力があったという事でしょう。昨日の中山美穂さん同様、女優運や歌手運の弱いノーペアネームの売れ方として、運ではなく魅力で売れた方と言えます。器用さは無くとも容姿だけで成り立つ「お人形さんの様な」と形容されるタイプの典型と言ってもいいでしょう。

 

芸能界デビューして早々に、「Momoco」という雑誌が創刊されてそのイメージガールに選ばれた事からも事務所の力の入れ様が分かるというものです。

映像作品デビューは「パンツの穴」という、これまた昨日の記事になぞらえた訳ではありませんが、思春期の性に対する好奇心や悩みを描いたコメディタッチの映画でした。当時はそういうのが流行っていたんですかねぇ。ちなみにこの映画は第2弾、第3弾と続編が作られましたが、菊池桃子さんは有名になるとすぐに清純派アイドルとして売り出したので第1弾しか出演していません。

 

歌手としてはその後、「青春のいじわる」という曲でデビューします。続く「SUMMER EYES」「雪に書いたLOVE LETTER」「卒業−GRADUATION−」などが相次いでヒットし、同年代のアイドル(井森美幸さんや森口博子さん)から一歩抜きん出ました。

“リターンネーム”ではないので決して歌は上手いという訳ではなく、曲の良し悪しに関わらずどの歌もまんべん無く売れる状況になっていたので、この方も代表曲を1曲挙げるとなると意見が別れると思います。

 

ただヒット曲を連発していたにも関わらず、シングルのリリースは12曲で一旦途切れます。

実はそこにスライドネームの性質が出てしまうのですが、ある時突然ラ・ムーというロックバンドとしての活動を始めたのです。

(厳密に言うと先述の通りお人形さんの様なタイプでしたので、始めさせられたが正解だったかも知れません。)

これにはファンもただ驚くだけでついていけませんでした。

以前紹介した本田美奈子.(ほんだみなこ)さんもMINAKO with WILD CATSというバンドで活動したものの上手くいかなかった様に、アイドルからロック歌手への転身は難しいのです。 

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歌唱力の高い本田美奈子.さんでも上手くいかなかったのですから、もともとロックとは無縁の菊池桃子さんの声質で上手くいく筈もありません。スライドネームでも路線変更が必ず成功する訳ではないという事です。

 

ロックバンドへの転向がはっきり言って失敗に終わった後、女優業に専念するという事になるのですが、“なめらかネーム”ではないので主演ドラマがヒットしたという話も無く、こちらも代表作と呼べる物は無いですね。

 

しかし歌手としては鈴木雅之(すずきまさゆき)さんとのデュエットで発表した「渋谷で5時」が、最初はB面(カップリング曲)ながらカラオケで人気となり、後にA面として再発売される程のヒットとなりました。これはスライドではなく“ワンモアネーム”(“連チャンネーム”はワンモアネームの同じ文字がひっ付いた形)の特性が発揮されたのでしょう。

ちなみに鈴木雅之さんから「特徴のある声だから」と指名を受けたそうで、やはりロックに転向させたのは間違いだったという事ですね。

 

最近はストーカー被害や再婚、事務所独立など芸能以外で話題になる事が多い様です。

どれもアラフィフになってからのぼる話題ではない気もしますが、それだけ衰えていない証拠でしょう。良い意味で不器用な“お人形さん”のままでいて欲しいと願う、根強いファンが多いのではないでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

中山美穂さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第171回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第171回目の今日は中山美穂さんです。

 

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとNAKAYAMA  MIHO となり、

苗字の最後の文字「ま」と、下の名前の最初の文字「み」

フルネームの最初の文字「な」と、最後の文字「ほ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

以前ならノーペアネームで終わりだったのですが、

苗字と下の名前の繋がりの部分が50音表のタテ列、ま行「まみむめも」の「ま み」になっているので、母音は違えど言い慣れている字並びである為、なめらかに言いやすいと感じられます。

この様なお名前を“タテなめネーム”と呼びます。

全く同じ部位(苗字と下の名前の繋がりの部分)が「ま み」になる方は

中島(なかじま)みゆきさんと中島美嘉(なかしまみか)さん。

た行「たちつてと」の「ち つ」になる方は

長渕剛(ながぶちつよし)さんである事からも

歌手業(アーティスト)に強い特殊な名前タイプと言えます。

 

幼稚園の頃から芸能界に憧れ、劇団のオーディションなどを受けていた中山美穂さんは、オーディションには受からなかったものの中学1年の時に原宿でスカウトされて芸能界入りを果たします。

デビューは「毎度おさわがせします」という、思春期の性に対する好奇心や悩みを描いたコメディタッチのドラマでした。そこで物語のカギとなるツッパリ少女役を演じて強烈なインパクトを与えます。

時代は違いますがこの感じは同じノーペアネームかつタテなめネーム(「あいうえお」の「う え」)の上戸彩(うえとあや)さんが「3年B組金八先生」で性同一障害の生徒役を演じてインパクトを与えたのと似ていますね。

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歌手デビューはその後、「C」というタイトルの曲でした。決して歌は上手いという訳ではなく、若い女性タレントによくある「歌も売れたら儲けもの」的な感覚だったと思われます。

ただ「毎度おさわがせします」のツッパリイメージがあったお陰か、映画「ビーバップ・ハイスクール」のヒロイン役に抜擢され、その主題歌「BE–BOP–HIGHSCHOOL」がヒットして歌手活動も軌道に乗りだします。常に女優業が先行していたのですね。

 

そういった影響からアイドルとしてヒット曲を連発するようになるのですが、曲の良し悪しに関わらず中山美穂が唄えばヒットする、どの歌もまんべん無く売れる状況になってしまいます。

その為に代表曲を挙げるのが少々難しいんですねぇ。

例えば同時期に活躍した“リターンネーム”荻野目洋子(おぎのめようこ)さんならダンシング・ヒーローという、誰もがいの一番に浮かぶ代表曲がありますが、中山美穂さんの1番売れたシングルは世界中の誰よりきっとで、中山美穂WANDS名義の曲になるんですねぇ。

もう1曲のミリオンセラーただ泣きたくなるのは、90年代前半のCDが飛ぶ様に売れた時代と、ドラマ主題歌が相次いでヒットしていた時代という好条件が重なっていたからと考えられ、真っ先にこの歌を挙げる方は少ないのではないでしょうか。

「You're My Only Shinin' Star」を挙げる方もいらっしゃるかと思いますが、これは元々シングルのB面だった曲がたまたま売れたラッキーヒットなので、代表曲と呼ぶのは憚られます。

まぁこのブログ特有のレベルの高い話で、どれも代表曲と言ってしまえばそれまでなのですが、この1曲と絞ろうとすると、ユニット名義だったりB面だったりする所に女性歌手向きの“リターンネーム”との違いが出ていると言えます。

 

またドラマにおいてもまんべんなく視聴率を稼いでいたので、これまた同時期に活躍していた“なめらかネーム”南野陽子(みなみのようこ)さんの「スケバン刑事」の様な、誰もがいの一番に浮かぶ代表作が無いというか、人によって意見が別れてしまうんです。

これも同じノーペアネームの藤原紀香(ふじわらのりか)さんに近いものがあって、ドラマよりも藤原紀香というブランドが先に立ってしまい、気がつくと代表作が見当たらないという現象が起きるんですね。 

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ただ上戸彩さんや藤原紀香さん、そして中山美穂さんに共通して言える事は、もちろん本人に魅力があったからです。女優運や歌手運の弱いノーペアネームの売れ方としては、名前先行(中山美穂が出てるドラマだから見る、中山美穂の歌だから聴くといった具合)に、ブランド品の様になってしまうんですね。運ではなく魅力で売れる方々、と言えると思います。

そしてその中でも、女優業と歌手業を両立させたと言えるのは、苗字と下の名前の繋がりの部分が「ま み」とタテなめネームになっている中山美穂さんだけ、という訳です。

上戸彩さんは「う え」が苗字の頭2文字なので歌では成功したとは言えませんし、妹の中山忍(なかやましのぶ)さんもアイドルとしては泣かず飛ばずでしたからね。

(以前ある番組で中山忍さんの事を片平(かたひら)なぎささんに次ぐ“新・2時間ドラマの女王”と呼んでいましたが、そもそも2時間ドラマがもうほとんどなくなってますよね。持ち上げ過ぎというか、キャッチフレーズに無理があるんじゃないかと・・・。)

 

という訳で、タテなめネームを発見した事でようやく中山美穂さんをこのブログで紹介する事が出来ました。他の方との比較ばかりになってしまった気もしますが、魅力は充分伝わりましたよね。

また新しい名前タイプを発見したら随時発表していきたいと思います。何でもありじゃないかと言われるのが怖いですけど・・・。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

中島みゆき・長渕剛の共通点は?(解答編)

「名前の法則」の世界へようこそ。

ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。

 

早速ですがクイズです。

中島みゆき長渕剛。この2人の名前の共通点は何でしょう?

 

今回は取り敢えず歌手編です。

 

『何だその取り敢えずってのは?』

「最初に紹介するのは歌手の方なんですけど、後から他のジャンルの方も来ます。」

『何だその合コンみたいなシステムは?』

「とにかくまずはこの2人の共通点を見つけてください。」

『それが昨日から考えてんだけど、全然分かんねぇんだよなぁ。』

「フッフッフ、何せ今までにないパターンですからね。」

 

ヒント1:今回はそれぞれのお名前をひらがなにしてみましょう。

 

中島みゆき=なかじま みゆき

長渕剛  =ながぶち つよし

 

『うーん、さっぱり分からん!』

 

ヒント2:長渕剛さんは珍しい例なんで、中島みゆきさんと同じタイプの方を追加しましょう。

 

昨日も最後にチラッと名前が出た“ミポリン”こと、

中山美穂(なかやま みほ)さんと

中島美嘉(なかしま みか)さんです。

『苗字がなかじま、なかやま、なかしまって1字違いで似てるよなぁ?』

「あー、でも今回はそこじゃないんですよ。なめらかネームは何処と何処を見るんでしたっけ?」

『苗字の最後と下の名前の最初だろ?』

「そう!そこが・・・になってるんです。さあ!お考え下さい!」

『くっそ〜、松丸亮吾(まつまるりょうご)みたいに言いやがって〜。こうなったらシンキングタイム恒例の替え歌だ!』

「何でそうなるんですか?」

中島みゆきで「特上の寿司」、聴いて下さい。』

「特上の寿司?」

『🎵つ〜ま〜めよ〜、高いネタから〜、教えてよ〜、特上の寿司を〜、

つ〜ま〜めよ〜、特上の寿司は〜、今どこに〜、あるのだろう〜?』

「今どこにあるか探してるって事は回転寿司って事ですか?」

『その通り!』

「回転寿司の特上の寿司なら大した事ないでしょう!て言うか、補足説明が要るような替え歌やめて下さい!」

 

さあ、皆さんはもう分かりましたか?

 

それでは正解を発表しましょう。

 

正解は50音で連続する2文字と重なるという点です。

 

まずはこちらの50音表をご覧下さい。

 

あ  か  さ  た  な  は  ま  や  ら  わ

い  き  し  ち  に  ひ  み  い  り  い

う  く  す  つ  ぬ  ふ  む  ゆ  る  う

え  け  せ  て  ね  へ  め  え  れ  え

お  こ  そ  と  の  ほ  も  よ  ろ  を

 

これまでのなめらかネームやリターンネームは、この50音表でいうと「あかさたなはまやらわ」の様に横並びの同じ母音の文字を1つの組み合わせ(1ペア)としてきました。

横並びの同じ母音の文字列が言いやすいのなら、縦並びの文字列も言いやすいのではないかと思うのです。

子供の頃から50音を憶える時に「たちつてと」とか「まみむめも」とか言い慣れてますよね。

子供の頃に憶えた基本の言葉と同じ順に並んだ文字は、例え2文字と短くても馴染みがあって言いやすいのではないか、という訳です。

『🎵た〜ての糸はあなた〜、よ〜この糸はわたし〜、ってか。あ、それで中島みゆきか!』

「それは偶然『糸』がそういう歌だっただけですけどね。あと苗字と下の名前の繋がりの部分で「ま み」となる人が3人、それも人気の高い女性歌手ばかりというのも何かの縁を感じますね。」

『何かの縁って?』

中山美穂さんがデビューした時、中島みゆきさんは既に有名な歌手だった訳です。「ゆう」が付く名前や「たか」が付く名前に有名な方が多い様に、同じ音を持つ名前に人の意識は反応しやすいんじゃないかと思うんですよ。」

『すると中島美嘉がデビューした時にはもう中山美穂も有名になってたから、効果は倍って訳か。』

「ええ。皮肉にも中山美穂さんの妹の中山忍(なかやましのぶ)さんはこの法則に該当しないんで、歌手としては成功しませんでしたからね。」

『この法則って言うとどの法則か分かんないから、このタイプにも呼び名を付けようぜ。』

「もう考えてあります。50音のタテ読みと同じ文字列なのでなめらかで言いやすい事から、“タテなめネーム”と名付けました!」

『なめタテネーム?』

「タテなめネームです!」

『なめたけ?』

「タテなめです!」

 

苗字の最後と下の名前の最初という縛りを無くすと、このタテなめネームの有名芸能人、結構いらっしゃるんですよ。

まず「あい」は

女性歌手のAIさん、aikoさん、あいみょんさんなどニックネームの、カラオケの索引でも最初に出てくる方々から、

相川七瀬(あいかわななせ)さん、相武紗季(あいぶさき)さん、

哀川翔(あいかわしょう)さん、相葉雅紀(あいばまさき)さんなど。

「うえ」は上戸彩(うえとあや)さん、井上真央(いのうえまお)さん、

井上陽水(いのうえようすい)さん、上田晋也(うえだしんや)さん、

上島竜兵(うえしまりゅうへい)さんなど。

「きく」は菊池桃子(きくちももこ)さんや菊川怜(きくかわれい)さん、

「さし」は指原莉乃(さしはらりの)さん、

「たち」は(たち)ひろしさん、

「みむ」は三村(みむら)マサカズさんなど、

 

まだまだ他にもいらっしゃると思うので、皆さんも探してみて下さいね。

きくりんもタテなめネームだろ?』

「あぁ、中井貴一(なかいきいち)さんのモノマネする人ですか?」

『・・・!』

「いやブログで“顔マネ”やっても伝わらないです・・・。」

 

えーこの様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

 

『🎵風の中でき〜ばる〜、砂の中に埋める〜、糞はどこへいった〜?』

「知りませんよ!先に帰りますからね。」

『🎵見送〜られる事も無く〜・・・』

 

ではまた次回をお楽しみにー。