勝手にお名前診断 (第123回)※2021.4.16改訂
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第123回目の今日はBOØWYです。
結成当時「ガール」というイギリスのロックバンドがいたことに対抗し、「ボーイ」という名前に漢字を当て、『暴威』となりました。そこから転じてBOØWYとなります。
BOØWY(ボウイ)というバンド名は最初と最後の文字の母音が違うので“ノーリターンネーム”と呼びます。
ドリカムやポルノグラフィティの様な“ドレミネーム”でもない“ノーリターンネーム”のバンドはテレビに出ない傾向が強く、BOØWYもテレビ出演はほとんどありませんでした。(斜体文字が加筆した部分です)
それでも当時の若い世代から圧倒的な支持を集め、「ONLY YOU」や「MARIONETTE」はヒットチャートを席巻しました。つまりテレビに出ずライブ中心の活動でも客を集め、ヒット曲を生み出す人気バンドになったのです。
ただ、息の(バンド継続期間の)長くなる“リターンネーム”ではなかった為か人気絶頂期を迎えた途端、もう満足いくまでやり尽くしたかの様に解散してしまいました。
メンバー(解散時)はボーカル・氷室京介さん、
ギター・布袋寅泰さん、
ベース・松井恒松(現:常松)さん
ドラムス・高橋まことさんの4人でした。
まずボーカル氷室京介さんのお名前をローマ字で書くと、
HIMURO KYOSUKEとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。
この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。
“なめらかネーム”は男性歌手向きの名前です。特に演歌やロックなどの男らしい歌を唄うのに適しています。
何と言ってもBOØWYは氷室京介さんのボーカルあってのものだったでしょう。そのハスキーな歌声は多くのファンを魅了しました。
解散後はソロ歌手としても氷室京介名義で活動し、「ANGEL」「KISS ME」「VIRGIN BEAT」などのヒット曲を生み出しました。
続いてギター・布袋寅泰さん、
ローマ字で書くと=HOTEI TOMOYASUとなり、
全体を見るとA・I・U・E・O、5つの母音が全て入っている事がわかります。
このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。
このロイヤルネームは「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような活躍をされている方が非常に多いのです。
またグループ内にいた場合でもメインボーカルに負けない程の非常に目立つ存在になります。
X JAPANのhide(本名:松本秀人(まつもとひでと))さん、
米米CLUBのジェームス小野田(本名:小野田安秀(おのだやすひで))さん、
BOØWY時代の布袋寅泰さんも氷室さんに負けない程の非常に目立つ存在でしたね。ギターの腕はもちろん、ヘアースタイルでも存在感を放っていました。
何よりこの方は解散後、ソロアーティストとして更なる活躍を遂げます。
アルバム「GUITARHYTHM」でのデビューに始まり、
吉川晃司(きっかわこうじ)さんとのユニットCOMPLEXで「BE MY BABY」のヒット、
今井美樹(いまいみき)さんの「PRIDE」など多くのアーティストへの楽曲提供、
映画音楽(「KILL BILL」のメインテーマなど)や、
俳優としても出演(「新・仁義なき戦い」など)
そしてソロ歌手として「さらば青春の光」「サレンダー」「POISON」「スリル」などのヒット曲を生み出しました。
正に「何をやっても上手くいく」という感じですね。
ベース・松井恒松(現:常松)さん
ローマ字で書くと=MATSUI TSUNEMATSUとなり、
苗字の最後の文字「い」と、下の名前の最初の文字「つ」、
フルネームの最初の文字「ま」と、最後の文字「つ」の母音が違います。
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
なお、この恒松というお名前は芸名で、本名は恒二(こうじ)といいます。
本名のほうも同じ母音のペアが出来ないノーペアネームです。
ドラムス・高橋まことさん(本名は漢字で“信”と書きます)
ローマ字で書くと=TAKAHASHI MAKOTOとなり、
苗字の最後の文字「し」と、下の名前の最初の文字「ま」、
フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「と」の母音が違います。
こちらも“ノーペアネーム”ですね。
このお二人もBOØWY解散後、それぞれミュージシャンとして活動を続けておられます。
とは言ってもベースとドラムですから、それほど目立った活動は出来ませんよね。
ノーペアネームだからという訳ではなく、解散したバンドのボーカル以外のメンバーなんてそんなものですよ。布袋寅泰さんが売れ過ぎ、目立ち過ぎなんです。
さて話は戻って再びBOØWYについてなんですが、リーダーは氷室京介さんでした。
私は以前にロイヤルネームの方がグループ内にいた場合、リーダーになる事が多いと申しましたが、ロイヤルネームの布袋寅泰さんではなくなめらかネームの氷室京介さんがリーダーだったのです。
しかしよくよく調べてみると、氷室京介というお名前は完全な芸名で、本名は寺西修という名前だそうです。
このお名前もローマ字にしてみましょう。
TERANISHI OSAMUとなり、
全体を見るとA・I・U・E・O、5つの母音が全て入っている事がわかります。
そうです、氷室京介さんは本名が “ロイヤルネーム”だったのです。
だからリーダーだったんですよ!本名のリーダー向きの特性でメンバーを集め、そのバンドでボーカルを務める為にロック歌手向きのなめらかネームを名乗ったのです。
この氷室という苗字は漫画の主人公から取ったという説が有力で、まぁ寺西よりは響きもカッコいいですね。なめらかネームになったのは偶然だったでしょうが、「名前の法則」を推奨する私としては文句の付けようがない、もう「お見事!」というしかありません。
この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。