矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

中居正広さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第168回)※2020年6月30日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第168回目の今日は中居正広さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとNAKAI  MASAHIROとなり、

苗字の最後の文字「い」と、下の名前の最初の文字「ま」

フルネームの最初の文字「な」と、最後の文字「ろ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事からノーペアネームと呼びます。

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最初に言っておきますがノーペアネームは歌手向きの名前ではありません。

中居正広さんはそれでも国民的アイドルグループSMAPのリーダーを結成から解散まで務め上げました。

グループ内に“ロイヤルネーム”の方がいるとリーダーになる確率が高いのですが、いない場合は年長者がリーダーになるのが定石です。SMAPにはロイヤルネームがいなかったので年長者の中居正広さんがリーダーを務めていました。

 

光GENJIの人気の下降と共に80年代アイドルブームが終了した頃にデビューしたSMAPは、「ザ・ベストテン」や「トップテン」などの歌番組が終了していった為に、それまでのジャニーズグループよりテレビで唄う機会が圧倒的に少なく、最初の頃はなかなか知名度が上がらず苦戦を続けていました。

何とか生き残る道を模索している内に、当初6人いたメンバーがドラマ班とバラエティー班に分かれ、グループよりも個人での活動を重視する戦略に出ます。

言うまでもなく木村拓哉(きむらたくや)さんはドラマ班で中居正広さんはバラエティー班でした。ノーペアネームは本業以外の道に進む傾向があります。

アイドルにとって本業はまず歌です。その次に来るのがお芝居、俳優業ではないでしょうか。でもバラエティーへの出演は本業ではありませんね。ノーペアネームの中居正広さんがバラエティー班に、俳優向きであるなめらかネームの木村拓哉さんがドラマ班になったのも納得です。

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中居正広さんは単にバラエティーに進出しただけではなく、アイドルらしからぬトーク力で番組MCの座にまで行き着きました。もちろんSMAPという大きな後ろ盾があった事は有利に働いた訳ですが、ノーペアネームはMC運やレギュラー運が弱いという法則に当てはまりません。

この方の活躍は私にとって、「例外」というしかなかったのです。

リーダーだったのにロイヤルネームでなく、

俳優や司会業もたくさんこなしているのになめらかネームでもなく、

アイドルなのにリターンネームでもない。

言わばただの“ノーペアネーム”だったので、これまでの活躍は人並み外れた努力の結果だという分析をする他になかったのです。

 

しかし私は、ある大先輩タレントとの共通点を見つけました。

それは堺正章さんです。 

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お二人の名前をひらがなにしてみましょう。

  堺正章 =さかいまさあき

  中居正広=なかいまさひろ

そうなんです、2文字目から5文字目までが全く一緒で「か・い・ま・さ」と、4つも同じ文字があるのです。

芸能活動においてもデビューした時代の違いで、グループサウンズとジャニーズのアイドルグループという違いこそありますが、

①グループ出身である事、

②俳優としても活躍した事、

③司会者として人気番組を次々と生み出した事、

などオールマイティーな活動ぶりは非常に酷似しているのです。

 

中居正広さんが単独でバラエティー番組に出演されるようになった頃、トークの面白さや他のタレントさんとのからみ方の上手さから、「今までこんなアイドル居なかった。」とよく言われていましたが、年代が離れすぎていた為に堺正章さんのソロデビュー後の活躍ぶりと一致しなかった事と、その頃まだ日本にアイドルという呼び方が浸透していなかっただけで、こんなにもこの2人の立ち振る舞いは似ているのです。

唯一違う所は、中居さんがソロ歌手としては成功していない点ですが、その違いの謎も明らかになりました。もう一度2人の名前をよく見比べて下さい。

  堺正章 =かいまあき

  中居正広=なかいまさひろ

堺正章さんは「さ」が2つ入る“ワンモアネーム”なので「さらば恋人」などソロでのヒット曲がありますが、中居正広さんはワンモアネームではありません。 

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だから歌が下手、いやソロ歌手として成功する運を持っていないのです。

 

この2人の共通点は「名前の法則」のどの名前タイプにも当てはまらない特例と言えます。

これはもうなかなか他に類を見ない“プレミアネーム”と呼ぶしかないでしょう。

 

唯一法則通りと思えたのが後輩グループKis‐My‐Ft-2の後ろの4人を派生ユニットとして売り出す際、中居正広ではなく「なかいさん」という名義を使用した事です。

これは後輩から見た呼び名そのままですが、最後が「ん」なので1つ前の文字で判断すると、「な」で始まって「さ」で終わる“リターンネーム”になります。リターンネームは自分は一歩下がって他の人を前面に出すプロデューサー向きの名前なのです。

これだけだと単なる偶然と思われるでしょう。しかし私が気になったのは中居さんが名付けたそのユニットのネーミングです。

漢字で舞祭組と書いて“ぶさいく”と読ませたのです。

これはシブがき隊、光GENJI、SMAPTOKIO、V6、NEWSなど、ジャニーズの輝かしい歴史を作り上げてきたアイドルグループと同じリターンネームではありませんか。

これらを名付けてきたのはジャニー喜多川(きたがわ)さんですが、中居さんも自分がプロデューサーの立場になった時、その影響を受けて無意識にリターンネームを選んだのではないかと思えるのです。自分たちのグループはもちろん、バックで踊ったグループやライバルグループまでみんなそうだったのですから影響を受けても不思議はないでしょう。ここにもジャニーイズムが受け継がれていたと思えてなりません。

 

あと母音ではなく文字で見ると(ないまさひろ)と、「か」の字が入る“お・か・きネーム”でもあります。

このタイプは自分に対して厳しくなる方が多いのです。(斜体文字が加筆した部分です) 

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歌は決して上手くない分、SMAPのメンバーの中で誰よりも一生懸命に踊っていましたし、学生時代決して成績が良くなかった分、司会の仕事をするようになってからおそらく人一倍勉強して今の地位を掴んだと思われるのです。

そういった陰で努力している部分を人前では決して見せない点も、プロ意識の高さの現れだと思います。

ノーペアネームでも努力すれば、その道に向いている人たちにも勝てるんだという事を証明してくれているような方です。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

勝俣州和さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第167回)※2020年6月29日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第167回目の今日は勝俣州和さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとKATSUMATA  KUNIKAZUとなり、

苗字の最後の文字「た」と、下の名前の最初の文字「く」

フルネームの最初の文字「か」と、最後の文字「ず」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事からノーペアネームと呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能活動が不安定になりがちです。 

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大学を中退後、一世風靡セピアの母体であった劇男一世風靡(げきだんいっせいふうび)に入団してストリートパフォーマンスを行なっていた勝俣州和さんは、萩本欽一(はぎもときんいち)さんの番組「欽きらリン530!!」のオーディションを受け、アイドルグループCHA−CHAの一員に選ばれます。

その母体であった茶々隊(ちゃちゃたい)のメンバーには木村拓哉(きむらたくや)さんや草彅剛(くさなぎつよし)さんもいましたが、欽ちゃんこと萩本欽一さんが「彼らはもっとスター街道を歩いていくべきで、バラエティーの道に進む人間ではない」と判断し、CHA−CHAには入れなかったそうです。やはり欽ちゃんには先見の明があったのですね。

CHA−CHAはデビューから5曲連続でオリコン10位以内にランクインするなど人気を博しました(勝俣さん曰くSMAP並みに人気があった)が、メンバーの脱退などもあり徐々に人気が低下し、3年半ほどで解散してしまいます。

 

と、ここまではノーペアネームの不安定さが如実に表れているという感じですが、勝俣州和さんはただのノーペアネームではありません。

苗字と下の名前で分けて考えるとKATSUMATA  KUNIKAZUと、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。

この特別な条件に当てはまるスライドネームでもあるのです。 

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このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多く、勝俣州和さんはCHA−CHAの解散後、当時お笑いタレントだった堀部圭亮(ほりべけいすけ)さんと2人でK2(ケーツー)というコンビを組みました。アイドルからお笑いタレントに転向したのです。

K2は「笑っていいとも!」にレギュラー出演していた事もありましたが、名前が“リターンネーム”でなかった為か長くは続かず、勝俣さん単独での仕事も増えた事から自然消滅の様な形で解散となりました。

そして勝俣さんはピン(1人)での活動を始めるのです。アイドルからお笑いとしては1回のスライドですが、グループからコンビ、そして1人と2度スライドしていたんですね。

堀部圭亮さんはなめらかネームなので現在は俳優の道に進んでいます。)

 

1人になっていよいよ勝俣州和という名前が前面に出る様になりましたが、ノーペアネームは不安定になりがちなだけでなく、MC運やレギュラー運が弱いという特徴があります。

そのせいか勝俣さんはこれまでゴールデンタイムの番組でMCを務めた事がほとんどありません。何故かいつもパネラーやゲスト出演ばかりです。

これは昨日紹介した高田純次さんや、以前紹介した関根勤さんとも似ていますね。

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元々芸人を目指していた訳では無いのにトーク力は高く、「すべらない話」ではMVSに輝いた事もある程です。(ごきげんよう大賞も2度受賞した事がある)

なのでMCやレギュラー番組がもっとあってもおかしくないのですが、何故かそのオファーは少ないようです。

ノーペアネームは実力が評価されにくいのでしょうか。

しかも俳優運も弱いので、ドラマの出演も極端に少ない気がします。

 

それでも母音ではなく文字で見ると(つまたくにず)と、「か」の字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。 

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このタイプはグループで成功して個人でも成功する方が多いのです。

(斜体文字が加筆した部分です)

「シャアァーッ!」という掛け声や、半ズボンキャラ(ORANGE RANGEの歌の歌詞にもなった)などが定着しているのですから、立派なものでしょう。

しかも2文字入るのが「か」なので、自分に厳しくなる“お・か・きネーム”にも該当するではありませんか。

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おそらく「シャアァーッ!」という掛け声で自分に気合いを入れ、寒いはずの冬場でもキャラを守る為に半ズボンを貫いているんでしょう。

ノーペアネームはパネラーやゲスト出演の不安定なポジションばかりでも力を発揮し、キャラクターを確立する事が出来る名前でもあるのです。(出川哲朗さんの様に)

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元気一杯のワンパク少年の様なイメージの勝俣州和さんも、もう56歳となりました。普通ならどっしりと落ち着いたポジションについてもおかしくない年齢ですが、まだまだその気配は無いようです。

今のままのキャラを貫いて欲しいと思う反面、60近いオジサンの半ズボン姿は少々きついかとも・・・。一体いつまで続けるんでしょうか。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

 ではまた次回をお楽しみに。

 

高田純次さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第166回)※2020年6月28日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第166回目の今日は高田純次さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとTAKADA  JUNJIとなり、

苗字の最後の文字「だ」と、下の名前の最初の文字「じゅ」

フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「じ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

「テキトー男」と異名を取り、バラエティーで活躍しているイメージが強いですが実はこの方、本職は俳優です。

高校卒業後に弁護士を目指して明治、法政、青山学院などの有名大学を受験するも不合格に、一浪後東京藝術大学、武蔵野美術大学などの美大系を受験するも全て不合格となった挙句、東京デザイナー学院(専門学校)に入学しました。

しかし結局芸術の道へは進まず、俳優を目指して小劇場の劇団員となります。そこで柄本明(えもとあきら)さんと知り合った事がきっかけで劇団東京乾電池に入団するのです。

東京乾電池の一員として「笑ってる場合ですよ!」(「笑っていいとも!」の前身番組)に出演するうち徐々に知名度が上がり、タレントとしての活動が増えていきました。

しかし、ノーペアネームは芸能活動が「不安定」になりがちで、特にMC運が弱いという特徴があります。
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そのせいか高田純次さんはこれまでゴールデンタイムの番組でMCを務めた事がほとんどありません。何故かいつもパネラーやゲスト出演(特にロケのVTR出演が多い)ばかりです。

それに付随してレギュラー運も弱く、ゴールデンタイムのレギュラーとしては「天才・たけしの元気が出るテレビ」内の1コーナー以外、主だったレギュラー番組がないのです。

 

ここで高田純次さんのレギュラー運の無さを物語るエピソードをお話ししましょう。

あの「オレたちひょうきん族」がスタートした時、タケちゃんマンの敵ブラックデビル役は高田純次さんだったんです。ところが初回の収録後おたふく風邪で体調を崩してしまい、急きょ代役として明石家(あかしや)さんまさんが選ばれたのです。もし体調を崩していなければ国民的スターになっていたかも知れませんが、やはりレギュラー運の無さが災いしたという事でしょう。

更にあの「ザ・ベストテン」終了の後、黒柳徹子(くろやなぎてつこ)さんと2人で「音楽派Together」という歌番組の司会を任されるのですが、ベストテンの様なランキング形式を排除したせいか視聴率は低迷し、番組は3ヶ月で終了しました。これは高田さんのせいではなく運が悪いとしか言いようがないですね。

また現在月〜金の帯で放送中の冠番組「じゅん散歩」は午前中の時間帯ですし、主に関東圏のみのローカル放送で全国ネットではありません。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

俳優運も弱い名前なので、本職は俳優でありながら映画やドラマの出演が(特に主演が)少なく、代表作と言える作品もありません。

実は今までに16曲も(デュエットなども含めて)歌を出すなど歌手活動もしていますが、歌手運も無い名前のせいか「売れた」と言えるものはありません。

 

しかし、ノーペアネームは不安定なポジションで実力を発揮出来る能力を持っているタイプでもあるのです。

 

現に高田純次さんはレギュラーは少なくても「テキトー男」というキャラクターが立っているではありませんか。

母音ではなく文字で見ると(たかだじゅんじ)と、「たか」という音が入る“たかたかネーム”でもあります。この“たかたかネーム“は芸能人の中でも特にリスペクトされる方が多いのです。 

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だから高田純次さんもあれだけ下ネタを言っても笑って許されるのですね。

 

また、ノーペアネームはバラエティーにおいて長尺のネタやトークよりも瞬発力で勝負するタイプが多く、お笑い芸人でも“ギャガー”と呼ばれる方々はほとんどノーペアネームです。

FUJIWARA原西孝幸さん、オードリーの春日俊彰さん、サバンナの八木真澄さんなど)

なので高田純次さんも登場していきなり「どうも、ジョニー・デップです。」というだけで笑いを取り、視聴者・共演者のハートを掴んでしまうんですねぇ。ただ瞬発力で勝負するタイプに共通して言える事ですが、会話のセンテンスが短く、番組の序盤で持ちギャグを使い果たしてしまう為、後半は息切れして口数が減ってしまうのが欠点です。

 

そんな高田純次さんも74歳となり、もうバラエティータレントとしてテレビ出演している事が奇跡的な年齢になってきました。

現在は主に西日本エリアで放送されている「クギズケ!」という番組で、上沼恵美子(かみぬまえみこ)さんと2人で司会を務めています。

相手は“ロイヤルネーム”の、しかも“関西の女帝”と言われるほどお喋りの達者な上沼恵美子さんですから、高田さんは何とかボケようとするものの圧倒されっぱなしで、よく「黙っとき!」とクギを刺されています。

日曜お昼の番組なので高田さんの実力が存分に発揮出来ないんでしょうね。夕方5時からだったら少しは高田さんに分があるかもしれません。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧ください。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

サザンオールスターズ(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第165回)※2020年6月25日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第165回目の今日はサザンオールスターズです。

 

サザンオールスターズという名前は最初と最後の母音が違うので“リターンネーム”にはならず、「名前の法則」には該当しない“例外”です。

だからと言って難癖つける訳ではありませんが、デビューから44年経っているものの活動していなかった期間も幾度かあり、休み休み続けているバンドなのです。

あと名前が長いので“サザン”と略称で呼ばれる事が多く、このサザンという略称で見ると“ン”を除いて母音が「ア」だけなので“リターン(ストレート)ネーム”となり、長く愛されるバンドになったのではないかと思われます。

 

最初にお断りしておきますが、サザンオールスターズの紹介とは言ってもほぼ桑田佳祐(くわたけいすけ)さんの紹介記事になると思われます。

これだけ長い間活動して国民的バンドなんて言われながら、メンバーの名前を挙げるとなると桑田佳祐さんと原由子(はらゆうこ)さん、あとは・・・?みたいな感じになる方が大半だと思います。

そうなんです、はっきり言ってサザンは桑田佳祐さんあってのバンドなのです。“オールスターズ”と言っても本当のスターは桑田さんだけなのです。

なので他のメンバーは名前だけでも覚えて帰って下さいね。(若手芸人の挨拶みたい)

 

デビューは1977年、勝手にシンドバッドでした。このタイトルは当時大人気だった沢田研二(さわだけんじ)さんのヒット曲「勝手にしやがれ」と、ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」を組み合わせたものです。

この人気者にあやかろうという魂胆と「いま何時?そうね大体ね〜」というコミックソングの様な歌詞、さらに聴き取れないほど早口になる(今で言うとラップの様な)箇所などから、最初はイロモノ的扱いを受けました。

しかし、3枚目のシングルとして発表したバラード曲いとしのエリーがそれまでとのギャップ効果もあり大ヒットしたのです。

 

以下紹介する各メンバーの名前は全て本名です。

まずはボーカルの桑田佳祐さん。

ローマ字で書くと=KUWATA KEISUKEとなり、

苗字の最後の文字「た」と、下の名前の最初の文字「け」

フルネームの最初の文字「く」と、最後の文字「け」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。 

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“ノーペアネーム”は安定しない名前です。

桑田佳祐さんの場合何が安定しないかと言うと、作品(歌)の方向性が安定しません。

真夏の果実の様なバラードもあれば

「闘う戦士たちへ愛を込めて」の様な社会批判的な歌もあり、

みんなのうたの様なワイワイ騒ぐ歌もあれば

「マンピーのG☆SPOT」の様なスケベ歌もあります。

小説家で言えば純愛小説の次にSFを書き、推理小説を書いたかと思えば次にエロ小説を書く様なものです。

またB’zの様に出す曲出す曲全てヒットしているという訳でもなく、TSUNAMIの様な大ヒット曲がある一方で一般には知られていない様な曲も多くあり、当たり外れも結構大きいのです。

実際「01MESSENGER〜電子狂の詩〜」というSFの世界を歌にした様なシングル曲がありましたが、ほとんどヒットしませんでした。

そういった当たり外れの大きさ、休み休みの活動がサザンオールスターズというバンド名に、バラバラの方向性が桑田さんのノーペアネームに現れているのではないかと思われるのです。

母音ではなく文字で見ると(くわたいす)と、同じ文字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあります。 

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この“ワンモアネーム”はヒット曲を出して成功したバンドのボーカリストが、ソロ歌手としても成功するという特性があります。

桑田さんはソロでも白い恋人達」「波乗りジョニーなど、誰もが知っている様なヒット曲がありますね。またサザン以外にKUWATA BANDとしての活動もありました。名前の特性がそこに活きていると言えます。

 

続いてキーボードの原由子さん、

ローマ字で書くと HARA YUKOとなり、

苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「ゆ」

フルネームの最初の文字「は」と、最後の文字「こ」の母音が違います。

同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”です。

(先に言っておきましょう、他のメンバーもノーペアネームです。)

サザンの曲では主にコーラスを担当し、ソロでも「恋は、ご多忙申し上げます」などヒット曲もあります。まぁ、誰もが知っていると言える程の大ヒットという訳ではなかったですし、

1983年の曲なので今となっては知らない方も多いんじゃないでしょうか。

82年に桑田さんと結婚して本名が桑田由子となりましたがこちらもノーペアネームですね。

なお桑田さんがKUWATA BANDとしての活動を始めたのは、86年に原由子さんが産休に入ったからでした。

 

ドラムの松田弘(まつだひろし)さんは

ローマ字で書くとMATSUDA HIROSHIとなり、ノーペアネームですが

苗字と下の名前で分けて考えると、それぞれ最初と最後が同じ母音になります。

この特別な条件に当てはまる“スライドネーム”でもあります。

以前紹介したツイストHOUND DOG、2大人気ロックバンドを渡り歩いた鮫島秀樹(さめじまひでき)さんと同じタイプなのです。 

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実は松田弘さん、桑田さんと一緒にKUWATA BANDに参加していたんですねぇ。KUWATA BANDは期間限定的なバンドでしたが、一応松田弘さんも2大バンドを渡り歩いた事になります。

 

続いてベースの関口和之さん。

ノーペアネームですが文字で見ると(せぐちかずゆ)と、「き」が2つ入る “ワンモアネーム”でもあるので、ベーシストとしては珍しいソロ活動もしています。

それも音楽以外にエッセイ、小説、漫画など色々やってこられた様で、安定はしていない様です。そこもノーペアネームの芸人によく見られる“本業以外”に手を出す性質と似ているのかも知れません。

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最後になりましたがパーカッションの野沢秀行(のざわひでゆき)さん。

ローマ字で書くと=NOZAWA HIDEYUKIと、

こちらも同じ母音のペアが出来ないノーペアネームですが、

全体を見るとA・I・U・E・O、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、ロイヤルネームと呼びます。 

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“ロイヤルネーム”の方がグループにいた場合はリーダーになるか、非常に目立つ存在になる性質があります。

サザンは一応桑田さんがリーダー(結成のきっかけを作ったリーダー的存在の大森隆志(おおもりたかし)さんが2001年に脱退した為に引き継いだ)なので野沢秀行さんはリーダーではありませんが、昔は大きなグローブみたいな物を頭の上で叩き合わせたりして、ある意味目立ってましたね。(斜体文字が加筆した部分です)

 

こうしてメンバー5人の名前を見ると、基本はノーペアネームですがワンモアネーム、スライドネーム、ロイヤルネームなど、オプション的にいろんなタイプが揃っているんですねぇ。メンバーの個性も上手い具合に散らばっているので、長続きする要因となっているのかも知れません。

 

1977年のデビューから足掛け44年(活動休止期間や桑田さんのソロ活動期間などを引くと30年ぐらい?)となるサザンオールスターズ

もう全員60代半ばで、サラリーマンなら定年退職している年齢です。

 

桑田佳祐さんが去年の1月、オリンピック2020に向けた全国民放共同企画のために書き下ろした「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」(オリンピック関連番組でよく流れる『栄光に満ちた孤独なヒーロー〜』ってあれです。)が、一年越しで真の役目を果たす日が近づいてきました。どの程度観客が入れるかはまだわかりませんが、国立競技場で桑田さんがライブで唄う光景が見られるかも知れませんね。

あ、あとサザンオールスターズ名義の「東京VICTORY」もお忘れなく。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

ウルフルズ(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第164回)※2020年6月24日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第164回目の今日はウルフルズです。

 

ウルフルズという名前はソウルフルから来ています。“ソ”を取った事で“リターンネーム”(母音が「ウ」だけなので“ストレートネーム”)になり、なんだかんだで息の長いバンドになったのではないかと思われます。

元リーダーのウルフルケイスケさんが中心となってメンバーを集め、1992年にデビューしました。

当初はなかなか人気が出ず迷走状態が続いていましたが、伊藤銀次(いとうぎんじ)さん(リターンネーム)をプロデューサーに迎えた頃から徐々に認知度が上がり、96年に小室哲哉(こむろてつや)さんから「ディスコ調の曲をやってみたら良いんじゃないか」とアドバイスを受けて作った9枚目のシングル「ガッツだぜ!!」が初のヒットとなります。

続く10枚目の「バンザイ〜好きでよかった〜」は結婚式でも唄われるなどしてロングヒットとなり、ウルフルズの名前を浸透させました。

“リターンネーム”のバンドやグループはテレビの歌番組に積極的に出演して新曲のPR(プロモーション)を行う傾向があります。

ウルフルズも「ガッツだぜ!!」以降はテレビにどんどん出演し、同じ関西出身で一足先にブレイクしていたシャ乱Qのライバル的存在になりました。

(斜体文字が加筆した部分です) 

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80年代終盤頃に現れたバンドの多くは、昔のプロレスラーのリングネームの様に、横文字と苗字を組み合わせた名義がよく見られました。

米米CLUBのカールスモーキー石井さんや爆風スランプサンプラザ中野さん、聖飢魔Ⅱデーモン小暮さんなど)

ウルフルズのメンバーもそんな流れを踏襲した様なふざけた名前を付けていました。 

初期のメンバーはボーカルのトータス松本さん、

ベースのジョン・B・チョッパーさん、

ドラムのサンコンJrさん、

リーダーでギターのウルフルケイスケさんの4人でした。

 

まずトータス松本さんですが、“トータス”が付いた理由はカメが好きだったから、だそうです。

母音を分かりやすくする為無理矢理ローマ字で書くと、

TOTASU MATSUMOTOとなり、最初と最後の文字の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。 

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リターンネームは歌手向きの名前ですが、演歌やロックなどの男らしい歌を唄うよりもバラード系の優しい歌を唄うのに適しています。  

ディスコ調の「ガッツだぜ‼︎」よりも「バンザイ〜好きでよかった〜」が代表曲になったのはその点が要因だと考えられます。

また同じ文字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあるのですが、カタカナの「ト」とひらがなの「と」なので微妙なところです。

ソロ活動ではバラエティーやドラマ出演などはあっても、誰もが知っている様なヒット曲がないのはその微妙なワンモアネームのせいかも知れません。

椎名林檎(しいなりんご)さんとのデュエットでなら紅白に出場した事はあります。)

 

この方、本名は松本敦(あつし)といいます。

このお名前もローマ字にしてみましょう。

MATSUMOTO ATSUSHIとなり、

苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「あ」、

フルネームの最初の文字「ま」と、最後の文字「し」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

ノーペアネームは“安定しない”名前です。 

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そしてこちらも「つ」という文字が2つ入る “ワンモアネーム”ですが、ウルフルズ以外での音楽活動がソロだったりユニットだったりする(組む相手もその都度変わる)ところにその不安定さが出ていると思われます。

最近はカーリングシトーンズにも参加していましたね。

 

さて、他のメンバーは芸名(アーティスト名義)はさておき、本名に注目していきましょう。

ベースのジョン・B・チョッパーさんの本名は黒田利博(くろだとしひろ)といいます。

ローマ字で書くと=KURODA  TOSHIHIROとなり、

苗字の最後の文字「だ」と、下の名前の最初の文字「と」、

フルネームの最初の文字「く」と、最後の文字「ろ」の母音が違います。

同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”です。

 

本名がノーペアネームのせいか、ウルフルズがまだテレビの歌番組にバンバン出ていた99年、文筆活動を始めると言い出しグループを脱退します。

しかし軌道に乗らなかったのか2003年にはメンバーに復帰しました。

やはりノーペアネームは安定しない名前ですし、音楽活動(本業)以外の道へ進む為に脱退するところが“らしい”と言えます。

現在はチョッパーが取れてジョン・Bという名義に変わっています。ちなみに“ジョン”は飼っていた犬の名前で、“B”は黒田の黒(Black)のBだそうです。

 

お次はドラムのサンコンJrさん、

本名は佐子博幸(さこひろゆき)といいます。“さこ”だからサンコンになったんでしょう。

ローマ字で書くと=SAKO  HIROYUKIとなり、

苗字の最後の文字「こ」と、下の名前の最初の文字「ひ」、

フルネームの最初の文字「さ」と、最後の文字「き」の母音が違います。

同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”ですが、芸名がサンコンJr(ジュニア)とリターンネームになっていたので安定した(この方だけバンド結成から不動のメンバー)という事にしておきましょう。

 

そして元リーダーのウルフルケイスケさん。バンド名の“ウルフル”を冠に付けている事からもリーダーらしさが伺えます。

本名は岩本圭介(いわもとけいすけ)といいます。

ローマ字で書くと=IWAMOTO  KEISUKEとなり、

苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「け」、

フルネームの最初の文字「い」と、最後の文字「け」の母音が違います。

同じ母音のペアが出来ない“ノーペアネーム”ですが、

全体を見ると IWAMOTO  KEISUKEと A・I・U・E・O、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームの方がグループ内にいた場合はリーダーになる確率が非常に高く、またグループから独立・脱退する傾向があります。 

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長い間リーダーを務めてきたウルフルケイスケさんは2018年2月、ソロ活動に専念する為ウルフルズを脱退しました。50歳を過ぎてから独立するなんて、ロイヤルネームの独立欲の強さに改めて驚かされるのと同時に、ウルフルズの活動期間の長さにも驚かされます。この方は独立してからソロでライブ活動を行うなど、ちゃんと音楽の道に進んでいます。

その点がジョン・Bさんとは違うところですね。

 

こうして見ると本名は基本ノーペアネームの方ばかりです。特異な芸名を付けたがるのも納得ですし、バンド自体も一旦活動休止(2009〜14年)してまた再開した不安定さもそこから来ているのではないかと思われます。

ウルフルケイスケさんが脱退して3人になったウルフルズですが、3人でまた活動を続けていく決意を固めました。ウルフルズという名前が息の(バンド継続期間の)長くなる“リターンネーム”なので、メンバーの脱退や活動休止時期があっても乗り越えられるんですね。

 

6月からは30周年を記念した(なんだかんだで30年もやってるんですね)ライブが東京・大阪などで開催され、マカロニえんぴつキュウソネコカミなど若手バンドとの対バンも予定されています。

全員関西出身の良い意味で“しぶとい”バンド、ウルフルズはいまだ健在なのです。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

 

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

B'z (2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第163回)※2020年6月23日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第163回目の今日はB'zのお二人です。

 

B'zという名前はカタカナにすると「ビーズ」となり、「名前の法則」的に見ると最初と最後の母音が違うのでグループ存続期間が長くなる“リターンネーム”にはなりません。

とは言え1988年から30年以上活動を続けているユニットですので、法則の例外と認めざるを得ないでしょう。

由来については諸説あり、「AからZまでの全てをカバーする」という意味でA 'z(アズ)にしようとしたところ、A 'z(エイズ)と読まれてしまう恐れがあるのでAの次のBにしたとか、ビートルズThe Beatles)の“B”と、レッド・ツェッペリンLed Zeppelin)の“Z”を合わせてB'zにしたとか、まわり回って「深い意味は無い」と答える時もあります。

まぁ“B”が付く名前は何となくカッコ良く聞こえますね。

(法則の例外に対しての負け惜しみです。)

 

それぞれのお名前は稲葉浩志(いなばこうし)さんと松本孝弘(まつもとたかひろ)さん、お二人とも本名です。

 

TM NETWORKなどのサポートミュージシャンとして活動していた松本孝弘さんが、自分達の音楽をやりたいとバンド結成を思い立った頃に稲葉浩志さんと出逢い、B'zが誕生しました。「自分が曲を書いて彼が詩を書けば充分音楽が出来る」と、それ以上メンバーを探さなかったそうです。

当初から3年以内にブレイクするという構想があり、何せ急造の(出逢ったばかりの2人で組んだ)ユニットだった為1年目は音源制作を優先し、アルバムを2枚出すまではツアーも行わないなど、綿密なプランが打ち立てられました。

アルバムが着々と売り上げを伸ばしていく中、デビューから3年目に発売した5枚目のシングル太陽のKomachi Angelが初のオリコン1位を獲得。

以降「LADY NAVIGATION」「BLOWIN’」「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけないなど出す曲出す曲全てが1位となり、連続1位獲得数は現在まで49作でなお継続中です。

・・・とまぁ、B'zの記録について語り出すとキリがないですし、B'zを称賛する記事は他にもあるでしょう。

当ブログはあくまでも名前についての研究結果を発表するもので、人気に応じて媚びる様な事は致しません。

よってファンの方からすると不愉快な内容になるかも知れませんが「名前の法則」で診断するとこうなる、という話ですので予めご了承下さい。

 

まず稲葉浩志さんのお名前から見ていきましょう。

ローマ字で書くとINABA KOSHIとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。 

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ロック歌手に向いているのは“なめらかネーム”で、リターンネームの男性歌手はアイドル的な人気を得られるものの、ロックなどの男らしい歌にはやや弱い傾向があります。

 

B'zの歌、つまり稲葉さんが書く詞の世界で用いられる一人称は「僕」です。

また、相手の女性に対してはほとんど「君」です。

すなわち「僕」と「君」なのです。

これは単なる世代の違いによる見解の相違かも知れませんが、ロックと言えば「俺」と「お前」じゃないでしょうか?

B'zの曲は確かにロックですが、載っている詞がロックのそれとは違うのです。

その一例として、何年か前に自動車のCMソングに起用された「DIVE」という曲の歌詞を一部抜粋してみましょう。

「ランラララン、君と手をつないで、ランラララン、アケスケにDIVE、こんなんじゃいやだもん・・・」

これがロックの歌詞と言えるでしょうか?

ツービート時代のビートたけしさんだったら「ロンパールームか!」とツッコまれていたでしょう。(分かる人には分かる)

これだけだと「この1曲だけだろう?」と思う人がいるでしょうから、他にも例を挙げていきましょう。(斜体文字が加筆した部分です)

アルバムの中の1曲からクリスマスソングの定番となったいつかのメリークリスマスでは「い〜つまでも手をつないで、いられる様な気がしていた〜」と、

ドラマ主題歌として大ヒットした今夜月の見える丘にでも

手をつ〜ないだら、行ってみよう〜」と、やたら女性と手をつなごうとするのです。

これも偏見だと思われても仕方ないですが、手をつなぎたがるのは女性のほうじゃないでしょうか?

稲葉浩志さんが書く詞の主人公の男性は、女性と手をつないでいないと不安でしょうがない、頼りない男性と思えてならないのです。もっと言うと、子供がお母さんと手をつなぎたがる様にマザコンの・・・(これ以上はやめておきましょう。)

要するに私が言いたいのはB'zの曲はロックでも、詞はロックじゃない。稲葉浩志さんは声質こそロック向きですが、リターンネームなので本来は(マインドも含め)ロック歌手向きではないという事です。

 

一方の松本孝弘さん。

ローマ字で書くとMATSUMOTO TAKAHIROとなります。

苗字の最後の文字「と」と、下の名前の最初の文字「た」、

フルネームの最初の文字「ま」と、最後の文字「ろ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。 

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ノーペアネームはなめらかネームやリターンネームに比べると、歌手向きの名前ではありません。ボーカルを稲葉さんに任せてギターに専念しているのも、自分の声や歌唱力には自信がないからでしょう。

それでもギターの腕前は超一流です。若いミュージシャンの中には彼に憧れてギターを始めた人も多いでしょう。多くのギタリストにとって彼はカリスマなのです。

母音ではなく文字で見ると(まつもとたかひろ)となり、

「まつ」という音が入る“まつ入りネーム”と、 

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「たか」という音が入る“たかたかネーム”を併せ持っています。 

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実はこれ、どちらもカリスマ性が高くなる要素があるんです。

名前に「まつ」が入る有名人は、松田優作(まつだゆうさく)さんや松山千春(まつやまちはる)さんや松本人志(まつもとひとし)さん、

松任谷由実(まつとうやゆみ)さんや松田聖子(まつだせいこ)さんや松嶋菜々子(まつしまななこ)さんなど・・・

名前に「たか」が入る有名人は、

高倉健(たかくらけん)さんや水谷豊(みずたにゆたか)さんや尾崎豊(おざきゆたか)さん、

高島礼子(たかしまれいこ)さんや髙橋真梨子(たかはしまりこ)さんなど、

芸能人の中でも特にリスペクトされる方が多いのです。

(まつ)たか子さんなんて5文字の短い名前の中に両方入っていますね。

 

だから松本孝弘さんもギター1本で(もちろん作曲センスもですが)神様のように崇められているんですね。

ちなみにソロ活動時はTak Matsumoto(タック・マツモト)という名義になります。「たか」は消えますが「まつ」は残っています。

 

言い忘れていましたが、稲葉浩志さんもソロでもシングル・アルバムを出すなど活動してきましたが、バンドのメインボーカルがソロ歌手としても成功する“ワンモアネーム”(同じ文字が2つ入る名前)ではない為か、誰もが知っていると言える程のヒット曲はありません。

(“ワンモアネーム”の藤井(ふじい)フミヤさんの「TRUE LOVE」の様に、誰もが知っている様なヒット曲がないという意味です。)

※このブログはかなり高いレベルの話をしています。ファンの間では有名な曲、は該当しませんのでご了承下さい。

 

以上、B'zのお二人の名前について検証してみました。

ファンの方にとっては納得のいかない内容になったと思われますが、あくまで「名前の法則」に基づいて検証した結果ですので、何卒ご理解頂きたいと思います。

B'zは他で散々褒められているので、ちょっとぐらい批判されてもどうって事ないですよね。ただ稲葉さんのファンに怒られる事だけは覚悟しておきます。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

TM NETWORK (2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第162回)※2020年6月22日の記事を改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第162回目の今日はTM NETWORKです。

 

この名前はカタカナにするとティ(I)ーエ(E)(U)・ネット(O)(A)ークと 、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

人名なら5〜8文字程度の中に5つの母音が入るという希少価値もあるのですが、グループ名は長い名前になればなるほど確率が高くなるので、人名のロイヤルネームほどの希少価値はありません。

グループ名で大事になるのは最初と最後の文字です。この2箇所の母音が同じだとグループ存続期間が長くなる“リターンネーム”になるのですが、残念ながら最初の「ティ」と最後の「ク」の母音が違います。

活動期間後期はTMNと名義変更しましたが、これも最後が「ヌ」なのでリターンネームにはなりません。

そのせいかシンセサイザーを駆使した当時最先端のテクノポップユニットとして活躍したものの、大ヒットしたと言えるのはGet Wildだけで、活動終了後に小室サウンドブームが訪ずれた事からも「早過ぎたバンド」と呼ばれました。

 

以下紹介する各メンバーの名前は全て本名です。

 

まずボーカルの宇都宮隆(うつのみやたかし)さん。

お名前をローマ字で書くと UTSUNOMIYA TAKASHIとなり、苗字の最後と下の名前の最初の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

なめらかネームは男性歌手向きの名前です。特にロックなどの激しい歌を唄うのに適しています。 

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宇都宮隆さんは楽器を持たずに唄うスタイルの分、バンドのボーカルとしては珍しいくらいダンスをしながら唄っていました。なめらかネームのバンドのボーカリストは昔から世良公則(せらまさのり)さんの様に派手なアクションで唄う方が多かったのです。その系統が80年代後半にはダンスに変わっていったという事でしょう。セクシーなダンスと歌声は多くのファンを惹きつけました。

TMN活動期間中にソロとしても活動しましたが、その時の名義はT.UTUティー・ウツ)だったんですねぇ。後に宇都宮隆名義に戻すのですが、それなら最初からそうしておいたほうがまだ良かったのではないか、と思えます。どちらにせよバンドのボーカリストがソロでも成功する“ワンモアネーム”ではないので、芳しい成果は上げられませんでした。

 

続いてはリーダーの小室哲哉(こむろてつや)さん。

この方がTM NETWORKの核であり、作曲だけでなく楽器もほぼ全てを担当、プロデュースまで担当していました。

ローマ字で書くと KOMURO TETSUYAとなり、

苗字の最後の文字「ろ」と、下の名前の最初の文字「て」

フルネームの最初の文字「こ」と、最後の文字「や」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は一言で言うと「安定しない」名前です。 

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また歌手向きの名前ではないので、ボーカルは宇都宮隆さんに任せてコーラスで参加する程度でした。

ソロとして自分で唄った曲もありましたが、残念ながらこの方の声はお世辞にも良い声とは言えません。おそらくその事はご自身でも自覚はあったでしょう。

だからTM NETWORK時代から小室サウンドブームの時代まで、ほぼ一貫して「他の人に唄わせていた」と思われるのです。

日本の音楽史に名を残す程の一大ムーブメントを起こした数年後には、著作権譲渡に関する詐欺事件で逮捕されるなど、極端過ぎるくらい安定していません。

(斜体文字が加筆した部分です)

この方についてはまだまだ語り尽くせないのですが、今回はあくまでもTM NETWORKについての話なのでこの辺にしておきましょう。

 

続いて、主にギターを担当していた木根尚登(きねなおと)さん。

ローマ字で書くとKINE NAOTOとなり、

苗字の最後の文字「ね」と、下の名前の最初の文字「な」

フルネームの最初の文字「き」と、最後の文字「と」の母音が違います。

こちらも“ノーペアネーム”ですね。

 

やはり歌手向きの名前ではないので、ボーカルはコーラスで参加する程度でした。

TMN活動期間中にソロとしても活動しましたが、大きなヒットは残せていません。

またこの方が1番小説家やラジオDJNHK教育テレビへの出演など、本業以外にあれこれ手を出している気がします。ノーペアネームはやはり安定しないのです。

挙げ句の果てにはTMN活動休止から20年の時を経て衝撃の告白をしました。

何と「Get Wild」がヒットしていた時、エレキギターを弾けなくて「弾いているフリ」をしていたと言うのです。

そもそも小室さんから「アコースティックギターが弾けるならエレキギターも弾けるだろう」と安易に言われてしまった為で、実際には(木根さん曰く)全然違うので弾けなかったそうです。

私に言わせれば音楽センスが高くなる“リターンネーム”じゃなかったから、という事になるのですが、後になって「あの場(バラエティー番組)ではそう言ったほうが面白いと思ったから」と釈明していました。

しかし演出だとしたら20年以上も経ってからそんな事言いますかね?どこまでちゃんと演奏していたのか怪しい限りです。

 

さてこれでTM NETWORKのメンバー全員の分析は終わり、と言いたいところですが、実はまだ1人大事な方が残っていました。

それはほとんどの曲の作詞を担当した小室(こむろ)みつ子さんです。

小室哲哉さんと同姓の為、よく姉か妹と誤解されましたが血縁関係はありません。

ローマ字で書くとKOMURO MITSUKOとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

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“リターンネーム”は女性歌手(特に作詞・作曲もするシンガーソングライター)向きの名前で、音楽センスが高くなる性質があります。

ただリターンネームの奥ゆかしさからか、自身で歌手としても活動していながらほとんどメディアに登場する事はありませんでした。

これをご覧になっている方も、今そのお顔が浮かんでいない方がほとんどではないでしょうか?それぐらいリターンネームは奥ゆかしい方が多いという事なのです。

 

実際の活動期間は10年程度だったTM NETWORK

“TM”の由来はTime Machineの略とされていましたが、活動終了間際になって本当は東京の多摩地区のTaMaから取ったものだと明かされました。

これも木根尚登さんのエアギター疑惑と同じくらい「知らないほうが良かった」かもしれません。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。