「名前の法則」の世界へようこそ。
ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。
早速ですがクイズです。
この3人の名前の共通点は何でしょう?
今回もお笑いタレント(個人)編です。本業以外のある事で有名になった3人ですが、実は名前に共通点があるんです。
ヒント1:それぞれのお名前をローマ字にしてみましょう。
西野亮廣 =NISHINO AKIHIRO
田村裕 =TAMURA HIROSHI
ヒント2:今回までのクイズやお名前診断に何度も登場した“なめらかネーム”でもなければ、“リターンネーム”でもありません。という事は・・・。
もうわかりましたね。
では西野亮廣さんのお名前を例に挙げながら、正解を発表しましょう。
に し の あきひろ
NISHINO AKIHIRO
赤い文字の部分の母音が同じなのがなめらかネーム。
青い文字の部分の母音が同じなのがリターンネームです。
西野亮廣さんのお名前はどちらにも該当しません。
又吉直樹さん、田村裕さんも同じです。
「名前の法則」で重要なポイントとなる2箇所の母音が違うのです。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
『オッス!久しぶりだな!』
「また来たんですか?有作さん。」
『やっぱり俺がいないと淋しいだろ?』
「別に・・・。」
『そんなにエリカるな、いや強がるなよ。』
「いま『エリカる』って言うと、違う意味に聞こえちゃうんでダメですよ!」
『ダメ!絶対!!ってか?』
えー先週はなめらかネームの芸人の方々を紹介しましたが、
今回はノーペアネームの方を紹介したいと思います。
『ホームラン打たずに、◯せい剤打っちゃった!なんてな。』
「誰の事言ってるんですか?」
『名前出すとマズいからイニシャルで言うと・・・K・Kだな。』
「そこでK・Kって言うと、桑田さんも打ってたみたいで紛らわしいからヤメてください!」
『あっそうか!こりゃ失敬。桑田だけに、あやMatt(マット)こう。なんつって。』
「(オチまで考えてたのか・・・)」
今回もノーペアネーム以外の共通点があるのですが、もう皆さんお分かりですよね。
簡単に言うと「本も売れた芸人」です。
キングコングの西野亮廣さんは「えんとつ街のプペル」という絵本の制作を手掛け、絵本としては異例の40万部を売り上げ大ヒットしました。
ピースの又吉直樹さんは・・・
『おっ!それは知ってるぞ!花火だろ?」
「花火じゃなくて火花です。」
『え?花火師の話じゃないの?』
「花火師じゃなくて漫才師の話です。」
『花菱って漫才師の話か!』
「花菱(はなびし)アチャコさんの話でもありません!」
えー又吉直樹さんは「火花」で芥川賞を受賞し、大きな話題となりました。
そして麒麟の田村裕さんは「ホームレス中学生」が200万部を越えるベストセラーと、いずれも本業の傍ら書いた本が大ヒットした方です。
で、偶然にも皆さんお名前がノーペアネームだったという訳です。
『問題は一発当てた次だよ次!ちゃんと書き続けてんのか?』
西野さんは次回作として「ほんやのポンチョ」という絵本を出版していますし、又吉さんも「劇場」という小説が映画化まで決定しています。
『田村は?』
「週8(?)でバスケットボールばかりしているそうです。」
『喝‼︎だな。』
「相方の川島さんからも一発屋ならぬ“一冊屋”と呼ばれてました。」
『ほう〜、そうか〜。』←(メモっている。)
「まあ他の2人はフィクションでしたけど、田村さんは実体験を綴ったノンフィクションでしたからね。創作力はなかったんでしょう。」
なかでも西野亮廣さんは常に新しいことに挑戦しているイメージがありますね。
絵本以外にも小説・エッセイ・ビジネス書なども出版していますし、画家として個展を開いたり、クラウドファンディングで資金を募って町を作ったりと、多岐に渡って活動しています。
本業がお笑いタレントの方で言えば
片岡鶴太郎(かたおかつるたろう)さんもそうですが、ノーペアネームの方は1箇所に留まらず、常に新しいジャンルに挑戦する習性があるのかも知れません。
あと本業以外に作家としても成功した方で言えば
俳優の水嶋(みずしま)ヒロさんや、
アイドルではNEWSの加藤(かとう)シゲアキさんなど、やはりノーペアネームなんです。
先週はなめらかネームの方が本業一筋で勝負して成功するタイプだという話をしましたが、ノーペアネームは本業以外のジャンルに向かっていく傾向があるようで、時にはそれが大きな成功を招いたり、新しい独自のジャンルを切り開いたりする事もある、という事です。
ただし成功例もそれほど多い訳ではないので、あくまでも「時には」ですよ。
『「がばいばあちゃん」の島田洋七(しまだようしち)はリターンネームじゃないか!』
「あれもほぼノンフィクションですし、ヒットするまで時間掛かってますからねー。」
『じゃあ「たけしくん、ハイ!」は?』
「いつの話してんですか?もうみんな忘れてますよ。」
この様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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『じゃあ劇団ひとりも入れてやれよ!』
「あー、芸名過ぎて外してました。」
『芸名過ぎるって、ナニ?』
ではまた次回をお楽しみにー。