矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

Wink (2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第97回)※2021.3.19改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第97回目の今日はWinkのお二人です。

 

英語の正しい発音ではウィンクと、“イ”が小さい“ィ”になって“ウ”と一緒になり、

“ウィ”となるので最初の文字の母音は「イ」という事になるでしょう。

しかしWinkが登場する前から日本人は「片目を閉じて目くばせする動作」を表わす言葉を「ウインク」と、“イ”をはっきり発音していた為、Winkが登場した時もカタカナ言葉の「ウインク」に重ね合わせて“ウ”と“イ”を分けて発音していました。これにより最初の文字の母音は「ウ」という事になり、昨日紹介したピンク・レディーと同じく、最初の文字と最後の文字の母音が同じ(最初の母音に戻る)“リターンネーム”になったのです。

 

それぞれのお名前は鈴木早智子さんと相田翔子さんでした。

 

Winkは1988年にデビューしましたが、当時は80年代のアイドルブームが終息に向かいかけていた頃で、世間も単純に笑顔(愛想笑い)を振りまくアイドルに飽きていたのか、中森明菜さんや工藤静香さん、中山美穂さんなど、歌唱中むやみに笑わないタイプのアイドルだけが生き残っていたと言え、新人が参入する事は難しい時代になっていました。

(ちなみに男性アイドルでは光GENJIが大人気だった頃ですので、普通に唄うだけでは通用しなくなっていた事がお分かり頂けるでしょう。)

その為Winkもデビューして直ぐに売れた訳ではなく、初めてヒットしたのは3枚目のシングルでした。

 

◉様々な要素が絡んだヒット

 

1985年に日本初のカラオケBOXが誕生し、それまで大人の社交場(酒の席)だけの物と思われていたカラオケが、OLや学生にとっても身近な物になりました。

Winkピンクレディー同様に振り付けのマネが流行して人気者になったのですが、カラオケが急速に普及した事により、当時のOLは上司に誘われた宴会や、友達同士のカラオケなどでWinkの歌を唄いながら踊りを軽くマネするだけでウケが良く、十八番にしていた方が多かったのです。やはり本来のターゲット(男性)だけではなく、同性を見方につけるとヒットは膨らむんですねぇ。

初の大ヒットとなった3rdシングル「愛が止まらない」はドラマ「追いかけたいの!」の主題歌でしたがこのドラマの主演は南野陽子(みなみのようこ)さんで、Winkは出演していません。

アイドルの歌が本人が出演していないドラマの主題歌に起用される事は珍しいのですが、時はトレンディドラマが流行り、ドラマ主題歌から次々とヒット曲が生まれていた時代、Winkのこの歌も最初は「誰が唄ってるのか知らないけど良い歌だなぁ」ぐらいの感じで火がつき始めたと思われます。増してやCDシングル(8cmCD)の登場でCDが買いやすくなった頃でしたので、OLが仕事帰りに、学生が学校帰りに、気楽に買える様になっていたのです。

そういった様々な要素が絡み合ってWinkは大人気となり、5枚目のシングル淋しい熱帯魚で89年のレコード大賞を受賞するのですが、89年にはもう「アイドル冬の時代」などと呼ばれていてWinkの1人勝ち状態でした。奇しくも女性デュオとしてはピンク・レディー以来の大賞受賞となったのです。

 Winkを形容する時によく用いられた表現が“笑わないアイドル”でした。実際彼女たちは従来のアイドルと違って歌唱中ニコリともせず、人形の様に無表情なまま唄い踊っていましたが、本当のところは緊張の余り“笑えなかった”そうで、意図的に“笑わない”様にしていたのではなかったのです。しかしそれが逆に先述の通り単純に笑顔を振りまくアイドルに飽きていた世間にハマり、受け入れられる要素の1つとなりました。

現在で言えばAKBに飽きてきた世間が欅坂→櫻坂46やBishにハマる様なものでしょうか。

 

◉不遇なソロ活動

 

お二人の個人名をみてみましょう。

まず鈴木早智子さんは本名だそうで、

ローマ字で書くと=SUZUKI  SACHIKOとなります。

 

続いて相田翔子さんは

ローマ字で書くと=AIDA  SHOKOとなります。

実はこのお名前は芸名だそうで(本名とされている資料もある)

本名は鈴木敬子(すずきけいこ)というそうです。同じ苗字だったから逆に避けたのでしょうか。(現在は結婚して姓が“相澤”に変わっています。)

 

いずれにせよ苗字の最後の文字と下の名前の最初の文字、

フルネームの最初の文字と最後の文字の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

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ノーペアネームは「不安定」になりがちで歌手業にもお勧め出来る名前ではありません。

そのせいかお二人ともソロではヒット曲がなく、歌以外でも特筆するものがありませんでした。

鈴木早智子さんは女優業にも挑戦しましたが芳しくはなく、最終的には思いきってヌードやソフトAVにまで進出、一時的に話題にはなったものの往年のファンとしては複雑だったのか、それ以降は逆に仕事量が減少してしまいました。

 

相田翔子さんのほうは天然キャラが功を奏し、何とかタレントとして生き残った感があります。実は単なるノーペアネームではなく、AIDA  SHOKOと苗字がA−A、下の名前がO−OとAからOにスライドする“スライドネーム”でもあるので、歌手とはまったく違う路線に転向できたと考えられるのです。(斜体文字が加筆した部分です) 

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それにWink時代と比べて、よく笑うようになりましたよね。

 

もう何年も二人での活動は特別企画などでしか見られませんが、実はまだ解散はしていないそうで、あくまで活動休止中だそうです。

息が長いというよりは往生際が悪いという感じですが、それも名前が「ウインク」とリターンネームだったからでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。