矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

アグネス・チャンさん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第183回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第183回目の今日はアグネス・チャンさんです。

このお名前は芸名です。

 

ローマ字で書くとAGUNESU CHAN となり(英語表記ではAGNES CHAN)、最初と最後の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

(最後が「ン」で終わる名前の場合、一つ前の文字で判断します。)

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

本名は陳 美齡(チャン・メイリン)といい、

アグネスという名前はカトリック教徒である故の洗礼名です。

日本での元マネージャー、金子 力(かねこ ちから)さん(現:所属事務所社長)と結婚した事で現在の日本名は金子 陳 美齡(かねこ チャン・メイリン)、

英語圏で活動する際はAgnes Meiling Kaneko Chanと、

いくつも名前がある方なのでややこしいですが、ここでは日本での芸名アグネス・チャンとして診断していきます。

 

“リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合まず歌手業に強いという事です。 

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この記事でも説明している通り「ヒット曲に恵まれる」運が強く、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

1971年、香港で姉のアイリーン・チャンと共に唄ったサークル・ゲーム(The Circle Game)」のヒットで一躍有名になり、映画やテレビ番組にも出演する大スターとなります。

「Agnes Chan Show」のゲストで出演した平尾昌晃(ひらおまさあき)さんによって日本に紹介され、72年11月に「ひなげしの花」で日本でもレコードデビューする事になりました。

すると“香港からきた妖精”と呼ばれ、日本のアイドルの仲間入りをするのです。

 

この「ひなげしの花」という歌はアグネス・チャンさんの代表曲となるのですが、それは独特の唄い方(「丘の上」という歌詞が「おっかの上〜」となってしまう)があまりに特徴的だった為に、小さい“っ”を入れるだけで彼女の真似と認識される程、誰でも出来るものまねの1つになったからなのです。

実際「ものまね王座決定戦」の様な番組では、あまりものまねが得意でない女性タレントが挑戦する定番となり、そのお陰で「ひなげしの花」は毎回の様に番組で流れる事となっていました。だからアグネス・チャンと言えば「ひなげしの花」と言われる程の代表曲になったのです。

まぁそんな歌を貰えた事と、唄い方のクセも含めて、

これも“リターンネームのヒット曲運”と言えるかも知れません。

 

ただ、何もその1曲のヒットで終わった訳ではなく、「草原の輝き」「小さな恋の物語」「ポケットいっぱいの秘密」などがたて続けにヒットし、アグネス・ブームを巻き起こしました。日本の歌手としても確固たる地位を築いたのです。

 

その一方で学業にも真摯に取り組み、日本では上智大学に入学します。更に心理学を学びたいという思いから、カナダのトロント大学編入学という形で留学を決め、一時芸能活動を休止する事を発表しました。

そして無事に優秀な成績で卒業した後、「アゲイン」という歌で再び日本での音楽活動を開始しました。もはや日本は彼女にとって“第二の故郷”となっていたのです。

 

その後は芸能活動以外にもチャリティー・ボランティア活動(元々香港でスカウトされたきっかけもチャリティーコンサートだった)や作家活動、大学客員教授日本対がん協会ほほえみ大使、そしてユニセフ親善大使として世界中の貧窮に苦しむ国々を訪問しています。

昔活躍していた芸能人をテレビで見かけなくなるとすぐ「消えた」だとか「あの人は今」的な扱いをする日本人の悪い風潮がありますが、この方は日本でテレビを見ているだけでは計り知れない程、世界を股に掛けて様々な活動をされているのです。

もうその経歴を書き連ねたら、皆さんも読むのが嫌になる程とんでもなく長くなってしまうのでここには書きません(私も書くのが嫌になると思います)が、単に「最近テレビで見ないなぁ」などという揶揄では収まりきらない程、常に活動を続けて世界中を飛び回っている事だけはお伝えしておきます。

 

自身の子供たちに対しての教育も正しかった様で、3人の息子さんがいずれも米スタンフォード大学に進みました。

現在その教育方針に関する著書もいくつか発売されていますので、自分のお子様を優秀に育てたいとお思いの方は参考にされてみてはいかがでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

マルシアさん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第182回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第182回目の今日はマルシアさんです。

このお名前は芸名です。

 

ローマ字で書くとMAR(U)SIAとなり、最初と最後の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

 

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

苗字か下の名前のどちらか、あるいはマルシアさんの様にブラジル名だけを芸名にしている短い名前の場合は“ショートネーム”と区分しますので、マルシアさんは“ショートネーム”の“リターンネーム”という事になります。

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ブラジル出身の日系三世であるマルシアさんは、母・祖母とも日本人の為、ブラジル人の血は入っていません。

旧姓は西家(にしいえ)で、現在の本名は大鶴一枝(かずえ)マルシアといいます。

離婚後も大鶴義丹(おおつるぎたん)さんの姓を名乗っているのは、義丹さんとの間に生まれた一人娘:弥安(びあん)さんの為だそうです。

一枝という名前は、美空ひばりさんのファンだった母親がひばりさんの本名:加藤和枝(かとうかずえ)にちなんで同じ読みになる様にと名付けられました。

 

“リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合まず歌手業に強いという事です。

 

1986年にブラジルで開かれたテレビ東京の『外国人歌謡大賞』で優勝してブラジル代表となり、決勝大会進出のため初来日しました。このとき審査員をつとめていた作曲家の猪俣公章(いのまたこうしょう)さんが、後日ブラジルまで足を運んでスカウトします。

猪俣公章さんの下で厳しい内弟子修業を乗り越え、89年「ふりむけばヨコハマ」でデビューするとロング・ヒットとなり、「日本レコード大賞」の最優秀新人賞を獲得するなど、数多くの新人賞を受賞しました。

“リターンネーム”の効果に名前の長さは関係ないのです。

 

ただその後は大きなヒットが続かず、セールスは下降線の一途を辿っていきます。

 

しかしリターンネームのもう一つの特徴は、バラエティーにも強い事です。

 

歌が売れなくなると今度はトークとばかりに、少々おかしな日本語(「〜でございます」と日本人でも滅多に使わない程丁寧な敬語をやたら使う)と、奔放な発言で共演者を翻弄して注目される様になります。

更にブラジルの血が騒ぐのか(入っていない筈なのに入っているのではないかと思うほど)音楽が鳴ると踊り出す陽気な性格で、バラエティーには打ってつけの存在となりました。

 

もう一度言いましょう、

“リターンネーム”の効果に名前の長さは関係ないのです。

 

バラエティーでの活躍が続いて人気が上がると、ドラマのオファーも来るようになるのが芸能界の定例であります。

93年のJリーグ開幕で沸き起こったサッカーブームに乗って制作された「俺たちのオーレ!」というドラマに日系ブラジル人役で出演し、そこで主演の大鶴義丹さんと出会ってしまったのです。

翌年に2人は結婚して夫婦となりましたが、10年目を迎えて専業主婦になって欲しいと思う義丹さんと、芸能活動を続けたいというマルシアさんの間に溝ができ、更に義丹さんが他の女性を家に連れ込んでいた事(ほぼ浮気)が決定打となって、2004年に離婚してしまいました。

前年にマルシアさんは帰化して日本国籍を取得した矢先だっただけに、このまま添い遂げようとしていた気持ちが裏切られた分、ショックが大きかったのかも知れません。

 

離婚後は娘さんを引き取ってシングルマザーとなり、バラエティーの出演は減ったもののミュージカルなど舞台中心の活動を続けています。

昨年はミニアルバムを発売するなど音楽活動も行っていて、やはり基本は歌手であり、歌が好きという事に変わりはないようですね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

山本リンダさん【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断  (第181回)

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第181回目の今日は山本リンダさんです。

このお名前は芸名です。

 

ローマ字で書くとYAMAMOTO LINDA となり、苗字(姓)の最初と下の名前(名)の最後の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

 

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたハーフですが、

本名は山本あつ子という純日本人のような名前で、リンダという芸名は生前に父親から付けられた愛称でした。ちなみにLindaとはスペイン語ポルトガル語で「美しい」を意味する形容詞だそうです。

(結婚後は姓が稲葉になりましたが、旧姓のまま活動しています。)

 

“リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合まず歌手業に強いという事です。

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この記事でも説明している通り「ヒット曲に恵まれる」運が強く、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

まだ1歳の時に父親が他界し、母親1人で育てられた為に貧しい暮らしを強いられ、また1950年代の生まれであった為か、子供の頃はハーフというだけでいじめに遭っていました。決して恵まれていた訳ではなかったのです。

そんな境遇を打破して母に楽をさせたいと、まだ小学生の11歳の頃に、モデルのオーディションに応募して芸能界への第一歩を踏み出します。

 

15歳の時に「こまっちゃうナ」でレコードデビューすると、この曲が大ヒットして「紅白歌合戦」にまで出場しました。デビューしていきなりヒット曲に恵まれたのです。

しかしその後はヒットが続かず、歌手としては“一発屋”で終わったかに見えました。

 

そんな頃、歌手業の隙間を埋めるように「仮面ライダー(第1作)」の出演が決まります。

そこではライダーガールズ(仮面ライダー2号の取り巻き)の中の1人という大きな役ではなかったものの、「仮面ライダー」は社会現象になる程の人気番組になったので、山本リンダさんの知名度は再び上がったのです。

 

そして20歳を過ぎてすっかり大人になった1972年、「どうにもとまらない」でおへそを出した大胆な衣装でイメージチェンジを図り、デビュー曲以来の大ヒットとなりました。

当時まだ“へそ出しルック”という呼び方がなかったかも知れませんが、本田美奈子.さんの「1986年のマリリン」より14年も前に登場していた“元祖へそ出しルック”だったのです。

 

翌73年にも狙いうちが大ヒットします。

この歌は「この世は私の為にある」や「世界一の男だけ、この手に触れても構わない」などと、かなり高飛車な女性が主人公の歌詞なので、唄い手もそれに見合った美貌とスタイルの持ち主でないと説得力に欠けるのですが、そこはハーフゆえのエキゾチックな顔立ちと、モデル経験もある抜群のプロポーションで見事に主人公の女性を表現しました。むしろ山本リンダさんの為に作られた歌と言っても過言ではないでしょう。

 

◉これぞ“リターンネームのヒット曲運”

 

狙いうち」のヒットが73年なので今から47年も前の事になります。

でもこの曲、今でも耳にしませんか?

それは「狙いうち」という言葉が「(ボールを)打つ」事を連想させる為に、大学野球高校野球の応援歌として使われる様になり、50年近く経った今でもブラスバンドの定番曲となっているからなのです。

他にも80年代の終わりには米米CLUBがライブでカヴァーしたり、90年代には「ちびまる子ちゃん」の主人公・まる子が「ウダダー、ウダダー」と唄って子供たちにも知れ渡ったりと、山本リンダさんのリバイバルブームが巻き起こり「紅白」にまで返り咲きました。

「どうにもとまらない」もアレンジやカヴァーされる事で唄い継がれ、また本人もコンサートでは必ず唄うもうひとつの代表曲となっています。

デビュー曲のヒットに加え、これだけ長く愛される大ヒット曲が2曲もあるので、50年以上にも渡って歌手活動を続けられる。それこそが私の言う“リターンネームのヒット曲運”なのです。

おそらく本名の“山本あつ子”では、そうはいかなかったでしょう。お父さんが付けてくれた愛称“リンダ”を芸名にしたのがきっと良かったのだと思いたいですね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。 

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

人生幸朗さんに捧ぐ〜ぼやき漫才(平成ヒットソング編)その1

「名前の法則」の世界へようこそ。

ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。

 

「さぁて、週末恒例のクイズといきますか。」

『ちょっと待ったー!!』

「どうしたんですか?有作さん。」

『今日こそ言いたい事言わせてもらうぜ!』

題して、

亡き人生幸朗師匠に捧ぐ〜ぼやき漫才

(平成ヒットソング編)その1 だ!

「ぼやき漫才ですか?」

『俺が尊敬する、人生幸朗(じんせいこうろ)師匠のぼやき漫才を令和に復活させるのさ!』

 「尊敬する人がいたんですね?」

人生幸朗師匠が昭和57年に亡くなられてからというもの、このぼやき漫才を継承する者がいなかった為、平成のヒットソング(J−POP)は野放し状態だった!』

「確かにあの手の漫才をやる方はいなかったですね。」

『そこでこの俺が人生幸朗師匠に成り代わり、平成のぬるいヒットソングに喝を入れてやる!』

「大丈夫ですか?そんな事言っちゃって。クレーム殺到しても知りませんよ。」

『クレームが恐くてブログが書けるか!』

「まぁそこまで言うんなら、あともうお任せします。」

『ミルクボーイやぺこぱの漫才を模倣する世間の風潮に逆らい、敢えていま人生幸朗生恵幸子(いくえさちこ)風のぼやき漫才に挑むこのアグレッシブなブログに賞賛の声を頂きたい。』

「そんな事より、やるなら早くやって下さい。」

『その前に、まず人生幸朗師匠の御霊を召喚しよう。』

「えっ?そんな事出来るんですか?」

『お前は取り敢えずこの歌を唄ってくれ。』

「え?(みやこ)はるみさんの大阪しぐれですか?」

『その歌が呼び水になるから。』

「よく分かんないですけど、じゃあ唄いますね。・・・🎵ひとりで生きてくなんて〜、出来ないと〜、」

『ま、ま、まぁ皆さん聞いてください!

「え?来たのかなぁコレ?」

『今の世の中、訳の分からん事が多すぎる!』

「本当に人生幸朗さんの魂が降りてきたみたいですよ。」

 

じゃあ始めてもらいましょう。

人生幸朗さんのぼやき漫才、平成ヒットソング編です!

 

『今の世の中、おかしな事ばっかりでんな。特に平成のヒット曲、おかしな歌ばっかりですわ。平成と言えばCDが1番よう売れた時代。よう売れるのをええ事に、適当な歌詞ばっかり書きやがってバカモン!』

「いや平成の時代も良い歌たくさんありましたよ。」

『あのMr.Children「Everything(It’s you)」いう歌、皆さん聴いた事おまっか?』

「いきなりミスチルですか?」

🎵ステ〜〜〜イ〜、何を犠牲にしても〜守るべきものが〜あるとして〜〜〜、僕にとって今君が〜それにあたると〜思うんだよ〜〜〜、やて。』

「良い詞じゃないですか?」

『“君を守りたい”言うたら済む話やないかい!こんな長いこと時間掛けやがって、回りくどいんじゃボケ!』

「まぁそれがミスチルの持ち味ですからね。」

『あとね、ゆずかすだちか知りませんけど、2人組の男が唄とうてる「夏色」いう歌がおまんねん。』

「今度はゆずですか?」

『🎵大きな5時半の夕焼け〜、やて。夏場の夕方5時半頃はまだ陽ぃ高いやろがい!夕焼け空になんのは6時半過ぎてからやろ!』

「あぁそれは本人達も反省してましたよ。」

『聞いたらこの歌、冬場に作ったから5時半頃に陽が暮れるのを見てそう書いたらしい。ちゃんと夏の日暮れ時を想像して書かんかい!』

「結果的に5時半のほうが語呂が良くなったから良いじゃないですか。」

『あとJUDY AND MARYいうバンドが唄とうてた「そばかす」いう歌、これも聴いてたら腹立って来てね。』

「何が腹立つんですか?」

『🎵大キライだった、そばかすをちょっと、ひとなでしてため息をひとつ・・・』

「問題ないでしょう?」

『その後サビになったら🎵思い出は〜、いつも綺麗だけど〜それだけじゃお腹がすくわ〜、やて。』

「思い出だけじゃお腹がすくの当たり前だろって言いたいんですか?そういうのは野暮なツッコミで・・・」

『“そばかす”の話はどこ行ったんや?』

「はい?」

『タイトルが“そばかす”やからそばかすの歌かと思たら、最初に出てきただけであと全然出てけえへん。🎵どうしてかしら、あの人の笑顔も思い出せないの〜って、知らんわい!』

「何もそんな怒る事じゃないでしょう。」

『歌のタイトルいうもんは、歌詞の内容に合わせて付けるもんやおまへんか?昭和の大ヒット曲およげ!たいやきくん。タイトルだけで、あーたいやきが泳ぐんやなぁと分かりまっしゃろ?ピンク・レディー「サウスポー」。あー左利きの人の歌なんやなぁと分かりまっしゃろ?』

「まぁ昭和の歌は分かりやすいタイトルが多かったですけどね。」

『当時「るろうに剣心」いうアニメの主題歌に使われてヒットしたんでっけど、これも聞いた話ではそのオファーが来た時、作詞のYUKIも含めてメンバー全員の知ってるアニメが「キャンデー・キャンデー」だけやったらしい。』

「“キャンディ・キャンディ”ね。“ディ”の発音が苦手なとこまで一緒だな。」

『だから🎵そばかすなんて、気にしないわ〜、の“そばかす”をタイトルに付けたんですて。

るろうに剣心」と“そばかす”関係ないやないか!ちゃんとどんなアニメか調べてから詞ぃ書かんかい!日本のアニメ、なめとったら承知せんど!

「これも人生幸朗さん独特の言い回しです。人生幸朗さんがアニメに理解があったかは分かんないですけど・・・。」

『それからね・・・。』

「まだあんのかい!」

『え?何か言った?』

「いや、私が言ったんじゃないって言うか・・・。あ、どうぞ続けてください。」

シャ乱Q「ズルい女」いう歌、これも最後まで聴いたら腹が立つ。』

「(何が腹立つねん、言うてみい!)・・・アレ?」

『🎵バイバイ、ありがとうさようなら〜愛しい恋人よ〜、いうてね。もてあそばれた女性に対してキッパリと別れを告げる歌ですわ。』

「良いじゃないですか?詞の傾向としても面白いし。」

『途中まではええんですわ。あんたみたいな遊び人とはこれ以上付き合えんわと、俺には手に負えんわと、こっちから別れようという気持ちが歌詞全体に表れてる。ところが最後の最後にきて、🎵最後もう一度抱きたいよ〜、やて。・・・まだ未練あんねやないかい!もう1回やりたいんやないかい!』

「下品な言い方すんな、このアブラ虫!」

『ア、アブラ虫・・・?』

「いや、どうやら私のほうにも生恵幸子さんの魂が入ったみたいで・・・ゴチャゴチャ言うてんと早よ次行かんかい!

『ほ、ほな次行かせてもらいます・・・。あとね、PUFFYっちゅう2人組のお姉ちゃんが唄うてたアジアの純真いう歌がおまんねん。』

「その歌がどないしてん!」

『この歌はまぁ全体的に訳の分からん歌ですわ。🎵北京、ベルリン、ダブリン、リベリア、束になって、輪になって〜、やて。ダブリンてどこやねん!?』

「そこかいな?」

『北京やらベルリンやらが束になったり、輪になったりする訳ないやろが!』

「文句言うんやったらそこやろな!」

『あと私が1番腹立ったのが、🎵白のパンダをどれでも全部並べて〜、やて。皆さん白いパンダって見た事おまっか?パンダいうのは白いとこと黒いとこがあるから値打ちおますねん。もしパンダの体が全部白かったら、ただの気の弱いクマやないかい!責任者出てこい!

「責任者は井上陽水(いのうえようすい)さんや!ホンマに出てきたらどないすんねん!?」

『そらサイン貰うわな〜。』

「昭和のフォークソング世代かあんたは!?まだあんのんか?言うてみい!」

『ほな最後にこれだけ言わせてください、シンガーソングライターのaikoっちゅうのがいてまんねんけど、この人の書く詞がまぁ〜おかしいとこだらけ!』

aikoちゃんいうたら可愛らしい歌ばっかりやないの。何がおかしいねんな?」

「花火」っちゅう歌、ご存知でっか?🎵夏の星座にぶら下がって〜、って・・・星座にどうやってぶら下がんねん!🎵上から花火を見下ろして〜、って・・・頭おかしいんか!?』

「そういうイメージや!ポエムやメルヘンの世界ってそんなもんやろ?」

『🎵こんなに好きなんです、仕方ないんです〜って、言うてる間に降りて来い!』

「それぐらいあなたの事が好き、いう事ちゃうか?」

『🎵涙を落として火を消した〜やて。勝手に花火の火を消すな!

「いつまでぼやいてんねん!ええ加減にせんかいこの泥亀!!」

『母ちゃん、ゴメンちゃい。』

    ・

    ・

    ・

    ・

「はっ!やっと自分に戻れた。・・・有作さん?」

『母ちゃん、ゴメンちゃい。・・・母ちゃん、ゴメンちゃい。』

「まだ人生幸朗さんが残ってる!よーし、秘孔をついて・・・ハッ!」

『ウッ!・・・ここは何処?私は誰?』

「何とか戻ったみたいですね。」

『俺は何をしていたんだ?』

「覚えてないんですか?人生幸朗さんの魂を降臨させて、ぼやき漫才をずっとやってたんですよ。」

『そうか。・・・でも何だろう?言いたい事を言えてスッキリした気がする。』

「あれが言いたい事だったんですか?まぁスッキリしたならいいですけど。」

 

えーという訳で今回はぼやき漫才風に、平成のヒット曲の歌詞にイチャモンをつける形になってしまいました。苦情は有作さんに言ってください。

『俺が言ったんじゃなくて、人生幸朗が言ったんだよ!』

「大体イタコみたいな事出来る訳ないでしょ。ずっと有作さんだったじゃないですか?」

『という事はお前も出来ないよな?あのアブラ虫!とか、泥亀!とか言ってたのもお前だろ!?』

「さぁ何の事だかさっぱり・・・?」

 

えー今回も本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、連休どこも行く予定がないという方にこちらの本をお勧めします。

『何だかんだで俺、一週間出ずっぱりだったな。ギャラはいくら貰えるんだ?』

「明日から普通の回に戻れるのかな?」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

 

お名前じゃんけん (第3回)シャ乱Q vsウルフルズ

◎お名前じゃんけん

(第3回)シャ乱Q vsウルフルズ

 

『あれ?雑談は?』

「一応、前から言いたかった事は大体言えたんで、今日はお名前じゃんけんでいこうかと・・・。」

『結局俺の言いたい事が言えなかったじゃないか!』

「あなたは普段から言いたい事言ってるじゃないですか。」

『🎵言いたい事も言えないこんな世の中じゃ〜、ポイズン〜、』

「それが唄いたかったんでしょ?」

 

この「お名前じゃんけん」は、ほぼ同時期に活躍した有名人をお二人(二組)ずつ紹介すると共に、「名前の法則」で見るとどちらが良い名前だったのかを検証し、勝手ながら勝敗を着けようという企画です。

 

第3回目はシャ乱Q vsウルフルズです。

『オォ!バンド対決か。』

「90年代に大活躍し、どちらも関西出身という事もあってよくライバルと言われていた2組です。有作さんはどっちにしますか?」

『そりゃもちろん、シャ乱Qだろ?』

「じゃあ私はウルフルズでいきます。いいですね?」

『悪くないだろう!』

 

それでは対戦スタートです!

 

1回戦:バンド名対決

 

今回はまずバンド名なので最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”になるかどうかですね。

 

シャ乱Qは最初が「シャ」なので母音が「ア」、

     最後が「Q」なので母音が「ウ」になります。

最初と最後の母音が違うので“ノーリターンネーム”です。

ウルフルズは最初が「ウ」なので母音が「ウ」、

      最後が「ズ」なので母音が「ウ」になります。

最初と最後の母音が同じなので“リターンネーム”です。

 

よってバンド名対決はウルフルズの勝利となりました!

 『何だこの戦ってもないのに負けたような感じは?』

 

ちなみにシャ乱Qという名前は結成前にメンバーが所属していた

シャッターズ、RAM(乱)、QP(キューピー)という3組のバンドの頭文字を取って名付けられました。

ウルフルズは既に「お名前診断」で紹介済みなので詳しくはこちらをご覧ください。

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『そんな事より次の対決だ!』

 

2回戦:ボーカリスト対決(お名前ポーカー)

 

ここでは「名前の法則」で重要となる部位(苗字と下の名前の間の部分、フルネームの最初と最後)で同じ母音のペアが出来るか、またロイヤルネームなどの“役”がいくつ出来るかで勝負を着けたいと思います。

 

まず芸名で見てみましょう。

シャ乱Qのボーカルはつんく♂さんです。

つんくの“♂”は何て読むんだ?』

「あれは記号なんで発音しないんです。」

つのだ☆ひろの“☆”と一緒だな?』

「まぁ、そうですね。」

『🎵メリージェーン、おまんま〜、』

「おまんま〜じゃなくてon my mindです。バンド対決なんで関係ない人の歌ばっかり唄わないでもらえますか?」

ウルフルズのボーカルはトータス松本(まつもと)さんです。

どちらも最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”なので引き分けですね。

「芸名で決着がつかないなら本名で決着をつけましょう。」

 

3回戦:本名対決

 

つんく♂さんの本名は寺田光男(てらだみつお)といいます。

ローマ字で書くとTERADA  MITSUOとなり、

まず〔部位1〕苗字と下の名前の間の部分、「DA」と「MI」の母音が違います。

また〔部位2〕フルネームの最初「TE」と最後「O」の母音も違います。

〔部位1〕と〔部位2〕で同じ母音のペアが出来ないので“ノーペアネーム”ですね。

 

トータス松本さんの本名は松本敦(あつし)といいます。

ローマ字で書くとMATSUMOTO ATSUSHIとなり、

まず〔部位1〕苗字と下の名前の間の部分、「TO」と「A」の母音が違います。

また〔部位2〕フルネームの最初「MA」と最後「SHI」の母音も違います。

〔部位1〕と〔部位2〕で同じ母音のペアが出来ないので“ノーペアネーム”ですね。

『くっそー、また引き分けかー。』

「でも・・・。」

『ん?』

つんく♂さんのほうは全体を見るとA、I、U、E、O、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームの方がグループ内にいた場合は目立つ存在になるか、グループから独立して芸能界に生き残る傾向があります。

つんく♂さんはモーニング娘。のプロデューサーとしてほぼ全ての作詞・作曲を担当し、数々のヒット曲を生み出しました。

トータス松本さんの本名も「つ」という文字が2つ入る “ワンモアネーム”ですが、ロイヤルネームとワンモアネームではロイヤルネームのほうが役が上という事で、

本名対決はつんく♂さんの勝利です!

『やったー!これで1勝1敗1分けの五分だな。』

「それでは最後の対決と参りましょう。最後は・・・」

 

4回戦:キャリア対決

 

『キャリア対決?』

「要はどちらが長く活動を続けているか、で決着を着けたいと思います。」

『そんなの聞いてないよ〜!』

 

シャ乱Qは1992年にメジャーデビューし、95年に「ズルい女」のヒットでブレイクして一時代を築きましたが、98年にメンバーが不祥事を起こして脱退してからはメディア出演が激減しました。

その後活動休止と再開を繰り返したものの、2014年につんく♂さんが喉頭がんを患って声帯を摘出した事でシャ乱Qの復活は不可能となりました。

 

ウルフルズもメジャーデビューは1992年でした。シャ乱Qに遅れること約1年、96年に「ガッツだぜ!!」のヒットで人気グループの仲間入りを果たし、2009年〜14年までの5年間ほど活動休止期間はあったものの、現在も活動を続けています。

 

シャ乱Qは一時的に華々しい活躍をしましたが長くは続かず、結局長い目で見るとリターンネームのウルフルズのほうが息の長いバンドになったと言えます。

この記事の中でも説明している通り、ノーリターンネームのグループはテレビに出ても長続きしないのですね。 

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という訳で、シャ乱Q vsウルフルズのバンド対決は

ウルフルズの勝利となりました!

『くっそー、また負けたかー!」

「ボーカリストのソロ活動ではつんく♂さんの勝ちでしょうけど、あくまでシャ乱Q vsウルフルズの対決ですからね。」

 

とまぁこんな感じで「お名前じゃんけん」今後も思い立った時にやっていきたいと思います。

 

『明日こそ俺の言いたい事言わせてもらうぞ!』

「何か嫌な予感がするなぁ。」

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

『🎵言いたい事言うぜ!やりたい事やるぜ!』

安岡力也(やすおかりきや)さんの「ホタテのロックンロール」!最後まで関係ない人の歌だった・・・。」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

 

たまの「さよなら人類」は木星に着いていない!〈雑記Week⑤〉

今週はいつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りしています。

 

一応名前にまつわる話や、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。

 

5回目のテーマは

たまの「さよなら人類」は木星に着いていない!です。

 

『🎵今日〜人類がはじめて〜、木星についたよ〜、って唄ってたじゃないか?』

「あれは皮肉なんですよ。」

『皮肉?』

 

まぁこの歌に関しては既にネット上でも様々な憶測が飛び交っていてそれぞれの解釈がある様ですし、発売から30年も経っているんで「今さらかよ!」と思われても仕方ないですが、私なりの解釈を書いていきたいと思います。

 

ネット上でもほとんどが「人類滅亡」をテーマにした恐い歌として位置付けられている様で、私の解釈もそこは同じなのですが、他の方の解釈を見て思うのは恐い歌と位置付けているあまり、強引に戦争や文明破壊に関わる言葉に置き換えている様に思えるのです。

 

あまり細かく引用すると「無断で転載した」とかややこしい話になりそうなんで、ざっくりと一例を挙げると、「野良犬」「ペガサス」など正規の歌詞に登場する動物を実在の国名に置き換えて世界戦争を彷彿させたり、

「牛を忘れた牛小屋」という部分を“戦争でゴーストタウン化した街”って解釈したりしているんです。

いや非難する訳じゃないですけど、強引過ぎませんか?

元の「牛を忘れた牛小屋」っていう歌詞もよく分からないですけど、牛小屋をゴーストタウンって解釈するのは「人類滅亡」に引っ張られ過ぎでしょ?

『なに?今回はネット民に対する攻撃か?』

「いやそんなつもりは毛頭ないですけどね。」

 

作詞した元たま柳原幼一郎(やなぎはらよういちろう)さんも「あまり深い意味はない」って言ってるのに、勝手な解釈が飛躍し過ぎてて「誰もそこまで言ってないでしょう。」って感じなんです。

 

何故そうなるかと言うと、無理して歌詞全体に解釈を付けようとしているからなんですね。元々の歌詞をある程度ご存知の方はお分かりだと思いますが、結構難解というか意味不明な部分が多いんですよ。それらに全て解釈を付けようとするから強引になるんです。

 

そこで私は全体の難解な部分の解釈は他の方にお任せして「ここだけは言いたい」という部分だけに絞りました。他の方から見ると「浅いな。」と思われるでしょうが、「こういう解釈もあるんだ」と軽い気持ちで見て頂くだけで結構です。

 

◉大事なのはほんの一部

 

ポイントはサビと2番の歌詞なんですが、まず2番の歌詞にこんな一節があります。

『🎵冬の花火は強すぎて、ぼくらの体はくだけ散る〜、』

この冬の花火はほとんどの方が核兵器の事だと捉えている様ですね。そこは私も同じです。ただ花火=核兵器と直結させている方が多く、“冬の”の意味がないがしろにされている様なんです。

私はこの“冬の”に意味があるんじゃないかと考えました。

「花火はいつやる物ですか?」

『そりゃ当然“夏”だろ?』

その通り、本来夏にやるべき花火を冬にやるという事は、使い方を間違えているという事です。

使い方を間違えた花火。花火は火薬を使うので花火=火薬としましょう。

使い方を間違えた火薬。火薬を使う物にダイナマイトがあります。

使い方を間違えたダイナマイト。

ダイナマイトは元々鉱山などの固い岩盤を破壊して、土木工事の安全性を向上させる為に(諸説あり)科学者のノーベルが発明した物です。

それを人類は戦争の道具に利用するという間違った使い方をし、開発を重ねて核兵器まで作りあげました。

すなわち“冬の花火”とは使い方を間違えたダイナマイト=核兵器なんです。

「ここまで解釈してやっと“冬の花火”=核兵器なんですよ!」

『結論は一緒なのね。』

 

そして問題はサビの部分です。

『🎵今日〜、人類がはじめて〜、木星についたよ〜、』

「はいストップ!」

この歌詞を見ると科学が進歩して木星に到達した事を能天気に喜んでいる様にも思えますが、実は表題の通り木星には着いていないんです。

 

木星は端的に言うと、表面温度がマイナス140度のガスで覆われた星で、生命が住む事はまず不可能と言われています。

先程の核兵器の使用により、地球が生命の住めない様な星になってしまった。

つまりこの歌詞は、地球が木星の様な生命の住めない星になってしまった事を、皮肉を込めて「はじめて木星についた」と例えているのではないでしょうか?

何故なら上記の通りマイナス140度の地に降り立ったところで、「🎵ついたよ〜」と喜んでいられないですからね。

だから何も本当に木星についた訳じゃなく、地球を木星の様な星にしてしまったという例え(比喩表現)なんです。

『続き唄っていい?』

「あ、(忘れてた。)どうぞ!」

『🎵ピテカントロプスになる日も〜、近づいたんだよ〜、』

「そして最後の部分!」

『🎵猿に〜なるよ〜、』

 

この“猿になる”という部分も私なりの解釈をしますと、

核兵器の使用により、これまで人類が築き上げてきた文明が破壊されてしまった。

文明社会と共にあった事で尊厳を保ってきた人類が、文明を失う事で人間としての尊厳を失ってしまった。

「文明を持たない人間など、猿同然である。」

つまりここでも本当に猿になる訳ではなく、文明がリセットされた事で猿同然になる、という意味です。

 

そして、人類が猿から進化したというダーウィンの進化論が正しいと仮定して

(実は間違っていたとか矛盾しているとかいう話はこの際抜きにして)

 

猿→アウストラロピテクスピテカントロプスネアンデルタール人→ヒト

 

猿からヒトへの進化の系図を文字だけで大雑把に書くとこんな感じです。

 

この系図で見ると、猿になったという事はこれからピテカントロプスになる。

つまり「ピテカントロプスになる日も近づいた」という事ですね。

 

「猿に逆戻りした」とかいうネガティブな表現を使わず、猿になった事で「ピテカントロプスになる日も近づいたんだよ」と、皮肉を込めながらもポジティブに表現しているんです。

 

まとめますと、“冬の花火”(使い方を間違えたダイナマイト=核兵器)の使用により、地球が木星の様な生命の住めない星になってしまった。人類は文明を失って猿同然になった事でピテカントロプスになる日も近づいた。

だから「さよなら人類」なんです。

 

何も全編強引な解釈をしなくても、これら要点だけで充分意味が通じるし、合点がいくでしょう。簡単な部分だけ切り取った都合の良い解釈と思われるでしょうが、無理な解釈はもはや妄想ですからね。

 

「いやぁー、これをどこかで言いたいとずっと思ってたんで、言えてスッキリしました。ブログってやっぱりいいもんですね。」

『こんな事、いつから考えてたんだ?』

「この歌が流行った頃ですから、30年前なんで20代前半ですかね。」

『若い頃からひねくれ者だったんだな。』

「昔から歌詞の意味を深く考えるのが好きだっただけです。探究心旺盛と言ってもらえますか。」

 

今回も本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、連休どこも行く予定がないという方にこちらの本をお薦めします。

これからもたまにヒット曲の歌詞を考察していくつもりです。

『“たま”だけにってか?』

「あ、そんなつもりで言ったんじゃないのにぃ。」

 

ではまた次回をお楽しみにー。

 

“ちょっと”、ちょっと多すぎない?〈雑記Week④〉

今週はいつもの「お名前診断」をお休みして雑記Weekをお送りしています。

 

一応名前にまつわる話とか、有名人やヒット曲にまつわる話、あと最近テレビを見ていて思った事など、芸能人の方の名前も最低1人は何処かに入れて、ブログのタイトルから逸脱しすぎないようにするつもりです。

 

4回目のテーマは

“ちょっと”、ちょっと多すぎない?です。

 

『ちょっと多すぎって、日本語としておかしくないか?』

「おかしいですよね、でもこういう使い方をしている人が多いという事を言いたいんで、敢えてこういうタイトルにしました。」

『で、これが?』

「私が今1番言いたい事です。」

『昨日も一昨日も1番言いたい事って言ってなかったか?』

「まぁ正直今回は、気にならない人からすればどうでもいいような話なんですけどね。」

『じゃあ言わなくてもいいって事か?』

「いや私も気になる前は気にならなかったんですけど、気になり出したらめちゃめちゃ気になるんです。」

『そんなに気になる気になるって言われたら、こっちも気になるだろ!いいから言ってみろ。』

 

実は最近テレビを見ていて思った事なんですけど、“ちょっと”をむやみやたらと使う人が多いんですよ。

ザ・たっちだろ?ちょっと!ちょっとちょっと!って。』

「違うんです。ザ・たっちの2人はギャグとして目的を持って言ってるからいいんですけど、意味なく“ちょっと”を使う人が多いんで困ってるんですよ。」

 

“ちょっと”って少量を表す言葉じゃないですか?

 

なのに、ワイドショーでも最近頻繁に扱われるコロナ関連のニュースで、1日の感染者数が発表されるとコメンテーターの人が

「これは“ちょっと”多いですね。」ってよく言うんです。

えっ?ちょっとなの?多いの?どっち?

少量なの?過度なの?どっち?ってなりませんか?

『気にし過ぎだろ?俺なんて全然気になんねぇけどな。』

 

他にも悪質な犯罪のニュースの後には

「これは“ちょっと”ひどいですね。」とか言うんです。

 

えっ?結構悪質な犯罪なのに、“ちょっと”しかひどくないの?って思いませんか?

『その“ちょっと”は度が過ぎてるっていう意味の“ちょっと”だろ?お前が気にし過ぎだって!』

「いや私もさっき言った様に、気になり出す前は気にならなかったんです。」

 

私が気になり出したきっかけの1人が、森三中黒沢かずこさんなんですけど、

ある番組でこんな風に言ってたんです。

私は基本テレビ番組は録画して後から見る派なんで、そのシーンが気になって保存してたもんですから、忠実にありのままを文字におこしますね。

そこには明石家さんまさんをはじめ他の芸人さんも大勢いて、黒沢さんがこう話を切り出しました。

「ちょっとあのー、皆さんちょっと、ちょっと聞きたいことがあるんですけど・・・。」

『確かに“ちょっと”が多いな。』

更にもう一回、また話を切り出す時に、

「ちょっと待ってください!ちょっと我々からさんまさんにちょっと、見ていただきたいものがあるんですけど、ちょっといいですか?」

『最後は宗教の勧誘みたいになってるじゃないか!』

「ね?これだけの短い文、時間にしたら4秒か5秒ぐらいの間に、“ちょっと”を3回も4回も言ってたんです。これで私も“ちょっと”多いなって気になり出して・・・。」

『その“ちょっと” は“ちょっと”が多いっていう意味の “ちょっと”なのか、“ちょっと”度が過ぎてるっていう意味の“ちょっと”なのか、どっちなんだよ?』

「“ちょっと”が多いっていう意味の “ちょっと”です。」

『あーもう、訳分かんねぇ!』

 

確かに“ちょっと”にはいろんな意味の “ちょっと”があって、使い方も様々ですよね。

 

会話を切り出す時の“ちょっと”

『🎵ちょっとおっさん、これナンボ?』

by笠置(かさぎ)シヅ子「買い物ブギ」

 

人を制止する時の“ちょっと”

『ちょっと待ってくださいよ!』by東野幸治(ひがしのこうじ)

 

怒った時の“ちょっと”

『ちょっと!どこ見てんのよー!』by青木(あおき)さやか

 

本当はものすごく感動してるのに体裁を振る舞うために「そんなでもないよ。」という時の“ちょっと”

『難しいな。いやこれはちょっと感動しましたね。』by・・・立川志らくでいいや!

 

他にも、相手に気を使ってる時の“ちょっと”

「こういうのはちょっと良くないんじゃないかと思います。」

 

自分のコメントに自信がない時の“ちょっと”

「政府の対策もちょっと遅かったんじゃないかと思います。」

 

次のコメントを考える間を埋める為の“ちょっと”

「やっぱりちょっと・・・うーん、ちょっとねー。」

 

あとVTR流す前の、いわゆるV振りの時に、

「ちょっとこちらを、ちょっとご覧ください。」って言う人がいる。

これ絶対どっちか要らないですよね?もっと言うとどっちも要らないです。

「こちらをご覧ください。」だけでいいのに、無駄な“ちょっと”を2回も言ってしまう。

この“ちょっと”は無意味な“ちょっと”ですけど、もし意味を持たせたとしたらVTRほんの“ちょっと”しか見れませんよ!

『“ちょっと”何言ってるか分からないですけど。』by富澤(とみざわ)たけし

「“ちょっと”の効果をみくびってると言ってるんです!」

 

いいですか?“ちょっと”には少量化する効果があるんですよ。

“ちょっと”1回で半分になるとしたら、もう1回でさらに半分になるから4分の1になる。

VTR4分の1しか見れないって事になるじゃないですか!

『まぁ理屈で言えばそうなるんだろうけど・・・。』

 

最近のテレビ番組って、画面の下によく字幕が出ますよね。

その字幕を作成するスタッフもこの“ちょっと”は要らないんじゃないかと思ってスルーされてる事がよくあるんです。出演者は“ちょっと”って言ってるのに字幕になってない。それくらい無駄に“ちょっと”を言う人が多いんですよ。

 

今はある事情で出られなくなってる渡部建(わたべけん)さんも、「行列のできる法律相談所」でゲストにプレゼントを渡す時に

「いやちょっとね、せっかく来て頂いたんで、ちょっとプレゼント用意させて頂いたんですけど、いいですかちょっと、」と5秒ぐらいの間に“ちょっと”を3回も連発してました。これも録画して保存してあったんで、一言一句忠実に再現してます。

 

タレントやコメンテーターはまだしも、正しい表現を習得している筈のアナウンサーまで、スポーツ実況の時には「ちょっとボールが逸れましたねー。」とか言うんです。

“ちょっと”は口語の中でもかなり砕けた表現だから、“ちょっと”じゃなく“少し”のほうが適切じゃないかと思うんですけどねぇ。

 

野球解説者で言うと江川卓(えがわすぐる)さんも“ちょっと”が多いです。

「ストレートばっかりだとちょっと不安ですね、ちょっと変化球も混ぜないと。」みたいな感じで・・・。

『気にし過ぎだって。』

 

これは自分の意見を自身を持って言い切れない、曖昧な表現を得意とする日本人特有の性質なんでしょうかねぇ?何か避難を受けた時に言い逃れ出来る様に、はっきりと明言する事を避けている内に“ちょっと”を言う癖がついたんじゃないかとも思えます。

 

私はテレビを見ていて“ちょっと”が気になる様になってしまってから、家電量販店の店員も“ちょっと”が多い事に気付いてしまいました。

「ちょっとこちらのメーカーですと、ちょっと容量が少ないですねぇ。・・・こちらはちょっと値段が高くなります。・・・ちょっとお値段調べてみますね。」

と、ちょっとの大安売りですよ。もう“ちょっと”が気になって話が入ってこないくらいです。

 

『おい、もうテレビの話でもなくなってるぞ。』

「そうでした。家電量販店に用がないと体験出来ませんもんね。ではテレビ出演の多いタレントで、実は1番“ちょっと”が多い方をご紹介しましょう。」

 

“ちょっと”が1番多いのはマツコ・デラックスさんです。

オカマ?ニューハーフ?おネエ?の方々独特の喋り方なんでしょうけど、

「やだちょっと、」とか、「ちょっといいわよこれ。」とか、とにかく“ちょっと”を連発します。

皆さんも一度マツコさんの番組を“ちょっと”を意識して見てください。

次から他の番組見る時も“ちょっと”が気になって仕方なくなりますよ。

 

いや、もうこの記事を読んでしまった時点で、あなたも今日から

“ちょっと” 気になる病の仲間入りです。

 

「いやぁー、今日も言いたい事言えてスッキリしました。ブログっていいもんですね。」

『もう言いたい事言い尽くしただろ?』

「いやまだまだ言いたい事あるんです!」

 

今回は雑記なので本の告知はしないでおこうかと思いましたが、まだまだ自粛生活長引きそうですし、おうち時間の退屈しのぎに、あとGo Toキャンペーンの旅のお供にこちらの本はいかがでしょうか?

これからもいろんな事をボヤいていくつもりです。

『🎵ちょっと待ってよ、グッバイ優しい声で〜、』

「これはイージーかな?」

 

ではまた次回をお楽しみにー。