矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

坂上忍さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第88回)※2021.3.10改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第88回目の今日は坂上忍さんです。

 

ローマ字で書くとSAKAGAMI  SHINOBUとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。 

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“なめらかネーム”の特徴は、まず男女を問わず俳優業に強いという事です。

 

坂上忍さんはまだ3歳だった頃、芸能事務所でもあった劇団若草(現在は事業停止)が家の近所にあったそうで、『友達が出来れば良い』ぐらいの気持ちで親が所属させたところ、たちまちドラマデビューを果たし、天才子役と呼ばれるようになりました。

 

また、歌手業においては男性の場合、演歌やロックなどの「男らしい歌」を唄うと成功するという傾向があります。

坂上忍さんは17歳の時ロック歌手としても活動を始め、

「J.D.BOY」「さよならマンディ」「MIDNIGHT DANCE」など・・・

え?知らない?・・・まぁ俳優として運を使っていたのと、14歳で既に個人事務所を立ち上げて活動していた為に、歌手としてのプロモーションの仕方がよく分かっていなかったからかも知れません。

(この頃のVTRが日本テレビに残っていて、バラエティー出演時には頻繁に流されてイジられていたので、最近ご覧になった方も多いでしょう。)

結局シングルは6曲で断念しましたが、もう少し続けていればヒットしたかも知れませんし、成功とは言い難いにしても一応ロックを唄おうとしたところになめらかネームの性質が・・・フォローが苦しいですね。例外と認めましょう。

 

◉何故か司会者に、そしてお昼の顔に

 

歌手業は上手くいかなかったものの、俳優業のほうは確かな演技力に定評があり順調でした。40歳を過ぎた頃には子役の育成の為に養成所を開校、講師として直接指導に当たり、度々その厳しい指導の様子がテレビでも取り上げられました。

母音ではなく文字で見ると(がみしのぶ)と、「か」の字が入る“お・か・きネーム”でもあります。

自分に厳しいからこそ子供たちにも厳しく指導出来るんですね。

(斜体文字が加筆した部分です)

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それだけ厳しい人にテレビで喋らせたら面白いんじゃないかと、バラエティーのオファーが増え始め、狙い通り坂上さんは毒舌を吐きまくります。

するとなめらかネームの司会者運が発動し、「笑っていいとも!」の後番組「バイキング」の月曜司会者に抜擢されました。その後も民放各局から司会のオファーが殺到し、肩書が俳優から司会者へと、ほぼ完全に移行しました。挙げ句の果てには「バイキング」の全曜日のメインMCを担当する様になり、タモリさんの後を継ぐ“お昼の顔”となったのです。

 

これでなめらかネームの特性である俳優運、歌手運、司会者運を全て活かしきった(歌手運は活かしきれませんでしたが)訳ですが、何より感心するのはその体力ですね。

「バイキング」月〜金の帯以外にも「つぶれない店」や「坂上どうぶつ王国」など多数レギュラーを抱え、不定期のスペシャル番組などでもMCを務めています。

 

帯番組のMCと言えば「いいとも!」のタモリ(本名:森田一義)さんや、

アナウンサー出身の方では

かつて朝と昼の帯番組を同時期に担当したみのもんたさん、

報道ステーション」初代司会の古舘伊知郎さん、

そして現在の羽鳥慎一さんや宮根誠司さんなど、

なめらかネームの方が多いのですが、その理由としては芸能界とは無縁のもう一つの性質、

『健康で丈夫な身体になる』

(野球ではイチローさん(本名:鈴木一朗)やサッカーでは三浦知良さんなど)

という一面が活かされ、帯の司会を続けていられるのでしょう。

「バイキング」月〜金の司会になってからもう6年、安定の域に入って来ましたね。 

お酒も煙草も大好きな坂上忍さん、身体が丈夫だからといって図に乗らない様、健康面には気を使って欲しいものです。芸能生活50年のキャリアでもう怖いもの無し、これからも言いたい放題言い続けて頂きたいですから。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

タモリさん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第87回)※2021.3.9改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第87回目の今日はタモリさんです。

本名は森田一義といいます。

 

「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、

分かりやすくする為にローマ字にしてみます。

 

まず芸名のタモリですが、本名の“森田”を入れ替えて“田森”としカタカナにしたものです。苗字か下の名前のどちらかだけを芸名にされているか、そういった概念も無い言葉の場合は“ショートネーム”と呼びます。

ローマ字で書くと、TAMORIとなります。

ショートネームでもヒロミさんや千秋さんの様に最初の母音に戻る“リターンネーム”の方

もいらっしゃいますが、タモリさんの場合は

最初の文字「タ」と、最後の文字「リ」の母音が違います。

つまりこのお名前はショートネームのノーリターンという事になります。

 

早稲田大学中退(厳密には授業料不払いによる抹籍)後、ボウリング場の支配人や喫茶店のマスターなど、職を転々としていた時期があった為芸能界に入ったのは30歳になる頃でした。

当初はテレビに出るのにサングラスを掛け(アイパッチで片目だけ隠していた事もある)、イグアナの真似などのマニアックな芸をするという、およそ深夜番組にしか向かないタレントでしたが、ある時大きな転機が訪れます。

 

◉深夜の顔からお昼の顔へ

 

漫才ブームから生まれたお昼のお笑い番組「笑ってる場合ですよ!」がブームの衰退で終了する事になった時、後続番組の司会者にタモリさんが抜擢されました。

世間の誰もが「タモリはお昼に向かないだろう」と思いましたが、番組タイトルに「森田一義アワー・笑っていいとも!」と、本名が冠につけられたのです。

 

本名の森田一義というお名前をローマ字で書くと、

MORIT KAZUYOSHIとなり、

苗字の最後のと下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。 

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なめらかネームは司会者向きの名前です。誰の判断かは分かりませんがお昼の、しかも帯番組となると“タモリ”よりも司会者に相応しい本名のほうが良いだろう、という事になったのでしょう。(ちなみに深夜番組の「タモリ倶楽部」も同時期にスタートしていますが、こちらは“タモリ”が冠についていますね。)

そして「友だちの輪ッ!」などの流行語も生み、30年も続くお昼の定番となりました。これは名前の運がもたらした、正しく「奇妙な物語」です。

 

また(もりたかずよし)と「たか」という音が入る“たかたかネーム”でもあります。

(斜体文字が加筆した部分です) 

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お笑いの方では他に

高田純次(たかだじゅんじ)さん、

石橋貴明(いしばしたかあき)さん、

藤井隆(ふじいたかし)さん、

岡村隆史(おかむらたかし)さんなど、

他の人と同じようにバカバカしい事をやっていても何故かリスペクトされてしまう方が多い気がします。タモリさんも「いいとも!」ではある時期からバンバンボケる様になり、自分の事を「オッパイ星人」などと言っていましたが、後輩タレントからは今もリスペクトされる存在です。

そのボケる様になったきっかけとは・・・

 

◉先輩“さんま”のアドバイス

 

前述の通り職務経験もある様に、実は真面目な性格で、尚且つなめらかネームの役者向け体質(決まったセリフがないと喋れないタイプ)という面もあり、「いいとも!」でも進行優先であまりボケずに淡々と司会をこなしていましたが、曜日レギュラーとして出演していた明石家さんまさんが、

タモリさん、バラエティーやねんからもっとボケなはれ。」

と注意にも似たアドバイスを送ります。

年齢はタモリさんの方が上ですが、実は芸能界ではさんまさんの方が先輩に当たり、タモリさんは素人時代にさんまさんをテレビで見て「面白いやつがいるなぁ。」と感心していたそうです。

だから素直に“先輩”のアドバイスに従ったのでしょう。それからのタモリさんはバンバンボケる様になり、ヒドい時は進行そっちのけで共演者が止めに入る程でした。だから番組的にも面白くなって30年以上も続いたのでしょう。

余談ですがさんまさんは芸能界でも先輩に当たる笑福亭鶴瓶(しょうふくていつるべ)さんにも同じ事を言ってボケさせる様にしました。

笑いに厳しいさんまさんですが、後輩だけじゃなく先輩にも厳しかったんですね。

 

◉愛称はア段で始まるほうが良い?

 

リスペクトされるもう一つの要因として、後輩タレントが呼ぶ時に『タモリさん』、もう少し親しくなると『タモさん』と“さん”付けで呼ぶのですが、『タモリさん』も『タモさん』も“ん”で終わるものの母音で見ると最初と最後が同じ「ア」なので“リターンネーム”になります。これは“お笑いビッグ3”にも共通していて、先程紹介済みの『さんまさん』もそうですし、ビートたけしさんも『たけしさん』と呼ばれます。

タモリさんを本名で『森田さん』と呼ぶ人もいませんし、たけしさんを本名の『北野さん』と呼ぶ人もいません。

もっと言うと、ダウンタウン松本人志さんは『松本さん』『松ちゃん』と呼ばれる事はあっても『人志さん』と呼ぶ人はいませんし、

とんねるず石橋貴明さんは『貴さん』と呼ばれて後輩からもリスペクトされていますが、『石橋さん』と呼ぶ人はほとんどいないでしょう。

苗字か下の名前のどちらで呼ぶかとなった時、おそらく無意識に「ア」の母音で始まるほうが呼びやすいと感じて選んでいるのではないでしょうか?

「イ」段や「ウ」段よりも「ア」の段の音を発音する時のほうが口を大きく開け、表情も明るくなるからとも考えられますが、ビッグ3がもう何十年とお笑いのトップに君臨し続けているのは、後輩タレントが“さん”付けで呼びやすいという要因もあると思えてならないのです。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

樹木希林さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第86回)※2021.3.8改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第86回目の今日は樹木希林さんです。

本名は内田啓子(旧姓:中谷)といいます。

 

まず本名の内田啓子というお名前をローマ字で書くと、

UCHID KEIKOとなり、

全体を見ると、5つの母音が全て入っています。

このタイプのお名前を「名前の法則」の世界では、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

 

そして芸名の樹木希林

KIKI  KIRINとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事もよくわかります。

(最後が「ん」で終わるので一つ前の文字「り」の母音で判断します。)

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまり樹木希林さんのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

更に「名前の法則」での判断基準となる4つのポイントが全て同じ母音ですので、

このタイプのお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“フォーカードネーム”と呼びます。

 

さらに更に、名前を構成する文字の母音が全て同じですので“ストレートネーム”でもあり、

同じ文字「き」が3つ入る“3文字ネーム”でもあります。

(斜体文字が加筆した部分です) 

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しかもその「き」が3つ続いているので“3連チャン”ですね。同じ文字が2つ続く“連チャンネーム”は沢山いますが、“3連チャン”はなかなかいません。

ポーカーで言えばロイヤルストレートフラッシュの次に強い『役』、ストレートフラッシュ級の良い名前という事です。

 

ただこの名前は改名後の芸名で、最初の芸名は悠木千帆でした。

ローマ字で書くとYUK CHIHO、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」なので“なめらかネーム”ですね。

なめらかネームは女優運が強く、当たり役に恵まれやすい名前です。

また「ゆう」の音が入る“ゆうゆうネーム”でもあり、これまた女優運の強い名前です。 

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この悠木千帆時代に大ヒットドラマ「時間ですよ」に出演して注目を集めると、「寺内貫太郎一家」では30代前半でありながらお婆さん役を演じ、沢田研二(さわだけんじ)さんのポスターに向かって「ジュリ〜〜ィ!!」と叫ぶシーンがドラマの名物になりました。

 

◉名前を売った女優

 

ある番組のオークション企画に出演した際、「他に売る物が無いから」との理由で『悠木千帆』という芸名を競売にかけます。

実はこの時既に内田裕也(うちだゆうや)さんと2度目の結婚をしていて本名が内田啓子とロイヤルネームになっていました。

(1度目の結婚相手は俳優の岸田森(きしだしん)さんという方でしたので、本名も岸田啓子とノーペアネームでした。)

だからなめらかネームの『悠木千帆』が安っぽく感じる様になった、というのは「名前の法則」に捕われている私の勝手な見解ですが、何も自分を育ててくれて、それこそ有名にしてくれた芸名を売らなくても、ねぇ。

『悠木千帆』という芸名を売った事で新しい芸名が必要になり、「樹や木が集まり希(まれ)な林を作る=みんなが集まり何かを生み育てる」という意味まで自ら考え、樹木希林と名乗る様になります。

そうすると今度はリターンネームにもなったので歌手運まで作用し、ドラマ「ムー」の挿入歌「お化けのロック」「林檎殺人事件」を共演していた(ごう)ひろみさんとのデュエットで唄って大ヒットしました。

 

本名はノーペアネームからロイヤルネームに、芸名はなめらかネームからフォーカードネームに変わり、芸能史上でもなかなか類を見ない最強の名前になったのですが、お次はCMでも人気者になります。

フジカラーのCMで「美しい人はより美しく、そうでない方は、・・・それなりに写ります。」

というコピーが樹木希林さんのキャラクターとも相まって評判になり、流行語にまでなったのです。もう女優に歌にCMにと、無敵状態ですね。

 

女優業では主人公の母親などの脇を固める役が多く、映画賞等とはなかなか縁が無かったのですが、2008年に映画「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」で日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞しました。ずっと母親役を続けてきた功績と実力がやっと認められたのです。

 

そして2018年、75歳でこの世を去る直前まで女優業を全うしました。

出生名の(たにけいこ)には「か」が、芸名の(ゆうちほ) (きききりん)には「き」が入る“お・か・きネーム”でもあります。

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晩年は全身がんに侵されていながらも、亡くなる直前まで映画の撮影に臨まれていました。自分に対する厳しさがそうさせたのでしょう。

その生き様に多くの方が感銘を受け、亡くなられた後に著書がベストセラーになるという現象が起こりました。

死して尚存在感を放ち続ける樹木希林さん、遺作となった映画のタイトルですが「命みじかし、恋せよ乙女」・・・今も何処からかそう語りかけてくる様な気がします。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。

 

井森美幸さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第85回)※2021.3.7改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第85回目の今日は井森美幸さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとIMORI  MIYUKIとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまり井森美幸さんのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

更に「名前の法則」での判断基準となる4つのポイントが全て同じ母音ですので、

このタイプのお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“フォーカードネーム”と呼びます。 

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昨日の五木ひろしさん、一昨日の岩崎宏美さんは4つのポイントが全て同じ「イ」の母音ですので“I”(アイ)のフォーカードです。その前に紹介した芦田愛菜さん、松浦亜弥さんら“A”(エース)のフォーカードの方々にくらべると、本業(歌手)一筋に貫いてこられた感がありますね。

井森美幸さんも“I”のフォーカードですが、何かを貫いてこられたのでしょうか?

 

井森美幸さんはホリプロタレントスカウトキャラバンで12万人の中からグランプリに選ばれ(その12万人の中には女優の鈴木保奈美(すずきほなみ)さんもいたそうです。)、1985年にアイドル歌手としてデビューします。

キャッチフレーズは「井森美幸16歳、まだ誰のものでもありません」でした。

デビュー曲がいきなりCMソング(しかも本人出演)と、グランプリを獲っただけあってかなり優遇されたのですが、折しも時は“花の82年組”や“おニャン子クラブ”の台頭によりアイドル飽和状態、もう新人が入り込む隙はほとんど無かったのです。

その為井森美幸さんも歌手としては不発に終わりました。リターンネームの女性歌手運を持ってしても通用しなかったのです。

しかしリターンネームは女性歌手以外にも強いジャンルがあります。それはバラエティーです。

同期の森口博子(もりぐちひろこ)さんやスカウトキャラバンの後輩山瀬(やませ)まみさんらと共にバラエティー番組にどんどん出演し、いつしかバラエティーアイドル、略して“バラドル”と呼ばれるようになりました。

森口博子さんもなめらかネームとリターンネームの“ツーペアネーム”ですが、今と違いソロデビューが当たり前だったこの頃、なめらかネームのアイドルはほとんど不発に終わっています。

なのでアイドルとしては駄目でも、トークの上手さを活かしてリターンネームのバラエティー運で生き残ったという感じですね。リターンネームは「口で稼ぐ」タイプなので、歌以外に話術で生き残る事も出来るのです。

 

それに対してなめらかネームは身体の発育が促進される性質があるので、アスリートやグラビアアイドルなど「身体で稼ぐ」タイプが多いのですが・・・。

 

◉「身体で稼ぐ」特性は・・・

 

実は森口博子さんは隠れナイスバディー(死語?)で、写真集にもプレミアが付く程ですので、身体の発育が促進される方向で名前の特性が発揮されたのでしょう。

でも井森美幸さんは残念ながら決してスタイルが良いという訳ではありません。

なめらかネームの特性は活かされなかったのでしょうか?

 

いやそんな事はありません、ちゃんと活かされたじゃないですか!

そう!あのダンスですよ!

デビュー前のオーディションで披露したダンスのVTRが「変だ」「面白い」とバラエティー番組で事ある毎に使われ、鉄板ネタとなったのです。

バラエティーに出演する上でこれほど強い武器はありません。VTRを流すだけで大爆笑が起こるのですから。

これはもう「身体で稼ぐ」特性が発揮されたという以外にないでしょう。しかもデビュー前からネタを仕込んでいたとは・・・流石です。

 

 ◉名前の“運”の使い道

 

 度々引き合いに出して申し訳ないのですが、森口博子さんはデビュー曲がアニメ「機動戦士ガンダム」の主題歌だった縁もあり、バラドルとして有名になった後に劇場版の主題歌を担当して大ヒットし、その年から6年連続で紅白歌合戦に出場するなど、一旦バラエティーに進出して知名度を上げてからリターンネームの歌手運を取り戻すという荒技をやって退けました。

森口博子さんは最近バラエティーへの出演が少なくなりましたが、井森美幸さんはその分バラエティー一本で現在も活躍し続けています。名前の“運”の使い道は人それぞれという事ですね。

母音ではなく文字で見ると(いもりみゆ)と、「き」が入る“お・か・きネーム”でもあります。(斜体文字が加筆した部分です) 

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デビューから36年、ほぼバラエティー一筋に活動してこられたのは、自分に対する厳しさを持ち続けていたからでしょう。

 

え?それが“貫いてきた”という事かって?・・・違います。

井森美幸さんが貫いてきたもの、それは“独身”です。52歳になった今もあのキャッチフレーズを貫いているんですよ。

そう、「井森美幸52歳、まだ、まだ誰のものでもありません」。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。

 

五木ひろしさん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第84回)※2021.3.6改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第84回目の今日は五木ひろしさんです。

このお名前は芸名です。

 

ローマ字で書くとITSUKI  HIROSHIとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音も同じ「イ」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまり五木ひろしさんのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

更に「名前の法則」での判断基準となる4つのポイントが全て同じ母音ですので、このタイプのお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“フォーカードネーム”と呼びます。

 

7つ8つの名前を持つ男?

 

五木ひろしさんがはまず本名が

①松山数夫(まつやまかずお)というなめらかネームです。

 

1回目では“7つの名前を持つ男”として紹介したのですが、先日NHKの歌番組に出演された時、中学時代に浪曲の一座に参加して巡業に行った際、

②波野(なみの)たかしという芸名をつけてもらっていたと話されていました。なので1つ増えて“8つの名前を持つ男”になりました。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

17歳でデビューする際、本名のままでは先輩歌手の舟木一夫(ふなきかずお)さんと重複する為、

③松山まさるという芸名を名乗ります。これもなめらかネームですね。

しかしシングルを6枚出すも売れなかったので、

④一条英一(いちじょうえいいち)というリターンネームに改名します。

またシングル3枚が不発に終わり、

⑤三谷謙(みたにけん)というノーペアネームに改名します。

オーディション番組に一から挑戦して再デビューの権利を獲得し、

⑥中川淳(なかがわじゅん)というノーペアネームを1日だけ名乗ったのですが、

周囲から響きが良くないと言われてさらに改名、ついに

五木ひろしというフォーカードネームにたどり着くのです。

 

この名前も作家の五木寛之(いつきひろゆき)さんにあやかる意味と“いいツキをひろおう”という半分シャレの意味もあったそうですが、計らずもそれまでの変遷の中で1番強い『役』になったお陰か、改名後初のシングルよこはま・たそがれが大ヒットするのです。

まるでポーカーでツーペアやスリーカードの弱い『役』では上がらず、ひたすら交換し続けて強い名前を作り上げたという感じですが、松山まさるや一条英一という名前も充分良い名前なので、もっと粘っていればヒットしたかも知れません。

 

ここでようやく名前の特徴ですが、まずなめらかネームは男性の場合、演歌やロックなどの男らしい歌を唄うのに適しています。  

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よこはま・たそがれ」や「夜空」「おまえとふたり」「ふたりの夜明け」などはその特性が活かされたのでしょう。

一方で「ふるさと」に代表される優しい曲調や細雪」「長良川艶歌」など女性目線の曲もヒットさせています。

その点は演歌以外のジャンルや中性的な歌詞にも適したリターンネームの特性が発揮されていると思えます。  

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その他にも「倖せさがして」「契り」「そして・・・めぐり逢い」など、数多くのヒット曲を生み出しました。

 

そして8つ目の名前なんですが、1982年(昭和57年)頃から劇場公演でお芝居と歌の2ステージをやる様になり、その構成・演出をする際に

⑧松園明(まつぞのあきら)というリターンネームの別名義を使いました。 

相川七瀬さんの回で織田哲郎さんを紹介した時にもリターンネームはプロデューサー向き(自分は一歩下がって他の人を前に出すタイプ)と申しましたが、構成・演出家としての名義をリターンネームにするなんて、五木ひろしさん「名前の法則」知ってたんじゃないかと・・・まぁ偶然ですけどね。

 

 ◉モノマネされる強み

 

改名にまつわる話だけでも充分な記事の量ですが、今週この流れで来ているのでついでに申し上げましょう。芸能人は「マネをされる様になったら一人前」とよく言われます。

五木ひろしさんの場合モノマネする方が多過ぎて名前を上げるとキリがありませんが、あの右手で拳を握る特徴的なポーズ、五木ひろしに改名した時に契約した事務所がボクシング・ジムで、そこに所属していた沢村忠(さわむらただし)さんのファイティング・スタイルからヒントを得たのだそうです。何度も改名して苦労したからこそ掴んだものだったんですね。

 

まもなく73歳になる五木ひろしさんですが、昨日の岩崎宏美さん同様ほぼ歌手業一筋に貫いています。

母音ではなく文字で見ると本名の(まつやま)には「お」と「か」の文字が、芸名の (いつひろし)には「き」の文字が入る“お・か・きネーム”でもあります。

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やはり自分に対する厳しさを持っている方なのですね。

 

紅白歌合戦の連続出場記録も継続中で、昨年末50回目の大台を達成しました。前人未踏のこの記録、一体いつまで続くのでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。

 

岩崎宏美さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第83回)※2021.3.5改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第83回目の今日は岩崎宏美さんです。

このお名前は本名で、結婚後は姓が“今(こん)”になりました。

 

ローマ字で書くとIWASAKI  HIROMIとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまり岩崎宏美さんのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

更に「名前の法則」での判断基準となる4つのポイントが全て同じ母音ですので、

このタイプのお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“フォーカードネーム”と呼びます。 

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まず“リターンネーム”の特徴は、女性の場合歌手業に強いという事です。

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この記事でも紹介している様に「ヒット曲に恵まれる」方が多く、違うジャンルに進出しなくても、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

岩崎宏美さんはオーディション番組「スター誕生!」で合格して1975年にデビューしました。当時既に大人気だった山口百恵(やまぐちももえ)さん・桜田淳子(さくらだじゅんこ)さん・森昌子(もりまさこ)さんと同学年だった事もあり、アイドル路線での売り出しも試みられましたが、2枚目のシングル「ロマンス」が大ヒットした事で歌唱力が評価され、ただのアイドルでは無い本格派の歌手として認められる様になります。

その後も「センチメンタル」「未来」「熱帯魚」「思秋期」など、10代の内に多くのヒット曲を生み出しました。

 

10代で人気が出た女性歌手によくある事ですが、20歳を過ぎて大人になるに連れセールスが下降し、女優やタレントへ転身するか、もしくは引退していくという傾向があります。しかし岩崎宏美さんは違いました。22歳で発表した「すみれ色の涙」がヒットして「ザ・ベストテン」に返り咲くと、翌年には「火曜サスペンス劇場」の主題歌「聖母(マドンナ)たちのララバイ」が大ヒットし、2度目のピークを迎えるのです。

もちろん実力があったからこそですが、ほぼ歌手業一筋で続けていた事も要因でしょう。ポップな曲調のアイドルソングを唄える方は他に沢山いましたが、サスペンスのエンディングに相応しい大人の曲を唄える方は少なかったのです。

 

◉シンデレラ・ハネムーンの悲劇

 

芸能人は「マネをされる様になったら一人前」とよく言われます。一昨日からの流れを汲む訳ではありませんが、岩崎宏美さんも芸能人でモノマネをする方が現れました。

コロッケさんです。

モノマネタレントの中でも特に誇張(デフォルメ)の激しい事で知られる方ですが、何故かその白羽の矢が岩崎宏美さんに向けられてしまいました。

曲は「シンデレラ・ハネムーン」が使われます。当時殺虫剤のCMで「飛んでれら、死んでれら」というコピーが流行っていて、おそらく語感が似ていて面白いからという理由で選ばれたのでしょう。まぁそんな理由はさておき、そのモノマネがアゴを突き出して変顔を作り、首を左右・上下に激しく振るという、似てる似てないを度外視した面白さ優先の悪質なものだったのです。

しかし生憎それがウケてしまった為、岩崎宏美さんがコンサートで「シンデレラ・ハネムーン」を唄おうとすると、客席からクスクスと笑い声がおこる様になってしまったのです。

遂には唄いづらくなり、一時期コンサートのセットリストから止むなく外していました。

コロッケさんも反省して控える様になり、ここ数年は封印を解いて唄っていましたが、またこの曲を別の形で唄う方が現れました。

高橋真麻(たかはしまあさ)さんです。

この方本職はアナウンサーなのにリターンネームのせいかやたら唄いたがる悪い癖(?)があり、上手い人が唄うと気持ち良くなる曲なのか分かりませんが、何故か「シンデレラ・ハネムーン」を我が物顔で唄うのです。それもモノマネではなくただ唄いたいだけで。

もう視聴者は岩崎宏美さんの歌だと知らない世代も多く、高橋真麻さんの歌だと思っていた人もいたでしょう。これはもう曲の宣伝とかカヴァーとかでもなくパクリに近い行為です。こうしてこの曲は悪質なモノマネと悪質な行為に弄ばれたのですが、岩崎宏美さんの数あるヒット曲の中の1つだったから良かったようなものでしょう。

誤解のない様にもう一度言いますが、「シンデレラ・ハネムーン」は高橋真麻さんの歌じゃありませんよ。あと「かもめが翔んだ日」も・・・。

 

◉同姓同名?女優の出現

 

岩崎宏美さんが盗まれた(?)物がもう1つあります。それは名前です。

1度目の結婚で姓が“益田(ますだ)”に変わった後、芸名も益田宏美に改名したのですが、丁度その頃子役から芸能界入りしていた岩崎ひろみさんが本格的に女優として活動を始めました。

岩崎ひろみさんも本名とは言え、本来なら別の芸名を名乗るべきなのでしょうが、益田宏美に改名したならと本名のまま続けたそうです。しかし婚姻生活は7年ほどで破綻し、また岩崎宏美に戻す事になりました。結果“歌手の”岩崎宏美、“女優の”岩崎ひろみという冠詞が必要になってしまったのですが、まるで留守にしていた隙に空き巣に入られた様な話ですね。

まぁそれも岩崎ひろみさんの両親が、岩崎宏美さんにあやかって“ひろみ”と名付けたのがそもそものきっかけなので、人気を裏付けるエピソードという事にしておきましょう。

 

名前の「音」で見れば全く同じなので困った事例なのですが、岩崎宏美さんはリターンネームの歌手運を、岩崎ひろみさんはなめらかネームの女優運を活かしたという事で納得して頂きたいと思います。でも全く同じ名前は二番煎じ感(パクリ感)が出るので本当は良くないですよ。加勢大周(かせたいしゅう)騒動みたいな事にもなりかねませんから。

 

2009年に2度目の結婚をされた後は改名せず元の芸名を貫いています。

母音ではなく文字で見ると(いわさひろみ)と、「き」が入る“お・か・きネーム”でもあります。(斜体文字が加筆した部分です) 

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デビューから45年、ドラマやバラエティーにもほとんど出演せず歌手業一筋に活動してこられたのは、自分に対する厳しさを持ち続けていたからでしょう。

丁度明日(3月6日)からコンサートツアーも始まるようで、これからも“歌手”岩崎宏美を貫いていって欲しいですね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

芦田愛菜さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第82回)※2021.3.4改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第82回目の今日は芦田愛菜さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとASHIDA  MANAとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

また、フルネームの最初と最後の母音も同じ「ア」である事もよくわかります。

この様なお名前を、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまり芦田愛菜さんのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

更に「名前の法則」での判断基準となる4つのポイントが全て同じ母音ですので、

このタイプのお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“フォーカードネーム”と呼びます。 

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芦田愛菜さんは3歳の頃お母さんに勧められて芸能界に入り、6歳になった2010年にドラマ「Mother」に出演します。母親から虐待される少女を演じて注目を集めると、翌年には大河ドラマの出演を経て、「マルモのおきて」で連続ドラマ初主演を果たします。

ここまででも子役として好調過ぎる程の滑り出しですが、それだけでは留まらずそのドラマの主題歌マル・マル・モリ・モリ!」鈴木福(すずきふく)さんと一緒に歌って大ヒットしました。更にはソロでもデビューして紅白にも出場と、7歳にして女優と歌手の名誉を早くも手に入れてしまうのです。

なめらかネームの女優運、リターンネームの歌手運が両方発揮されたのでしょう。

 

まだまだ止まりません。翌年にはブルーリボン新人女優賞を史上最年少で受賞、その翌年には映画「パシフィック・リム」でハリウッド・デビュー、そのまた翌年には連続ドラマと映画に単独での主演と、スター街道を突き進みます。

これだけ芸能活動が忙しいと、さぞかしお勉強のほうがおろそかになっているかと思いきや、たった半年ほど受験勉強に専念しただけで名門私立中学に複数合格、その中から芸能活動に理解のある慶應義塾中等部に入学したのです。こればっかりは運ではどうにもなりませんから、芝居が出来る頭の良さと勉強が出来る頭の良さを兼ね備えていたんですねぇ。

只々感心させられるばかりです。

 

◉モノマネされる強み

 

昨日と同じ小見出しになってしまいますが、芸能人は「マネをされる様になったら一人前」とよく言われます。

芦田愛菜さんも、芸能人でモノマネをする方が現れました。

やしろ優(ゆう)さんです。

歌マネではなく声マネなので曲の宣伝効果はありませんが、「芦田愛菜だよ。」と名前を毎回言うので知名度が上がる効果はあるでしょう。しかも一般の方でも出来る初級編のモノマネなので巷にも浸透し、芦田愛菜さんのマネではなく、芦田愛菜さんのマネをしているやしろ優さんのモノマネが世間で横行する様になりました。もう似てる似てないに関係無く「芦田愛菜だよ。」と言うだけで何となく成立するレベルまで来たのです。

そうなると芦田愛菜さんの名前が何度も重ね塗りされ、絶対忘れないものになります。芸能人の名前、特にフルネームをはっきり覚えて貰える様になるまでには相当活躍しないと難しいですが、芦田愛菜さんは本人の活躍+モノマネの効果で、今や誰もがフルネームをはっきりと言えるのではないでしょうか。芸能人にとってこれ程有り難い事はない、と思います。

 

◉“A”のフォーカード

 

まだ16歳の芦田愛菜さんですが、女優・歌手として既に欲しい物を手に入れ、「えんとつ町のプペル」など声優の仕事(洋画の吹き替えやナレーションも)やCM、番組の司会に至るまで、その活躍は留まる所を知りません。

神木隆之介(かみきりゅうのすけ)さんを紹介した時に“ロイヤルネーム”だから「子役は大成しない」というジンクスを破ったという話をしましたが、トランプ(ポーカー)の役で言えばロイヤルストレートフラッシュ、ストレートフラッシュに次いで3番目に強いのがフォーカードです。

しかも芦田愛菜さんは上記のローマ字の綴りでも分かる通り、ポイントとなる文字の母音が全て「ア」、つまり“A”(エース)のフォーカードなのです。

昨日紹介した松浦亜弥(まつうらあや)さんに加え、片平(かたひら)なぎささん高島彩(たかしまあや)さんに朝比奈彩(あさひなあや)さん、男性では明石家(あかしや)さんまさんに匹敵する強い名前です。

自分で名前を言う時にも口を大きく開ける「ア」の音が多いせいか、明るい方が多い気がしますね。(斜体文字が加筆した部分です)

だから「子役は大成しない」というジンクスも打ち破りつつあるのでしょう。

 

去年、主演映画「星の子」の舞台あいさつでの発言がまだ16歳とは思えない程しっかりしていると話題になりました。その一部を抜粋しますと、

 

「人を信じる」という事はその人自身を信じているのではなく、自分が理想としているその人の人物像に期待してしまっているのかなと。

「裏切られた」というのもその人が裏切ったのではなく、その人の見えなかった部分が見えただけ。それもその人なんだと受けとめられる揺るがない自分がいる事が、信じられる事なのではないかと。

そして揺るがない自分の軸を持つのが難しいからこそ「信じてる」と口に出して、成功した自分や理想の人物像にすがりたいんじゃないかと。

 

これはもう瀬戸内寂聴(せとうちじゃくちょう)さんばりの悟りの域に達しています。

皆さんも何かに迷った時は芦田愛菜さんから「信じるとは何か」を学びましょう。

 

普通はこれから芸能界に入るという年齢で、既に10年以上のキャリアと輝かしい経歴を手にしている芦田愛菜さん、言葉は良くないかも知れませんが、末恐ろしい存在です。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。