矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

博多華丸・大吉(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第62回)※2021.1.1改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第62回目の今日は博多華丸・大吉のお二人です。

 

横山やすし・西川きよしや、中田ダイマル・ラケット夢路いとし・喜味こいしなど、昔の漫才コンビの名前は各々の名前(芸名)を続けて言うコンビ名が主流でした。

(私は仮に「列記型」と呼んでいます。)

現在でもオール阪神・巨人中田カウス・ボタン、宮川大助・花子などベテラン漫才師には多く見られますが、若手でこのタイプのコンビ名は非常に少なくなりました。

少なくなったとは言え、漫才師らしい良い名前です。

 

それぞれのお名前(芸名)をローマ字で書くと

HAKATA HANAMARU、HAKATA DAIKICHIとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じである事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

 

芸名で見ると二人ともなめらかネームのコンビという事になります。

吉本興業の福岡支社創設当時から在籍し、博多を拠点に活動していた頃から地元では人気でしたが、その頃は鶴屋華丸亀屋大吉というコンビ名だったそうで、今よりもっと古めかしい印象ですね。

その名前のせいという訳では無かったかも知れませんが、東京への進出は自信がなかったそうで、躊躇していた期間が長かった為、結果的にはかなり遅咲きになってしまいました。

 

ようやく東京進出の決心がついた時、屋号を現在の“博多”に変えたそうです。

そして先に全国的な知名度が上がったのは華丸さんのほうでした。

「R−1ぐらんぷり」で得意の児玉清(こだまきよし)さんのモノマネを活かしたネタで優勝したのです。

芸名を文字で見ると博多華丸(かたなまる)と、「は」が2つ入っています。

この様なお名前を“ワンモアネーム”と呼びます。

(斜体文字が加筆した部分です) 

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お笑いタレントで“ワンモアネーム”の方は、コンビでも成功してピンとしても成功する方が多いのですが、華丸さんの場合はピンのほうが先だった様です。

 

本名は岡崎光輝(おかざきみつてる)という名前で、

ローマ字で書くと=OKAZAKI  MITSUTERUとなり、

全体を見ると、5つの母音が全て入っている事がわかります。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。 

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このロイヤルネームは「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような活躍をされている方が非常に多いのです。

昨日紹介した内村光良(うちむらてるよし)さんは“ノーペアネーム”の“ロイヤルネーム”でしたが、華丸さんの本名は苗字の最後と下の名前の最初の文字の母音が同じ「イ」ですので、“なめらかネーム”でもあります。

芸名がなめらかネームで、本名がなめらかネームのロイヤルネームという、今まで私が見てきた芸能人の中でも最高レベルの良いお名前です。

本当に博多でくすぶっていたのが勿体ないくらいの。

 

一方の大吉さんですが、本名は吉岡廣憲(よしおかひろのり)といいます。

ローマ字で書くと=YOSHIOKA  HIRONORIとなり、

苗字の最後の文字「か」と、下の名前の最初の文字「ひ」、

フルネームの最初の文字「よ」と、最後の文字「り」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

これも名前のせいでは無いとは思いますが、

カンニング竹山隆範(たけやまたかのり)さんが福岡吉本にいた頃、華丸さんと竹山さんが人気を争っている中、大吉さんはほぼ裏方的な役割だったそうです。竹山さんが福岡吉本を辞めてからようやく出番が増えたそうですが、そんな日陰の存在だったんですね。

 

◉“亀”だった大吉の猛追

 

華丸さんがR–1で優勝後も川平慈英(かびらじえい)さんのモノマネなどで人気を博し、大吉さんは「じゃないほう芸人」とまで言われましたが、トーク番組のひな壇など地味な仕事をコツコツこなしていました。

本名は「不安定」になりがちなノーペアネームですが、芸名の“博多大吉”でいる時間が長くなるにつれ、なめらかネームの仕事熱心な実直さが身についたものと思われます。 

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そして若手が出る大会だと諦めていた「THE MANZAI」にビートたけしさんから出場を勧められて見事優勝し、コンビとしての知名度も跳ね上がります。

華丸さんが俳優業にも進出する一方で、大吉さんはほぼタレント業一筋に貫いてきました。トーク番組などでも一言で決めるコメント力の高さが認められ、評価はどんどん上がっていきます。

そしてとうとう2016年のタレントパワーランキングでは、コンビでタモリさんに次ぐ2位、個人でも大吉さんが9位、華丸さんが14位と、大躍進しました。

福岡時代から“亀屋”を名乗り、常に相方の華丸さんを追う立場だった大吉さんが、遂に追い抜いた瞬間でもありました。コンビでも個人でも、博多の人気芸人から全国区の人気芸人になったのです。

文字で見ると芸名の博多大吉(はかただいきち)というお名前には、2文字目に濁点が付くものの「た」が2つ入っています。

こちらも“ワンモアネーム”なので、コンビでも成功してピンでも成功したのでしょう。

 

そしてお二人とも芸名・本名の両方に「お・か・き」のいずれかが入る、“お・か・きネーム”でもあります。 

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下積み時代も自分への厳しさをもって芸人を辞めようとはせず、地道に続けてきた結果が今の地位に繋がったんだと思います。

(大吉先生は特に後輩芸人にも厳しい様ですね。)

 

現在はNHKの情報番組「あさイチ」でもコンビで司会を務めています。

遅咲きであっても実力のある人はいつか認められ、1度人気に火が付くとぐんぐん上昇する。それがなめらかネームの良い所です。

今時の横文字(カタカナ)名前もカッコ良く見えますが、見た目ではなく実力と、「音」の響きが大事だという事を実証してくれたコンビだと思います。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

ウッチャンナンチャン(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第61回)※2020.12.31改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第61回目の今日はウッチャンナンチャンのお二人です。

 

それぞれのお名前は内村光良さんと南原清隆さん、

お二人とも本名です。

 

まず内村光良さんですが、

ローマ字で書くと=UCHIMURA TERUYOSHIとなり、

苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「て」、

フルネームの最初の文字「う」と、最後の文字「し」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

しかし全体を見るとUCHIMURA TERUYOSHIと、、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

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続いて南原清隆さんはNANBARA KIYOTAKAとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

コンビ名はダウンタウンナインティナイン同様、名前の中に“チャン”という同じ音が繰り返される「反復型」です。最近はコンビ名もサンドウイッチマンや千鳥の様に最初と最後の母音が同じリターンネームが増えていますが、一昔前まではこういった「反復型」がお笑いコンビの良い名前として主流でした。

個人名もロイヤルネームとリターンネームで非常に良い組み合わせですが、このコンビの大きな違いはベテランになってからの司会ぶりに現れています。

 

まず内村光良さんから見ていきましょう。

 

ロイヤルネームの有名人の方は強運に恵まれ、それぞれの世界で成功するだけでなく、他のジャンルに挑戦すればそこでも成功を収め「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、最強の名に相応しい活躍をされている方が非常に多いのです。

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この記事の中でもお笑いタレントで1番司会者に向いているのは

明石家さんまさんや所ジョージさんの様ななめらかネームだと申しましたが、ロイヤルネームも負けず劣らず司会業で活躍されています。

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そしてこの記事でも触れた通りリーダーになる傾向も強い為か、内村さんはコント番組などで常に後輩タレントを従えているイメージが強く、あまり同期や先輩と絡んでいるシーンは見かけません。

名前の性質上、目上の人より後輩と絡むほうが楽なのでしょう。だから南原さんと共演する番組も減っていったのかも知れません。

滅多に怒らない温和な性格ながら「イッテQ」などでもリーダー的ポジションに立っている事が多く、また自分がボケて笑いを取るよりも、後輩たちにパスを回してチャンスを与える“司令塔”の様な役割に徹している様に見受けられます。

その点がなめらかネームのさんまさんの司会ぶりとも大きく違う所ですね。

また2017年から「紅白歌合戦」でも4年連続で総合司会として“真ん中に立つ”など、ロイヤルネームの特性を活かしきっていると言えます。

あと文字で見ると、内村光良(うちむらてるよ)と「し」が付くので、1年前の今日に書いたこちらの記事にも該当するんですね。

(斜体文字が加筆した部分です)

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一方の南原清隆さんはコンビでの活動が減ってきた頃、「笑う犬の生活」や「内村プロデュース」などの番組で活躍していた内村さんに一時は大きく水をあけられていました。

 

2011年、ようやく「ヒルナンデス!」の総合司会に選ばれましたが、 

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この記事をご覧頂くとお分かりのように、司会者としてはやや弱いリターンネームの為か、コーナーの進行はほとんど各曜日のレギュラー陣が担当しているので、一人で司会をしているとは言えません。

どちらかと言うとビートたけしさんや石橋貴明(いしばしたかあき)さんの様に型にハマった司会が苦手で、内村さんと違って自分がボケるほうが好きなタイプです。

とは言え「ヒルナンデス!」はVTRのコーナーも多く、南原さんが活躍している印象はほとんどありません。番組の顔として名前だけ貸している、といった感すらあります。

(「ヒルナンデス!」の“ナン”はナンチャンの“ナン”です。)

それ以外では「ネタパレ」でも一応司会ですが、共同司会の陣内智則(じんないとものり)さんのほうがよく喋って進行もしています。御意見番的ポジションでありながらたけしさん程の威厳もなく、ただ若手のネタを見て笑っているだけの状態です。

内村さんが“司令塔”ならこちらは現役を引退した“監督”と言った所でしょうか。

名前タイプが違うと司会ぶりはこんなにも違うのですね。南原さんにはもっと前に出て欲しいものです。

 

文字で見ると一応、南原清隆(なんばらきよたか)と「たか」という音が入る“たかたかネーム”ではあるのですが、やはり“ナンチャン”か“南原さん”と呼ばれる事が多い為、せっかくの「たか」の効果が発揮されにくいんですね。その点が“貴さん”と呼ばれる石橋貴明さんとの違いです。

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先述の通りウッチャンナンチャンは「反復型」の為、リターンネームのコンビ程の結束力もありません。内村さんの司会者としての評価や好感度は最近また急上昇していますので、今のままでは南原さんがまた大きく水をあけられ、コンビ格差が生まれないか心配です。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

大塚愛さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第60回)※2020.12.30改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第60回目の今日は大塚愛さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとOTSUKA AIとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

 

大塚愛さんは2003年9月にデビューしました。同年12月には早くも2枚目のシングルさくらんぼ」がリリースされると、PV(プロモーションビデオ)の中で唄っている姿が可愛いと評判になり、ロングヒットとなります。「もう1回!」の所で手を合わせてお願いする姿に、思わず「カワイイ!」と口走った方も多かったのではないでしょうか。

翌2004年にも「甘えんぼ」「Happy Days」などシングル4曲とハイペースでリリースしました。年末には「紅白」に出場し、人気アーティストとなります。

 

・・・と、ここまでは大塚愛さんを紹介する記事でよくある文面です。

しかしこのブログは名前の適性を診断して「法則」を研究するものですので、その点をご理解頂いた上でお読み下さい。特にファンの方は気を悪くされる恐れがありますので、何卒ご了承頂きたいと思います。

 

当ブログではここ何日か、女性のソロ歌手を紹介してまいりました。

そのほとんどが“アイドル”と呼ばれ、恋愛の歌や女性らしい歌をヒットさせた方々でした。

そしてその名前はオールマイティー“ロイヤルネーム”(名前にアイウエオ5つの母音全てが入る)の山口百恵さんと松田聖子さん以外は“リターンネーム”(最初と最後の母音が同じ)だったのです。 

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この記事でも紹介している様に“なめらかネーム”の女性歌手は、男性顔負けの激しいロックや、恋愛なんてそっちのけのスケールの大きな歌を唄った方が成功する傾向があります。

そこへいくと大塚愛さんは例外と言わざるを得ません。では一体どうやって成功したのでしょう。

 

◉人格詐称疑惑?

 

大塚愛さんの代表曲「さくらんぼ」は女性の恋心を唄った、往年のアイドルソングを思わせるような可愛らしい歌ですし、彼女自身もアイドル並みのキュートなルックスで、この歌がヒットした時は私もついにジンクスが破られたかと思いました。

しかし私はその後、彼女に騙されていた事に気付くのです。

そもそもこの「さくらんぼ」がヒットしていた間、彼女はまだテレビの歌番組にほとんど出演しておらず、あのPVの中の、ピンクのギターを持って唄う可愛らしい姿だけで彼女のイメージが造り上げられていました。

やがて歌番組に出始めたのは次のシングル「甘えんぼ」が発売された直後でしたので、当然ながら新曲のプロモーションが優先ですので「甘えんぼ」を唄っていました。

トークなども聞けるようになったのは「さくらんぼ」のヒットが落ち着きかけた頃に発売されたその次のシングル「Happy Days」が出る頃だったと思います。

そしてその出演番組で大塚愛さんの姿を見た時、私は「おや?」と思いました。

 

「違う!あのPVに出ている子とは違う!話し方がサバサバというか、カラッとし過ぎている!ちょっとオヤジ入ってるし、しかも関西弁だ!」

 

・・・そう、私が抱いていたイメージはことごとく崩れ去ってしまったのです。そこにはあの「もう1回!」と手を合わせてお願いする可愛らしい女性の姿はありませんでした。似ても似つかぬ、男っぽいと思えるほどあっさりした性格の女性だったのです。

挙句の果てには「Happy Days」のサビの最後に「夢かい!」とツっこむ始末。

「夢かい!」と言いたいのはこっちでした。

その行いは「さくらんぼ」のような可愛い歌をヒットさせる為には、PVの中で目一杯可愛い女の子を演じ、男っぽい本性を晒さない為にテレビには出ないという、全て計算され尽くした作戦のようにも思えました。まるでなめらかネームは恋愛の歌に向かないという法則を知っていたかの様なやり口です。

そして世の男性の多くがまんまと騙されたという訳です。

嘘だと思うならYou Tubeで「さくらんぼ」の歌唱映像を調べてみて下さい。

PV以外はヒットが一段落した後の、年末の「FNS歌謡祭」や「紅白」の映像か、何年か後にライブで唄った時の映像しか出てきませんから。

 

巧妙なトリックで人気を得た彼女はその後もシングル曲に「黒毛和牛上塩タン焼680円」とキテレツなタイトルを付けたり、ライブツアーのタイトルに「コンドルのパンツがくいコンドル」とオヤジギャグを盛り込むなどやりたい放題でした。

 

『チクショー、あのPVの中の可愛い女の子を返せ!』

 

以上、「大塚愛・人格詐称による被害者の会」の報告を終わります。

 

余談ですが、ご本人も実は果物のさくらんぼが好きでは無く、歌の題材として愛し合う男女を2つ並んで寄り添うさくらんぼの実に見立てただけだったそうです。

言わば“ビジネスさくらんぼ”(?)だったのです。

 

という訳で大塚愛さんは反則とみなし、なめらかネームの女性歌手はアイドルや恋愛の歌には向かず、ロックやR&B、または恋愛そっちのけのスケールの大きな歌を唄った方が成功するという法則は覆せませんでした。

思えば和田アキ子さんや神取忍(かんどりしのぶ)さんもなめらかネームですから、ルックスに関係なくなめらかネームの女性は内面が男性っぽくなる確率が高いのかも知れません。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

今回はかなり個人的見解が含まれた記事になってしまいましたが、当時のファンの中にも同じ気持ちを味わった方が少なからずいた筈です。そんな一部のファンの心情を代弁するつもりで書き綴りました。

ブログに載せておいてこんな事を言うのも変ですが、この記事が大塚愛さん並びにファンの目に触れない事を祈ります。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

相川七瀬さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第59回)※2020.12.29改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第59回目の今日は相川七瀬さんです。

 

ローマ字で書くとAIKAWA  NANASEとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。 

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この記事でも紹介している様に“なめらかネーム”の女性歌手は、男性顔負けの激しいロックや、恋愛なんてそっちのけのスケールの大きな歌を唄った方が成功する傾向があります。

 

本名は佐伯美咲(さえきみさ)といいます。

(旦那さんは一般の方で本名非公開の為、結婚後も芸名のまま活動しています。)

ローマ字で書くとSAEK MISAとなり、こちらもなめらかネームである上にフルネームの最初と最後の母音が同じなので“リターンネーム”でもあります。

更に文字で見ると「さ」が2つ入る“ワンモアネーム”でもあるので非常に良いお名前ですが、覚えやすさでは「なな」と同じ文字が2つ続く“連チャンネーム”相川七瀬(あいかわななせ)という芸名のほうが上なのです。

(斜体文字が加筆した部分です) 

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相川七瀬さんがデビューした1995年当時は、ビジュアル系バンドなどの台頭により、既に男らしい男性ボーカリストが少なくなっていた頃でした。

そこへ颯爽と現れた彼女はデビュー曲「夢見る少女じゃいられない」で一躍大ブレイクします。

カメラを睨みつけながら、時々巻き舌が入る唄いっぷりに、思わず「カッコイイ!」と口走った方も多かったのではないでしょうか。まさしく時代が求めたヒーロー、いやヒロインだったのです。

 

◉ロックとバラードのギャップ

 

その後も「LIKE A HARD RAIN」「BREAK OUT!」など、バリバリのロック調の曲が続いた後、「恋心」というバラードに挑戦しました。

これがギャップの効果を生み、より良い歌に聴こえたのでしょう。

「恋心」は100万枚以上を売り上げ、シングルとしてはキャリア最大のヒットとなります。

ほぼ同時期に活動していたバンド、シャ乱Qの「シングルベッド」や、

ウルフルズの「バンザイ〜好きでよかった〜」なども、他の曲調とのギャップが生んだヒットと思われ、昨日の森高千里さんの話ではありませんが、ギャップや緩急をつける戦略はハマると大きな効果を発揮するようですね。

 

◉プロデューサーとの二人三脚

 

相川七瀬さんを語る上で忘れてはならないのが、織田哲郎(おだてつろう)さんです。

TUBEZARDへの楽曲提供で数々のヒット曲を生み、自身で唄った「いつまでも変わらぬ愛を」も大ヒットするなど、80年代後半から90年代のJ–POP界を支えたシンガーソングライターの1人です。

この方のお名前をローマ字で書くとODA TETSUROとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

(平仮名で書くと“てつろう”となるので、最後の母音が「ウ」だと思われがちですが、「ろ」を伸ばしている音ですので、カタカナで書くと“テツロー”となり、最後の母音は「オ」になります。)

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

リターンネームの男性歌手は、

井上陽水(いのうえようすい)さん、

奥田民生(おくだたみお)さん、

中田(なかた)ヤスタカさんなど、

プロデュース(他のアーティストへの楽曲提供)で成功している方が多いという特徴があります。 

そんなリターンネームの織田哲郎さんがプロデュースに本腰を入れたのが相川七瀬さんだったという訳です。

そしてもう1つの特徴は、あまり前に出たがらないという事です。

まあ奥田民生さんはなめらかネームでもあるので例外としても、他の方は滅多にテレビに出演なさいません。

自分は1歩下がってでもこの人に唄ってもらいたい、この人を売り出したいというタイプの方が多いのです。

(ちなみにゴーストライター騒動で有名になった新垣隆(にいがきたかし)さんもリターンネームです。)

織田哲郎さんも前述の通り「唄える」歌唱力がありながら、あまり前に出たがらない方です。

女性ロック歌手向きなめらかネームの相川七瀬さんと、

プロデューサー向きリターンネームの織田哲郎さん。

これは相性ピッタリ、正にベストマッチです。あまりにも相性が良すぎて「結婚してるんじゃないか」という噂もあった程です。

そもそもデビュー前のオーディションで落選した相川七瀬さんに、何か光る物を感じた織田哲郎さんが「歌手やりたくなったら連絡してきて」と声を掛けていた事がきっかけだったそうで、やはり目利きが鋭かったのですね。

 

女性では希少なロックシンガー相川七瀬さんも、今や3人のお子さんを育てるママになり、御朱印集めを趣味としている様ですが、育児に手が掛からなくなったらまた、あの鋭い目つきでバリバリのロックを唄って欲しいものです。

 

それにしても最近「ヒルナンデス!」などのバラエティーでよくお見受けします。本名がリターンネームでもあるので、元々喋るのは好きなんでしょうね。

DAIGOさんが自ら「日本一ロケに出ているロックミュージシャン」と言っていましたが、女性で1番は相川七瀬さんになるんじゃないかと思う今日この頃です。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

森高千里さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第58回)※2020.12.28改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第58回目の今日は森高千里さんです。

このお名前は本名です。

(結婚後は姓が江口になりましたが、旧姓のまま活動しています。)

 

ローマ字で書くとMORITAKA  CHISATO となり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

 この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 “リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合まず歌手業に強いという事です。 

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この記事でも紹介している様に「ヒット曲に恵まれる」方が多く、違うジャンルに進出しなくても、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

森高千里さんは1987年、映画のヒロイン役とその主題歌で、女優と歌手の同時デビューを果たしました。とは言うものの、女優としての主な仕事はそのデビュー作ぐらいで、後はリターンネームの性質通り歌手業に重きを置くようになります。

しかしその頃はもう80年代アイドルブームが終わりかけた頃で、各芸能プロダクションも新人アイドルをどう売り出していいのか分からない暗中模索状態でした。

森高千里さんもデビュー当時は南沙織(みなみさおり)さんのヒット曲「17才」のカバーを、「これでもか」という程短いスカートで唄っていました。

ほぼ同時期に田中美奈子(たなかみなこ)さんや杉本彩(すぎもとあや)さんなども、ミニスカートや肌を露出した衣装で唄う、セクシー路線を確立したかに見えましたが、時代は既にカラオケブームが到来していた為、Winkの様に真似をしやすいアイドルには勝てず、女優への道を進んでいきました。

しかしリターンネームの森高千里さんは違います。そんな中でもしっかり歌で生き残るのです。

 

◉逆転の発想?ストレート過ぎる歌詞

 

森高千里さんは「17才」の時の様なミニスカートはそのままに、自らの作詞による奇妙な歌を唄い始めます。

当時の代表的な曲のタイトルと歌詞の一部を抜粋しましたのでご覧下さい。

 

ザ・ストレス

『🎵ストレス〜が、地球を駄目にす〜る・・・』

「ミーハー」

『🎵お嬢様じゃないの、私ただのミーハー・・・』

「非 実力派宣言」

『🎵実力〜は、無い〜わ、いいわ・・・』

 

どうでしょう?そのまんまのタイトルと何のひねりも無い歌詞。

それまでの歌謡曲は、どうやって詩的に表現するかを念頭に、幾多の作詞家やシンガーソングライターが苦心して詞を書き上げてきましたが、それらを全否定するかの様な、あまりにもストレートな表現です。

それはかの吉田拓郎(よしだたくろう)さんに、

「今まで我々が積み上げてきた歌詞の世界観を、森高千里が一瞬で破壊した。」と言わしめた程です。

当時米米CLUBのボーカルとして活動していたカールスモーキー石井(いしい)さんも、上記の「ストレスが地球を駄目にする」の一節を指し、

「この事をどう別の言葉に置き換えて表現するかで頭を悩ませてるのに、ズバリ言っちゃってどうするんだよ!」と怒っていました。

米米CLUBの様なキテレツな歌を作風としていたバンドの代表者がそんな事を言うのですから、余程の禁じ手だったのでしょう。

しかし世間には「斬新だ」「ユニークだ」と受け入れられたのです。

 

◉“おふざけ”と真面目のギャップ

 

その後も「臭いものにはフタをしろ!!」ザ・バスターズブルース」(タイトルはカッコ良く聴こえますが、ゴキブリ退治がテーマの歌です)など、ふざけた様な歌を唄っていた一方で、「雨」渡良瀬橋などのしっとりしたバラードも披露していました。

これがギャップの効果を生み、より良い歌に聴こえたのでしょう。

実は米米CLUBも、

「KOME KOME WAR」や「FUNK FUJIYAMA」など“おふざけ”の一方で、

浪漫飛行」や「君がいるだけで」など真面目な歌を出すと大ヒットしました。

同じく爆風スランプも、

「無理だ!(ワニの腕立て〜)」などと唄っていた一方で、

「Runner」などの真面目な歌が大ヒットに繋がりました。

 

森高千里さんも、このギャップ戦略がまんまとハマり(本当に戦略だったかどうかは分かりませんが)いつの間にかアーティストと呼ばれるようになります。

言わば森高千里さんは“ひとり米米CLUB”だったのです。

 

母音ではなく文字で見ると森高千里(もりたかちさと)と「たか」という音が入っています。

この様なお名前を“たかたかネーム”と呼びます。

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この“たかたかネーム”はお笑い芸人の場合、他の芸人と同じ様にふざけた事ばかりやっていても何故かリスペクトされてしまう傾向があります。

タモリさんの本名:森田一義(もりたかずよし)にも「たか」という音が入っていますが、自分の事を「オッパイ星人」などと言っていてもリスペクトされていましたね。)

森高千里さんも「たか」という音の恩恵で、ふざけた様な歌を唄っていてもリスペクトされてしまったのかも知れません。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

現在では代表曲となっている「私がオバサンになっても」や、「気分爽快」「ララ サンシャイン」などその後も定期的にヒットが続き、同年代のアイドル出身組では唯一と言っていい、ほぼ歌手業だけで成功してきた希少な存在です。

昨日紹介した本田美奈子.(ほんだみなこ)さんとは違い、歌唱力の評価は決して高くありませんが、衣装や作詞などセルフプロデュース面では非常に長けていました。

いやらしい話ですが、歌唱印税だけでなく作詞の印税も入ってくると考えれば、アイドルよりもシンガーソングライターに近い収入はあると思いますよ。

 

そんな彼女も50代に突入し、年齢の上ではいよいよオバサンになりましたが、

「🎵とて〜も無理よ、」と言っていたミニスカートで今も唄っています。

約10年間、育児の為休業していた時期もありましたが、その間もスタイルを維持してきた賜物でしょう。

音楽番組「Love music」の司会に起用されたのも、「ヒット曲がある」アーティストとして認められているからに違いありません。

不遇の時代を「発想」で生き抜いたこの方の強さは伊達じゃないですね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

本田美奈子.さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第57回)※2020.12.27改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第57回目の今日は本田美奈子.さんです。

(“本田”は世界に羽ばたく歌手になる様にと、自動車メーカーの“世界の”HONDAから引用したという説があります。)

 

ローマ字で書くとHONDA  MINAKO となり、フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

“リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合まず歌手業に強いという事です。

「ヒット曲に恵まれる」方が多く、違うジャンルに進出しなくても、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

本名は工藤美奈子といいます。

ローマ字で書くと KUDO MINAKO となり、

苗字の最後の文字「ど」と、下の名前の最初の文字「み」、

フルネームの最初の文字「く」と、最後の文字「こ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちです。

 

元々演歌歌手志望だった工藤美奈子さんは事務所のオーディションにも演歌を唄って臨みましたが、まだ17歳と若かった事もあり1985年、アイドル歌手として「殺意のバカンス」という曲でデビューしました。(斜体文字が加筆した部分です)

 

アイドル歌手のデビュー曲のタイトルに“殺意”などという穏やかでないワードが入っている時点でかなり気を衒った感がありますが、当時は既に“花の82年組”や“おニャン子クラブ”の台頭によりアイドルは飽和状態になっていた為、単に「可愛い」とか「歌が上手い」だけでは売れるのが難しい時代になっていたのです。

このアンダーラインの部分に、正に該当していたのが本田美奈子.さんでした。

ルックスも申し分ない上に、特に歌唱力においては群を抜いていたのですが、ライバルが多過ぎた為になかなか浮かび上がる事が出来ませんでした。

 

デビューして1年が経とうとしていた頃、5枚目のシングルとなる「1986年のマリリン」で、当時大人気だったマドンナの様な“へそ出しルック”で登場して話題を呼び、そこで歌唱力も評価されて、ようやくスターダムにのし上がります。

「歌が上手い」だけではなく、何か人と違う個性を出さないと生き残れない時代だったのです。

 

そうして人気アイドルの仲間入りを果たした本田美奈子.さんでしたが、本人は“アイドル”と呼ばれる事に抵抗があった様で、「アーティストになりたい」と明言していました。

本当の彼女、工藤美奈子さんが“アイドル本田美奈子”を受け入れきれていなかったのです。

そんな彼女は次の手を打ちます。

 

◉ロックへの挑戦

 

しばらくはアイドル歌謡曲路線のヒットが続き、順風満帆に見えていましたが、アーティスト志向の強さからか、女性メンバーを従えたロックバンド、

MINAKO with WILD CATSとして新たな活動を始めるのです。

 

ただ、女性歌手の場合リターンネームはロックを唄うのに適していません。

女性で過去に本格的なロックを唄って成功したと言えるのは中村(なかむら)あゆみさん、浜田麻里(はまだまり)さん、相川七瀬(あいかわななせ)さんなど、期せずして“なめらかネーム”の方ばかりです。

まあ「名前の適性」云々というのは今になったからこそ言える私の見解ですが、アイドルだった彼女を応援していた当時のファンも戸惑いを覚えたのは事実でしょう。

大きな成果を出せないまま、バンドは僅か1年程度の活動で解散してしまいました。

MINAKO with WILD CATSというバンド名もリターンネームではなかった為、持続力が弱かったのでしょう。

 

その後本田美奈子.さんは低迷期を迎えます。アイドル時代のファンも離れていってしまったのか、ピーク時と比べものにならない程セールスも下降していきました。

 

そんな時、彼女にミュージカル「ミス・サイゴン」の主役オーディションの話が舞い込みます。

並みの歌手なら、その厳しいオーディションには受からないでしょう。

しかし、彼女の歌声・声量・歌唱力は、アイドルやロックなどという枠には収まらない程の、本物だったのです。

そして見事オーディションに合格し主役の座を勝ち取った本田美奈子.さんはミュージカル女優としての道を歩み始めます。“女優”とは名がつきますが、テレビドラマなどの女優とは違い、ミュージカル女優は本当に歌が上手い人しか出来ません。本物のプロの歌手にしか出来ない職業なのです。

 

その後も「屋根の上のバイオリン弾き」や「レ・ミゼラブル」など人気ミュージカルに出演し、確固たる地位を築いた本田美奈子.さんでしたが、そんな彼女を悲劇が襲います。

それは「急性骨髄性白血病」という病いでした。

辛い闘病生活も「もう一度ステージに立って唄いたい」という一心で病気を克服して、一度は退院したものの約1ヶ月後に再発し、その夢は叶わないまま2005年の11月、38歳の若さでこの世を去りました。

 

◉意味のなかった改名

 

先程からこの記事に何度も登場している彼女の芸名に違和感を感じていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本田美奈子という名前の後に「.」(ドット)が付いていますね。

これは何も私の入力ミスではなく、病気にかかっていた事が発表される直前、姓名判断でおそらく画数的に1画増やした方が良いという事で2004年の11月から改名したそうです。

私は名前の母音や文字による判断方法を推奨している手前、画数による姓名判断を全く否定している訳ではありませんが、芸歴20年を迎えようかという頃になって「.」を付ける必要があったのか疑問でなりません。

 

しかもこの「.」は、“ドット”以外に“ピリオド”とも読めますよね。

 

だから病気になったとか、だから亡くなったとか言うつもりはありませんが、実際彼女の生涯に、本当に“ピリオド”が打たれてしまった訳です。改名の効果なんてなかったんですよ。

結局亡くなられた後の字面に違和感を残しただけの、意味の無い改名になってしまいました。

何度も言うように画数による姓名判断を否定している訳ではありませんが、画数が1画、それも「.」が増えただけでは何も変わらないと思うと残念でなりません。

一瞬でも彼女が「運が良くなる」と信じて油断した為に病魔につけ入られた、としたならの話ですが。

 

一時退院するその日、彼女は入院中面倒をみてくれた看護師さん達に何かお礼がしたいと思い、私には唄う事しか出来ないからと「アメイジング・グレイス」を唄って聴かせたそうです。

皮肉にも「アメイジング・グレイス」は「1986年のマリリン」と並んで本田美奈子.さんの代名詞となりましたが、最後まで歌手として生きた彼女らしいエピソードですね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

荻野目洋子さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第56回)※2020.12.26改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第56回目の今日は荻野目洋子さんです。

このお名前は本名です。

(結婚後は姓が辻野になりましたが、旧姓のまま活動しています。)

 

ローマ字で書くとOGINOME  YOKO となり、苗字(姓)の最初と下の名前(名)の最後の文字の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

“リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合まず歌手業に強いという事です。

blog.housoku.work

この記事でも紹介している様に「ヒット曲に恵まれる」方が多く、違うジャンルに進出しなくても、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

荻野目洋子さんはまだ小学生の頃に芸能界入りし、ミルクという3人グループの一員としてデビューしましたが、グループ自体は表立った活動もないまま解散します。

ミルクというグループ名がリターンネームではなかったので継続しなかったのでしょう。

(斜体文字が加筆した部分です)

その後映画のオーディションを受けた事がきっかけで、声優としては新人ながら、アニメ「みゆき」のヒロイン役に抜擢されます。

リターンネームは声だけの仕事で運を発揮する事があります。

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女優としてのオーディションを受けていながら、声優の仕事に選ばれたのも納得です。

ただマニアックな話をしている訳ではなく【お名前診断】ですから、ちゃんと名前の適性について話しているんですよ。

(ちなみにお姉さんの荻野目慶子(おぎのめけいこ)さんは女優運の強い“なめらかネーム”でもあるので、この頃既に女優として活動を始めていました。)

 

そして高校生になった1984年、ソロのアイドル歌手として再デビューするのですが、

当時は既に“花の82年組”や“おニャン子クラブ”の台頭によりアイドルは飽和状態になっていた為、単に「可愛い」とか「歌が上手い」だけでは売れるのが難しい時代になっていました。

荻野目洋子さんもデビュー当時はショートカットでややボーイッシュ、という以外に特に際立った個性がなかった為、同期のアイドル達との団子レース状態からなかなか抜け出す事が出来ませんでした。

・・・しかし、

 

◉これぞ“リターンネームのヒット曲運”

 

通算7枚目のシングル、ダンシング・ヒーローEat You Up)」ユーロビート調の(当時のアイドルとしては画期的な)ダンスナンバーに挑戦、これがショートカットにもピタッとはまり、一躍人気アイドルの仲間入りを果たします。

このヒットをきっかけに「Dance Beatは夜明けまで」「六本木純情派」など、以降もしばらくダンスナンバー路線のヒットが続き、踊れるアイドルとしてのイメージが定着していきました。

同年代のアイドルがバラエティーに進出したり(井森美幸(いもりみゆき)さんや森口博子(もりぐちひろこ)さん)、女優業やセクシー路線に転向する(武田久美子(たけだくみこ)さんや杉本彩(すぎもとあや)さん)など生き残り方を模索していた中で、しっかり本業の歌手として生きる道を歩み始めたのです。

 

特に「ダンシング・ヒーロー」という曲は非常に“力のある”曲で、荻野目洋子さん自身の活動が緩やかに下降し始めた後になっても、一部地域のお祭りで何故か盆踊り用の曲として使用され始めました。

さらに近年では、大阪の登美丘高校ダンス部がYouTubeに投稿した動画「バブリーダンス」に、これまた“何故か”バブル期の象徴的な曲として使用されました。

(ここでの“何故か”は、実際この曲がヒットしたのはバブル期より前の、まだバブルという概念すら無かった時代だったのに、という意味です。)

そしてその動画が何百万回と再生されて話題になり、曲だけでなく荻野目洋子さんも再ブレイクを果たしたのです。

芸能界で歌手として活動した方はごまんと居ますが、これだけ後々まで影響を与える様な1曲に巡り会える方はなかなかいないでしょう。

これこそが私の言う“リターンネームのヒット曲運”なのです。

 

この「ダンシング・ヒーロー」に纏わる“棚ぼた”的なエピソードだけで終わってしまうと申し訳ないので、他の曲も紹介しておきましょう。

「DEAR〜コバルトの彼方へ〜」「少年の瞳に・・・」ではバラードに挑戦し、踊れるだけではなく“聴かせられる”事を証明してみせました。

また、一時セールスが衰えかけた頃「ねぇ」「コーヒー・ルンバ」などCMソングに起用された曲がヒットし、2度目のピークを迎えました。

ダンスナンバーの一本槍ではなかったのです。

 

もちろん人気アイドルの証明としてドラマや映画にも出演した経歴はありますが、やはり代表作というと、「ダンシング・ヒーロー」を始めとする“歌”になるでしょう。

 

この方を見ていると、芸能人が歌手として成功する事の難しさと、同時に「ヒット曲がある」という事の大きさを感じずにはいられません。

あと、何歳(いくつ)になっても唄える喉と、踊れる体型をキープし続けなければならない大変さも痛感します。だってSNSが発達した今の時代、何がきっかけで昔の曲が再ブレイクするか分からないのですから。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。