勝手にお名前診断 (第217回)※2020年9月28日の記事を改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第217回目の今日は陣内孝則さんです。
このお名前は本名です。
ローマ字で書くとJINNAI TAKANORI となり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。
“リターンネーム”はバラエティーに強い名前で、お喋りが上手い(よく喋る)方が多いのが特徴です。
福島県出身の陣内孝則さんは、婚礼家具などを製造する木工所「陣内木工」の長男として生まれながらも家業は継がず、高校時代から音楽に目覚めてザ・ロッカーズというバンドを結成しました。
アマチュアながら5年間活動を続けた(他のメンバーは流動的に入れ替わった)後、メジャーデビューを果たして上京するも、日の目を見る間もない内にメンバーが仲違いして解散してしまいます。
おそらくザ・ロッカーズというバンド名が、グループの活動期間が長くなるリターンネームではなかった為に、メンバーの入れ替わりがあった末の解散という事態になってしまったのでしょう。
解散後陣内孝則さんはソロとしてしばらく活動を続けるものの、なかなかヒットには恵まれませんでした。リターンネームはロック歌手にはあまり向かない名前なのです。
しかし音楽活動を続けていたお陰で「爆裂都市 BURST CITY」という映画(ロックバンドに熱狂する若者たちと警察部隊との抗争を描いた近未来SFアクション)の主役に抜擢されました。
本来ならロック歌手として一旗上げたかった陣内さんでしたが、そこからは売れるなら何でも良いとプライドを捨て、俳優の道に突き進んでいきます。
1986年に放送された倉本聰(くらもとそう)さん脚本のドラマ「ライスカレー」に出演して注目を浴び、翌87年の映画「ちょうちん」ではヤクザの主人公を演じてブルーリボン賞の主演男優賞を受賞しました。
そして88年の「君の瞳をタイホする!」で連続ドラマ初主演の座に着くと共に、トレンディドラマの顔となったのです。
その後も「愛しあってるかい!」で奔放な教師を演じ、コミカルな役にも挑戦していきました。
“なめらかネーム”ほど俳優向きではありませんが、リターンネームは俳優業にも充分対応できる名前です。ただやはり話し好きの性質が強いので、バラエティーに出演した時には芸人ばりにトークに力を入れます。それが功を奏して「ハッピーバースデー!」などバラエティー番組の司会まで担当する様になりました。
せっかく掴んだ俳優の品格を下げかねない行為ですが、下の名前に「たか」という音が入る“たかたかネーム”でもあるので、馬鹿馬鹿しい事をやっても何故かリスペクトされる傾向があります。だから俳優の仕事もメインで持続しているんですねぇ。
90年から91年、更に2014年にもザ・ロッカーズを再結成させていますが、母音ではなく文字で見ると(じんないたかのり)と、残念ながら同じ文字が2つ入る“ワンモアネーム”ではありません。なので個人では成功してもグループでも成功とまではいかない様です。
もしバンド名がリターンネームだったら売れていたか長く続いたかも知れない。
本名がなめらかネームだったらロック歌手として成功していたかも知れない。
ワンモアネームだったら個人でもグループでも成功していたかも知れない。
・・・と、色々残念な点も多い方ですが、売れないロッカーからここまでのし上がったのですから大したものです。
最近では陣内智則(じんないとものり)さんの活躍によりお笑い芸人と間違えられる事も増え、またまた残念な点が増えてしまいましたが、それも自虐ネタに出来るほど強いメンタルの持ち主なので大丈夫でしょう。
むしろ“おいしい”と思っているかも知れません。
この様に有名人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。