勝手にお名前診断 (第189回)※2020年8月5日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第189回目の今日は東国原英夫さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとHIGASHIKOKUBARU HIDEO となり、
苗字の最後の文字「る」と、下の名前の最初の文字「ひ」、
フルネームの最初の文字「ひ」と、最後の文字「お」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
“ノーペアネーム”は活動が不安定になりがちです。
早稲田大学を中退してお笑いを志し、「笑ってる場合ですよ!」の素人参加コーナーに漫才で出場した際、ビートたけしさんに弟子入りを志願しました。
大森クンタ(後の大森(おおもり)うたえもん)さんと2人でツーツーレロレロという漫才コンビを組んで「お笑いスター誕生!」に出場した事もありましたが、10週勝ち抜きのチャンピオンまでとは行かず、その後はたけし軍団の一員となります。
最初に“殿”ことビートたけしさんの下へ1番弟子として入門した時、東英夫(ひがしひでお)という芸名をもらっていたのですが、他にも弟子が増えてたけし軍団となってきた頃に開かれた宴会の席でそれぞれの芸名が命名され、他のメンバーがつまみ枝豆(えだまめ)や井出(いで)らっきょなどと特異な名前を付けられていく中、何も言われなかった東さんが「私はどうなるんですか?」と聞いたところ、
「お前はそのまんま(現状維持の意味で)東でいいよ。」と言われました。
それをラッシャー板前(いたまえ)さんが勘違いして“そのまんま東”とメモした為に芸名がそのまんま東(ひがし)となってしまったのです。
東英夫(HIGASHI HIDEO)のままだったら、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ“なめらかネーム”だったのですが、そのまんま東(SONOMANMA HIGASHI )となった事で、芸名も“ノーペアネーム”になってしまいました。
(斜体文字が加筆した部分です)
しかし本名の東国原英夫(HIGASHIKOKUBARU HIDEO) という名前の全体を見るとA・I・U・E・O、5つの母音が全て入っています。
このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。
“ロイヤルネーム”は芸能界でのジャンルに関係なく、「何をやっても上手くいく」のではないかと思えるほど運の強い名前です。
たけし軍団の中では1番弟子という事もあり、限りなくリーダーに近い存在でした。
グループ内にロイヤルネームの方がいる場合はリーダーになるか、非常に目立つ存在になるのです。
たけし軍団はビートたけしさんの番組はもちろん、一時は軍団だけでも冠番組を持つなど大人気となりました。
ところが1986年に起きた、かの有名な?“フライデー襲撃事件”により自粛を余儀なくされるのです。
しかしその自粛期間中に書いた小説「ビートたけし殺人事件」がベストセラーになって、そのまんま東さんが一躍脚光を浴びました。
母音ではなく文字で見ると(そのまんまひがし)と、「ま」の字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
この“ワンモアネーム”は、グループでも成功してソロ(ピン)としても成功するという“ワンモア”な活躍をされる方が多いのです。
「ビートたけし殺人事件」はドラマ化までされて自身も出演し、そこで後の結婚相手となるかとうかず子さんと共演して知り合う事になるのです。
実はその前にも1度結婚・離婚をしていて、かとうかず子さんとは2度目の結婚でした。
2度目の結婚であんな美人女優と結婚出来たのですから運が良いですよね。
ロイヤルネームは恋愛・結婚運の強い名前でもあるのです。
ちなみに「ビートたけし殺人事件」の続編ともいうべき「明石家さんま殺人事件」も執筆し、ドラマ化までされました。
グループとピン、芸人と作家、結婚も2度目、たけしを殺してさんまも殺しと、色んな意味で“ワンモア”ですね。
ロイヤルネームの特性として、グループから独立・脱退する傾向もあります。
2000年、芸人になる前に中退した早稲田大学に42歳で再度入学し、社会学や政治経済学を学びました。かとうかず子さんと離婚後、本格的に政治家を目指して活動を始めたところ、師匠のビートたけしさんから「政治家になるなら軍団を脱退しろ」との命を受け、それを承認したのです。
まぁ、そういった経緯も宮崎県知事として一躍時の人となった、華々しい成功があったからこそ語られた後日談ですので、当時は密かな脱退劇だったのでしょう。
そして2007年、東国原英夫として宮崎県知事選挙に出馬して見事当選、「どげんかせんといかん」を合言葉に大活躍しました。「どげんかせんといかん」はその年の流行語大賞にも選ばれ、東国原英夫という長い名前の代名詞になったのです。
本名も母音ではなく文字で見ると(ひがしこくばるひでお)と、「ひ」の字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。
タレントのそのまんま東として有名になり、政治家の東国原英夫としても有名になりました。
まあ“ひがしこくばる”と苗字だけで7文字もあり、全体で10文字と私が見てきた本名の中でも1番長い名前なので、そりゃ母音も5つ入るだろうとか、同じ文字も2つ入るだろうとかいう意見もお有りでしょうが、それはさておき話を進めて参りましょう。
グループのリーダー的存在になり、派手な結婚をし、グループから独立し、政治家になるという、「何をやっても上手くいく」ロイヤルネームの特性を活かしきった、生きた見本の様な方なのです。
(割愛した部分には浮気、障害事件、未成年者との淫行など、上手くいかない事もありましたが。)
2011年に宮崎県知事任期満了後、東京都知事選に出馬するも落選。翌年衆議院議員選挙に当選しましたが1年で辞職と、タレント時代も合わせてこの安定しない感じは基本“ノーペアネーム”である事が原因かと思われます。
その後は元政治家の経験を活かし、コメンテーターとして活躍しています。
2014年には一般女性と3度目の結婚をしていた事が明らかになりました。
離婚してもまた他の相手を見つけて結婚するという形でロイヤルネームの「結婚運の強さ」を発揮する方もいるんですね。
この様に有名人のお名前を母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。