矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

関根勤さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第104回)※2021.3.26改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第104回目の今日は関根勤さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとSEKINE  TSUTOMUとなり、

苗字の最後の文字「ね」と、下の名前の最初の文字「つ」

フルネームの最初の文字「せ」と、最後の文字「む」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。 

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ただ苗字と下の名前で分けて考えると SEKINE  TSUTOMUと、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。

この特別な条件に当てはまる“スライドネーム”でもあります。 

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このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多く、関根勤さんはそれほど大きな路線変更はなかったと思いますが・・・。

いや待ってください、関根勤さんにはもう1つ名前がありました。

デビュー当時はラビット関根という芸名を名乗っていたのです。“ラビット”はラジオ番組の前説をしていた縁で桂三枝(かつらさんし)(現:文枝)さんから、デビューの年が卯年だった事にちなんで名付けられました。

 

そしてこのラビット関根だった時代は「カックラキン大放送!」のコントで着ぐるみを着て登場したり、“カマキリ拳法”なるトリッキーな技を披露したりと、今とは違ってかなり荒れた芸風でした。

本名の関根勤に改名してから落ち着いた芸風に変わったと思えば路線変更とも言えますが、それを勧めたのは“欽ちゃん”こと萩本欽一(はぎもときんいち)さんでした。

このラビット関根という名前を無理やりローマ字にしても

RABITTO SEKINEと、やはりノーペアネームになります。

だから萩本欽一さんにも今一つ気に入られなかったのでしょうか。

それにしても当時は「東の欽ちゃん、西の三枝」と言われるほどお笑い界の両巨頭だった、桂三枝さんに付けて貰った芸名を萩本欽一さんのアドバイスで本名に戻したのですから、かなり大きな決断だったでしょう。それからラビットは一切名乗らなくなりました。

 

◉不思議なくらい安定しない

 

ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちで、特にMC運やレギュラー運が弱いという特徴があります。

そのせいか関根勤さんはこれまでゴールデンタイムの番組でMCを務めた事がほとんどありません。何故かいつもパネラーやゲスト出演ばかりです。

それにしても45年以上のキャリアがありながら、これだけ司会を任される機会が少ないのは不思議としか言いようがありません。

モノマネも多少マニアックではあるものの、使い所を心得ているので必ず笑いに繋げますし、トークでも決して相手を傷付けず、言葉巧みに褒め契る話術を持っています。

母音ではなく文字で見ると(ねつとむ)と、「き」の字が入る“お・か・きネーム”でもあります。 

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自分には厳しくても他のタレントには優しいのです。

(斜体文字が加筆した部分です)

なので司会者として活躍していてもおかしくないのですが、何故かそのオファーは少ないようです。

しかも俳優運も弱いので、ドラマの出演も極端に少ない気がします。実娘の関根麻里(せきねまり)さんが芸能界入りした頃はいいお父さんのイメージが付いたので、ドラマでもお父さん役が似合うんじゃないかと思ったのですが、実際はほとんど見掛けませんでした。

またお笑いタレントでも1度や2度は誰でも歌を出したりするものですが、歌手運も無い名前のせいか、そういった活動もほとんど見られません。

ある意味お笑い一筋ですが、パネラーやゲスト出演の安定しないポジションばかりでずっと一線で続けてこられたのですから、もうここまでくると賞賛に値する偉業と言っていいでしょう。

そうです、ノーペアネームは不安定になりがちですが、その不安定なポジションで実力を発揮出来る能力を持っているタイプでもあるのです。

 

そんな関根勤さんも67歳となり、最近は孫を溺愛するお爺ちゃんになってしまいました。かつてモノマネの得意レパートリーであった、大滝秀治(おおたきひでじ)さんや宇津井健(うついけん)さん、高島忠夫(たかしまただお)さんといった方々も亡くなられ、若い世代には通用しにくくなりました。

でも大丈夫でしょう。元々「黒船で来航した時のペリー」などという謎のモノマネをやっていましたから。実際に見た事がなくても「こういう人だったんじゃないか」と思わせるだけの技術がありますからね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。