勝手にお名前診断 (第24回)
この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。
第24回目の今日は萩本欽一さんです。
ローマ字で書くと HAGIMOTO KINICHI となります。
今回までのクイズやお名前診断に何度も登場した“なめらかネーム”でもなければ、
“リターンネーム”でもありません。
「名前の法則」で重要なポイントとなる2箇所の母音が違うのです。
①苗字の最後の文字「TO」と下の名前の最初の文字「KI」
②苗字の最初の文字「HA」と下の名前の最後の文字「CHI」
この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。
もうこの1週間はお名前診断と言うよりお笑いタレント列伝と言う感じになっていますが、トリはやっぱりこの方にご登場頂きましょう。
萩本欽一さん・・・いや「欽ちゃん」と言ったほうがわかりやすいですかね。
ちなみに本名も同じだそうです。
この方の歴史を語るには、まだテレビが白黒だった時代まで遡らないといけません。
当時まだまだ「お笑い」という文化が世間に浸透していなかった頃、
「裏番組をブッ飛ばせ!!」や「なんでそうなるの?」などのヒット番組を生み出し、テレビ界に一大旋風を巻き起こします。
その後萩本さん、いやなんかよそよそしいから、やっぱり「欽ちゃん」と呼ばせて頂きましょう。
欽ちゃんはコンビを離れ「スター誕生!」の司会を務めるなど、個人での活動が中心となっていきます。
一方の坂上二郎さんは徐々に俳優へ移行していきます。
やはり俳優向きの“なめらかネーム”だったからでしょう。
欽ちゃんはその後も「欽ちゃんのドンとやってみよう!」などで、すっかりお茶の間の人気者となっていきました。
◉これぞ伝説!視聴率100%男!
私はこのブログを始めて約1ヶ月半、いろんな有名芸能人やアスリートを紹介させて頂きましたが、「伝説の〇〇」とか「〇〇界のレジェンド」といった表現はほとんど使っていませんでした。
それもこの日の為に取っておいたと言っても過言ではないでしょう。
80年代に入った頃、欽ちゃんは
テレビ朝日で放送していた 「欽ちゃんのどこまでやるの!?」、
フジテレビで企画を一新した「欽ドン!良い子悪い子普通の子」、
TBSでスタートした新番組 「欽ちゃんの週刊欽曜日」、
の3本が軒並み高視聴率を叩き出し、他のレギュラー番組を合わせると合計が100%を越えた事から「視聴率100%男」という異名を取ったのです。
今では考えられない数字ですし、おそらくこれからも破られる事はない記録でしょう。
更にそれだけではなく、これら3番組が放送局の枠を越え、
「欽ドン!欽どこ・欽曜日、三番組まとめてドン!」と題した合体スペシャルが、公平に各局で1回ずつの計3回放送されたのです。
それはまさしく、テレビ界の常識を越えた革命でした。
やれどこかの店のメニューを全部食べ尽くしたとか、1か月1万円で生活したなどと喜んでいる若手芸人に教えてやりたい、
「伝説」とはこういう事だと。
しかしいつの世も盛者必衰、それほどの栄華を極めた欽ちゃんにも、人気が衰える時が来ます。
ここでようやく「名前の法則」の話に戻るのですが、連日お伝えしてきた通りノーペアネームは「不安定」なのです。
さすがの欽ちゃんも、一度下がり始めた視聴率を盛り返す事は難しく、番組は次々と終了していきました。
その欽ちゃんという愛称も、昔からのファンにとっては当たり前ですが、新しいファンや後輩タレントからは呼びにくいものだったかも知れません。
かと言って「萩本さん」や「欽一さん」もよそよそしいですしね。
名前から人気が下降した要因を割り出すとそんな所でしょうか。
あと昨日も名前に「き」が入る方は自分に厳しい方が多い、とお伝えしましたが、
欽ちゃんも笑いに関しては非常に厳しい方でした。リハーサルに何時間も掛けるその姿勢に批判的なタレントも多かったそうで、見方である筈の後輩からの人気も衰えていったのではないかと思われます。
この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。
もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。
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これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。
ではまた次回をお楽しみに。