矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

片岡鶴太郎さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第22回)※2020.11.22改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第22回目の今日は片岡鶴太郎さんです。

 

ローマ字で書くと KATAOKA  TSURUTARO となります。

 

苗字の最後の文字「か」と、下の名前の最初の文字「つ」、

フルネームの最初の文字「か」と、最後の文字「ろ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちです。 

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本名は荻野繁雄(おぎのしげお)といいます。

「お」で始まって「お」で終わるので“リターンネーム”ですね。

 

片岡鶴太郎さんはまず、お笑いタレントとして「オレたちひょうきん族」に出演し、近藤真彦(こんどうまさひこ)さんなどのモノマネが評判となりレギュラーの座をつかみ取ります。

他にも坂上二郎(さかがみじろう)さんや具志堅用高(ぐしけんようこう)さん、小森和子(こもりかずこ)さんや浦辺粂子(うらべくめこ)さん、果ては九官鳥のキューちゃんなど豊富なモノマネのバリエーションを披露していました。

知名度はどんどん上がり、本名のリターンネームのよく喋る性質も活かして、たちまち冠番組を持つほどの売れっ子になりました。

歌が上手くなる素質もあるリターンネームなので実際に上手かったのですが、芸名が歌手運のないノーペアネームだったせいか、歌は何曲か出したものの(「ゴーストバスターズ」のパロディーで「ゴーストブスターズ」など)ほとんどヒットしませんでした。

(斜体文字が加筆した部分です)

芸名には「か」という文字が2つ、本名には「お」という文字が2つ入ります。

この様なお名前を“ワンモアネーム”と呼びます。 

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この“ワンモアネーム”は、お笑いタレントの場合コンビでも成功してピンでも成功するという運があるのですが、鶴太郎さんの様に最初から1人で活動している方の場合はお笑いだけの成功では満足出来ないかの様に、他のジャンルへ挑戦していきます。

 

33歳の時、思い立ったようにボクサーのプロテストを受け合格し、当時現役だった鬼塚勝也(おにづかかつや)さんや畑山隆則(はたけやまたかのり)さんのマネージャー兼セコンドを務めました。

その一方でお笑いタレントから俳優へと徐々にシフトチェンジし、「季節はずれの海岸物語」や「金田一耕助シリーズ」などで主演を果たします。

俳優としても成功したのでワンモアネームの特性が活かされたと言えるでしょう。

 

しかしそれでもまだ満足出来ないのか、芸術家としての才能に目覚め、絵画、陶芸、書道など多岐にわたって作品を発表し、個展はおろか美術館を開くまでに至りました。

更に近年はヨガに目覚めてストイックな生活を送るなど、とにかく安定しないのです。

 

いやひょっとするとこの方の場合、安定を望んでいないのかも知れません。

ボクサーのプロテストを受けた理由も「今までの自分が嫌になり、それを否定したかった。」からだそうです。

 

もう1つは「ライバルが手強すぎた」せいもあったのでしょう。

オレたちひょうきん族」のレギュラーメンバービートたけしさんや明石家さんまさん以外にも、島田紳助(しまだしんすけ)さんや山田邦子(やまだくにこ)さんまで1人立ちして冠番組を持つほどのスター揃いでした。

鶴太郎さんは「お笑いではたけしさんやさんまさんに敵わない、コントは志村(しむら)けんさんがいる。自分は俳優になるしかない。」という思いから、徐々に俳優の道へ進んでいったそうです。

実はノーペアネームは「不安定」以外に、「人と違う道を選ぶ」という性質があるようなのです。

なかなか説明が難しいのですが、例えば野球選手で言うと、同じチームに落合博満(おちあいひろみつ)さんや松井秀喜(まついひでき)さんのようなホームランバッターがいると、バッティングではまず敵わないですよね。

そうなると守備や走塁など、他の能力を磨かないと目立たないのですが、それをやって退けたのが川相昌弘(かわいまさひろ)さん(ノーペアネーム)なんです。

野球ファンならご存知、バント(犠打)の世界記録保持者ですね。

彼は守備もさることながら、送りバントの技術を磨く事で自分のレギュラーポジションを掴んだのです。もちろんホームランを打ちたい気持ちもあったでしょうが、それを押し殺してバントのスペシャリストになる道を選んだのです。

ノーペアネームの性質が何となくお分かり頂けたでしょうか?

 

鶴太郎さんは最近また俳優業を再開させ、大河ドラマ麒麟がくる」にも出演してその演技が話題を呼んでいる様です。まだまだ安定する事は無さそうですね。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。