矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

くりぃむしちゅー(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第119回)※2021.4.12改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第119回目の今日はくりぃむしちゅーのお二人です。

 

それぞれのお名前は上田晋也さんと有田哲平さん、

お二人とも本名です。

 

まず上田晋也さんですが、

ローマ字で書くとUEDA SHINYAとなり、

苗字(姓)の最後の文字「だ」と、下の名前(名)の最初の文字「し」、

フルネームの最初の文字「う」と、最後の文字「や」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

一方の有田哲平さんは、ARITA TEPPEIとなり、

苗字の最後の文字「た」と、下の名前の最初の文字「て」、

フルネームの最初の文字「あ」と、最後の文字「い」の母音が違います。

こちらも“ノーペアネーム”ですね。 

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海砂利水魚(かいじゃりすいぎょ)というコンビ名で活動していた頃はなかなか日の目を見る事が出来ませんでしたが、番組の企画でくりぃむしちゅーに改名して“リターンネーム”になると冠番組を何本も抱える売れっ子になりました。

“リターンネーム”は昨今のバラエティー界を支えているコンビに多く見られる名前なのです。

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同様にさまぁ〜ずバカルディから改名しましたが、改名前と後どちらもリターンネームではありません。さまぁ〜ずも売れっ子になったものの、ややテレビ東京よりの深夜帯よりの、やや他の出演者が少ない系の番組が多く、くりぃむしちゅーのほうが日本テレビテレビ朝日のゴールデンタイムで、ゲストも今話題の人が多く出演する華やかな番組が多いですね。

改名効果で人気者になった2組ですが、偶然にもリターンネームになったくりいむしちゅーのほうがより大きく飛躍したと言えます。

 

同じ高校の同級生として友達になった2人は、それぞれが進学した大学を中退してお笑いの世界に飛び込みます。コント山口君と武田君に弟子入りし、最初は『島原火砕流土石流』というコンビ名を付けてもらったのですが、流石にテレビに出られないという事で海砂利水魚になったそうです。まぁ漢字だけの名前にしたかったのでしょうが、それにしてもセンスが・・・。

海砂利水魚時代は「ボキャブラ天国」に出演し、ボキャ天ブームに乗っかった感はありましたが、他にもそういうコンビはたくさんいましたからねぇ。

やはりくりぃむしちゅーに改名した事が大きかったでしょう。ちなみにくりぃむしちゅーは有田さんの好物で、上田さんはこの名前が気に入らなかったようです。

 

では上田晋也さんから見ていきましょう。

改名に続いてコンビ浮上のきっかけとなったのが、上田さんの豊富な雑学知識でした。学校で習うような知識ではなく雑学なので、おそらく芸人になってから吸収したものでしょう。

広くて深い知識ゆえ「うんちく王」とまで呼ばれるようになるのですが、そこまでには相当な努力があった筈です。

努力で司会者の地位まで登りつめたと言えば、つい島田紳助(しまだしんすけ)さんを思い出してしまいます。紳助さんも学生時代はヤンチャでほとんど勉強などしていなかったはずなのに、努力で知識を得て政治関連の番組まで担当していましたから。

お二人の名前をひらがなにするとよく分かるのですが、

しまだしんすけ、うえだしんや、と3文字も奇妙な符合が見られます。

そしてお二人ともノーペアネームなので、名前の運よりも努力で地位を勝ち取るタイプなのでしょう。お笑いの本筋からはズレている所もノーペアネームらしいと言えます。

 

上田さんの司会者としての技術は相当高いのですが、くりいむしちゅーというコンビ名の良さが先に立ってしまうためにコンビから抜けきれない感があります。

実際「しゃべくり007」や「ミラクル9」のようにコンビで出演している番組で上田さんがMCを務めるケースが多く、「おしゃれイズム」では藤木直人(ふじきなおひと)さん、森泉(もりいずみ)さんとの共同司会、『Going!Sports&News』でも土曜日は川口春奈(かわぐちはるな)さん、日曜日は亀梨和也(かめなしかずや)さんとの共同司会といった具合に、上田さんが単独でMCを務める番組は意外に少ないのが現状です。やはりノーペアネーム、司会者運は決して良くない名前なのですね。

 

余談ですが母音ではなく文字で見ると(うえしんや)と、「うえ」という音が入る“うえうえネーム”でもあります。(斜体文字が加筆した部分です)

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このタイプは何故かグループ出身の方が多く、最初からソロ(個人)で活動される方が少ないのです。上田さんが共同司会の形が多いのも、使う側(テレビ局のプロデューサーなど)が「最初から1人で司会を任せるのは不安だ」と感じてしまうからでしょうか。

 

一方の有田哲平さんですが、同じくノーペアネームなので司会者運は良くありません。

コンビで出演する番組ではパネラー(又はガヤ)席に座りボケを担当しています。多趣味で特にプロレス好きの為、プロレスラーのモノマネを得意としていますが、少々マニアックになり過ぎる傾向があります。まぁ同じくプロレスに詳しい上田さんの前だからツッコんで貰える安心感があるのでしょう。努力で知識を得た上田さんに対し、趣味や遊びで知識を得たタイプと言えます。

1番間近で上田さんの司会ぶりを見てきたせいで技術を吸収したのか、最近は単独の司会や冠番組を持つようになりました。とは言えまだまだ30分枠や深夜番組が多いようで、堂々と司会してますと言える番組は少ないかも知れません。もう1度言いますがノーペアネーム、司会者運は決して良くない名前なのです。

 

テレビで見ない日はない程大活躍を続けているコンビですが、2人ともなめらかネームではないのでドラマでお見かけする事はほとんどありません。(上田さんはたまに出たと思ったら天才バカボンのパパ役、有田さんは連ドラ初主演と思ったら深夜の30分ドラマ)

どちらかが前に出過ぎて格差が付く事もなさそうですし、これからもコンビでの仕事は継続していくでしょう。

でも、もし海砂利水魚のままだったらと考えると、これほど改名して良かったと思えるコンビも珍しいですね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

ハリセンボン(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第118回)※2021.4.11改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第118回目の今日はハリセンボンのお二人です。

 

それぞれのお名前は近藤春菜さんと箕輪はるかさん、

お二人とも本名です。

 

まず近藤春菜さんですが、

ローマ字で書くとKONDO HARUNAとなります。

苗字の最後の文字「ど」と、下の名前の最初の文字「は」、

フルネームの最初の文字「こ」と、最後の文字「な」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

一方の箕輪はるかさんは MINOWA HARUKAとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

 

昨日紹介したサンドウィッチマン同様、“なめらかネーム”と”ノーペアネーム”のコンビですが、ハリセンボンという名前が“リターンネーム”ではない為か、2人の仕事量に差がついてしまいます。

 

では近藤春菜さんから見ていきましょう。 

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この中でも説明している通り、お笑いタレントでギャグを武器にするタイプはノーペアネームの方が多いのですが、春菜さんもギャグ(厳密に言えばツッコミ)がウケて、一躍人気タレントになりました。

その容姿が俳優の角野卓造(かどのたくぞう)さんに似ていた事から生まれた「角野卓造じゃねぇよ!」に始まり、「マイケル・ムーア監督じゃねぇよ!」「古田(ふるた)じゃねぇよ!」「ステラおばさんじゃねぇよ!」と眼鏡を掛けた丸顔の人に次から次へと例えられ、挙句の果てには体型からか「シュレックじゃねぇよ!」と架空のキャラクター(眼鏡を掛けてもいない)にまで広がっていきました。

自分から発するギャグではなく「今日は幸楽お休みですか?」などのフリに対しての返しなので、誰かにフラれるのを待たないといけないのですが、その待っている状態の顔さえ面白く映るようになります。瞬時に笑いが取れるので何処へ行ってもやらされるようになり、完全にそのイメージがついてしまいました。

そのせいでトーク力はありながらもギャグタイプの芸人的扱いをされるようになります。ギャグがウケるのは良い事ですが、あまりウケ過ぎるというのも考え物ですね。

1人で出演している時は下の名前で「春菜」と呼ばれ、ネットニュースなど活字の媒体では「ハリセンボン春菜」又は「ハリセンボン近藤春菜」と表記されます。いずれにせよ“リターンネーム”になるのでバラエティー運が良い、というのは強引でしょうか。

もう少し深く掘り下げると、KONDO HARUNと苗字の最初と最後、下の名前の最初と最後で母音が同じという特殊な条件を満たしている“スライドネーム”でもあります。

(斜体文字が加筆した部分です) 

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このタイプは芸能界で大きな路線変更や転身をする方が多いのですが、情報ワイドショー「スッキリ!」のコメンテーター兼サブ司会として、帯でレギュラー出演を5年も続けたのは見事な転身だったと言えるでしょう。

 

さて一方の箕輪はるかさんですが、

女性で“なめらかネーム”の方は、あまりお喋りが得意ではありません。ドラマやコントなど、決められたセリフがないと喋れない方が多いのです。

コンビで出演している番組でも春菜さんが9割方喋って、箕輪さんが喋るのは一言か二事。

春菜さんの横で亡霊の様に突っ立っています。

以前は黒ずんだ前歯を指差して「神経が死んでるんです!」とひと笑い取っていましたが、

2015年に治療した為にそれも出来なくなってしまいました。

お陰でますます口数が減った感があり、需要も減ってきている気がします。

精一杯のフォローで、けん玉をスポーツとするなら“なめらかネーム”の身体を使うと運が開ける特性が活きていると言えるのですが、これもかなり強引ですね。

 

箕輪さんがここまで「人気女性芸人」としてやってこれたのは春菜さんが相方だったからと言って間違いないでしょう。

デブとガリガリのある意味凸凹コンビなので対比が面白いのですが、春菜さんのキャラと存在感が強すぎるのかも知れません。

春菜さんが「スッキリ!」を卒業し、またスライドして本業のお笑いに戻って専念出来るかと思うと、これからが楽しみなコンビではあります。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

サンドウィッチマン(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第117回)※2021.4.10改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第117回目の今日はサンドウィッチマンのお二人です。

 

それぞれのお名前は伊達みきおさんと富澤たけしさん、

お二人とも本名ですが、伊達さんは漢字で幹生、富澤さんは岳史と書きます。

 

コンビ名がサンドウィッチマンになるまでは紆余曲折があり、富澤さんが別の相方と組んでいた「ゆやゆよん」から、伊達さんと組み直した「親不孝」「銭(かね)と拳」などを経て、浜田(はまだ)ツトムさんという方を加えて3人になった時、大柄の2人に浜田さんが挟まれている様に見えた事から「まるでサンドウィッチだ」となり、サンドウィッチマンに決まったそうです。浜田さんは1年程で脱退したのでサンドウィッチではなくなりましたが、そこでコンビ名は変えませんでした。

 

2007年に敗者復活からM−1チャンピオンに輝いたサンドウィッチマンですが、小さな事務所だったので扱いきれなかったのか(2人ともお笑いにしては体格が良すぎて尚かつ強面だったせいか)バラエティーの出演が急増する事はありませんでした。

 

改めてこのサンドウィッチマンというコンビ名、条件付きの“リターンネーム”(最後が「ン」で終わる為1つ前の文字「マ」の母音で判断する事で頭文字の「サ」と同じ母音になる)の為、レギュラー運が開花するまで時間が掛かったのかも知れません。

ただ2人は非常に仲の良いコンビとしても有名で、同じ高校のラグビー部で知り合った頃から意気投合し、芸人になってコンビを組んでからもアパートの同じ部屋に住んでいました。

 

◉震災を乗り越えて

 

宮城県出身の2人は2011年、気仙沼市で番組のロケ中に東日本大震災に直面しましたが、何とか避難して助かる事が出来ました。伊達さんは翌日のブログで復興を誓うコメントを発表し、「がんばれ!東北!」を合言葉に募金口座を開設、2人で1000万円を寄付するなど支援活動に尽力します。

その後何度も被災地を訪れて地元の方々を勇気づけ、漫才で笑わせる事で一時の癒しを提供してきました。

そうした活動が「被災地で活動した芸能人ベストサポート」として表彰され、東北復興の旗印となりました。

好感度No.1タレントになったのも、そんな努力を惜しまない姿勢が被災地だけでなく、全国民から認められた証しでしょう。

 

サンドウィッチマンは人気者になってからもバラ売りがほとんど無いコンビなので、個人名での診断はあまり意味がないのですが一応見ておきましょう。

まず富澤たけしさんのお名前をローマ字で書くと

TOMIZAWA TAKESHIとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

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ネタの大半を書いているのは富澤さんです。

他のコンビでもどちらかが“なめらかネーム”のコンビは、NON STYLE石田明(いしだあきら)さんやバイきんぐの小峠英二(ことうげえいじ)さんなど、やはりなめらかネームの方がネタを書いているケースが多いようです。

(この2組は相方に問題がある気もしますが。)

俳優運もある名前ですが、今のところお笑い一筋でやっています。

なめらかネームは本業と正面から向き合う真面目で実直な方が多いので、下積み時代から他のジャンルに手を出す事なく、ひたすらお笑いに取り組んできました。名前の性質通りと言えます。

 

さてもう一人の伊達みきおさんですが、ローマ字で書くと

DATE MIKIOとなります。

苗字の最後の文字「て」と、下の名前の最初の文字「み」、

フルネームの最初の文字「だ」と、最後の文字「お」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

高校卒業後は就職してサラリーマン生活を送っていました。それでも富澤さんに誘われて芸人になったのは、ノーペアネームの“安定を望まない”性質のせいかも知れません。

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この中でも説明している通り、お笑いタレントでギャグを武器にするタイプはノーペアネームの方が多いのですが、伊達さんも最近はギャグを発するようになりました。

その1つが「カロリーゼロ」で、ハンバーガーはギュッと押し潰せばカロリーが0になるとか、ドーナツは形が〇だからカロリーも0などという、デブが食べたい欲求を正当化しているだけの無茶苦茶な理論ですが、これがウケて「アメトーーク!」の年間流行語大賞では2年連続で大賞を受賞しました。

ギャグ以外にも哀川翔(あいかわしょう)さんや安倍晋三(あべしんぞう)前首相のモノマネなど、瞬時に笑いが取れるネタを開発していきます。

母音ではなく文字で見ると下の名前に(きお)と、「き」と「お」の字が入る“お・か・きネーム”でもあります。 

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このタイプは自分に厳しい方が多いので、ネタを富澤さんに任せている分、自分に出来る事は何かと模索した結果でしょう。

(斜体文字が加筆した部分です)

ネタの面白さに定評があるサンドウィッチマンは、トーク系のバラエティーでは魅力を発揮出来ていませんでしたが、伊達さんがギャグやモノマネで新境地を開拓した事で出演オファーが増え、人気が更に上昇していったのです。

 

現在はレギュラー番組を何本も抱える超売れっ子となりました。リターンネームのコンビは運で売れたようなコンビが多い中、サンドウィッチマンはネタの面白さが評価されて、実力で売れたコンビと言って間違いないでしょう。

実力と好感度と名前の良さを伴った揺るぎない人気、おそらく当面は安泰だと思いますが、

忙し過ぎて身体を壊さないかが心配です。

特に伊達さんの太り過ぎが・・・あ、何を食べてもカロリー0だから大丈夫か。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

アンタッチャブル(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第116回)※2021.4.9改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第116回目の今日はアンタッチャブルのお二人です。

 

それぞれのお名前は山崎弘也さんと柴田英嗣さん、

お二人とも本名です。

 

まず山崎弘也さんですが、

ローマ字で書くとYAMAZAKI HIRONARIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

 

一方の柴田英嗣さんは、SHIBATA HIDETSUGUとなります。

苗字の最後の文字「た」と、下の名前の最初の文字「ひ」、

フルネームの最初の文字「し」と、最後の文字「ぐ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

2004年にM−1チャンピオンに輝いたアンタッチャブルですが、ここ数年のM−1バブル(優勝直後から出演オファーが殺到する)程の熱も高まっていなかった頃だったので、賞金以外の恩恵はほとんど受けられていなかった様に思います。

その為レギュラー番組が特に増えたという事もなく、メインの番組もローカル放送でした。この程度ならM−1チャンピオンでなくても、人気が出てきた若手コンビによくあるレベルです。

コンビ名が“リターンネーム”でないとレギュラー運が良くないのです。 

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では山崎弘也さんから見ていきましょう。

“なめらかネーム”の身体の発育を促進する特性が発揮されたのか、高校時代は野球部に所属して甲子園を目指していた山崎さん。(残念ながら補欠でした)元々は俳優志望だったそうで、お笑い養成所に入る前は俳優事務所に履歴書を送った事もあったそうです。

養成所には真面目に通っていました。なめらかネームは真面目で実直な方が多いので、名前の性質通りと言えます。

 

◉なぜか“ザキヤマ”に

 

ダウンタウン松本人志さんに憧れていた為、無口でたまに喋ると面白い芸風を目指しましたが、自分には合わない事に気付きテンションの高いキャラに軌道修正します。

そうなった途端に今度はうるさい程喋るようになり、先輩タレントからウザがられるまでになりました。

これは推測ですが、ウザい奴に対して普通に山崎と呼びたくない余り、ひねって“ザキヤマ”と呼ばれるようになったのではないでしょうか。大抵先輩タレントが“ザキヤマ”と呼ぶ時には、憎しみが込められている様に思えるのです。

ただその“ザキヤマ”という愛称が、偶然にも最初と最後の母音が同じ“リターンネーム”になっていました。

リターンネームはバラエティーに強い名前です。長さ(文字数)は関係ありません。

その愛称はあっという間に世間にも浸透し、相方を置き去りにしてピンでの仕事が増えていきました。本名で呼ばれる事も無くなり、もはやアンタッチャブルでも山崎弘也でもない“ザキヤマ”という名の新しいタレントになったのです。

1人で「笑っていいとも!」のレギュラーに選ばれるなど調子に乗って、挙げ句の果てには織田裕二さんのCMでのセリフ「キター!」を逆転させて「くる〜ぅ!」というギャグまで編み出し大人気となりました。愛称がついただけなのに改名したかの様な効果が生まれたのでした。

 

さてもう一人の柴田英嗣さんですが、ノーペアネームのせいか不安定な生活を送ります。

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漫才ではプロも唸らせる程ツッコミの上手さに定評がありましたが、私生活はだらしない面が多かったようで、その点も実直ななめらかネームの相方との違いでしょう。

2010年に休業した時も女性関係の問題が絡んでいた様で、そんな理由で休業した為に違約金などが発生した事から、山崎さんからはもうコンビを組みたくないと言われてしまいます。

ザキヤマ”となった山崎さんが活躍する一方でテレビの仕事が激減し、ラジオやネット番組などの活動を続けていたところへ、追い打ちをかける様にファンキー加藤(かとう)さんも絡んだスキャンダルに巻き込まれ、益々世間のイメージが悪くなってしまいました。

余談ですがこの英嗣という名前、なかなか初見で“ひでつぐ”とは読めませんよね。そういった読みにくさも名前が浸透しない理由だったかも知れません。山崎さんの下の名前“弘也”が浸透していないのとは大きく理由が違いますが、2人とも下の名前で呼ばれないコンビと言えます。

柴田さんは1人で何とか這い上がろうと、動物の生態などに関する知識の深さを活かし、動物博士タレントとしての活動を始めます。この点もやはりノーペアネームの本業以外に手を出そうとする性質の表れだったでしょう。ただ「動物の倒し方」などのネタが武井壮(たけいそう)さんとかぶっていた事もあり、そのキャラも今ひとつ浸透しませんでした。

 

しかし休業理由についての誤解も解け、絶縁状態から10年が経って遂にアンタッチャブルが復活、コンビで漫才を披露しました。ブランクを感じさせないツッコミは冴え渡り、かつてのキレを蘇えらせます。相方の山崎さんもこの日を待っていたかの様に、生き生きとボケて不安を吹き飛ばしました。アンタッチャブルの完全復活です!

ボケまくりキャラで実は真面目な山崎さんと、鋭いツッコミで実はフラフラと足が地に付かない柴田さん。ある意味凸凹コンビなので相性は良いでしょう。

 

柴田さんのお試し期間(各テレビ局の様子見期間?)も終わり、この春からはサンドウィッチマンと共にMCを務める番組「お笑い実力刃」がスタートします。(一部地域を除く)

地上波でのレギュラーが久々となる柴田さんにとって、正に実力が試される時ですね。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

吉 幾三さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第115回)※2021.4.8改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第115回目の今日は吉 幾三さんです。

このお名前は芸名で、本名は鎌田 善人(かまた よしひと)といいます。

 

ローマ字で書くとYOSHI  IKUZOとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音も同じ「オ」ある事もよくわかります。

この様なお名前を最初の文字に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

(平仮名で書くと“いくぞう”となるので、最後の母音が「ウ」だと思われがちですが、「ろ」を伸ばしている音ですので、カタカナで書くと“イクゾー”となり、最後の母音は「オ」という事になります。)

つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

この様なお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“ツーペアネーム”と呼びます。 

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今週はシンガーソングライターの方を紹介してきましたが、最後はやはりこの方にご登場願いましょう。何で最後にこの人なのかって?それは後で分かります。

 

“なめらかネーム”は歌手運の強い名前です。男性の場合特に演歌やロックなどの男らしい歌を唄うのに適しています。 

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故郷の青森県から歌手を目指して上京し、20歳の頃に山岡英二(やまおかえいじ)という芸名で、アイドル歌手としてデビューしました。

ええ、もう一度言いましょう。アイドル歌手としてデビューしました。

この山岡英二という芸名も診断しておきましょう。

ローマ字で書くとYAMAOKA  EIJIとなり、

苗字の最後の文字「か」と、下の名前の最初の文字「え」

フルネームの最初の文字「や」と、最後の文字「じ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちで、歌手運も弱い名前です。だから成功しなかった、という事にしておきましょう。

 

4年経ってアイドル路線を諦め、吉 幾三と改名してフォークソング路線に転向します。

フォークソング路線とは言ってもこの芸名、「よし、いくぞう!」と気合いを入れる時に掛ける言葉をそのまま名前にしている事からも分かる通り、かなりコミックソング寄りでした。よく漢字を充てたものです。

ここで本名の鎌田 善人(KAMATA YOSHIHITO)というお名前に注目して頂きたいのですが、苗字の最初と最後の文字の母音が同じ「ア」、下の名前も最初と最後の文字の母音が同じ「オ」になっています。

この様なお名前を“スライドネーム”と呼びます。 

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この名前タイプは芸能界で他のジャンルに転向(路線変更)している方が多いのです。

吉 幾三と改名してからの再デビュー曲「俺はぜったい!プレスリーがヒットし、これを元にした映画「俺は田舎のプレスリー」まで制作されました。

実はこの再デビュー曲、自身で作詞・作曲されたものです。そう、この方はシンガーソングライターだったのです。

コミックソングとして大ヒットした俺ら東京さ行ぐだはもちろん、正統派演歌の「雪國」「酒よ」も吉さん自身が作った歌です。

他の歌手への楽曲提供も行っていて、千昌夫(せんまさお)さんへ提供した津軽平野は大ヒットしました。

他にも五木ひろしさんや石川さゆりさんなどにも曲を提供しています。

この点もシンガーソングライターらしい所ですね。

「雪國」は初のオリコン1位を獲得して、その年の紅白歌合戦にも出場しました。

ここでもまたコミックソング歌手から演歌歌手への転向が成功したと言えますね。

 

◉芸名から身についた?トークの面白さ

 

吉 幾三という芸名を名乗っている内に“リターンネーム”の話し上手の特性が身についたのか、この方も非常によく喋ります。

津軽弁混じりの気取らないトークはまた面白く、コンサートのMCでもお客さんを多いに笑わせて会場をあたためてからしっとりとした演歌を聴かせるのです。そのギャップも武器にしているんですね。

俺ら東京さ行ぐだ」を日本語ラップの元祖と称する人もいて、吉 幾三さんをリスペクトするラッパーも多くいます。

近年はオール津軽弁のラップ曲、その名も「TSUGARU」(もちろん作詞・作曲も担当)を発表した事でも話題を呼びました。吉さんのホームページを訪ねてみると、和服を着た演歌のジャケット写真と、ラッパー風衣装に身を包んだジャケット写真が混載されているのですが、そういったごった煮感も魅力なんでしょうね。

 

昨年は弟子の真田(さなだ)ナオキさん(なめらかネーム!)が日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞しました。受賞曲の「恵比寿」はもちろん吉幾三さん作詞・作曲によるものです。

今度はリターンネームのプロデューサー運が発動しつつある様です。

(斜体文字が加筆した部分です) 

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

森山直太朗さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第114回)※2021.4.7改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第114回目の今日は森山直太朗さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとMORIYAMA  NAOTAROとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音も同じ「オ」ある事もよくわかります。

この様なお名前を最初の文字に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

(平仮名で書くと“なおたろう”となるので、最後の母音が「ウ」だと思われがちですが、「ろ」を伸ばしている音ですので、カタカナで書くと“ナオタロー”となり、最後の母音は「オ」という事になります。)

つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

この様なお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“ツーペアネーム”と呼びます。

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この方を一躍有名にしたのはその歌唱力の高さではないでしょうか。

2003年に発表した2ndシングルさくら(独唱)が、ワンカット・低コストのPVながら歌唱力がハンパないと注目を浴び、後から詩も曲も良いとなって大ヒットしました。

そしてその年の紅白歌合戦にも出場を果たします。

なめらかネームは男性歌手運の強い名前ですが、持って生まれた本名だと歌が上手くなるという性質があるのかも知れません。

相当自信がないと自分で唄う曲のキーをあそこまで高くしないでしょうから。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

フォークソングの継承者

 

ご存知の方も多いと思いますが、森山直太朗さんのお母様は森山良子(もりやまりょうこ)さんです。

下の名前の最後の母音が「オ」なので“リターンネーム”ですね。

昭和の時代から数々の名曲を送り出してきたフォークソング歌手です。

その家庭で生まれ育ったせいか、直太郎さんの作る曲は何処となくフォークソングの雰囲気を漂わせています。

「夏の終わり」などは井上陽水さんの「少年時代」を彷彿とさせますし、「生きとし生ける物へ」「生きてることが辛いなら」「生きる (って言い切る)」などの、一旦命の儚さや現世の虚しさを訴えつつも、最後には命の大切さを伝えようとする手法は、正にフォークソング全盛時代の詩の世界を踏襲しているかのようです。

森山直太朗さんはシンガーソングライターですが、作詞に関しては共同作業者がいまして、

親友であり詩人の御徒町凧(おかちまちかいと)という方です。

かなり奇をてらったペンネームですが、偶然にも“リターンネーム”です。

さくら(独唱)」や「夏の終わり」など、直太郎さんの一連のヒット曲にほぼ全て絡んでいると考えて間違いないでしょう。この方がフォーク好きなのか、直太郎さんに書いた詩だからそうなるのかは分かりませんが、最後は2人の合意で詩が決まる訳ですから、やはり直太郎さんの求める世界観なのでしょう。

一部だけを聴くと自殺を助長しているとも取られかねない為に抗議が殺到した「生きてることが辛いなら」は御徒町さん単独の作詩ですが、GOサインを出したのは直太郎さんですから。

 

◉芸人より面白い?並外れた話術

 

リターンネームの話し好きという特性のせいか、歌番組に出演するとよく喋ります。

命の儚さ、大切さを歌に乗せて届けていた同じ人物とは思えないほど軽妙な口調で。しかも他の人が喋っている時も素知らぬ顔で虎視眈々とつけ入る隙を窺っているのです。

まぁ面白いから良いんでしょうけど、歌に乗せたメッセージの信憑性が薄れるんじゃないかと心配になります。

叔父にあたる芸人、おぎやはぎ小木博明(おぎひろあき)さんも絶妙にイジって笑いのネタにするトーク力、リターンネーム恐るべしです。

 

今年は「さくら」を合唱バージョンにし、「さくら二◯二◯(合唱)」として新たに発表しました。「さらば友よ、いま旅立ちの時」と、別れと新たな門出を同時に表現した歌詞はもはや卒業シーズンの定番になっていますね。ただ難を言えば、キーが高すぎて素人には唄うのが難しいところですが。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

奥田民生さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第113回)※2021.4.6改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第113回目の今日は奥田民生さんです。

 

ローマ字で書くとOKUDA TAMIOとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音も同じ「オ」ある事もよくわかります。

この様なお名前を最初の文字に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

この様なお名前をトランプ(ポーカー)の役にかけて“ツーペアネーム”と呼びます。 

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更に、母音ではなく文字で見ると(おくだたみお)となり、1文字目に濁点は付くものの、苗字から下の名前にかけて同じ「た」という文字が続いています。

こういう同じ文字が続くタイプの名前を“連チャンネーム”と呼びます。

文字が続くので呼びやすい、覚えてもらいやすいという特徴があります。

同じ文字が続く“連チャンネーム”は“ワンモアネーム”でもあります。

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“ワンモアネーム”はグループで成功してソロでも成功する方に多い名前ですが、よく見ると(くだたみ)と、「お」も2文字入っていますね。つまり“ワンモアネーム”×2の“ツーモアネーム”という事になります。これを覚えておいてください。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

まず“なめらかネーム”は歌手運の強い名前です。男性の場合特に演歌やロックなどの男らしい歌を唄うのに適しています。

奥田民生さんは1987年にUNICORN(ユニコーン)というバンドのボーカルとしてデビューします。「大迷惑」「働く男」など、ロックとしては決して格好良くない現実的な歌詞で若い世代の共感を得ました。

ただ、ユニコーンという名前がリターンネームではなかったせいか、6年程度でバンドは解散してしまいます。

 

◉プロデューサー運

 

ユニコーンの解散後、奥田民生さんはソロで活動を始める一方で、90年代に小室哲哉(こむろてつや)さんや小林武史(こばやしたけし)さんがプロデューサー業で成功していたのを見て、自分もやってみたいと興味を持ち始めます。そして舞い込んだ仕事が新しい女性デュオをプロデュースするというものでした。

はっきり言ってこの仕事に関われたのはプロデューサーとしての運が良かったという事でしょう。共同作業の相手(作詞担当)が井上陽水(いのうえようすい)さんだったんですから。

万が一コケても井上陽水さんのせいに出来る、と思ったかどうかは別にして、奥田民生さんにとっては良い意味で肩の力が抜けた楽な気分で取り組めたのではないでしょうか。

その気楽さが良い方向に作用したのか、PUFFYはデビューから大ブレイクします。

それ以前に一世を風靡した女性デュオ(ピンクレディーWinkなど)には無かったゆるさ(良く言えば脱力感)と意味不明な歌詞(良く言えば陽水ワールド)が受けてアジアの純真は大ヒットしました。

“リターンネーム”は「一歩下がると成功する」プロデューサー運の強い名前でもあり、井上陽水さんもリターンネームなので相乗効果が上がったと言えるでしょう。

当時PUFFYの2人が歌番組でのインタビューで

「(奥田民生さんから)お前らは鵜飼いの鵜だ。(収益は)飲み込まずに出せ!」と言われている旨をよく訴えていました。今ならパワハラ発言として非難殺到するところですが、何となく世間も誰の力が大きいかを分かっていたのでしょう。

 

自身では自ら作詞・作曲した「愛のために」「イージュー☆ライダー」「さすらい」などのヒットによって、ソロ歌手としての地位を築いていきます。ここでワンモアネームの一つ目の力が働いた訳です。

ロックバンドのボーカリスト、プロデューサー、シンガーソングライターとして成功を収めたのですから、さすがツーペアネームという感じですね。

 

 ユニコーンは2009年に再結成し、現在も存続しています。

民生さん曰く「もはや解散なんてことはないと思う。やったりやらなかったりしていいわけだから」という考えで「誰かが『やってくれ』といったらやる」と、受注生産的なスタイルで気楽に続けていくそうです。ソロでも成功しているのでそれで充分でしょうね。

 

成功したバンドが解散した後にソロでも成功し、そのバンドが再結成したから“ツーモア”なのか?いや違います。奥田民生さんはユニコーンの活動を続ける一方で、2018年からカーリングシトーンズのメンバーとしても活動しているのです。

川谷絵音(かわたにえのん)さんの様に若いならまだしも、50過ぎてからバンドの二股をかけ、いや掛け持ちするなんて正に“ツーモア”でしょう。

どこまでも名前の特性を活かしきっている方と言えます。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。