矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

北の湖・千代の富士・貴乃花の共通点は?

「名前の法則」の世界へようこそ。

ここでは有名人の名前が持つ「音」に注目し、その共通点を見つけていきたいと思います。

 

早速ですがクイズです。

北の湖千代の富士貴乃花

この3人の名前の共通点は何でしょう?

 

今回は相撲の力士編です。

 

『フハハハハハーッ!デーモンだ!』

 

「有作さん、13日の金曜日はもう終わりましたよ。」

『何を言っている、相撲と言えば我輩ではないか!今日は相撲の事をよく知らない民どもの為に、我輩が解説をしてやろう。』

「じゃあお願いしますデーモンさん。」

『デーモンではない、今日は土曜日だからサタデーモンだ!』

「それって、曜日ごとに名前が変わるって事ですか?日曜日だったら“サンデーモン”とか。」

『バカモノ!サタは“サタン”のサタもかけているのだ!つまりサタンデーモン略してサタデーモンなのだ!』

「(面倒臭いなぁ)まぁ何でもいいですけど。」

 

ヒント1:それぞれのお名前をローマ字にしてみましょう。

 

北の湖  =KITANOUMI

千代の富士=CHIYONOFUJI

貴乃花  =TAKANOHANA

 

北の湖と言えば昭和の大横綱だな。「強過ぎて面白くない」と言われるほど強かったのだ。』

「へぇ、さすが詳しいですねサーモンさん。」

『サーモンではない!サタデーモンだ!』

「ま、何でもいいですけど。」

 

ヒント2:両端の文字の母音に注目してください。

 

千代の富士は有名だろう。何と言っても国民栄誉賞受賞者だからな。その鋭い目つきから“ウルフ”とも呼ばれていたな。』

「モデルの秋元梢(あきもとこずえ)さんのお父さんですよね。」

『世間、いや人間界ではそういう認識なのか?』

 

えー皆さんもうお分かりですよね。では正解を発表しましょう。

 

正解は最初の文字と、最後の文字の母音が同じという点です。

言い換えると、最初の母音に戻るという事ですので、

この様なお名前を「名前の法則」の世界では“リターンネーム”と呼びます。

 

貴乃花はお父さんである先代が"貴ノ花"という表記で、「の」の字が違うだけだったのだ。』

「音だけで聞くと全く同じですよね。」

貴乃花になる前は貴花田だったがな。』

貴花田・・・それもリターンネームだし、ストレートネームじゃないですか!」

『それを言うならお兄ちゃんの若乃花(わかのはな)も最初は若花田だったぞ。』

「今は花田虎上(はなだまさる)ってなめらかネームですもんね。」

 

相撲界では「四股名(しこな)」と呼ばれる独特の名前が伝統的に使われています。実は「四股名」にも姓(苗字)と名(下の名前)があるのですが、ほぼ姓だけで通っている為、名のほうはよほどのファンでないと知らないでしょう。

高見山(たかみやま)の下の名前ぐらいは知っているだろう?』

「いや知らないです。」

高見山大五郎だ。CMでも人気者だったではないか。』

「あー、二倍二倍!二枚二枚!ってやつですか?」

『そうそう!あと「マルハッチ!」なんてのもあったな。朝青龍などのモンゴル系力士よりもずっと前に活躍した、外国人力士の元祖とも言われている。』

高見山大五郎・・・なめらかネームじゃないですか!」

『まぁそれはたまたまだと思うぞ。』

 

スポーツの世界ではなめらかネームの方が活躍されている事が多いのですが、相撲の四股名の様に下の名前がほとんど知られていない場合はその法則が成り立ちませんよね。

そこでショートネームと同じだと考えると、歴代の名力士の名前がことごとくリターンネームに当てはまったという訳なんです。

『あと輪島(わじま)もリターンネームだな。相撲からレスラーに転向した事でも話題になったが。』

 

ショートネームについてもう少し詳しく説明しておきますと、

苗字か下の名前のどちらかだけを芸名にしていらっしゃる方

タレントではヒロミさんや千秋(ちあき)さんは下の名前です。短くてもリターンネームになっています。

EXILEAKIRAさんやモデルの香里奈(かりな)さんも同じですね。

YOUさんは1音を伸ばしているのでストレートネームになります。

 

苗字だけを芸名にしている方は友近(ともちか)さんや

blog.housoku.work

ギター漫談のはなわさんやAMEMIYAさんなどですね。はなわさんはストレートネームですしAMEMIYAさんもリターンネームです。

『🎵冷やし中華〜、始めました〜』

「あれ?スーモンさんも唄うんですね。」

『スーモンではない、サタデーモンだ!』

「いや相撲に詳しいからスーモンでいいかなって思って。」

『スーモンだと住宅情報サイトのキャラクターみたいになるだろ!?』

 

あとギター漫談で言えばギター侍波田陽区(はたようく)さんの本名は波田 晃(はだ あきら)といってなめらか&リターンのフォーカードネームなんですねぇ。

『陽区はニューヨークのヨークから取ったって、言うじゃな〜い。』

「へぇ〜、そうなんですね。」

『って言うか、すっかりギター漫談家の話になってるじゃないか!相撲の話どこ行ったんだよ!』

「いや正直言うと、私あんまり相撲見ないんですよねぇ。」

『それで気の無い返事ばかりしてたのか!?』

「国技なんて呼ばれてますけど、身長167cm以上ないと新弟子にもなれないとか、背の低い人はやる資格も無いって事でしょ?それにはっきり言って太ったもん勝ちじゃないですか?身体の大きいほうが有利に決まってますもん。」

炎鵬(えんほう)は身体の小さいハンデを技でカバーしてるじゃないか!?』

「ほらもうハンデって言っちゃってるし。」

『イっちゃってるー!』

「あれ?ナダルさんでしたっけ?」

『すまん、センサーが反応してしまったのだ。ナダルではない、デーモンだ!』

「あれ?サタデーモンじゃないんですか?」

『そんな事はもうどうでも良い!相撲をこんなに批判していいと思ってるのか!?

皆さん、どう思いますか!?・・・あれ、反応が無い。』

「えぇ、今日は無観客でやってますんで。」

『世相を反映している!』(←霜降り明星粗品さん風に読んで下さい。)

 

この様に画数ではなく母音に着目して有名人の名前をタイプ分けすると、同じ共通点を持つ方がこれだけ見つかるのです。すなわち人の名前が持つ「音」にはそれだけの力が秘められているのではないか?というのがこの「名前の法則」の世界の研究テーマなのです。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

『では最後に、この季節にピッタリの歌を唄います。イルカで「なごり雪」。』

「もう今日は替え歌ないかと思ってたのにぃ。」

『🎵なごり〜雪〜も〜、振る〜時〜お尻〜、ララララララ、ラ〜ラララララ、ラ〜ラララララ〜』

「うわぁーお尻振ってKARAになった〜って、くだらねぇ〜。」

 

ではまた次回をお楽しみにー。