矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

吉川晃司さん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第145回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第145回目の今日は吉川晃司さんです。
このお名前は本名です。

ローマ字で書くとKIKKAWA KOJI となり、苗字(姓)の最初と下の名前(名)の最後の文字の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

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“リターンネーム”の男性歌手は、曲調もルックスもやや中性的な方が多いのが特徴ですが、この方の場合はデビュー当時メイクで中性的ニュアンスを取り入れていた、というのが正解でしょう。

 

中学、高校と水球部に所属しながら、バンド活動も平行して行っていた吉川晃司さんは、佐野元春(さのもとはる)さんのコンサートを見てカルチャーショックを受け、音楽一本に絞るようになります。水球の推薦で特待生として入学できた筈の慶應義塾大学への進学を捨て、高校を中退して上京しました。
オーディションを経て渡辺プロダクション(以下渡辺プロ)に入ると、渡辺プロも総力を挙げて彼を売り出そうと、歌と映画の同時デビューを企てます。

そして1984年シングル「モニカ」と映画「すかんぴんウォーク」の主演で華々しくデビュー。映画主題歌でもあった「モニカ」は目論み通りヒットし、吉川晃司の名を一躍スターダムにのし上げました。
以降も「サヨナラは八月のララバイ」「LA VIE EN ROSE」「You Gotta Chance」「にくまれそうなNEWフェイス」「RAIN-DANCEがきこえる」と立て続けにヒットシングルをリリースします。

 

◉アイドル的扱い

 

リターンネームの男性歌手(特に若い方)はアイドル運が強く、現在ではロック歌手、または俳優のイメージが強い吉川晃司さんも、若くしてデビューした為にアイドル的扱いを受けます。
同時期に人気を博していたチェッカーズらと共に当時の2大アイドル雑誌「明星」「平凡」の誌面を飾り、80年代アイドルと横並びで紹介されていたのです。
ところが本人はそういった扱いが気にいらず、仕事の一環として仕方なく受け入れていた為に鬱憤が溜まっていたのか、紅白歌合戦出場時にはステージでギターに火をつけるなどして暴れまわり、しばらくNHKを出入り禁止になってしまいました。
本人の意向に関わらず、リターンネームはアイドルと位置付けられてしまうのかも知れません。

 

◉事実上の期間限定ユニット

 

バラエティー番組への出演も拒否し続け、その可能性のある渡辺プロからも独立した吉川晃司さんは、1988年に元BOØWY布袋寅泰(ほていともやす)さんと

COMPLEXを結成します。

「BE MY BABY」を含む2枚のシングルと2枚のアルバムをリリースしたものの、布袋さんと意見の違いから衝突し、最後は飲み屋でつかみ合いの喧嘩をしてCOMPLEXは解散となりました。(よく問題を起こす方ですね。)
結成当初は長く続けていくつもりだった筈が、結果的に活動期間は2年足らずと、期間限定ユニットの様な形で終わったのでした。

 

◉俳優として

 

俳優運の強い“なめらかネーム”ではなく、音楽活動に専念する為デビュー当時の映画3部作以来、俳優業はほぼ休止状態でしたが、三池崇史(みいけたかし)監督から

「映画に出るか死ぬかどっちかにしろ」との殺し口説き文句を言われ、2000年公開の映画「漂流街」に出演しました。
それ以降は年1本程のペースで映画に出演し、2009年には大河ドラマ天地人」にも出演、最近では「下町ロケット」に出演するなど俳優としての活動が多くなりました。
ここでも本人のやりたい“ロック歌手”ではなく、他人からは違う一面が求められた訳ですが、なめらかネームではない為“ロック歌手”と認知されにくいのかも知れません。

 

これを言うとファンの方は気を悪くされるかも知れませんが、有名な曲を挙げるとなると、「モニカ」や「You Gotta Chance」など、アイドルと呼ばれた初期の頃の曲になってしまいます。
私に言わせれば、やはりリターンネームはロック歌手よりアイドル向きの名前だという結論になってしまうのですが、皆さんはどう思われるでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

ではまた次回をお楽しみに。