勝手にお名前診断 (第120回)※2021.4.13改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第120回目の今日はロンドンブーツ1号2号のお二人です。
それぞれのお名前は田村淳さんと田村亮さん、
お二人とも本名です。
当初は苗字が同じ「田村」だった事から「タムタム」という名前だったそうですが、初期のネタに「ハイヒールに憧れている設定のロンドンブーツというコンビがネタ終わりのポーズを考える」というコントがあり、「どちらが1号でどちらが2号ですか?」と聞かれることを狙って「1号2号」と付けたそうです。
このロンドンブーツ1号2号というコンビ名、平仮名にすると「ごう」と最後が“う”になりますが、カタカナでは“ゴー”になり、一つ前の文字を伸ばした音ということになります。
つまり母音が「オ」で始まり、「オ」で終わっているのです。
こういった「オ」の“リターンネーム”のコンビは他に
ココリコ、よゐこ、ロバート、オリエンタルラジオなど、下積みの期間が短いのが特徴で、どのコンビもまだ知名度が低いうちからゴールデンのバラエティーにレギュラーとして抜擢されたり、デビューして2~3年で冠番組を持ったりしているのです。
最初と最後の文字の母音が同じという“リターンネーム”の条件を満たしていれば、名前の長さは関係ないという見本のようなコンビでもあります。
もう少し付け加えると、名前の後半で1号2号と同じ音が繰り返されています。
これは「名前の法則」とは関係なく、漫才コンビでは昔から良いとされてきた名前の形式で、やすし・きよしやオール阪神・巨人、
ダウンタウンやウッチャンナンチャンにも通ずる“反復型”でもあります。
これら新旧の良い名前の条件を兼ね備えたロンドンブーツ1号2号、名前の研究をしている私にとってはこれだけでメシが食えるくらいの(?)非常に良い名前なのです。
では田村淳さんから見ていきましょう。
ローマ字で書くとTAMURA ATSUSHIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は司会者運の強い名前なので、コンビで出演する番組でもMCはほぼ淳さんが務めています。単独でも広い年齢層に向けた番組は少ないものの、若者向けの番組のMCを多く担当していて、お笑い界の大御所MC陣(タモリさん、たけしさん、さんまさん、所ジョージさんなど)がどんどん高齢化していく中、その隙間を縫うようにポジションを掴んでいます。
歌手運もある名前なのでロックバンドのボーカルとしても活動していました。
(こう書くとカッコ良く見えますが、あまり売れていないお笑いタレントで結成されたなんちゃってロックバンドです。)ただバンド名がjealkb(ジュアルケービー)とリターンネームでなかった事もあり、ヒットはしませんでした。
また俳優運もある名前なので、かつてダウンタウンを中心としたドラマ仕立ての缶コーヒーのCMや、大河ドラマでも相方の亮さんより目立つ役を貰っていました。
デビュー当時の赤髪でチャラいイメージとは異なり、実は真面目で仕事熱心な所もあります。その点もなめらかネームの性質通りと言えます。
さてもう一人の田村亮さんはTAMURA RYOとなり、
苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の一文字「りょ」、
フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「りょ」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
同じ「田村」という苗字でも下の名前でなめらかネームかノーペアネームに分かれるのです。
ノーペアネームは司会者適性が弱い為、コンビで出演している番組でもMCはほぼ淳さんに任せっきりです。
それでも相方に負けじと頑張る訳ではなく、本業に対して真摯に取り組もうとしないノーペアネームの悪い面が出て趣味である釣りに興じるようになります。
そして不安定になりがちなノーペアネームのせいか、“闇営業”問題で一時全仕事を失いました。
この件に関しては宮迫博之(みやさこひろゆき)さんら他の芸人とも関わる話なので一概に名前のせいとは言えませんが、人前で芸を見せて笑わせてお金を貰うという、芸人としての本質の仕事をしただけなのでそんなに悪い事とは思わないんですが、それにしても半年以上表舞台に出られないという、重いペナルティをくらったものです。
ようやく謹慎も解けて契約問題も解決し、何とか芸能活動を再開する事が出来ました。
相方・淳さんの配慮があってこそですが、なめらかネームは情に熱いタイプでもあるんですね。
何かコンビ名と淳さんを褒めるだけの内容になってしまいましたが、亮さんもこれから褒められるような活躍をして欲しいです。
なんだかんだあってもコンビ名が継続性の高いリターンネームだったからか、解散もせず長く続くコンビとなりました。
実は“ロンドンブーツ複数号計画”というものがあり、現在6号ぐらいまで襲名されている様ですが、まだまだ認知度の低い方ばかりなので扱うのはまた次の機会にしましょう。
(斜体文字が加筆した部分です)
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。