矢名樹ヒロタカの「お名前だけお借りします。」

有名人のお名前を「名前の法則」に基づき紹介、分析していきます。

中森明菜さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第53回)※2020.12.23改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第53回目の今日は中森明菜さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くとNAKAMORI  AKINA となり、フルネームの最初と最後の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

 

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

“リターンネーム”の芸能界での特徴は、女性の場合まず歌手業に強いという事です。 

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この記事でも紹介している様に「ヒット曲に恵まれる」方が多く、違うジャンルに進出しなくても、ほぼ歌手業だけで成功するという傾向があります。

 

中森明菜さんはアイドル豊作の年と言われた1982年デビューの、いわゆる“花の82年組”の1人として数えられていますが、その中では極めて異彩を放っていました。

同期の女性アイドルたちが、バラエティー番組やオールスター運動会、水泳大会などに出演する中、明菜さんは「ザ・ベストテン」や「トップテン」など、レコード売り上げの上位に食い込んだ者しか出演出来ない歌番組への出演が中心でしたし、出す曲が全て上位に入っていた為、週に2本とは言えほぼ毎回登場するレギュラーの様な状態でしたので、それだけでも充分だったのです。

しかしそこには2年先輩のライバルがいました。松田聖子(まつだせいこ)さんです。

明菜さんの歴史を語る上で、聖子さんの存在は欠かせません。

当時の世間は聖子派と明菜派のほぼ真っ二つに分かれ、人気を二分していました。

正統派の聖子さんに対し、それまでのアイドル像を覆す気丈な振舞いの明菜さんを支持する人が多かったのです。

歌のイメージも拍車を掛けました。特に初期の曲は「少女A」「禁区」「1/2の神話」など、大人や社会のルールに対して反抗的な歌詞の内容が多かった為、ツッパリアイドルと称された事もありました。

 

また「〜な」で終わる女子の名前も今でこそ多くなりましたが、

当時の他のアイドルの名前は

「昌子」「淳子」「聖子」「奈保子」などの「〜子」で終わる名前、

「めぐみ」「裕美」「ひとみ」などの「〜み」で終わる名前、

「沙織」「真理」「みどり」などの「〜り」で終わる名前、

「百恵」「郁恵」「芳恵」などの「〜恵」で終わる名前

など、まだまだオーソドックスな女子の名前が多かった為、「明菜」という名前はひと際異彩を放っていたと思われます。

 

◉アイドルからアーティストへ

 

明菜さんは衣装に対してのこだわりが強い方でした。

デビューして間もない頃に「私は大人たちの着せ替え人形ではない」と言い放ったという逸話があり、その言葉だけを切り取ると生意気な発言にも取られかねますが、自分の意見を言わず、ただ大人が用意した衣装を着るだけの歌手にはなりたくないという気持ちの現れだったとも思えます。

実際に衣装や髪型、振り付けに至るまで、歌のイメージに合わせたセルフプロデュースも積極的に行い、唄う事だけでなく「魅せる」事にも心血を注いでいました。

私が印象に残っているのは「ザ・ベストテン」の「年間ベストテン」の回で、その週にランクインした歌の衣装を着て唄った後、生放送の為に衣装替えが間に合わないとの理由から、年間ベストテンにランクインしていた曲を唄わずに終わるという事がありました。

それほど衣装も含めたトータルイメージにこだわっていたのです。

 

そしてデビューから僅か3年後の1985年、「ミ・アモーレ」レコード大賞を受賞すると、翌年「DESIRE−情熱−」で2年連続受賞し、名実ともにアーティストの仲間入りを果たしました。

 

 

しかし中森明菜さんの物語はハッピーエンドでは終われません。

気丈に見えた彼女も、恋に溺れる1人のかよわい女性だったのです。

ある日、恋人だった近藤真彦(こんどうまさひこ)さんの自宅マンションで自殺未遂を起こしてしまいます。

 

中森明菜(なもりあな)というお名前を文字で見ると、「か」と「き」が入っています。

この様な名前を“お・か・きネーム”といい、自分に厳しくなる方が多いのです。

(斜体文字が加筆した部分です)

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その厳しさが仕事に対して前向きに活かされていれば良いのですが、少しでも歪んでしまうと、自分を責めたり追い込んだりしてしまう危険性があります。

明菜さんも恋愛が成就しない苦しさから自分を責めて追い込んでしまったのでしょう。

名前に「か」や「き」が入っている方は自分を追い込み過ぎないよう注意して下さい。

 

一命を取り留めた明菜さんでしたが、痩せてしまった身体から悲壮感は拭えませんでした。

普通なら引退してもおかしくない状態だったでしょう。

それでも彼女は再び唄う事を選びました。

 

中森明菜(かもりあき)という名前には、「な」という同じ文字が2つ入る“ワンモアネーム”でもあるのです。 

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そして明菜さんは芸能界に復帰しました。

復帰第1弾となったシングル「Dear Friend」オリコンチャート1位に輝き、復活を待っていたファンを喜ばせました。

更に女優としてドラマ「素顔のままで」にも出演(安田成美(やすだなるみ)さんとのW

主演)すると毎回高視聴率を叩き出し、最終回では30%を越える大ヒットとなりました。

中森明菜・第2章の始まりだったのです。正に“ワンモア”な活躍ですね。

 

その後もカヴァー・アルバム「歌姫」が好評となってシリーズ化されたり(最近の女性歌手が“歌姫”と呼ばれるのもここに原点があるのではないかと思われる)、「紅白歌合戦」へのサプライズ出場やディナーショーも行うなど、度々休業は挟みつつも歌手としての活動を続けています。

それはまるで、歌でしか自分を表現する事が出来ないかの様に。

そして何より、大好きな歌を唄い続ける為に。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音や文字に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

松田聖子さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第52回)※2020.12.22改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第52回目の今日は松田聖子さんです。

 

本名は蒲池法子(かまちのりこ)といいます。

(苗字は神田(かんだ)、波多野(はたの)と変わり、現在は河奈(かわな)になりました。)

 

「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、分かりやすくする為にローマ字にしてみましょう。

 

ローマ字で書くと MATSUDA  SEIKO となります。

 

苗字の最後の文字「だ」と、下の名前の最初の文字「せ」、

フルネームの最初の文字「ま」と、最後の文字「こ」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

しかし全体を見ると、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

このロイヤルネームの有名人の方は強運に恵まれ、それぞれの世界で成功するだけでなく、他のジャンルに挑戦すればそこでも成功を収め「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、最強の名に相応しい活躍をされている方が非常に多いのです。

昨日紹介した山口百恵(やまぐちももえ)さんや安室奈美恵(あむろなみえ)さんもそうですね。 

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◉夢を生きた少女

 

ある少女がこんな事を言いました。

「私、大きくなったら芸能界に入って歌手になるの。

 それも出す曲全てオリコン1位になる程の人気アイドルよ。

 そして憧れの先輩歌手と出会って恋に落ちるの。

 でもそれは禁断の恋と言われ、2人は別れてしまう。

 だけどね、その後映画で共演した俳優さんと結婚するのよ。

 その旦那さんとの間に赤ちゃんを授かるの。可愛い女の子よ。

 私は出産と育児の為に一時休業するんだけど、ファンの復帰を望む声が高まって、ママになってもアイドルを続けるの。

 そして娘も歌手になって、一緒にコンサートを開くのよ。素敵でしょ?」

 

もしあなたが小学生の頃、クラスメイトにこんな事を言う子がいたとしたら、あなたはどう思ったでしょう。

きっと「そんなの夢だよ。」「出来っこないよ。」と諭したのではないでしょうか?

いやひょっとしたら、ここまで具体的ではなくとも、子供の頃に似たような事を考えていた方がいらっしゃるかも知れません。

一口に語ると妄想と取られても仕方がない、嘲笑されても仕方がない、そんな夢物語を現実に生きた方がいました。それが松田聖子さんだったのです。

 

(ごう)ひろみさんの大ファンだった蒲池法子という少女は上京して歌手になり、松田聖子という芸名を与えられます。

デビューして3枚目のシングルで早くもオリコン1位を獲得すると、その後も24作連続で1位を記録し続けました。(2010年に浜崎(はまさき)あゆみさんに破られるまでは女性ソロ歌手トップ)

郷ひろみさんとの交際が世間を賑わせましたが破局が報じられ、間もなく映画で共演した俳優神田正輝(かんだまさき)さんと結婚し、一時休業します。

そしてその間に産まれた一人娘の沙也加さんが成長して芸能界に入り、ママドルとして復帰した聖子さんとコンサートで共演します。

それが現在の神田沙也加(かんださやか)さんなのです。

 

かなり簡略的にまとめましたが、これは全て現実です。こんな夢物語の様な出来事が本当に起こったのです。しかもその物語は40年経った今も続いているのです。

 

◉もう1つの1位記録

 

松田聖子さんはオリコン1位を連続で獲得していた一方で、常に女性週刊誌に名前が載り続けていました。

その仕草や立ち振る舞いは“ぶりっ子”(元祖)と言われ、ヘアースタイルを真似する女性が街に溢れ、当時のアイドルも皆同じ髪型をしていました。

(俗に言う「聖子ちゃんカット」)

前述の郷ひろみさんとの交際の噂に始まり、神田正輝さんとの結婚・離婚、歯科医・波多野さんとの「ビビビ婚」などスキャンダル も数知れず、良くも悪くも聖子さんの知名度は上がっていきました。聖子さんの一挙手一投足に世間が大騒ぎしていた時代があったのです。正にスーパーアイドルの証しですね。

2020年10月時点での人名索引総合ランキング(雑誌に名前が載った件数の累計)では見事1位に輝いています。

2位以下は小沢一郎(おざわいちろう)さんや田中角栄(たなかかくえい)さんなどの政治家や、長嶋茂雄(ながしましげお)さんなどですので芸能人ではダントツのトップです。そんなスキャンダルさえ味方にする力が聖子さんの魅力でもあったのです。

 

もちろん歌手としての魅力もありました。

松任谷由実(まつとうやゆみ)さんが手掛けた赤いスイートピーではその歌唱力が評価され、彼女の代表曲の1つとなりました。

英語の歌詞に挑戦したSWEET MEMORIESはCMソングに起用され、当時シングルのB面であったにも関わらず、その後多くのアーティストにカバーされています。

また「天使のウインク」時間の国のアリスなど、メルヘンの世界をそのまま歌にした様な楽曲も、透明感と艶のある歌声で見事に表現しました。

ただヒット曲に恵まれた訳ではなく、唄いこなす実力を持っていたのです。

 

そしてデビュー40周年を迎えた今年、初のライブ配信を行うなど今もなお精力的に活動されています。(斜体文字が加筆した部分です) 

正しく「永遠のアイドル」と呼ぶに相応しいでしょう。

 

ロイヤルネームだけでも充分という感じですが、文字で見ると名前に「松(まつ)」という音が入っています。

この様なお名前を“まつ入りネーム”といい、松任谷由実さんやダウンタウン松本人志(まつもとひとし)さん、B’z松本孝弘(まつもとたかひろ)さんなどの様にカリスマ的存在になる方が多いのです。

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松田聖子さんも今やアイドル界のカリスマ的存在となり、“神様”とすら呼ばれて崇められていますよね。

 

もしあなたの周りに「歌手になりたい」とか「アイドルになりたい」という人がいても、決して「無理だよ」なんて言わないであげて下さい。

こんな夢物語を実現した、生きた見本がいるんですから。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

山口百恵さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第51回)※2020.12.21改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第51回目の今日は山口百恵さんです。

本名は読みは同じで百惠と書くそうです。

(結婚後は姓が三浦になりました。)

 

「名前の法則」的見地とは、画数ではなく母音で名前を診断する方法ですので、分かりやすくする為にローマ字にしてみましょう。

 

ローマ字で書くと YAMAGUCHI  MOMOE となります。

 

苗字の最後の文字「ち」と、下の名前の最初の文字「も」、

フルネームの最初の文字「や」と、最後の文字「え」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

“ノーペアネーム”は芸能生活が安定しない傾向があります。

 

しかし全体を見ると、5つの母音が全て入っています。

このタイプの名前を、トランプのポーカー最強の役「ロイヤルストレートフラッシュ」に掛けて、“ロイヤルネーム”と呼びます。

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この“ロイヤルネーム”の有名人の方は強運に恵まれ、それぞれの世界で成功するだけでなく、他のジャンルに挑戦すればそこでも成功を収め「何をやっても上手くいく」のではないかと思わせるような、最強の名に相応しい活躍をされている方が非常に多いのです。

 

山口百恵さんもその名前の力を存分に発揮しました。

 

歌手としては森昌子(もりまさこ)さん・桜田淳子(さくらだじゅんこ)さんと共に花の中3トリオと呼ばれたアイドル路線からスタートし、やがては大人の女性を表現した曲やロック調の曲まで、その独特の表現力で全てヒットに結び付けました。

 

女優としても映画「伊豆の踊子」や「潮騒」に主演し、テレビドラマでは「赤い◯◯」というタイトルがシリーズ化されるなど、大成功を収めます。

そしてそれら一連の作品で共演した三浦友和(みうらともかず)さんと結婚する事になるのです。

 

また当時は水着の仕事もアイドル歌手が一手に請け負っていました。(グラビアアイドルなどが登場する何年も前)なので、グラビアでも活動していました。

 

もちろんCMでも活躍していましたので、歌手・女優・グラビア・CMと、近年分業化されているジャンル全て(バラエティー以外)で成功した、非常に稀な存在だったのです。

 

◉“笑わない”アイドルの原点

 

山口百恵さんがデビューした当時は南沙織(みなみさおり)さんや天地真理(あまちまり)さん、麻丘(あさおか)めぐみさんなど、若い女性歌手が続々と登場した事で“アイドル”という言葉が浸透し始めた頃でした。

それまではニコニコと笑みを浮かべながら唄うのがアイドルの常識でしたが、その常識を覆した第一人者が百恵さんだったのです。

母子家庭で育ち、決して裕福ではなかった環境がそうさせたのかも知れませんが、彼女は歌唱中、冷徹なまでの表情を浮かべていました。母親を生計面で支援する為芸能界に入ったという逸話も日本人の心を揺さぶり、笑わない事が正当化されたのです。

横須賀ストーリー「イミテイション・ゴールド」

「プレイバックPart2」「美・サイレント」など、

阿木燿子(あきようこ)さん・宇崎竜童(うざきりゅうどう)さんコンビが提供する、大人の女性を表現した曲を次々と唄いこなし、他のアイドルとは一線を画した、独特の路線を歩み始めます。

その唯一無二の存在が、他のシンガーソングライターの創作意欲にも火を付けたのでしょう。

さだまさしさんが手掛けた秋桜(コスモス)や、

谷村新司(たにむらしんじ)さんによるいい日旅立ちなどは日本の歌謡曲史に残る名曲として今も唄い継がれています。

 

その後も笑わないアイドルの系譜は、中森明菜(なかもりあきな)さんやWinkなどに受け継がれていきました。

現在では欅坂(けやきざか)46(→櫻坂(さくらざか)46に改名)が再燃させていますが、その原点は40年以上前に確立されていたのですね。

 

そしてアイドルとして人気絶頂の頃に三浦友和さんと結婚し、引退をしました。華やかな芸能活動をかなぐり捨て、それ以降表舞台には一切姿を見せなくなりましたが、その潔さがまた「伝説のアイドル」として高く評価される所以なのでしょう。

 

母音ではなく文字で見ると「ももえ」と、「も」という文字が2つ並んで入っています。

まず同じ文字が2つ入る名前を“ワンモアネーム”といいます。

(斜体文字が加筆した部分です)

 

その中でも特に同じ文字が続くタイプの名前を“連チャンネーム”と呼びます。

“連チャンネーム”は名前を覚えてもらいやすいというメリットがあり、女性で“ワンモアネーム”の方は松嶋菜々子(つしななこ)さんや小池栄子(いけえい)さんの様に結婚後も人気が持続する傾向があります。

山口百恵さんは結婚と同時に引退したのに人気が衰えていないと考えると、その効果も信憑性が増しますね。

 

実際の活動期間は7年程でしたが、復帰する未練も残らない程の完全燃焼だったと思えます。短くも美しく燃えた、華麗な芸能生活を送った数少ない人物です。

 

この様に芸能人のお名前を母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

福山雅治さん(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第50回)※2020.12.20改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第50回目の今日は福山雅治さんです。

このお名前は本名です。

 

ローマ字で書くと FUKUYAMA  MASAHARとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

 

更に、フルネームの最初と最後の母音も同じ「ウ」である事もよくわかります。

この様なお名前を最初の文字に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

この様なお名前を、トランプの役にかけて“ツーペアネーム”と呼びます。 

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さらに更に、文字で見ると「ふくやままさはる」と、「ま」という文字が2つ並んで入っています。

まず同じ文字が2つ入る名前を“ワンモアネーム”と呼びます。

(斜体文字が加筆した部分です) 

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グループ出身の場合は桑田佳祐(くわたいす)さんや鈴木雅之(すずまさゆ)さんなど、グループでもソロ歌手としても成功した方が多いのですが、

最初からソロ歌手の場合は

井上陽水(のうえようす)さん、

松山千春(つやちはる)さん、

山崎(やざき)さよしさんなど、

自分で唄えるのはもちろん、作詞・作曲も出来る(ワンモアな)シンガーソングライターの方にこのタイプが多いのが特徴です。

 

そして同じ文字が続くタイプの名前を“連チャンネーム”と呼びます。 

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山口百恵(やまぐちももえ)さんや松嶋菜々子(まつしまななこ)さんの様に名前を覚えてもらいやすいというメリットがあります。

男性歌手では山下達郎(やましたたつろう)さんも同じタイプですね。

 

ツーペアワンモア➕連チャンネームと「名前の法則」の世界における良い名前の条件を総なめにしていると言ったところですが、ツーペアネームの特性はどの様に活かされているのでしょうか?

 

まず18歳で長崎県から状況してあるオーディションに合格し、19歳で俳優としてデビューします。(俳優デビューの方が先だったんですね。)

そして21歳の時追憶の雨の中という曲で歌手デビューし、22歳でラジオのDJも始めます。

何と、デビューから僅か3年程で俳優・歌手・DJと、その後の活躍の礎となる仕事を全てこなしているじゃないですか。後はそれらが大成していくだけですよ。さすがツーペア+連チャンネームですね。

 

俳優としては「ひとつ屋根の下」に出演した事が大きかったと思います。ドラマの大ヒットに伴い一気に知名度が上がりましたので。

その後も「いつかまた逢える」「めぐりあい」「ガリレオ」などに主演し、俳優として確固たる地位を築いていきます。

もちろん二枚目だったからという事は分かっていますが、このブログでは「俳優運」の強いなめらかネームだったから、という事にさせてください。

 

なめらかネームは歌手運もある名前です。男性の場合特に演歌やロックなどの男らしい歌を唄うのに適しています。 

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「MELODY」「HELLO」などはその特性が活かされたのでしょう。

 

一方で「桜坂」に代表される優しい曲調のバラードや、「SQUALL」など女性目線の曲もヒットさせています。 

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その点はロック以外のジャンルに適したリターンネームの特性が発揮されていると思えます。1人でこの両極をこなせる方はなかなかいないでしょう。

 

そしてDJとしては「オールナイト・ニッポン」ですね。下ネタも辞さないトークで人気を集めました。

お笑いタレントでもリターンネームは話の上手い方が多い事はこれまでもお伝えしてきましたが、DJの時にはリターンネームの特性が発揮されたのでしょう。

まあ何をやっても上手くいく、非の打ち所がない方ですね。

 

あと特筆すべきは、その人気の高さですよ。いくらイケメンで歌も上手いと言っても、何処か嫌みに見えて嫌われたりもするものですが、女性からの圧倒的な人気だけに止まらず男性からも支持され、男性客限定のコンサートも成功するぐらいですから。

苗字の最後と下の名前の最初の「母音が同じ」なのがなめらかネームで、それだけでも人気運は強いのですが、その部分で「文字まで同じ」と、連チャンネームにもなっているんですから、これはもう「倍率ドン、さらに倍!」ですよ。それほど良い名前だったからという事にさせておいて下さい。

 

まあこの方の輝かしい経歴を語り尽くすのは到底無理なので今回はここまでにしておきましょう。でも魅力の一部ぐらいは伝わったんじゃないでしょうか?ファンの方には物足りない内容かも知れませんが、この辺で勘弁して下さい。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

品川庄司(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第49回)※2020.12.19改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第49回目の今日は品川庄司のお二人です。

 

それぞれのお名前は品川祐さんと庄司智春さん、お二人とも本名です。

 

まず品川祐さんですが、

ローマ字で書くとSHINAGAWA HIROSHIとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「イ」である事がよくわかります。

この様なお名前を最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

続いて庄司智春さんはSHOJI TOMOHARUとなり、

苗字の最後の文字「じ」と、下の名前の最初の文字「と」、

フルネームの最初の文字「しょ」と、最後の文字「る」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

 

コンビ名は2人の苗字を繋げただけですが、偶然にも“リターンネーム”になっていました。

だからという訳ではありませんが、デビューして4〜5年の比較的早い内にレギュラーや冠番組を持つ売れっ子になりました。しかしそれが傲りの素となるのです。

 

では個人名ですが、まず品川祐さんから。

リターンネームの特徴の1つに「よく喋る」という性質があります。

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この方も類に違わず非常によく喋る方です。“おしゃべりクソ野郎”と異名を取る程ですから。

しかし早く売れた為に天狗になってしまったのか、態度を誤ります。アウトローを気取って尖ってしまい、周りのスタッフから嫌われてしまうのです。

そうして冠番組はおろかレギュラーも減っていきました。どこの世界でも横柄な態度を取る人間は嫌がられます。当時屈辱を受けた若いスタッフが、今はディレクターやプロデューサークラスにまで出世して、「あの人だけは使いたくない」と根に持っている為、なかなか表舞台に復帰出来ないのです。

 

いわゆる「干される」状態になっていた品川さんでしたが、自ら原作を書いた小説「ドロップ」を監督、映画化する事で再び脚光を浴びます。

母音ではなく文字で見ると、品川祐(ながわひろ)と「し」という字が2つ入るので、コンビでも成功してピンでも成功する運のある“ワンモアネーム”でもあるんですねぇ。

(斜体文字が加筆した部分です)

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更にリターンネームの「一歩下がると成功する」という特性が発揮されたのでしょう。映画監督は自分は画面に出ないという意味では裏方ですから。

お笑いタレントで映画監督と言えば北野武(きたのたけし)さんですが、やはりリターンネームです。映像を創り出す芸術的才能は、俳優(演者)向きのなめらかネームより上なのでしょう。

 

一方の庄司智春さんは素行が悪かった訳ではなく、ほぼ相方のとばっちりでコンビ共倒れとなり、タレントとしての活動は落ち込んでいました。

しかし当時人気アイドルだった藤本美貴(ふじもとみき)さんと結婚した事が大きな転機となります。

嫁の七光り(?)で仕事が増え、奥さんの愛称を呼ぶだけのミキティー!」というギャグ(?)まで生み出すのです。

もともとノーペアネームの悲しさか、相方の品川さん程のトーク力はなく、コンビで出演した番組でも9割方品川さんが喋っていたので、庄司さんにとって一瞬で笑いが取れるそのギャグは丁度いい武器となりました。

お笑いタレントでギャグを武器にしているタイプは、ノーペアネームの方が多いのです。 

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そしてノーペアネームの本業以外に向かっていく特性が、筋トレに力を注ぐ方向に発揮され、筋肉芸人の仲間入りを果たしました。

今やバラエティーに出演する時はタンクトップか、裸です。

「芸は身を助ける」と言いますが、この方の場合「身が芸を助けている」と言った方がいいでしょう。

 

仲が悪い事でも有名な品川庄司でしたが、結び付きが強くなるリターンネームのコンビ名のお陰か最近はかなり仲が修復したようで、2人で「品庄幕府」というYou Tubeチャンネルを開設した様です。(約20年前の初の冠番組「品庄内閣」に倣ったネーミングで、初心に帰ろうという姿勢が表れています。)

一昔前の漫才コンビは仲が悪いのが当たり前と言われていましたが、今はサンドウィッチマンのような仲の良いコンビのほうが好感度も高いようですね。

品川さんも若い頃よりだいぶ丸くなったようで、これからも庄司さんと仲良くした方が仕事も増えて、好感度も挽回出来るでしょう。あ、もちろんスタッフともね。

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

麒麟(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第48回)※2020.12.18改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第48回目の今日は麒麟のお二人です。

 

それぞれのお名前は川島明さんと田村裕さん、お二人とも本名です。

 

まず川島明さんですが、

ローマ字で書くとKAWASHIMA AKIRAとなり、

苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

更にフルネームの最初と最後の母音も同じ「ア」である事がよくわかります。

この様なお名前を最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

つまりこのお名前は、なめらかネームとリターンネームの両方に該当します。

「名前の法則」での判断基準となる4つのポイントが全て同じ母音ですので、トランプの役で言うと“フォーカードネーム”です。

お笑いタレントでは明石家さんまさんに匹敵する程の良い名前です。

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学生時代はラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”だった川島さんがお笑い芸人になったのは、憧れの職業に就いたと言えるでしょう。なめらかネームの一途さが伺えます。

かつては低音ボイスを活かし、漫才の登場時に「麒麟です。」のひと言でお客さんを掴んでいました。

俳優でナレーターとしても活躍する石坂浩二(いしざかこうじ)さんや森本(もりもと)レオさん、そして低音ボイスと言えば中尾彬(なかおあきら)さんも有名ですが、皆さん揃ってリターンネームなんです。声が魅力的になる特徴がある名前なんですね。 

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麒麟というコンビ名は短くて「ん」で終わるものの、同じ母音だけで構成されているのでリターンネームと言うよりゆずに近い“ストレートネーム”です。コンビの継続期間としては長くなる名前ですが、お笑いで漢字が入ったコンビ名だと、若干通好みになる様です。

(斜体文字が加筆した部分です)

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麒麟はM−1での優勝経験こそないものの、残り8組の決勝戦や残り3組の最終決戦に何度も食い込み、「M−1の申し子」と呼ばれるほど漫才に定評のあるコンビでしたが、ある出来事から歯車が狂い始めます。

川島さんの相方、田村裕さんが自身の極貧半生を綴った自叙伝「ホームレス中学生」を出版し、200万部を越えるベストセラーとなるのです。

 

そこで田村裕さんのお名前ですが、

ローマ字で書くと=TAMURA  HIROSHIとなり、

苗字の最後の文字「ら」と、下の名前の最初の文字「ひ」、

フルネームの最初の文字「た」と、最後の文字「し」の母音が違います。

この様なお名前を同じ母音のペアが出来ない事から“ノーペアネーム”と呼びます。

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以前この記事でも触れましたが、ノーペアネームは本業以外のジャンルに向かっていく傾向があるようで、時にはそれが大きな成功を招く事もあります。

ホームレス中学生」が爆発的に売れたお陰で2億円以上とも言われた印税を手にした田村さんでしたが、極貧生活を送ってきた少年が大人になって2億円もの大金を掴んだ事で金銭感覚がおかしくなります。

「タクシーが好きだから」と、数百メートル先の目的地へ行くのにもタクシーを利用したり、

「パンが好きだから」と食べきれないほどのパンを買い漁ったりと、ムダ遣いばかりするようになってしまうのです。

一応フォローしておくと、後輩芸人たちにご飯を奢ったり、自分たち家族を捨てて「解散!」と言ったまま失踪していた父親の為に新築のマンションを購入するなど、自分以外の為にも沢山お金を使う優しさもあったようです。

計画性も無くお金をどんどん使っていた為、2億あった筈の印税はあっという間に底を突きました。もともと文才があった訳ではなく、ありのままを綴った自叙伝がたまたまヒットしただけなので、続編や第2弾を書く事もなく「一冊屋」と呼ばれるようになってしまいました。今では何故か週8(?)でバスケットボールに夢中のようです。

 

階段を転げ落ちるように転落していく田村さんと入れ替わるように、今度は川島さんの評判が浮上していきます。

きっかけの1つになったのが、以前交際が噂されていた真鍋(まなべ)かをりさんが結婚を発表した日のTwitter

おわらい 芽()吹く祇園の 出()番終え おくの鐘の音 め酒で祝う」という短歌を投稿し、その頭文字を繋ぐと「おめでとう」というメッセージになるという事が話題となり、好感度を高めたのです。

元“ハガキ職人”のセンスがそこでも活きたのですね。

 

母音ではなく文字で見た時に「お・か・き」の3文字のどれかが入る名前を“お・か・きネーム”といい、自分に厳しくなる方が多いのです。

川島明(わしまあら)さんは「か」と「き」が入っています。相方が貧乏な生い立ちを武器にして注目の的となり、一時は「じゃないほう芸人」扱いされていた間もいじける事なく、本業に対して真摯に取り組みながら秘かに爪を研いでいたんですね。

そしてリターンネームのトーク力を活かして着々と世間の評価を上げ、雛壇からMCまで今やテレビで見ない日はない程の活躍を見せています。

一時は田村さんの影に隠れてしまった川島さんでしたが、着実に芸人としての仕事を続け、長いスパンで見ると結局は逆転している。それがなめらかネームの底力なのです。

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一方の田村裕さんはただのノーペアネームと思いきや、苗字と下の名前で分けて考えると、

TAMURA  HIROSHIとそれぞれ最初と最後が同じ母音になります。

この特別な条件に当てはまるスライドネームでもあります。 

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このタイプは大きな転向や路線変更を成功させる方が多く、田村裕さんの場合は路線変更と言うより貧乏人から大金持ちになった時にその運を使ったのでしょうか。

いや、今やバスケ教室のプロデュースや指導、吉本の社会人バスケットチーム「チームよしもと」にも所属している事から、バスケットボール選手に転向したと言っていいでしょう。(報酬をどれくらい貰っているかは分からず、成功したと言えるかどうかは分かりません。)

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。

 

フットボールアワー(2回目)【お名前診断】[母音占い]

勝手にお名前診断 (第47回)※2020.12.17改訂

 

この「勝手にお名前診断」では、有名人をお一人(一組)ずつ紹介すると共に「名前の法則」的見地から、芸能界のどのジャンルに向いているかなどの適性を診断していこうと思います。

 

第47回目の今日はフットボールアワーのお二人です。

 

それぞれのお名前は後藤輝基さんと岩尾望さん、お二人とも本名です。

 

まず後藤輝基さんですが、

ローマ字で書くとGOTO TERUMOTOとなり、

フルネームの最初と最後の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を「名前の法則」の世界では、最初の母音に戻るという意味で“リターンネーム”と呼びます。

 

続いて岩尾望さんは、 IWAO NOZOMUとなり、苗字(姓)の最後と下の名前(名)の最初の文字の母音が同じ「オ」である事がよくわかります。

この様なお名前を苗字と下の名前のつながりがなめらかで言いやすい事から“なめらかネーム”と呼びます。

 

個人名では“なめらかネーム”と“リターンネーム”で良い組み合わせと思えるのですが、コンビ名のフットボールアワーがリターンネームで無い為か、M–1出場の権利を失った頃(当時は結成10年目まで)から徐々に個人での活動が多くなっていきます。

 

まず後藤輝基さんから見ていきましょう。

 

後藤さんは以前のコンビではボケを担当していました。そのコンビの解散後に岩尾さんと組むに当たって、自分よりも岩尾さん(の顔)を前に出した方が良いと悟ったのか、後藤さんはツッコミにまわります。

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リターンネームは相手を優先し、自分は一歩下がると成功する特性がある事は以前この記事の中でもお伝えしましたが、岩尾さんを前(漫才で目立つボケのほう)に出し、後藤さんが一歩下がった事でフットボールアワーは大成功します。

結成直後から関西の漫才コンテストや新人賞を総なめにし、M–1でも3度目の決勝出場で優勝を飾ったのです。

同じツッコミでもダウンタウン浜田雅功(はまだまさとし)さんの様な、ワードパターン少なめの力技タイプ(基本「なんでやねん!」の一辺倒)とは大きく違い、後藤さんはワードに自分のセンスを盛り込む技巧派タイプです。

その為「高低差あり過ぎて耳キーンてなるわ!」とか、

「(肌露出し過ぎて)四捨五入したらハダカやで!」

などと、状況に応じて的確なワードを使い分けます。

その点にリターンネームの話術に優れた「口で稼ぐ」特性と、前コンビでボケだった頃の「自分のセンスで笑いを獲りたい」という気持ちが滲み出ているのでしょう。

そしてそのワードセンスがじりじりと評価を高め、ここ数年はMCのポジションにまで辿り着きました。昨日紹介した大久保佳代子(おおくぼかよこ)さんや飯尾和樹(いいおかずき)さん同様、リターンネームの為に時間は掛かりましたが、ようやく技術の高さが認められたのです。

 

ここで改めてお名前を母音ではなく文字で見ると、後藤輝基(ごうてるも)と「と」が2つ入っています。

この様なお名前を“ワンモアネーム”と呼びます。

(斜体文字が加筆した部分です)

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この“ワンモアネーム”は、お笑いの方の場合はコンビでも成功してピンでも成功するという運がある様なのです。

ビートたけしさんの本名「北野武(きけし)」にも「た」という文字が2つ入っていますね。

残念ながら相方の岩尾望(いわおのぞむ)さんはワンモアネームではありません。

 

ただリターンネームは“準”司会者向きである為、「今夜くらべてみました」や「ウチのガヤがすみません!」などの様に、単独での司会よりも共同司会の(局アナのアシスタントではなく他のタレントが隣にいる)形が多いのはやむを得ない所でしょう。

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◉神様のイタズラ?

 

一方の岩尾さんはその特異な形状の顔面のお陰で、漫才の登場時にマイクの前に立っただけで笑いが起こる、恵まれた素質の持ち主です。

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ある意味「(顔も含めた)身体で稼ぐ」なめらかネームの特性が発揮されていると言えます。しかも人気運も発揮されているのか、ファンや芸人仲間からも“のんちゃん”という愛称で呼ばれ親しまれています。

しかし、相方の後藤さんが話術に磨きをかけて面白さを増していくのと呼応するかの様に、岩尾さんの頭頂部は薄くなっていきました。「身体で稼ぐ」タイプなりに面白さを増していったのです。

嗚呼、なんと神様はイタズラなのでしょう。◯サイクだけでも充分だったのに、頭までハゲさせるとは・・・。「天は二物を与えず」という諺(ことわざ)は嘘だったのでしょうか?

そのハゲのお陰で明石家(あかしや)さんまさんや今田耕司(いまだこうじ)さんら先輩タレントと共演した時にも、何か理由をつけて岩尾さんに謝らせ、頭を下げて頭頂部が丸見えになった瞬間、「ハゲとるやないか!」とツッコミを入れられるというくだりが展開され、大爆笑が起こります。

もちろん相方の後藤さんがツッコむケースもありますが、技巧派の後藤さんもその時ばかりは頭頂部を力一杯叩き、ハゲしくツッコみます。今や後藤さんがMCのポジションまで登りつめた事もありコンビでの共演は少なくなりましたが、岩尾さんのハゲを1番面白く料理出来るのはやはり後藤さんでしょう。

「ハゲとるやないか!」とツッコんだ後、「抽選箱みたいになっとるやないか!」まで付け加えるので笑いが倍増するのです。開きかけたコンビ格差を繋ぎ止める絆がそこに、最早そこだけにある様な気がしてなりません。岩尾さんがもしハゲていなければとっくにコンビ解消状態になっていたのではないかと。大物になって離れていく後藤さんを引き止める為にハゲていったのではないかとさえ思えてしまうのです。

(ハゲいじりがひど過ぎました、すいません。)

少しフォローしておきますと、そんなコンプレックスを笑いに変えられる精神力も岩尾さんの強みと言えるでしょう。

(心の中では泣いているかも知れませんが・・・)

 

この様に芸能人のお名前を画数ではなく母音に注目して分析すると、名前のタイプによって芸能界のどのジャンルに向いているかが見えてくるのです。

もっと詳しく知りたいと思った方はこちらをご覧下さい。

これからもいろんな芸能人の方を、名前の特性とともにご紹介していくつもりです。

 

ではまた次回をお楽しみに。