矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

田原俊彦さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第102回)※2021.3.24改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第102回目の今日は田原俊彦さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとTAHARA  TOSHIHIKOとなり、

苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「と」

フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「こ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。 

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ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちで、人気が高まっても長続きしにくいという特徴があります。

 

田原俊彦さんは近藤真彦(こんどうまさひこ)さん、野村義男(のむらよしお)さんと同じ“たのきんトリオ” の一員として、3人の中で1番最初に歌手デビューしました。

 

ただし、正式なグループではなく3人をまとめて呼ぶ時の呼称に過ぎず、レコードデビューのタイミングも3人バラバラでした。

このたのきんトリオという名前も一応診断しておきますと、リターンネームではないのでグループ名として良い名前とは言えません。共演映画も5本ぐらいまで製作されましたが、トリオとしての活動は長く続きませんでした。

 

◉愛称が変えた路線?

 

近藤真彦さんのデビュー当時の歌はたのきんトリオ出演映画の主題歌でもあった為「スニーカーぶる〜す」や「ブルージーンズメモリー」、「ハイティーン・ブギ」など硬派な歌が多かったのですが、田原俊彦さんはデビュー曲の「哀愁でいと」こそクールなイメージであったものの、2曲目のハッとして!Goodではポップな曲調に合わせて赤白のストライプのズボンに赤いサスペンダーと蝶ネクタイという、ほとんどピエロの様な派手な衣装で唄っていました。

その後も「恋=Do!」「ブギ浮ぎI LOVE YOU」とタイトルに恋とかLOVEなどのワードが入る歌をカラフルな衣装で唄い、かなり軟派なイメージが定着していきました。その為女性人気は高かったのですが同性からの支持が少なく、特に中高生の男子はどちらかと言えば硬派な近藤真彦さんに人気が偏っていました。

それもこれも田原俊彦さんの“トシちゃん”という愛称がそうさせたのではないかと思うのです。やはり思春期の男子はカッコ良さに憧れますし、「トシちゃん」なんて“ちゃん”付けで呼ぶ事自体恥ずかしいですもんね。

一方の近藤真彦さんの愛称が“マッチ”だった事から見ても、愛称が2人のキャラクターを分けたのではないかと思われます。楽曲を提供する作詞家・作曲家の方々、オファーする事務所の方々もマッチには硬派な曲を、トシちゃんには軟派な曲を、と自然に選ぶようになっていったのではないでしょうか。

覚えておいでの方もいらっしゃるでしょうが、「3年B組金八先生」の役どころではむしろ田原俊彦さんのほうが硬派な役だった筈ですから。

 

◉人気再燃、しかし・・・

 

その後も踊れる男性アイドル路線を貫き、「和製マイケル・ジャクソン」と呼ばれる事もありましたが、同性の支持を得られなかった影響もあり人気は下降線を辿り始めます。

しかしドラマ「教師びんびん物語」に主演してその主題歌「抱きしめてTonight」を唄うと相乗効果でどちらも大ヒットし、人気が再燃しました。

特に「抱きしめてTonight」で披露したキレッキレのダンスは男性でマネをする方が多く、新しいファン層を取り込む事に成功したのです。

ここで田原俊彦さんのローマ字表記をもう一度みてみましょう。

TAHARA  TOSHIHIKOと、苗字の最初と最後の母音がA−Aから、下の名前の最初と最後の母音がO−Oへと、車線変更する様に切り替わっていますね。

基本はノーペアネームですが、この特別な条件を兼ね備えている“スライドネーム”でもあるのです。 

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このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多く、田原俊彦さんも女性受けの強いアイドルから、男性からも支持される歌手兼俳優に転向したと言えるでしょう。

そして「教師びんびん物語」パートⅡの主題歌「ごめんよ涙」もヒットし、スターダムに返り咲いたかに見えましたが、ある発言によって自らの足を掬われる事となるのです。

それは個人事務所を立ち上げてジャニーズから独立した直後でした。長女の誕生時の記者会見で冗談混じりに言い放った「俺ぐらいビッグになると・・・。」のひと言がマスコミに切り取られ、そこだけがピックアップされてバッシングを受けてしまいます。

人気が再燃した事で思い上がっていると勘違いされ、ファンもどんどん離れていきました。

“スライド”という言葉には“すべる”という意味もあるのですが、口をすべらせた事でスターの座からすべり落ちてしまったのです。まぁ転向や路線変更は必ずしも上手くいくとは限りませんからね。(斜体文字が加筆した部分です)

 

そして愛称の“トシちゃん”も呼ばれにくい年齢になり、さらに一線から遠ざかって行きます。近藤真彦さんの愛称“マッチ”はさん付けでも“マッチさん”となるので後輩が呼びやすいですが、“トシちゃんさん”は変ですし“トシさん”も違和感があります。だから後輩からは慕われにくかったのでしょう。

 

最初に申し上げた通り人気が安定せず、もう何年も低迷状態が続いています。最近ではたまにバラエティーへも出演しますが、ダウンタウンなどMCクラスの大物タレントより年上になっている為つい上から目線になってしまい、若い人からの印象は良くないようです。

それでもアイドルとして一線を駆け抜けた過去の栄光は伊達じゃなく、今も根強いファンは大勢いる様ですね。

再び、いや三たび一線に返り咲く事はあるんでしょうか?

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。

 

マイケル・ジャクソン(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第101回)※2021.3.23改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第101回目の今日はマイケル・ジャクソンです。

 

このお名前診断では日本人の方のみ紹介して参りました。

というのも、外国の場合はミドルネームがあるのでなめらかネームなどの定義が成り立たない事、母音の発音も微妙に違うため日本の「あいうえお」に当てはめようとするとズレが生じる事(同じHarrisonでもカタカナ表記にするとジョージ・ハリスンハリソン・フォードに分かれてしまう)などの理由から避けてきたのですが、この方だけはどうしても紹介しておきたいのです。日本の芸能界にも多大な影響を与えた方ですから。

 

本名はマイケル・ジョセフ・ジャクソン(Michael Joseph Jackson)と、やはりミドルネームが入りますが、日本人にとってはマイケル・ジャクソンですし、このカタカナ表記が馴染み深いでしょう。

「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、このカタカナ表記をローマ字に変換してみましょう。

 

ローマ字で書くと MAIKERU  JAKUSON となります。

 

苗字の最後の文字「ル」と、下の名前の最初の文字「ジャ」、

フルネームの最初の文字「マ」と、最後の文字「ソ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちです。

(斜体文字が加筆した部分です) 

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しかし全体を見るとMAIKERU  JAKUSON と、、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。 

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このロイヤルネームの有名人の方は強運に恵まれ、それぞれの世界で成功するだけでなく、他のジャンルに挑戦すればそこでも成功を収め「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、最強の名に相応しい活躍をされている方が非常に多いのです。

わかってますよ、発音によってはロイヤルネームじゃなくなることも。確かに欧米人の発音だと“マイコー”になるのかも知れませんけど、日本人にとっては“マイケル”ジャクソンなんですから。

ただ、流石に日本の敬称である「さん」を付けるのは違うと思い、個人名では初めて「さん」付け無しで紹介して参ります。

 

最初にこの方がジャクソン5というグループでデビューした事は日本でも有名ですね。

このジャクソン5は兄弟で結成されたグループで、先に長男・次男・三男で活動していたジャクソンブラザーズに、後から四男と共に加入したのが六男のマイケルでした。

それまでリード・ヴォーカルを務めていた三男に替わり、当時まだ5歳のマイケルがリード・ヴォーカルを務める事となるのですが、それだけ幼い頃から音楽センスはズバ抜けていたのですね。

ジャクソン5はアイドル的な人気グループとなります。もちろんマイケルはその中で一際輝きを放つ、中心的存在でした。ロイヤルネームの方がグループにいた場合はリーダーや中心的存在になるのです。

その後レコード会社の移籍に伴いジャクソンズと改名すると、マイケルのソロ活動もスタートします。作詞・作曲などを手掛ける様になり遂にはソロ・アルバムを発表、全米で800万枚を売り上げるヒットとなりました。

それから3年後、2作目のソロ・アルバムとして発表されたのがかの有名な「スリラー」です。ギネス世界記録において「史上最も売れたアルバム」として認定されている、まさにモンスター・アルバムです。

アルバムタイトル曲でもある「スリラー」のミュージック・ビデオはマイケル・ジャクソンの名を全世界に轟かせました。

そしてグループから独立し、世界のスーパースター、キング・オブ・ポップとなったのです。

・・・と、ここまでの経歴だけを見ると誰かに似ていませんか?

そう、昨日紹介した安室奈美恵(あむろなみえ)さんですよ。 

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グループの一員としてデビューして中心的存在となり、アイドル的人気を博してソロデビューし、ソロアーティストとしても大成功する。違うのは性別ぐらいじゃないですか。

そして安室奈美恵さんもロイヤルネームです。画数ではなく母音でみると、この2人に共通点が見つかるんですねぇ。

マイケル・ジャクソンには日本の芸能界も大きな影響を受けた事は間違いありません。

新しいグループをデビューさせようとした時、メンバーの中にロイヤルネームの人がいると、「この人を中心にしよう」と直感的に思わせたり、活動が軌道に乗ってくると「この人を独立させよう」と思わせたり、また本人も「ソロで活動したい」という気持ちが強くなったりするのは、全てこのキング・オブ・ポップ、いやキング・オブ・ロイヤルネーム、マイケル・ジャクソンの輝かしい足跡の影響なのではないか、と私は思うのです。

 

その後も音楽だけでなく、ムーン・ウォークなどダンスでも大きな影響を与えました。

これまでに全世界で3億5000万枚の音楽作品を売り上げているとされ、ビートルズエルヴィス・プレスリーに次いで史上最も売れた音楽家として名を連ねているほか、グラミー賞を13回も受賞しています。

とてもここに全ては書ききれない程の功績を残し、50歳の若さでこの世を去りましたが、亡くなってから10年以上経った今もその名は語り継がれています。

 

彼を讃える称号はキング・オブ・ポップだけでなく、人類史上最も成功したエンターティナーとも呼ばれています。

そしてこれからも忘れられる事はないでしょう。全世界の人々の胸に刻み込まれたスーパースター、マイケル・ジャクソンの名を。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

安室奈美恵さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第100回)※2021.3.22改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第100回目の今日は安室奈美恵さんです。

このお名前は本名です。

 

「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、分かりやすくする為にローマ字にしてみましょう。

 

ローマ字で書くと AMURO  NAMIE となり、

苗字の最後の文字「ろ」と、下の名前の最初の文字「な」、

フルネームの最初の文字「あ」と、最後の文字「え」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

しかし全体を見るとAMURO  NAMIE と、、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。 

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このロイヤルネームの有名人の方は強運に恵まれ、それぞれの世界で成功するだけでなく、他のジャンルに挑戦すればそこでも成功を収め「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、最強の名に相応しい活躍をされている方が非常に多いのです。

 

◉グループの一員として

 

安室奈美恵さんは14歳の時、沖縄アクターズ・スクールから選ばれた5人で結成されたSUPER MONKEY’S(スーパー・モンキーズ)の一員としてデビューしました。

グループの中にリーダー向きのロイヤルネームがいると、その方がリーダーになる事が多いのですが、次に多いのが年長者がリーダーになるケースです。

SUPER MONKEY’Sのリーダーは年長者であり、既にアイドル歌手としてのデビュー経験もあった牧野(まきの)アンナさんでした。(ドラゴンクエストⅡの「Love Song探して」と言えばピンとくる方も多いでしょう。)

牧野アンナさん、最初と最後の母音が同じなので“リターンネーム”です。デビュー経験もありもちろん歌も上手かったはず、増してやリーダーなのでメインボーカルを取ってもおかしくなかったのですが、それを差し置いてセンターに立ったのは安室奈美恵さんでした。デビュー当時から安室奈美恵さんのスター性はズバ抜けていましたので、リーダーよりもグループの中心的存在になったのです。

その後牧野アンナさんが脱退し2代目リーダーに澤岻奈々子(たくしななこ)さん(後のMAXの“NANA”) が就任してSUPER MONKEY’Sと名義変更するなど、紆余曲折がありながらも活動を続けていましたが、世間にはまだまだ存在が知られていませんでした。

安室奈美恵さんがロイヤルネームでいかに良い名前と言えど、グループの名義に隠れていては名前の力を発揮出来ずにいたからです。

しかし2度目の名義変更で、安室奈美恵with SUPER MONKEY’Sとなり、遂に彼女の名前が前面に出ます。

そして初期メンバーだった新垣寿子(あらがきひさこ)さん(“なめらかネーム”)が脱退するのと入れ代わる形で松田律子(まつだりつこ)さんと宮内玲奈(みやうちれいな)さん(後のMAXの“RINA”と“REINA”)が加入すると曲調もそれまでとガラッとイメージチェンジし、ユーロビート調の「TRY ME 〜私を信じて〜」がヒットしてブレイクを果たします。

すると次のシングル「太陽のSEASON」で名義が安室奈美恵となりました。

もちろんSUPER MONKEY’S(後のMAX)も一緒に活動していましたが、バックダンサー同然の扱いになったのです。

そしてその年の「紅白歌合戦」にも出場すると、翌年にはもう次のステップが待っていました。

 

◉ソロアーティストへの大躍進

 

ロイヤルネームはグループから独立するという特徴もありますが、安室奈美恵さんの場合は周りの大人たち(特に小室哲哉(こむろてつや)さん)が「独立させた」というのが正解でしょう。

SUPER MONKEY’Sから完全に一人立ちし、本格的にソロ活動を開始します。

ソロ第一弾シングルの「Don't wanna cry」はいきなりミリオンセラーを達成、アルバム「SWEET 19 BLUES」はその上をいくトリプルミリオン、街にはヘアースタイルやファッションを真似する“アムラー”が氾濫するなど、その人気は社会現象となりました。

この年(96年)には「日本レコード大賞」も史上最年少で受賞し、名実ともにアーティストの仲間入りを果たしたのです。

翌97年にはCAN YOU CELEBRATE?をリリース、計らずも同年10月にはTRFのダンサーSAMさんとの結婚を発表します。

70年代の山口百恵さん、80年代の松田聖子さんを踏襲するかの様に、人気絶頂の最中に結婚に踏みきったのですが、ロイヤルネームの恋愛・結婚運の強さ、結婚願望の強さがそうさせたのでしょう。その年の紅白を最後に、一旦の芸能活動休止を宣言します。

 

そして1年後、再び紅白の舞台で「CAN YOU CELEBRATE?」を唄ってカムバックするとブランクを感じさせない活躍が続き、2000年には沖縄サミットのイメージソング「NEVER END」を各国首脳の前で披露するなど、国民的歌手となりました。

 

◉上手すぎて歌が上手いと思われない?

 

安室奈美恵さんの歌はほとんど振り付けがあるので、踊りながら唄います。しかも難しい歌もサラっと唄ってしまうのです。あまりにもサラッと唄うので世間が「上手い」事に気付かない程です。

よく「熱唱型」と言われる歌手の方が、苦しそうに眉間にシワを寄せながら、ステージにうずくまる様な姿勢で唄うのが「上手い」と思われがちですが、あれはそこまで力を入れて唄わないと上手く唄えないからです。

本当に歌が上手い方はあそこまで力を入れなくても上手く唄えるのです。何なら片手間にでも・・・そう、踊りながらでも。

これは私の持論であり偏見と思われても構いませんが、安室奈美恵さんの様に踊りながらでもしっかり唄える方こそ「歌が上手い」方だと思います。

(男性ではDA PUMPのISSAさんの様な方、と言えば分かりやすいでしょうか。)

 

◉最後のアイドル?

 

その後もアルバムが10代・20代・30代の3年代連続ミリオンセラーを達成するなど、数々の輝かしい記録を打ち立て、2017年には25周年のライブを地元・沖縄で開催して大成功を収めました。 

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私はこの記事の中で安室奈美恵さんの事を山口百恵さん、松田聖子さんと並ぶ3大アイドルと表現していますが、「アイドルではない」と異論を唱える方も多いでしょう。

しかしそんな方にはアイドルとは何かを考えて欲しいのです。

顔がかわいいだけでアイドルと呼んでいいのか?違います。

フリフリの衣装を着て踊っていればいいのか?違います。

アイドルグループに所属していれば、アイドルと名乗っていいのか?違います。

 

アイドルとは、大勢の人に愛される人の事を言うのです。

 

日本でこれほど大勢の人に愛された歌手の方がいたでしょうか?

老若男女を問わず、誰からも親しまれていましたよね。

 

これほど多くのヒット曲を残した方がいたでしょうか?

私は昨今の肩書きだけのアイドルと一緒にしているのではありません。

山口百恵さんや松田聖子さんと一緒にしているのです。

一流のアーティストになりましたが、元はアイドルグループ出身ですしね。

 

そして2018年9月16日、40歳で芸能界を引退しました。

もうこれほどの存在は今後おそらく現れないでしょう。

だから“最後のアイドル”なのです。

 

引退から早くも2年半が経ちましたが、マスコミやSNS等にも一切姿を表していません。

悔いの残らないほどやりきった完全燃焼だったのでしょう。

見事な引き際だったと言えると思います。(斜体文字が加筆した部分です)

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

MAX (2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第99回)※2021.3.21改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第96回目の今日はMAX(マックス)です。

 

1995年にブレイクした安室奈美恵with SUPER MONKEY’Sからの派生ユニットとして(安室奈美恵さんが独立してから誕生したグループでは無い)、MAXという別名義を使いました。

この名前は最大の意味を表すMaximum=MAXと、「Musical(音楽的な)」、「Active(活動的な)」、「eXperience(経験、体験)」の頭文字の略という意味もあったそうです。

最後が「ス」で終わるのでグループ名っぽくはありますが、「マックス」が既にカタカナ語として浸透していた為、このグループの名前として認識されるまでには時間が掛かったと思われます。

 

メンバーそれぞれの名義も

NANAMINA、REINA、RINAと、

MAXとして活動時のニックネームが用いられました。

 

安室奈美恵with SUPER MONKEY’Sの活動と並行していた時は「MAXでも売れれば儲け物」ぐらいの余裕がありましたが、安室奈美恵さんのソロ活動スタートは、同時に決別を意味していました。

安室奈美恵さんというメインロケットを宇宙へ送り出し、切り離されたブースターはやはり魅力に掛け、一気にグループ存続の危機が訪れます。

そして事務所からも「この曲が売れなければ沖縄に返す」と発破をかけられた3枚目のシングル「TORA TORA TORA」がヒットした事で望みを繋ぎ、「Give me a shake」ではオリコン1位を獲得するなど、MAXとしての活動も軌道に乗り出したのです。

 

ではメンバーの個人名(本名)を診ていきましょう。

まずリーダーの“NANA” こと沢詩(澤岻)奈々子さんは

TAKUSHI NANAKOとなります。

“REINA”こと宮内玲奈さん、“RINA”こと松田律子さんは

MIYAUCHI REINA、MATSUDA RITSUKOとなり、 

3人とも苗字の最後の文字と下の名前の最初の文字、

フルネームの最初の文字と最後の文字の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。 

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グループの中にリーダー向きのロイヤルネームがいると、その方がリーダーになる事が多いのですが、次に多いのが年長者がリーダーになるケースです。

沢詩奈々子さんもノーペアネームなのでリーダー向きではありませんでしたが、年長者なのでリーダーを任された口です。

リーダーですがメインボーカルは他のメンバーに譲り、ダンサー兼コーラスにまわっていました。その代わりと言っては何ですが、ダンスの技術はグループ1だったそうです。

また、結婚前は1人でバラエティーに出演する機会も1番多かったと思います。下の名前が(ななこ)と同じ文字が2つ入る“ワンモアネーム”で、しかも連続している“連チャンネーム”でもあるので、グループでもソロでも成功する特性が働いたのでしょう。

(斜体文字が加筆した部分です) 

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宮内玲奈さんはメインボーカルでしたが、どの楽曲もソロパートはMINAさんよりは少なかった様に思います。歌が上手くなる性質のある“リターンネーム”(フルネームの最初と最後の文字の母音が同じ)だったらもっと増えていたでしょう。

 

松田律子さんは他の3人と違って「な」の字が入っておらず、“りつこ”なのに統一性を持たせる為に“RINA”と呼ばれていました。余談ですがSUPER MONKEY’S時代はクールビューティーという感じだったのに、歳を追うごとにカッコ良さが薄れていくと感じていたのは私だけでしょうか?(特に“RIZAP”やる前のあのお腹は・・・)

 

そして“MINA”こと天久美奈子さんは

AMEKU  MINAKOとなり、

全体を見ると、5つの母音が全て入っている事がわかります。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームは芸能界で「何をやっても上手くいく」のではないかと思えるほど活躍されている方が非常に多い名前です。

 

そうです、ロイヤルネームの安室奈美恵さんが抜けた後、もう1人ロイヤルネームが残っていたんですねぇ。

天久美奈子さんはMAXでメインボーカルを担当し、ソロパートもより多く唄っていました。グループの中でリーダー以外にロイヤルネームがいると、非常に目立つ存在になるのです。

また恋愛・結婚運も強い名前ですので、安室奈美恵さんに次いでMAXのメンバーの中では1番早く結婚しました。

 

◉名前を揃えて貰えなかったメンバー

 

天久美奈子さんが結婚・出産の為産休に入ると替わりのメンバーが補充されたのですが、

本名が前田亜紀さんという方で、ニックネームはAKI(アキ)でした。

松田律子さんを強引に“RINA”と呼んでいたにも関わらず、この方はそのまま“AKI”だったのです。

ローマ字で書くとMAEDA AKIとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

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後から加入したハンデと、1人だけ違うネーミングのせいでグループにも溶け込めず、「シンガーソングライターになりたい」と脱退してしまいました。これは私の憶測ですが、比較的目立ちたがりの“なめらかネーム”なのに、このグループにいては目立てないというジレンマのせいだったかも知れません。かわいそうに、どうせなら“◯◯NA”で揃えてあげれば良かったのに、“ANA”とか“AKINA”とか、ねぇ。

前田亜紀さんが脱退した後、天久美奈子さんが復帰の意志を伝え、約5年ぶりにオリジナルメンバーに戻りました。

 

◉3音節の不思議

 

“MAX”はカタカナでは「マックス」となり、マッ・ク・スと音節では3音節になります。

この3音節はヒット商品などを生む良い名前の条件の1つと言われていて、

イチロー”やSMAP(スマップ)、SPEED(スピード)、あいみょんなども該当します。

ただ私ではなく他の方が提唱されている条件ですので、ここで多くを語る事は控えさせて頂きたいと思います。

 

私が分析すると最初の文字「マ」と最後の文字「ス」の母音が違うのでリターンネームにはならず、良い名前では無いという事になるのですが、3音節という別の条件にかなっていたので良かったのでしょう。名前って、奥が深いですね。

 

暗黙の掟なのか、ソロではドラマやバラエティー、CMに出演する事はあっても音楽活動はしていません。今でもたまに長時間の歌番組などには4人で出演して往年のヒット曲を唄っています。2019年には久々に新曲のリリースもありましたので、なんだかんだで安室奈美恵さんより活動期間が長くなりました。

これからもオリジナルメンバーで活動を続けて欲しいと思います。もし欠員が出てもメンバーを補充する事はもう無いとは思いますが・・・。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

ももいろクローバーZ (2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第98回)※2021.3.20改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第98回目の今日はももいろクローバーZです。

 

今回は卒業したメンバーも含めて6人まとめての紹介となります。いつもより長くなりますが最後までお付き合いください。

 

最初はももいろクローバーという6人のグループでスタートしました。

(路上ライブなどを行なっていたインディーズデビュー前はもっと大勢のメンバーがいたそうですが、メジャーデビュー時をスタートと見なし割愛させて頂きます。)

メンバーにはそれぞれイメージカラーが割り当てられ、さながらスーパー戦隊セーラームーンの様に個性を引き立たせていました。

百田夏菜子さん(リーダー)=赤色

玉井詩織さん=黄色

佐々木彩夏さん=ピンク色

有安杏果さん=緑色

早見あかりさん=青色

高城れにさん=紫色

 

ももいろクローバーだった頃は一部のアイドル通にしか知られていないグループでした。

日本語と英語を組み合わせたグループ名の場合、Kinki Kidsモーニング娘。の様に繋がりの部分が同じ母音になる“なめらかネーム”なら人気に火がつくのも早いのですが、そうではなかった為になかなか日の目を見なかったのです。(斜体文字が加筆した部分です)

 

しかし早見あかりさんの脱退を機に“Z”を付けてももいろクローバーZと改名すると、最初の文字「も」と最後の文字「Z(ゼット)の“ト”」が同じ母音になり(最初の母音に戻る)“リターンネーム”になった効果か人気が急上昇していきました。

またその頃からファンの間では“ももクロ”と略称で呼ばれるようになりましたが、この略称もリターンネームなのです。

 

では個人名をみていきましょう。

まず百田夏菜子さんのお名前をローマ字で書くと

MOMOTA KANAKOとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

更に、フルネームの最初と最後の母音も同じ「オ」ある事もよくわかります。

この様なお名前を最初の文字に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

この様なお名前を、トランプ(ポーカー)の役にかけて“ツーペアネーム”と呼びます。

 

さすがリーダーになるだけあって、1番良い名前ですね。

クロバットな動きをこなす身体能力の高さはグループでもNo.1ですが、それもなめらかネームの特性からくるものでしょう。

また昨今のアイドルグループでセンターに立つ方もなめらかネームが多い傾向にあります。

単独でドラマや映画出演など女優経験が多いのもなめらかネームの女優運でしょう。

こうしてまとめるとなめらかネームの特性ばかりが働いている様に思えますが、リターンネームの特性が出ているのはお喋りなところでしょうか。

母音ではなく文字で見ると(ももたかなこ)と、同じ文字が2つ続く“連チャンネーム”でもあります。 

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同じ文字が続く事で言いやすく覚えてもらいやすい名前である上に、グループ名とも同じ音があるので「ももクロのももたかなこ」と、覚えやすさもグループNo.1でしょう。

 

続いて玉井詩織さんは

TAMAI  SHIORIとなり、

苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「イ」なので“なめらかネーム”です。 

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グループのスーパーサブと呼ばれ、百田夏菜子さんに次ぐ身体能力の高さと器用さを兼ね備えています。単独でオムニバス映画の出演など女優経験も百田夏菜子さんに次いで2番目です。こちらもなめらかネームの特性通りといった所ですが、内面的にも発揮されているのかライブでは「いいかお前ら〜!」と男言葉でお客さんを煽るそうです。

その為キャッチフレーズも「泣き虫で甘えん坊な、みんなの妹」から「ももクロの若大将」(加山雄三さん公認)に変わってしまいました。

 

続いて佐々木彩夏さん、有安杏果さんは

SASAKI  AYAKAARIYASU  MOMOKAとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

このお二人は“リターンネーム”ですね。 

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佐々木彩夏さんは「ももクロちゃんのアイドルなのだ」と自分で言っています。アイドルグループの中でアイドルというぐらいですから、アイドルの中のアイドルなのでしょう。

確かにリターンネームの女性は80年代から昨今まで、アイドル性の高い方が多かったので認めざるを得ない部分はあります。

しかしアイドルかどうかは他人が決める事であって、自分の口からアイドルと言うのは違うと思うんですが・・・。ちなみに元モーニング娘。で「1番可愛い」と自分で言っていた道重(みちしげ)さゆみさんもリターンネームです。

 

有安杏果さんはリターンネームの女性歌手向きの特性を持っていたと思われ、歌唱力ではグループ1と言われていました。歌だけでなく楽器の演奏も得意で、作詩・作曲にも取り組んでいた事から、音楽センスの高さも伺い知れます。0歳の頃から赤ちゃんモデルとして芸能界入りし、その後もキッズタレントやダンサーとして活動を続けていたのでキャリアは1番長かったそうです。それでも前に出ようとしなかったのは、リターンネームの「あまり前に出たがらない」奥ゆかしさからくるものだったのでしょう。

現在はももくろを“卒業”し、結婚後は写真家として活動を始めているそうです。

このお二人も同じ文字が2つ続く“連チャンネーム”でもありますが、「佐々木」はよくある苗字ですし「杏果」を“ももか”と読むのは特殊すぎて浸透するまで時間がかかったと思われます。

 

そして早見あかりさん、高城れにさんは

HAYAMI AKARI、TAKAGI RENI、となり、

なめらかネームの条件である苗字の最後の文字と、下の名前の最初の文字

リターンネームの条件であるフルネームの最初の文字と、最後の文字 

この2つのポイントの母音が違うので、どちらのタイプにも当てはまりません。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

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早見あかりさんはまだグループが軌道に乗る前に「女優になりたい」と脱退するのですが、この方の需要が1番多かったのはCMではなかったかと思います。

“ノーペアネーム”の若い女性タレントはCMで活躍する方が多いんですね。

2018年に一般の男性と結婚されましたが、芸能活動時は旧姓のままで女優業を続けています。

 

そして高城れにさんですが、この方が1番分析しにくい。急に変顔をするなど何を考えているか分からない面もあるかと思えば、下手だった筈の歌がいつの間にか上手くなって、メンバーで1番最初にソロコンサートを開いたりする。かと思えば、お笑い芸人の永野(ながの)さんとツーマンライブを敢行するなど方向性も定まらず、キャッチフレーズも「ももクロの感電少女」と意味不明。もうこれはノーペアネーム独特の「不安定」に位置付けるしかないでしょう。

 

こうして全員の名前をみて気づくのは、5人の名前に「か」が入り、玉井詩織さんも「お」が入るので全員が自分に厳しくなる“お・か・きネーム”でもあるんですねぇ。

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“48グループ”や“坂道シリーズ”と違って少数精鋭の(ごまかしが効かない)グループだけあって、パフォーマンスもより高いレベルを目指して磨き上げてきたのでしょう。ブレイク前の下積み時代も自分への厳しさで耐え抜いてこれたのだと思います。

 

◉デビュー曲は120点の出来?

 

最初に触れた通りメジャーデビュー時は知る人ぞ知る存在でしたので、デビュー曲の行くぜっ!怪盗少女が発売された時は全くと言って良いほど売れませんでしたが、ヒャダインこと前山田健一(まえやまだけんいち)さんが作ったこの歌はライブで何度も唄われる内にももクロの代表曲となりました。

何故ならこのグループの趣旨、当時のメンバー全員の名前、更には百田夏菜子さんがえび反りジャンプを決めるポイントなど、全ての要素が盛り込まれていたからです。

それまでももクロを知らなかった人にもこの歌を聴かせるだけでどういうグループか分かる、名刺替わりの1曲と言っていいでしょう。

まだどんなグループか得体も知れない状態で「今度こんなグループをデビューさせようと思っているんですが、そのデビュー曲を作って貰えませんか?」とオファーしてこの曲が上がってきたら文句無し、100点、いや120点の出来栄えです。

もし、ももクロが売れずに終息していたら危うく日の目を見ずに消え去ってしまう所でしたが、売れたお陰でこの歌もロングヒットとなり代表曲になりました。いや代表曲というより代名詞というべきかも知れません。

リターンネームの女性歌手がヒット曲に恵まれやすいという話は何度もお伝えしてきましたが、ピンク・レディーWinkの様にリターンネームの女性グループもヒット曲に恵まれる運があるのでしょうか。

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現在はメンバーが4人となりましたが、他のグループと違って新メンバーが補充される事も無く、少数精鋭で続けていく様です。もともと“クローバー”と名前に入っているぐらいだから、四つ葉のクローバーだと思えば丁度いいのかも知れませんが、これ以上メンバーが卒業すると淋しくなりそうですね。アクロバティックなパフォーマンスが魅力なだけにメンバーが20代後半になってくると辛そうですが、「Z伝説〜終わりなき革命〜」はどこまで続くのでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

Wink (2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第97回)※2021.3.19改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第97回目の今日はWinkのお二人です。

 

英語の正しい発音ではウィンクと、“イ”が小さい“ィ”になって“ウ”と一緒になり、

“ウィ”となるので最初の文字の母音は「イ」という事になるでしょう。

しかしWinkが登場する前から日本人は「片目を閉じて目くばせする動作」を表わす言葉を「ウインク」と、“イ”をはっきり発音していた為、Winkが登場した時もカタカナ言葉の「ウインク」に重ね合わせて“ウ”と“イ”を分けて発音していました。これにより最初の文字の母音は「ウ」という事になり、昨日紹介したピンク・レディーと同じく、最初の文字と最後の文字の母音が同じ(最初の母音に戻る)“リターンネーム”になったのです。

 

それぞれのお名前は鈴木早智子さんと相田翔子さんでした。

 

Winkは1988年にデビューしましたが、当時は80年代のアイドルブームが終息に向かいかけていた頃で、世間も単純に笑顔(愛想笑い)を振りまくアイドルに飽きていたのか、中森明菜さんや工藤静香さん、中山美穂さんなど、歌唱中むやみに笑わないタイプのアイドルだけが生き残っていたと言え、新人が参入する事は難しい時代になっていました。

(ちなみに男性アイドルでは光GENJIが大人気だった頃ですので、普通に唄うだけでは通用しなくなっていた事がお分かり頂けるでしょう。)

その為Winkもデビューして直ぐに売れた訳ではなく、初めてヒットしたのは3枚目のシングルでした。

 

◉様々な要素が絡んだヒット

 

1985年に日本初のカラオケBOXが誕生し、それまで大人の社交場(酒の席)だけの物と思われていたカラオケが、OLや学生にとっても身近な物になりました。

Winkピンクレディー同様に振り付けのマネが流行して人気者になったのですが、カラオケが急速に普及した事により、当時のOLは上司に誘われた宴会や、友達同士のカラオケなどでWinkの歌を唄いながら踊りを軽くマネするだけでウケが良く、十八番にしていた方が多かったのです。やはり本来のターゲット(男性)だけではなく、同性を見方につけるとヒットは膨らむんですねぇ。

初の大ヒットとなった3rdシングル「愛が止まらない」はドラマ「追いかけたいの!」の主題歌でしたがこのドラマの主演は南野陽子(みなみのようこ)さんで、Winkは出演していません。

アイドルの歌が本人が出演していないドラマの主題歌に起用される事は珍しいのですが、時はトレンディドラマが流行り、ドラマ主題歌から次々とヒット曲が生まれていた時代、Winkのこの歌も最初は「誰が唄ってるのか知らないけど良い歌だなぁ」ぐらいの感じで火がつき始めたと思われます。増してやCDシングル(8cmCD)の登場でCDが買いやすくなった頃でしたので、OLが仕事帰りに、学生が学校帰りに、気楽に買える様になっていたのです。

そういった様々な要素が絡み合ってWinkは大人気となり、5枚目のシングル淋しい熱帯魚で89年のレコード大賞を受賞するのですが、89年にはもう「アイドル冬の時代」などと呼ばれていてWinkの1人勝ち状態でした。奇しくも女性デュオとしてはピンク・レディー以来の大賞受賞となったのです。

 Winkを形容する時によく用いられた表現が“笑わないアイドル”でした。実際彼女たちは従来のアイドルと違って歌唱中ニコリともせず、人形の様に無表情なまま唄い踊っていましたが、本当のところは緊張の余り“笑えなかった”そうで、意図的に“笑わない”様にしていたのではなかったのです。しかしそれが逆に先述の通り単純に笑顔を振りまくアイドルに飽きていた世間にハマり、受け入れられる要素の1つとなりました。

現在で言えばAKBに飽きてきた世間が欅坂→櫻坂46やBishにハマる様なものでしょうか。

 

◉不遇なソロ活動

 

お二人の個人名をみてみましょう。

まず鈴木早智子さんは本名だそうで、

ローマ字で書くと=SUZUKI  SACHIKOとなります。

 

続いて相田翔子さんは

ローマ字で書くと=AIDA  SHOKOとなります。

実はこのお名前は芸名だそうで(本名とされている資料もある)

本名は鈴木敬子(すずきけいこ)というそうです。同じ苗字だったから逆に避けたのでしょうか。(現在は結婚して姓が“相澤”に変わっています。)

 

いずれにせよ苗字の最後の文字と下の名前の最初の文字、

フルネームの最初の文字と最後の文字の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

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ノーペアネームは「不安定」になりがちで歌手業にもお勧め出来る名前ではありません。

そのせいかお二人ともソロではヒット曲がなく、歌以外でも特筆するものがありませんでした。

鈴木早智子さんは女優業にも挑戦しましたが芳しくはなく、最終的には思いきってヌードやソフトAVにまで進出、一時的に話題にはなったものの往年のファンとしては複雑だったのか、それ以降は逆に仕事量が減少してしまいました。

 

相田翔子さんのほうは天然キャラが功を奏し、何とかタレントとして生き残った感があります。実は単なるノーペアネームではなく、AIDA  SHOKOと苗字がA−A、下の名前がO−OとAからOにスライドする“スライドネーム”でもあるので、歌手とはまったく違う路線に転向できたと考えられるのです。(斜体文字が加筆した部分です) 

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それにWink時代と比べて、よく笑うようになりましたよね。

 

もう何年も二人での活動は特別企画などでしか見られませんが、実はまだ解散はしていないそうで、あくまで活動休止中だそうです。

息が長いというよりは往生際が悪いという感じですが、それも名前が「ウインク」とリターンネームだったからでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

ピンク・レディー(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第96回)※2021.3.18改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第96回目の今日はピンク・レディーのお二人です。

 

このピンク・レディーという名前はカクテルのピンク・レディーから取ったので、2人組でありながらピンク・レディーズという複数形にはならず、また偶然にも最初の文字と最後の文字の母音が同じ(最初の母音に戻る)“リターンネーム”になりました。

それぞれのお名前はミーケイでした。

ピンク・レディーはオーディション番組「スター誕生!」で合格して1976年にペッパー警部でデビューしました。当初は太腿を露わにした衣装だった為にキワモノ的な扱いをされる事もありましたが、2枚目のシングル「S・O・S」、続くカルメン’77」が大ヒットした事でデビュー曲にも注目が集まり、「ペッパー警部」はロングヒットとなりました。

1番大きかったのは本来のターゲットだった筈の男性だけではなく、女性(特に子供たち)を巻き込んだ事にあったでしょう。その後も渚のシンドバッド」「ウォンテッド」「UFO」「サウスポー」などが立て続けにヒットし、ピンク・レディーは社会現象にまでなりました。

 

◉超ハードスケジュール

 

今の若い人達に「ピンク・レディーは振り付けのマネが大流行して人気者になった」と言っても特には驚かないでしょう。おそらく生まれた頃から家庭にビデオやDVDレコーダーなどの録画機器があり、最近ではYouTubeなどで同じ映像を何度も見れますからね。

しかしピンク・レディーが大人気だった頃はビデオがまだ普及する前です。つまり当時の女の子達はピンク・レディーが出演する番組が始まるとテレビの前にかじり付き、唄うシーンを何度も見て覚えたのです。

それでも当時の女の子達は振り付けを完全にマスターしていました。学校でも流行っていたので覚えないと友達についていけなかったのです。

そしてそんな事が出来たのは、ピンク・レディーがテレビ番組で何度も唄っていたからです。

昔は歌番組だけでなく、バラエティーやワイドショーでも歌のコーナーがありました。今の様にゲストが新曲の発売を告知するだけではなく、その場で唄って宣伝していたのです。

その為ピンク・レディーは1曲唄っては次の番組、また1曲唄っては次の番組と、各局の番組を転々とし、いま自分達が唄っているのは何の番組なのかも分からない状態だったそうです。

スケジュールは超多忙を極め、ケイさんが過労でダウンした為にミーさんが1人で唄うなどという事もありました。それでも2人が頑張って続けられたのは「こんなに忙しい状態はいつまでも続かない、いつか終わる時が来る。」と、心の何処かでは分かっていたからでしょう。

 

◉解散後、ソロでもヒット

 

いつの世も盛者必衰、隆盛を極めたピンク・レディーも人気が下降し、遂に解散の時が訪れました。

解散後2人はソロ活動を始めるのですが、先にヒットを飛ばしたのはケイさんでした。

 

ケイさんの本名は増田恵子(ますだけいこ)といい、

ローマ字で書くと=MASUDA  KEIKOとなり、

全体を見ると、5つの母音が全て入っている事がわかります。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームは芸能界で「何をやっても上手くいく」のではないかと思えるほど活躍されている方が非常に多い名前です。 

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ケイさんはこの増田恵子という本名を名乗り(表記は増田けい子)ソロデビューすると、デビュー曲の「すずめ」がいきなりヒットし、好調な再スタートを切りました。

余談ですが現在の本名は桑木啓子(くわきけいこ)となっていて、今でも5つの母音が全て入るロイヤルネームです。(斜体文字が加筆した部分です)

 

ケイさんが本名を名乗ったのに対し、ミーさんはピンク・レディー時代の名前をそのまま使います。

ミーさんのソロデビュー時の名義はMIE(ミー)でした。

短い名前(“ショートネーム”)ですが1音を伸ばしただけの“ストレートネーム”です。

(現在活躍中の女性歌手では絢香さんやJUJUさんなどが該当します。)

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ミーさんの本名は根本美鶴代(ねもとみつよ)といい、

ローマ字で書くと=NEMOTO  MITSUYOとなり、

苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「み」、

フルネームの最初の文字「ね」と、最後の文字「よ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

ノーペアネームは「不安定」になりがちで歌手業にもお勧め出来る名前ではありません。

ミーさんはその事が分かっていたかの様に、ピンク・レディー時代の名前を表記だけ変えてそのまま使いました。最初は女優業などにも挑戦しましたが芳しくはなく、3年ほど経った頃に発表した「NEVER」がドラマ主題歌にもなって大ヒットし、面目躍如を果たしました。

余談ですが現在の芸名は未唯mie(ミーではなく、みい)となっていて、今でもストレートネームです。

 

2人ともピンク・レディー時代の名称と本名を比べて、無意識に良い名前のほうを選んだという事になりますが、2人で一線で大活躍した経験は伊達ではなく「何となくこの名前がいい」という勘の様なものが身についていたのではないでしょうか。

 

その後現在までに何度も再結成をし、解散から30年後の2010年には「解散やめ!」宣言をして、ピンク・レディーとしてもソロとしても活動を続けていく決意をしました。

リターンネームのグループは男性でも息の長いグループが多く、THE ALFEE をはじめTUBEやBEGIN、スピッツウルフルズなど、長く活動しているグループが一杯います。

 

現在お二人とも63歳、踊る事が持ち味のピンク・レディーとしては体力面が心配ですが、これからも息の続く限り唄い踊り続けて欲しいと思います。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。