矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

麒麟(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第48回)※2020.12.18改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第48回目の今日は麒麟のお二人です。

 

それぞれのお名前は川島明さんと田村裕さん、お二人とも本名です。

 

まず川島明さんですが、

ローマ字で書くとKAWASHIMA AKIRAとなり、

苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

更にフルネームの最初と最後の母音も同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

「名前の法則」での判断基準となる4つのポイントが全て同じ母音ですので、トランプの役で言うと“フォーカードネーム”です。

お笑いタレントでは明石家さんまさんに匹敵する程の良い名前です。

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学生時代はラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”だった川島さんがお笑い芸人になったのは、憧れの職業に就いたと言えるでしょう。なめらかネームの一途さが伺えます。

かつては低音ボイスを活かし、漫才の登場時に「麒麟です。」のひと言でお客さんを掴んでいました。

俳優でナレーターとしても活躍する石坂浩二(いしざかこうじ)さんや森本(もりもと)レオさん、そして低音ボイスと言えば中尾彬(なかおあきら)さんも有名ですが、皆さん揃ってリターンネームなんです。声が魅力的になる特徴がある名前なんですね。 

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麒麟というコンビ名は短くて「ん」で終わるものの、同じ母音だけで構成されているのでリターンネームと言うよりゆずに近い“ストレートネーム”です。コンビの継続期間としては長くなる名前ですが、お笑いで漢字が入ったコンビ名だと、若干通好みになる様です。

(斜体文字が加筆した部分です)

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麒麟はM−1での優勝経験こそないものの、残り8組の決勝戦や残り3組の最終決戦に何度も食い込み、「M−1の申し子」と呼ばれるほど漫才に定評のあるコンビでしたが、ある出来事から歯車が狂い始めます。

川島さんの相方、田村裕さんが自身の極貧半生を綴った自叙伝「ホームレス中学生」を出版し、200万部を越えるベストセラーとなるのです。

 

そこで田村裕さんのお名前ですが、

ローマ字で書くと=TAMURA  HIROSHIとなり、

苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「ひ」、

フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「し」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

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以前この記事でも触れましたが、ノーペアネームは本業以外のジャンルに向かっていく傾向があるようで、時にはそれが大きな成功を招く事もあります。

ホームレス中学生」が爆発的に売れたお陰で2億円以上とも言われた印税を手にした田村さんでしたが、極貧生活を送ってきた少年が大人になって2億円もの大金を掴んだ事で金銭感覚がおかしくなります。

「タクシーが好きだから」と、数百メートル先の目的地へ行くのにもタクシーを利用したり、

「パンが好きだから」と食べきれないほどのパンを買い漁ったりと、ムダ遣いばかりするようになってしまうのです。

一応フォローしておくと、後輩芸人たちにご飯を奢ったり、自分たち家族を捨てて「解散!」と言ったまま失踪していた父親の為に新築のマンションを購入するなど、自分以外の為にも沢山お金を使う優しさもあったようです。

計画性も無くお金をどんどん使っていた為、2億あった筈の印税はあっという間に底を突きました。もともと文才があった訳ではなく、ありのままを綴った自叙伝がたまたまヒットしただけなので、続編や第2弾を書く事もなく「一冊屋」と呼ばれるようになってしまいました。今では何故か週8(?)でバスケットボールに夢中のようです。

 

階段を転げ落ちるように転落していく田村さんと入れ替わるように、今度は川島さんの評判が浮上していきます。

きっかけの1つになったのが、以前交際が噂されていた真鍋(まなべ)かをりさんが結婚を発表した日のTwitter

おわらい 芽()吹く祇園の 出()番終え おくの鐘の音 め酒で祝う」という短歌を投稿し、その頭文字を繋ぐと「おめでとう」というメッセージになるという事が話題となり、好感度を高めたのです。

元“ハガキ職人”のセンスがそこでも活きたのですね。

 

母音ではなく文字で見た時に「お・か・き」の3文字のどれかが入る名前を“お・か・きネーム”といい、自分に厳しくなる方が多いのです。

川島明(わしまあら)さんは「か」と「き」が入っています。相方が貧乏な生い立ちを武器にして注目の的となり、一時は「じゃないほう芸人」扱いされていた間もいじける事なく、本業に対して真摯に取り組みながら秘かに爪を研いでいたんですね。

そしてリターンネームのトーク力を活かして着々と世間の評価を上げ、雛壇からMCまで今やテレビで見ない日はない程の活躍を見せています。

一時は田村さんの影に隠れてしまった川島さんでしたが、着実に芸人としての仕事を続け、長いスパンで見ると結局は逆転している。それがなめらかネームの底力なのです。

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一方の田村裕さんはただのノーペアネームと思いきや、苗字と下の名前で分けて考えると、

TAMURA  HIROSHIとそれぞれ最初と最後が同じ母音になります。

この特別な条件に当てはまるスライドネームでもあります。 

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このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多く、田村裕さんの場合は路線変更と言うより貧乏人から大金持ちになった時にその運を使ったのでしょうか。

いや、今やバスケ教室のプロデュースや指導、吉本の社会人バスケットチーム「チームよしもと」にも所属している事から、バスケットボール選手に転向したと言っていいでしょう。(報酬をどれくらい貰っているかは分からず、成功したと言えるかどうかは分かりません。)

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。